【元ネタ】『百器徒然袋』、『太平記』
【CLASS】キャスター
【真名】経凛々
【身長・体重】150cm・45kg
【性別】なし
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力D 耐久B 敏捷C 魔力A 幸運B+ 宝具C
【クラス別スキル】
陣地作成:C
自分に有利な陣地を作り出す。
自らの肉体を構成する経文の力で、小規模の結界を展開可能。
道具作成:B
呪詛に必要な媒介を形成する。
それ以外にも既に存在している武具に呪詛を塗り固める事で魔属性を付与し、
ダメージを与えた対象のMPを削る事が出来るが、一度身に着けてしまったら、
一生取り外す事が出来なくなる。
【固有スキル】
変化:A
付喪神。禍々しい経文を手に持った巫女姿の少女に変化している。
その正体は全身に呪詛が綴られた巨大な紙の怪鳥である。
絶えず周囲の存在に対し、呪詛を振り撒く。
行使された呪詛を吸収し、HP or MPを回復出来る。
呪術:A+
巫術から派生した邪悪な魔術体系。
他人に災いが降り掛かるように祈祷する。
本来は悪性の霊的存在に依頼しなければならないが、
経凛々そのものが伝達者である為、直接呪詛を押し付けられる。
呪いたい対象の本名か、髪の毛一本さえあれば特殊な魔力パスによって
経凛々と対象が接続され、より確実に呪う事が可能。
対魔力か、呪詛返しによって抵抗可能。
肉体改造:D
周囲の人々の悪感情を吸収する事で、核である経文の余白が埋まっていく。
それにより、徐々にその時代の人間の望むもの、妬むもの、憎むものを
学習していく事で、さらに残虐に呪詛を行使可能となる。
神性:D+
妖怪、付喪神としての僅かな神性。
【宝具】
『人を呪わば、穴二つ』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
これはマスターが他者を呪いたいと願う時に発動する宝具である。
マスターと標的とした対象を霊的にリンクさせる事で、
望むままに呪詛を送り付ける事が可能となる。
ただし、霊的ラインを通して呪詛が逆流してしまうので注意が必要である。
対象を確実に呪う代償に、相手と同じだけの呪詛を受ける事になる諸刃の刃である。
ラインは英霊にも接続する事が出来るが、高確率で無効化されてしまう。
また、この宝具の発動を事前に察知する事が出来るのは、
同じく呪術に長けた者だけである。
効力はマスターが決定する事が出来き、
対象が風邪をひけば、マスターも風邪をひく。
そして対象が死ねば、マスターも……。
『恨み晴らさせおくべきかっ!』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1人
マスターが死亡した際に自動的に発動する宝具。
経凛々の本性である呪詛の怪鳥としての姿をあらわにし、
自身を巨大な呪詛の塊と定義して、マスターを殺害した対象にむかって突撃を開始する。
この状態の経凛々は最大5ターンの間は消滅する事はなく、
ガンド撃ちによる弾幕を形成しつつ接近してくる為、迎撃は困難を極める。
目標に接近した時点で、今まで溜め込んだ怨念塗れで凝り固まった呪詛を
周囲に散布した後、自動的に消滅する。
対魔力により抵抗可能だが、Bランク以下であれば無効化は出来ない。
経凛々の怨念が魂を蝕み、幸運がE-に固定されてしまう。
この効果は怨念を別の誰かに押し付ける事で解除される。
勿論、押し付けられた対象は幸運がE-に固定されてしまう。
解除するには誰かに押し付ける必要が……。
【解説】
ある所に守敏という高僧がいた。
守敏は名高き空海のライバルを自称しており、プライドも高かった。
実際実力も高く、法力に優れていた。
しかしある時、空海と法力比べを行い負けてしまった。
守敏はその事を怨み呪詛を行ったが結果、
空海を怨むあまり呪いが自らに返ってきて死んでしまった。
その恨みの怨念が呪詛の際に使われた経文に乗り移り、化身した妖怪が経凛々である。
今もどこかの寺に現れ、誰かを呪おうとする者を探している。
経凛々を使役して他人を呪った者は相手を不幸にする代わり、凄惨な死を迎えるとされる。
最終更新:2016年09月29日 19:45