戦国BASARA/エロパロ保管庫

微熱3

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bsr_e

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バタバタと廊下を走る音とそれを制止する数人の声が聞こえる。
昼休みを告げる鐘の音と同時に、保健室の扉が勢い良く開いた。
「…扉を開ける時には静かにしなさい、と言っているでしょう」
窓際の机に座り、管理日誌を書いていた光秀は、眼鏡を外して傍らに置くと、ゆらりと立ち上がった。
書きかけていた日誌を閉じると、引き出しに仕舞いこむ。
「長曾我部君、寝ている人の事も考えないと駄目ですよ」
そう言って、カーテンで仕切られたベッドの方へと視線を向けた。
これだけの音がしても、彼女は起きなかったようだ。
「すいません」
ぺこり、と素直に謝る長身な生徒を気怠るそうに見やり、豊満な胸を押し上げるように腕を組む。
「まあ、良いでしょう」
次回は気を付けなさい、と穏やかな口調で注意する。
「あの…先生の様子が気になって…」
「血相変えて飛び込んできたのは貴方でしたね」
数時間前、まさしく鬼のような形相で彼が元就を運んできた事を思い出すと、軽く苦笑した。
「まだ少し気分がすぐれないようですから、休んでいかれるそうですよ」
眠っていらっしゃるようだから起こさないようにね、と片目を瞑る。
「そうだ、少し留守番を頼めますか」
用事があるのだと言い、彼の返事も確認せずにスタスタと部屋を出て行こうとする。。
「…明智先生はどこへ?」
「職員室ですよ、毛利先生の体調の事を報告しに行かなくてはならないので」
十分程度で戻ると思いますから、と言い残し、意味深な微笑みを口元へ浮べた。
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