【元ネタ】史実、戯曲『ファウスト』
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】ゲオルク・ファウスト
【性別】男性
【身長・体重】175cm・56kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷D 魔力B 幸運D 宝具A+
【クラス別スキル】
陣地作成:B
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
“工房”の形成が可能。
ただし宝具の力を借りた場合は、このランクに留まらない。
道具作成:B
魔力を帯びた器具を作成できる。
錬金術師としての標準的な技能。
ただし宝具の力を借りた場合は、このランクに留まらない。
【固有スキル】
啓示:C
神ではなく、悪魔からの託宣。
戦闘のみならず、目標の達成に関する事象すべてに適応する第六感。
それが本当に正しいのか、そもそもその予感が本当に悪魔からの助言なのかは
彼自身にも分からない。
智の探究者:A
知識に対する貪欲さ。
獲得した情報を速やかに整理・学習・理解できる。
敵サーヴァントの能力看破の際にプラスの補正が与えられる。
【宝具】
『さあ道化師よ、世界を乞う(メフィストフェーレス)』
ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
禍々しい気配を宿す黒犬の彫像。
ファウストが契約した悪魔大公メフィストの“機能”を引き出す鍵。
人の身では届かぬほどの高位魔術をも可能とする、魔術の代理行使である。
限定的な願望機とも言え、代価(魔力)と引き換えにファウストが望む現象を引き起こすが、
必要魔力は魔術の難度に比例して急激に高まっていく。
【解説】
16世紀ドイツの占星術師、錬金術師。
史実においては錬金術の実験中に爆死し、バラバラになったという。
その奇怪な死が後世に悪魔契約者という伝説を残し、
有名なゲーテの戯曲を始めとした様々な物語を作ることとなる。
知識を得ることに対して並々ならぬ欲望を抱いていたファウストは、
人の身ではその欲求を満たしきれないことに絶望していた。
そこに悪魔メフィストフェレスが現れ、死後の魂と引き換えに
あらゆる体験を与えるという取り引きを持ちかける。
ファウストは「時よ止まれ、お前は美しい」という、その瞬間を至上とし、
人生に満足したことを示す言葉を口にした時、メフィストに魂を捧げるという契約を結んだ。
メフィストの力を得たファウストは町娘グレートヒェンと恋仲になるも、
彼女はファウストとの子を殺した罪で処刑されてしまう。
その後、皇帝の家臣となったファウストは
ギリシャ神話の世界への幻のような冒険、
政治や戦争における活躍などを経て皇帝から領地を賜る。
しかし、領地開発において立ち退きを拒んでいた老夫婦をメフィストが殺したことから
ファウストはメフィストと決別、彼を追放する。
メフィストは手下にファウストの墓穴を掘らせるが、その時視力を失っていたファウストは
その音を民が土地を開拓している音だと勘違いし、人々が自由に生きる理想の世界を思い描く。
彼はその光景に満たされ、「時よ止まれ、お前は美しい」と終わりを告げる契約の言葉を
言い放つのだった。
結局ファウストの魂はメフィストの手には渡らず、かつての恋人グレートヒェンによって救われ、
天に昇ったという。
あるいは異なる伝承では、契約通りメフィストに魂を奪われ無残な末路を遂げたとも言われる。
ジルほどではないが、基本的には宝具特化型サーヴァント。
宝具は燃費が悪いので魔力をコツコツ備蓄する必要があり、万能の願望機からは遠い。
ゲーム風に言えば「様々な系統の最強魔術を無詠唱で使えるが消費MP2倍」みたいな感じ。
最終更新:2016年09月29日 20:58