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戦国BASARA/エロパロ保管庫
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戦国BASARA/エロパロ保管庫

花魁46

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bsr_e

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遅々として進まぬ侵略に、武田の軍勢は苛立ちを覚えたのか、火攻めに移ろうと行動を起こしているところだった。
「Shit!!」
竜の旦那は、苦々しくそう吐き捨てると、馬を駆り出して中庭へと向かった。
「止めさせろ!!そこのお前らは消火に当たれ!外で傍観決め込んでる連中にも、財産丸投げしたくなかったら手伝えつって来い!!」
元親が、素早く的確な指示を飛ばす。
二階で攻防を続けていた旦那と慶次も、火攻めの気配を感じ取って、狼狽しているようだった。
「飛び下りろ!幸村ぁ!!」
中庭に陣取っていた弓隊を蹴散らした竜の旦那が、旦那の足元まで駈け寄り、そう叫んだ。
旦那が、手摺りから身を乗り出してその姿を確認する。
その表情は、ここからは見て取れなかった。
何事か慶次に叫んだ後、旦那は一寸の躊躇もなく、手摺りを乗り越えて、その胸へと飛び降りた。
竜の旦那が、腕を広げて迎え、しっかりと抱き締めた。
竜の旦那の背中に隠れて、旦那の様子が分からない。
それなのに俺には、その二人が、こんな窮地の中だと言うのに、再会を喜び抱擁している恋人同士にしか見えなかった。
続いて瞬く間もなく、竜の旦那が手綱を捌いて馬を反転させる。
馬の駆け出すが早いか、その足元に数本の矢がストトトンッと刺さる。
「掴まってろよ幸村!!」
嘶きが、周囲に響く。
俺達全員が固唾を呑む中、その嘶く馬は、鬣を靡かせて中庭と大通りを隔てる漆喰の壁を、易々と飛び越えていった。
楼内が、暫ししんと静まり返る。
突然の乱入。目標の喪失。超然とした出来事。
誰もが唖然として突っ立っていた。
「…お、追えーっ!!」
呆然とする武田勢を叱咤するように、侍大将が喚きたてる。
と、動ける者は全員わらわらと、馬の後を追って外へ出て行った。
無粋な足音が全て遠のき、倒れていた若い衆も一人、また一人と起き上がる。
砂ぼこりと、血の臭いは未だ周囲を舞い続けていた。
だが、ようやく、鷹波屋の騒乱は終わりを迎えたのだった。
心配していた火の周りも、広がる前に消し止められ、大事には至らなかったようだ。
元親が、若い衆達に怪我人の手当てを命じている。廓の人間も、怪我で動けず置き去りにされた、武田の兵達も。
慶次が、ゆっくりと階段を下りてきた。
随分と旦那の盾になってくれたんだろう、傷だらけだった。
「行ったか…」
少しだけ、残念そうに慶次がそう呟いた。
「ああ…」
それに同意の相槌を打ち、俺は慶次と並んで、旦那が消えていった通りの向こうを見つめていた。


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