【元ネタ】
インド神話(バーガヴァタ・プラーナ、マハーバーラタ等)
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】チヤヴァナ
【性別】男
【身長・体重】172cm・55kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力D 耐久A 敏捷E 魔力A 幸運C 宝具EX
【クラス別スキル】
陣地作成:B(B+)
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
"工房"の作成が可能。
苦行スキルと併用することで"神殿"級の"工房"を作成することができる。
道具作成:B(B+)
魔力を帯びた道具を作成できる。
【固有スキル】
マントラ:A(A+)
主にインドで独自発展を遂げた魔術体系。
サンスクリット語の聖言を用いて魔術を行使する。
苦行:A
自らの心身を苦境に置く極限の修行法。
キャスターのクラス別スキルや、魔術行使に関わるスキルの効果を一時的に倍加する。
代償として、発動中は継続的に定量ダメージを負い続ける。
持続時間は苦行スキルのランクに比例する。
【宝具】
『天地を喰らう酩酊者(ローカジット・マダ)』
ランク:EX 種別:対神宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
ただ人の手によって、神に抗うためだけに造られた人造宝具。
チヤヴァナが軍神
インドラに対抗するべく生み出した巨大なアスラ。
とてつもなく大きな牙と顎を持ち、口を開けば上顎が天まで届くという。
単純な巨体だけでも恐るべき宝具だが、神をも恐れ怯ませる威圧を際限なく放ち、
敵対者の戦意を完全に喪失させるという力まで持つ。
これを軽減するためには、ランクAを上回る対精神干渉スキルが必要となる。
この宝具の使用には条件があり、苦行スキルを行使した上で陣地作成と道具作成を行い、
定められた手順の儀式を完遂しなければ発動できない。
また、発動中は常に苦行スキルを使用していることが要求される。
【解説】
聖仙ブリグの息子と伝えられる聖仙(リシ)。
生れ落ちた瞬間から、母を簒奪しようとした羅刹を殺害するなど超人的な力を持っていた。
苦行を続けて年老いた頃、とある事件が切っ掛けで若く美しいスカニヤーという王女を娶った。
しかし、医療と繁殖を司るアシュヴィン双神がスカニヤーに横恋慕してしまう。
自分達の求愛を受け入れないスカニヤーに対して、
双神は「チヤヴァナを若返らせてあげるので、その後で三人の中から夫を選べ」と提案する。
チヤヴァナとスカニヤーが承諾すると、双神はチヤヴァナを連れて泉の中へ入り、彼を若返らせた。
ところが泉から上がってきた三人の姿は、スカニヤーでも区別が付かないほどにそっくりだった。
意を決したスカニヤーは、直感的に一人を選び、見事チヤヴァナを選ぶことに成功した。
チヤヴァナは若返ったことを喜び、アシュヴィン双神にソーマ酒を捧げることを約束する。
インドの神々の間で、ソーマ供犠にあずかっていないということは、神々の列に加えられていないことを意味した。
双神は人間に混ざって肉体労働(医療行為)に携わっており、他の神々から低級な存在だと看做されていたのである。
そのため、軍神インドラはヴァジュラを用いてチヤヴァナに妨害を加えようとした。
しかしチャヴァナは魔術を以ってインドラに対抗し、苦行の力で「マダ」という巨大なアスラを生み出した。
インドラはマダに恐れをなし、遂に双神にソーマを与えることを認めたのだった。
最終更新:2016年09月29日 19:12