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戦国BASARA/エロパロ保管庫
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戦国BASARA/エロパロ保管庫

花魁43

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bsr_e

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どうっと、巨木が倒れるような音がする。
お館様が倒れた事を理解した、次の瞬間に襲ってきたのは、不安と恐怖、そして絶望。
俺の目に映る物から、色が失われていく感覚がした。
ただ、倒れて横たわるお館様の姿だけ、色を取り残して。
「ゲホッ、ゴホッ!」
お館様が倒れると同時に放り出されて解放された侍大将が、苦しげに咳き込む。
そいつを足蹴に吹っ飛ばし、お館様に駆け寄った。
息は、あった。外傷もない。
ただ、お館様が苦しげに押さえているのが…
「心臓…」
まずいよ、再発だ。
よりにもよってこんな時に。
全く、自分が病を患ってる事も忘れて血圧上げすぎだ!
「おい、アンタ!」
まだ咳き込んでのたうちまわっている侍大将を、再び蹴っ飛ばして起き上がらせる。
「アンタんとこのお館様が急病なんだ!馬鹿騒ぎはさっさと終わりにして、連れて帰って医者に見せるなり何なりしろよ!!」
苦しげに荒い息を繰り返すお館様を抱きかかえ、侍大将をキッと睨む。
お館様の容態を察知した侍大将は、ぐぅと呻いて立ち竦んだ。
「何ぼさっとしてんだ!隠居したとは言え、武田の前当主を死なせたとあっちゃ、あんただって困るだろ!!」
俺にそこまで言わさせて、ようやく青い顔した侍大将が、その辺にいる足軽何人か捕まえて、駕籠と早馬の用意をさせ始めた。
だが馬鹿騒ぎは終わらない。
廓の中庭では、元親が鷹波屋の若い衆を奮い立たせている様だった。
「オイ野郎共!ここは侍共に好き勝手させて良い場所か!?」
『違うぜアニキー!』
「鷹波屋の鬼の名を言ってみろ!」
『モ・ト・チ・カ~!』
「鬼の名、奴等にとくと思い知らせてやれぇ!」
その号令と共に、廓の首代を始め、若い衆どもが、まるで訓練を施された兵の様に、一丸となって武田の軍勢へと突進していく。
みんな血の気の多い連中なだけに、お祭り騒ぎの様に殴り合いを始めている。
火事と喧嘩は江戸の花火だなんて言うけれどもね、これはそんな生易しいもんじゃないっしょ。
圧倒的な武力による、これは弾圧。
昨日まで肩を並べて同じ釜の飯食ってた奴らが、一人、また一人と倒れていく。
やめろ、やめてくれ。
俺の廓が、血で汚れていく。
何とかしてよお館様、倒れている場合じゃないでしょ?
旦那が…連れていかれちゃうよ。
腕の中で荒い息を繰り返すお館様を抱き締めても、彼に普段の力はなく、だらりと垂れ下がった手は、握り返してもくれなかった。
お館様を乗せる為の駕籠が到着する。
早馬は、今頃武田の屋敷にて、名医中の名医を揃えさせている頃だろう。
お館様が、俺の手を離れて駕籠へと乗せられた。
ごめん、お館様、一人にして。
今生の別れになっちゃうかもしれないけど、ごめん。
俺は、命に代えても旦那を守ってやりたいから。
くるりと背を向け、走り出した。
背後で、お館様が遠くなっていくのを感じた。

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