「………重いのか?」
「違うよ」
「違うよ」
慶次が、笑っていた。
「動いて」
表情は柔らかいのに、声音は相変わらず切なげな理由が、元就には思いつかない。
「できれば、もっと激しくしてくれないか」
元就は腰の動きを再開させた。
激しく、と、言われたものの、そう動くのはやはり少し恐ろしく、そろそろと動く。
疼痛にまみれた下腹部に、痺れに似た感覚が落とされて、元就は動きを止めた。
激しく、と、言われたものの、そう動くのはやはり少し恐ろしく、そろそろと動く。
疼痛にまみれた下腹部に、痺れに似た感覚が落とされて、元就は動きを止めた。
「………どうしたの」
「………分からぬ」
「………分からぬ」
怪訝に思った慶次が身じろぎすれば、元就が眉根を寄せて呻く。
慶次が呟いた。
慶次が呟いた。
「ああ」
「…?」
「気持ちいいのか」
「分からぬ」
「動けば、分かるんじゃない?」
「…?」
「気持ちいいのか」
「分からぬ」
「動けば、分かるんじゃない?」
元就はしばらく考えて、また、緩く動き始めた。
その場所に慶次の先端が掠るたびに、体の力が抜けそうになった。
肉芽を擦られたときと、似たような。
その場所に慶次の先端が掠るたびに、体の力が抜けそうになった。
肉芽を擦られたときと、似たような。
「あんたのその顔、凄くやらしい」
揶揄されて、頬が紅潮する。
腰を掴まれて、元就がしていたように、前後に揺さぶられた。
こわごわ動いていた自らの時よりも力強くされて、元就はかぶりをふる。
慶次の腰が下から元就の奥へと打ち付けてきた。
目が眩む。
腰を掴まれて、元就がしていたように、前後に揺さぶられた。
こわごわ動いていた自らの時よりも力強くされて、元就はかぶりをふる。
慶次の腰が下から元就の奥へと打ち付けてきた。
目が眩む。
「よい、一人で出来る」
「じゃあ、あとでもう一戦だ」
「じゃあ、あとでもう一戦だ」
菊座から出てきかけたりんごあめの芯をもう一度奥へとつっこまれ、
元就はあられもない声をあげた。
いいようにされてばかりいるのが悔しくて、自ら腰を動かせば、慶次がさらに強く腰を打ち付けてくる。
元就の体がびくりと跳ねた。
元就はあられもない声をあげた。
いいようにされてばかりいるのが悔しくて、自ら腰を動かせば、慶次がさらに強く腰を打ち付けてくる。
元就の体がびくりと跳ねた。
「あ」
その瞬間、ふわりと体を持ち上げられたような気がして、元就は腰を掴んでいた慶次の腕にしがみつく。
きゅう、と、これ以上ないくらいに慶次のものが内壁に締め付けられて、
慶次は堪えきれずに元就の中へと精を放った。
慶次は堪えきれずに元就の中へと精を放った。
もはや元就は上体起こしていることが出来ずに、ぺたり、と、慶次の上に倒れ込んだ。
二人はお互いに荒い息をついて、どちらからともなく目を見合わせた。
慶次がくすくすと笑って、元就は眉根を寄せながら、それでも少し幸せそうに、慶次の唇をついばんだ。
二人はお互いに荒い息をついて、どちらからともなく目を見合わせた。
慶次がくすくすと笑って、元就は眉根を寄せながら、それでも少し幸せそうに、慶次の唇をついばんだ。




