【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】ハットゥシリ=タバルナ(ハットゥシリ一世)
【性別】男性
【身長・体重】180cm・87kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力B 耐久EX 敏捷B 魔力B 幸運C 宝具B(EX)
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:A
幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。
本来であれば、ライダークラスでの顕現のほうが得手が良いというのが本人の談。
【固有スキル】
皇帝特権:EX
本来持ち得ないスキルも、本人が主張する事で短期間だけ獲得できる。
該当するスキルは騎乗、剣術、
概念改良、
カリスマ、軍略、等。
皇帝発明以前のもので、神君(ファラオ)と並ぶ大王(ラバルナ)の格によって叶える特権。
呪詛殺し:A
こと呪詛に関して、本来の対魔力値にプラス補正が加算される。
また、すでに完了した術式に関しても、触れて、解呪を宣言するという二工程のアクションで破却可能。
先祖であるアニッタ王が破壊し、呪詛を施した都市“ハットゥシャ”を再建したために得たスキル。
黎明錬鉄・革新:A
時代の革新者たる英雄に与えられる特殊スキル「革新」。
セイバーの場合、更に黎明錬鉄の文言が追加される。鉄器文明の祖としての文明変革。
宝具『鐡王玄界』によって発生する魔力鉄を用いた
道具作成・魔力防御の運用が可能な他、
神秘の高い武器などへ攻撃を加えた際、武器破壊判定が発生する効果もある。
【宝具】
『鐡王玄界(フェルム・
エンチャント)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
原初の鉄器文明ヒッタイトの大王だからこそ保有できる、魔力で形成された鉄塊を発生させる能力。
魔力放出スキルと言うよりも、それと似て非なるスキル「魔力防御」の延長線上にあるこの宝具は、
身に纏うことで鎧などの防具の形成や、武器補強・修復、そして鉄剣の創造などの運用が可能。
『神権明かす大王の玉鐡(ラバルナ・ヤズルカヤ)』
ランク:E~EX 種別:対神秘、対旧文明宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:????
青銅以前・神代の神秘を規模・質量に関係なく断裁する必殺の斬撃。
『鐡王玄界』によって創造した鉄剣を介して起動する宝具だが、
剣が宝具と言うわけではなく、ましてや剣術でもない。
斬撃という“手段”を用いて行う文明開拓であり、鉄の可能性を世に示す革新行為。
神代であるならば、ヒッタイト以後のものでも有効だが、
鉄器以後の合金文明を相手取る場合には、その優位性は発揮されない。
【解説】
ヒッタイト古王国時代の大王。
ラバルナと言う名が、後世には半ば称号化したためにラバルナ=ハットゥシリとする説があるが、
当然、ラバルナとハットゥシリを別人(養子)とする説も存在(彼をラバルナ二世とする文献も散見)し、
ヒッタイト史の研究が遅々として進まぬ今、どちらが正とも言えないのが現状。
王としての事績は、絶えず外征を行って国力の増大に努め、
かつて祖先が破壊しつくした都市ハットゥシャを再建し、クッシャラからの遷都を以て帝都とした。
外征路線の大成功は、当時のオリエント世界には類を見ないほどであり、
古文献の中に散見する「ヒッタイトは小国だった。だが、ラバルナが大きくした」
との一節が文章の冒頭に常套句として付くことが多い。
外征は子孫の代にも受け継がれ、ヒッタイトを一大帝国に、そしてラバルナを大王の代名詞とし、
ヒッタイト滅亡後も諸王国がその権威を求めて大王(ラバルナ)を僭称している。
ラバルナの称号は、タバルナとも言い、「王后(タワタンナ)の甥」の意。
ハットゥシリがラバルナの養子とする説と、彼らを同一視する説の根拠となっているが、
ラバルナにも多くの実子がおり、それらを差し置いて養子のハットゥシリが王となった。
太子を暗殺したとする説も捨てきれないが、説と説との間に矛盾も見られ、
それらの矛盾を解消するために、ヒッタイト史のさらなる解明が待たれる。
最終更新:2016年09月27日 18:54