【元ネタ】イヌイット神話
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】アングタ
【性別】男性
【身長・体重】397cm・562kg
【属性】中立・狂
【ステータス】筋力A 耐久A+ 敏捷C 魔力B 幸運E 宝具A++
【クラス別スキル】
狂化:C
幸運と魔力を除いたパラメーターをランクアップさせるが、
言語能力を失い、複雑な思考ができなくなる。
【固有スキル】
神性:A
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
女神
セドナの父親であり、創造神や最高神、また原初の巨人や死神としての属性を持つ。
水棲:E
女神セドナの加護により、水の抵抗を受けずに活動できる。
地形適応:C
氷の冥界アドリブンへの適応。
氷原や降雪地帯などから受ける寒気地形ダメージを無効化する。
【宝具】
『冷酷鈍斧(アングタ・セドナ)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
船縁にすがりつく娘の指を切り落とした斧。
“死者を冥府へ送る神”という神性の具現である昇天能力を持ち、
『昇華』の概念により物質を霊体へ変換する光を帯びる。
さらに亡霊やゴーストライナーといった霊的側面を持つ存在全般には、
霊体化を強制し、魂、霊核に直接干渉を行える。
在るべき「座」へ昇華させる特性は、尋常の『
洗礼詠唱』等とは比にならず、
あくまでも“死者”であるサーヴァントには致死的な武器である。
『堕氷譚(アローネーク・アドリブン)』
ランク:A++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
己諸共に世界を破滅させんとする、怒りによる冥界の門の開門。
あらゆるものへの怒りが周囲一帯の土地と冥府を直結して大穴を開き、
冥府の絶対的“死”の吸引力によって、自身を含めた一帯の全てを無差別に冥土へ落とす。
瀕死に近い量のダメージを受けると、バーサーカーが勝手に行使してくる道連れ宝具。
味方の存在など頓着せずに使われるため、大抵の場合マスター諸共に死ぬ。
【Weapon】
『氷原創造・極寒神威(プグツリック・レイヴンズ・ロール)』
創造神として所有する本来の宝具。渡り烏の模倣。
主として支配する“島”を召喚すると共に、限定域で創造の力を行使する。
現在は狂化を受けて制御を逸しており、自身や敵の攻撃に合わせて、
氷柱氷塊や武器などが無秩序かつ大規模に周囲の空間から生み出される能力となっている。
この力に“怒り”の指向性が与えられることで、『堕氷譚(アローネーク・アドリブン)』は発動する。
【解説】
イヌイット神話の登場人物。女神セドナの父親。アグタ。
その名は“切るものを持った男”の意で、神話において自身の娘に斧を振り下ろしたことを暗に示している。
大抵の神話においては「死後は海の下に住み、死者の魂を冥界アドリブンへ運んでゆく役目を負った」
というように『死神』なのだが、一部の神話においては『創造神かつ最高神』という謎の破格の扱いを受ける。
創造神とされる伝承では、海底のセドナに命令された、彼女の夫である「犬」が自分の手足を食いちぎろうとしているのを見て
この世の全てに対してブチギレ、己自身とセドナと犬を諸共に地の底に飲み込ませたというらしい。
しかし、その“地の底”ことアドリブンでは、通常通りセドナが支配者となっている辺りがこの男の限界なのだろうか。
「足が無いためびっこを引いている」という描写からは、犬の忠誠か、アングタの自業自得か、どちらを読み取ればいいのか困る。
場合によっては最初の男巨人とされたり、セドナの指が生き物に云々の神話が“創造神話”として扱われることもあり、
また「セドナの家に入れない悪人の魂は彼の隣に寝なければならず、悪人の魂は寒さに凍える」ともいう。
最終更新:2016年09月28日 21:58