リュシアン・ボナバルト

【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】衛宮切嗣
【真名】リュシアン・ボナバルト
【性別】男
【身長・体重】161cm・53kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷E 魔力C 幸運B 宝具A
【クラス別スキル】
陣地作成:B
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 “工房”の形成が可能。

道具作成:D
 魔力を帯びた器具を作成できる。

【固有スキル】
直感:B
  戦闘時、つねに自身にとって最適な展開を”感じ取る”能力。
  視覚・聴覚に干渉する妨害を半減させる。 

反骨の相:A
 権威に囚われない、裏切りと策謀の梟雄としての性質。
 同ランクの「カリスマ」を無効化する。

話術:A
 言論によって他者の思考を誘導し、自在に操る技術。
 自身への好意を相手に植え付ける、魔力によらない精神干渉。
 対精神干渉系スキルで回避可能。

【宝具】
『王国の手先を一掃せよ(ピット・ラカス・エミエ)』
 ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:1~99人
 呪いの宝具。敵対していない相手に、キャスターの敵を共通の敵と認識させ、
全力攻撃をさせることができる宝具。
兄ナポレオン・ボナバルト1世が失敗したフランス革命政府の下院五百人会議の制圧を、
敵は共和制フランス共通の敵ピットと扇動し、軍を動かして成功させたなどの逸話の具現。

【解説】
ナポレオン・ボナバルト1世の6才下の弟。男5人、女12人の兄妹の三男としてコルシカ島で生まれた。
フランス革命が勃発し、コルシカ島に余波が及ぶとすぐにジャコバン派に加入し、
コルシカ島の指導者パオリがフランス革命政府と対立すると、コルシカの国会共和国協会で
パオリを弾劾する演説を行い、パオリを罷免させ、革命政府から逮捕状を送らせた。
しかしパオリ逮捕の段階で武力衝突が起き、ブオナバルテ一族はコルシカ島から追放された。
フランスに移住後、南フランスの人民協会議長となる。テルミドールのクーデターの影響で逮捕されたが、
すぐに釈放された。その後登場した総裁政府において、国会下院に当たる五百人会議の議長を努めた。
兄ナポレオンがエジプト遠征から帰還すると、協力してクーデターの準備を進めた。
ナポレオンは上院に当たる元老院の説得には成功したが、下院に当たる五百人会議の説得には失敗する。
それを予測していたリュシアンは、軍を導いて五百人会議を武力で制圧し、ブリュメールのクーデターを成功に導いた。
ナポレオンが共和制フランス政府第一執政に着任するとリュシアンは内務大臣になる。
しかし、この頃から兄弟仲が急速に悪くなり、すぐに辞めさせられた。
カニノ公爵の地位こそ受けたものの、皇位継承権を剥奪される。
アメリカに向かう途中でイギリスの私掠船に捕らわれ、一時イギリスに抑留された。
ローマに移住するが、1814年ナポレオンのロシア遠征敗北を母から連絡を受けて帰国。
百日天下の間はフランス中央政府でナポレオンに協力する。
ワーテルローでナポレオンが敗れるとイタリアに移住し、70才で没した。

17歳の時兄を評して、「ナポレオンには専制君主になる素質があり、王になれば独裁者になる」と
ナポレオンの本質を見抜いていたという。
ナポレオンの兄弟達の中で、兄ナポレオンに次ぐ、もしくはそれ以上の傑物だったと言えるだろう。
最終更新:2016年09月29日 19:12