【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】陳平
【性別】男性
【身長・体重】186cm・69kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷B 魔力B+ 幸運EX 宝具EX
【クラス別スキル】
陣地作成:C+
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
だが彼が作るのは工房ではなく、策謀を練り上げる“小結界”である。
道具作成:C-
魔術的な道具を作成する技能。
秦末・前漢初までの魔術・呪術的道具を、大抵作れる程度の知識は有しているが、
横着者なきらいがあるキャスターは、基本的に魔術アイテムの作成をしない。
【固有スキル】
自己保存:B
自身はまるで戦闘力がない代わりに、マスターが無事な限りは殆どの危機から逃れることができる。
軍師の忠言:A
軍師系サーヴァントに与えられるスキル。
状況を把握、分析することにより味方側に正しい助言を与えることが出来る。
ランクが上がれば上がるほどその助言の正しい確率は上昇し、
Aであればあらゆる不測の事態を含めても、90%的中する。
マキャベリズム:B
目的のために手段を選ばない非情さ。
本来であれば、国事に限る目的の神聖化だが、
ただ単に目的のために手段を選ばない思想と解釈されることも多い。
このスキルが指すのは無論、後者である。
陳平は目的のためなら何でも利用し、また何でも手札として切ることができる。
【宝具】
『曲逆掌中 白登解囲(かいいぼうりゃく・きょくぎゃくしゅちゅう)』
ランク:EX 種別:対戦闘宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
一度だけ、どのような戦闘をも強制終了させることができる陳平にとって奥の手と言える宝具。
例え固有結界やそれに類する空間に幽閉されていようともかならず脱出でき、
また戦地からの脱出の際にも、自軍にとって完全に有利な補正が働き、
離脱を図る陳平たちを追撃することは、運命干渉などを以てしても不可能である。
白登山の包囲を解くための策は、匈奴の皇后である閼氏の買収(恐らくは嫉妬心に訴えかけた)であるとされるが、
詳細な内容は秘匿され、想像の域を出ることはない。
誰もそうであるという確証は持てず、また全く別の内容であるとも言い切れない。
【Weapon】
『白登山の猛吹雪』
十人に三人は凍傷で指を失ったという白登山の大寒波。
宝具の一部から切り取られた魔力寒波の展開であり、
魔力放出と類似した瞬間出力を誇る。
自軍の敗北と、後世“平城の恥”とまで言われた国家・中華思想レベルでの屈辱。
陳平はこの二重の恥辱を恐れず、それを逆に利用することで唯一の攻撃能力へと昇華している。
なお、『曲逆掌中 白登解囲』を使った後でも寒波の行使は可能。
【解説】
前漢時代に高祖・劉邦に仕えた功臣。
長身にして容姿端麗。また知恵者であったが家業の農作業も手伝わずに読書ばかりをしていた。
成人し、張楚が立つと魏王に仕えるも用いられず、次に項羽にも仕えて功を挙げるも離別。
友人の伝手で劉邦に仕えることになるも、折り悪く彭城での大惨敗が重なり、
古参の将校から讒される立場となるも、そこは知略を用いて言いくるめ、逆に劉邦の信を得る。
その後は西楚軍に対して容赦のない離間工作を巡らせ、范増を始めとした項羽の腹心を悉く離反させる。
直後の滎陽の戦いでは、劉邦に容姿だけが似ている影武者らを処刑させてわざと落城せしめ、
劉邦を戦場から離脱させ、
仕切り直しを図らせた。
垓下の戦いののちの漢帝国成立後は、功績から故郷に封じられ、劉邦からの信も揺らぐことはなかった。
劉邦の死後に呂后が台頭すると保身工作を抜かりなく行い、彼女の失脚を待って雌伏。
呂后が亡くなったのを見計らって呂氏一族を殲滅して代王恒を皇帝として立て、自身は引退。
一時期、乞われて復帰するが、二年後に天寿を全うした。
最終更新:2016年09月27日 19:08