ジャスパー・マスケリン

【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】ジャスパー・マスケリン
【性別】男性
【身長・体重】181cm・62kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷E 魔力D 幸運D 宝具D
【クラス別スキル】
陣地作成:D
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 宝具の効果を向上させる補助用の陣地を形成する事ができる。

道具作成:D
 魔力を帯びた器具を作成できる。
 宝具の効果を向上させる補助用の道具を作成する事ができる。

【固有スキル】
破壊工作:E
 戦闘を行う前、準備段階で相手の戦力をそぎ落とす才能。
 敵兵力に対する直接的な攻撃ではなく、相手の進軍を遅延させたり、偵察や諜報を混乱させる技術。

【宝具】
『第一奇術化師団(マジック・ギャング)』
ランク:D 種別:対軍宝具 レンジ:1~40 最大捕捉:500人
 北アフリカにおいてドイツ軍を相手に奇術を行い、欺瞞した逸話の具現。
 対象の知覚領域に干渉し、見えているものを見えなくし、存在しないものを存在するように見せる事ができる。
 視覚だけでなく、聴覚、嗅覚、味覚、触覚にも干渉可能。
 分類としては精神干渉の魔術に近く、どれ程に偽装しても“魔術による改竄の痕跡”は残ってしまう。
 よって、敵が優れた術者である場合は偽装に気づかれ、解呪されてしまう。
 また、捕捉数が増えるほどに偽装の精度は劣化する。

【解説】
 イギリスの奇術師。祖父や父も奇術師(兼発明家)であり、由緒ある奇術師の家系の出身だった。
 第二次世界大戦が勃発すると、彼は自身の技術が軍事作戦に役立つと考え、イギリス軍に売り込みをかける。
 当初、軍は懐疑的だったものの、実際にマスケリンが軍艦のイリュージョンを作ってみせると納得し、彼を西アフリカ戦線に配置した。
 ここで基本的には奇術による慰安活動を行っていたが、後に欺瞞と防諜を目的とする部隊に配属される。
 マスケリンは建築家や画家、電気技師、化学者など14人からなるグループ――通称“マジック・ギャング”を組織。
 ジープを戦車に、戦車をトラックに見せ掛け、ありもしない軍隊や軍艦を“作り出し”、数多くの手品を敵軍に披露した。
 その中でも最大のものは、敵の爆撃機の進行方向を誤らせる為、ランドマーク(目印)になっていたスエズ運河を隠蔽するものだった。
 これらの活躍を当時の英国首相ウィンストン・チャーチルは称賛したが、マスケリンが望む程の評価は得られなかった。
 失望したマスケリンは舞台奇術の世界に戻るが成功せず、晩年は不遇であったといわれる。
最終更新:2016年09月27日 19:19