「うわー!光秀様が大変だー!」
蘭丸が昼寝をしていたら外から叫び声が聞こえた。おかげで目が覚めてしまった。
文句を言ってやろうと思い障子をスパン、と開けた。
「なんだよ!さっきからうっさ……」
文句を言ってやろうと思い障子をスパン、と開けた。
「なんだよ!さっきからうっさ……」
障子の向こうはまるで戦場のみたいだった。廊下では沢山の兵が血溜まりの中にうつ伏せで倒れている。
「お、おい!何があったんだよ!」
とりあえず一番近くに倒れていた兵に理由を聞いた。
「あ、明智殿が…」
「光秀が?」
「光秀が?」
また悲鳴があがった。
「あっちか!」
悲鳴のした方向へ急ぐ。
廊下の角を曲がる。
廊下の角を曲がる。
「ああ、蘭丸。丁度良かった」
「うわああぁぁっ!へ、変態!!」
「うわああぁぁっ!へ、変態!!」
曲がってすぐの所に光秀はいた、半裸で。
「ななな、なんだよ!その格好は!」
「ああ、似合いますか?この前、ばさら屋で武器を買ったでしょう。それにあわせて仕立ててみたんですよ」
「ああ、似合いますか?この前、ばさら屋で武器を買ったでしょう。それにあわせて仕立ててみたんですよ」
南蛮の美呪亜流系盤土という楽隊の人たちが着る服だそうですよ、と嬉しそうに説明しているけれど、こっちはハッキリ言ってそれどころじゃなかった。
「服着ろよ!だからお前は変態なんだよ!」
「失礼な。ちゃんと着ているじゃないですか」
「それの何処が服だよ!ただの紐じゃねーか!」
「失礼な。ちゃんと着ているじゃないですか」
「それの何処が服だよ!ただの紐じゃねーか!」
光秀の上半身は黒い紐を巻き付けただけだった。一応際どい所は隠しているが、無駄にでかい胸が今にもこぼれそうで、とても目のやり場に困る。
「とにかく普段の服を着ろ!」
「はぁ、蘭丸は気に入らないのですね。じゃあもういいです」
「はぁ、蘭丸は気に入らないのですね。じゃあもういいです」
諦めてちゃんと服を着るのか?…別にがっかりなんかしてないからな!
「信長公に見せてきますから」
……え?
「な、なに言ってるんだ!そんなモノ、信長様に見せるな!あ、こら!待てー!」