夜が来る。蛍が舞う。
小十郎は小さな虫籠に蛍を一つ入れ、蓋をした。
「川に落ちられぬよう、お気をつけくだされー」
「だ――――っ!! shut up!!」
成実がからかうと政宗は吼えた。欲張って沢山蛍を捕まえようとしては逃げられ、悪戦苦闘している。
愛姫は小さく笑うとすいと寄ってきた蛍を掌に載せた。
小十郎から恭しく差し出された虫籠の蓋を開けると、蛍は虫籠に自ら飛び込む。
「まぁ」
愛姫の期待に応えるように、蛍はちら、ちら、と淡く輝く。儚くも美しい輝きに、愛姫はそれはそれは美しく微笑んだ。
「小十郎、てめぇ覚えてろよ……」
背後から政宗は小十郎の腕を掴んだ。
ぎりぎりと容赦なく掴み上げてくる手も心底悔しそうな表情も少しも変わるところがなく、小十郎は安堵の笑みを浮かべる。
「欲張るからですよ。小十郎が指南します故、もう少し頑張りましょう」
「お前からのleadingは絶対受けねぇ。虫籠を蛍で一杯にしてやる」
それは無理でしょう、と言う前に政宗は土手を滑るように降りた。
やや時間を置いてから派手な水しぶきが上がり、皆、笑い転げた。
小十郎は小さな虫籠に蛍を一つ入れ、蓋をした。
「川に落ちられぬよう、お気をつけくだされー」
「だ――――っ!! shut up!!」
成実がからかうと政宗は吼えた。欲張って沢山蛍を捕まえようとしては逃げられ、悪戦苦闘している。
愛姫は小さく笑うとすいと寄ってきた蛍を掌に載せた。
小十郎から恭しく差し出された虫籠の蓋を開けると、蛍は虫籠に自ら飛び込む。
「まぁ」
愛姫の期待に応えるように、蛍はちら、ちら、と淡く輝く。儚くも美しい輝きに、愛姫はそれはそれは美しく微笑んだ。
「小十郎、てめぇ覚えてろよ……」
背後から政宗は小十郎の腕を掴んだ。
ぎりぎりと容赦なく掴み上げてくる手も心底悔しそうな表情も少しも変わるところがなく、小十郎は安堵の笑みを浮かべる。
「欲張るからですよ。小十郎が指南します故、もう少し頑張りましょう」
「お前からのleadingは絶対受けねぇ。虫籠を蛍で一杯にしてやる」
それは無理でしょう、と言う前に政宗は土手を滑るように降りた。
やや時間を置いてから派手な水しぶきが上がり、皆、笑い転げた。
後朝の政宗の行動は、裏窓という映画のパロ。素直に白状する。
一度やってみたかった。後悔はしていない。
あともうちょっと続く。
一度やってみたかった。後悔はしていない。
あともうちょっと続く。




