【元ネタ】史実
【CLASS】アヴェンジャー
【マスター】
【真名】盧綰
【性別】男性
【身長・体重】180cm・76kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力C 耐久B+ 敏捷A 魔力E 幸運E 宝具A
【クラス別スキル】
復讐者:E
文字通り“復讐者(アヴェンジャー)”クラスとしてのスキル。
その一意を原動力としサーヴァント性能を向上させる。
一方で反英雄としての負の面が強まり、幸運が2ランク減少する、
属性が【混沌・悪】に固定されるデメリットも存在する。
【固有スキル】
王の寵臣:-
このスキルは永遠に失われている。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
破壊工作:B
戦闘を行う前、準備段階で相手の戦力をそぎ落とす才能。
ランクBならば、相手が進軍してくる前に四割近い兵力を戦闘不能に追いこむ事も可能。
ただし、このスキルが高ければ高いほど、英雄としての霊格は低下していく。
窮地の智慧:C
地獄の中で培われる後天的な閃き力。
また、そこから転じた窮地から脱する行動力。
赤龍王の夢:A
ともに夢を追った竹馬の友、劉邦との覇道の日々の記憶。
遂には潰えた儚き友情であるが、盧綰の心を決して折れさせない精神支柱となっている。
【宝具】
『永劫遠離 沛邑友誼(とわにとおき、はいゆうのわがとも)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:100人
永遠に失われた、竹馬の友である高祖・劉邦への直接謝罪の機会に端を発する宝具。
漢王朝と自身とを遠ざけ合う運命斥力の発露で、中華出自の英雄たちは盧綰に攻撃することは愚か、
重力を受けたかのようなプレッシャーを受け、近づくことさえできなくなる。
(当然ながら、盧綰も反発する相手には近づけない)。
常時発動宝具だが、真名解放によって反発対象を中華英雄以外にも拡張可能。
強力無比・制御不能な斥力反発を以て、敵味方を問わぬ周囲の者を誰から構わず弾き飛ばす。
【解説】
前漢時代に高祖・劉邦に仕えた功臣。
劉邦とは父親同士の付き合いから幼馴染という間柄であり、出生日まで同じであった。
彼が沛県で挙兵した当初から付き従った最古参であり、
各地を転戦しながら、単なる指揮官としてだけでなく親友・諫言役として重宝され、劉邦の寝室への出入りも臣下の中で唯一許可された。
項羽を討ち、天下統一を劉邦が成したあとも劉邦からの信は揺るがず、
軍の総司令官として劉邦に降らなかった共尉を劉賈とともに討伐。その後の燕王臧茶の叛乱も鎮圧し、
臧茶の後釜たる燕王に諸侯らの満場一致を以て推され、遂に燕王となる。
今度は代王陳豨の叛乱の鎮圧に、燕王として加勢に出向くが、匈奴軍の増援によって泥沼化。
数年を費やすうち、次第に中央から盧綰を讒する動きが強まり、劉邦自身からも強い怒りを買い、軍を燕へと向けられる。
盧綰自身は直接会って謝罪すれば問題ないと考えていたが、それからほどなくして劉邦が崩御し、
諸侯を滅することに熱心な呂后が恵帝の後見人になったことを知ると、
漢王朝との関係修復を諦め、匈奴へと亡命。
冒頓単于から熱烈な歓迎を受けてそこでも王に封じられるが、一年余りで病を得て死去した。
アヴェンジャークラスでの現界だが、劉邦に対する復讐の念などは微塵も抱いていない。
(そのため、クラススキルも「外せない」復讐者一つのみの保有となっている)。
聖杯戦争の場で劉邦と再会すれば、改めて謝罪をしようとさえ思っているかなり特殊なアヴェンジャーと言える。
最終更新:2016年09月27日 18:59