ハーリド・イブン・アル=ワリード

【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】ハーリド・イブン・アル=ワリード
【性別】男性
【身長・体重】216cm・138kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力A 耐久A 敏捷B 魔力C 幸運A 宝具A+
【クラス別スキル】
狂化:C
 幸運と魔力を除いたパラメーターをランクアップさせるが、
 言語能力を失い、複雑な思考ができなくなる。

【固有スキル】
勇猛:B
 威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。
 また、格闘ダメージを向上させる効果もある。
 ただし、現在はクラス能力により狂化している為、能力を発揮できない。

軍略:A
 一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
 自らの対軍・対城宝具の行使や、逆に相手の対軍・対城宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
 ただし、現在はクラス能力により狂化している為、能力を発揮できない。

騎乗:B
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
 ただし、現在はクラス能力により狂化している為、能力を発揮できない。

【宝具】
『神の剣(サイフッラー)』
ランク:A+ 種別:対神宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
 “アッラーの剣”たる生き様が具現化した宝具。
 異教の旧々しき女神を屠った、その武威を象徴する武器でもある。
 イスラム教における“神の教え”を基盤とするこの宝具は、
 異教や異端、魔的・霊的なモノの否定による“神秘殺し”の能力を持ち、
 生半可な概念ならば一刀のもとに掻き消すことを可能にする。
 それ自体が高位の“神秘”である神霊や精霊(英霊)は、それ故にこの剣を天敵とし、
 傷を受ければ神秘性を殺され、魔力や概念を無視して滅びが齎される。
 しかし、イスラム教の教えに宝具の基盤を置く以上、
 “アブラハムの宗教に属する神秘”には、只の名剣としてしか機能しない。

【解説】
 ハーリド・イブヌル・ワリード。ワリッド。イスラム初期の武将。
 サイフ・アッラー(神の剣)、サイフ・アッラー・アル・マスルール(神の抜き身の剣)と呼ばれた。
 預言者ムハンマドや後の第四代正統カリフ・アリーなどと同じくメッカのクライシュ族の生まれであり、
 クライシュ族と敵対した初期イスラム勢力と戦い預言者に傷を付けたこともあったが、後に改宗した。
 イスラム教のアラビア席捲後は東ローマ帝国との戦いで戦果を挙げ、上記のようにアッラーの剣と讃えられる。
 晩年は不遇であったが、その戦歴は一騎打ちも合戦も常勝無敗。大征服時代を象徴する武将の一人である。
 また、彼は幾度も行った多神教の偶像破壊遠征において、一人のエチオピア女性を殺しているのだが、
 ムハンマド曰く、彼女は女神アル・ウッザーそのものであったという。――神殺しである。

 ちなみに、彼は“アラビア最高の騎手”と称され、剣や弓などより騎乗槍(ランス)を好んだとされる。
 軍略に関しても、長槍の軽騎兵による機動戦略(モンゴルや義経に先立つ)を得意としたあたり、
 最も馴染みやすいのはライダーのクラスなのかもしれない。
最終更新:2016年09月29日 18:37