アットウィキロゴ
戦国BASARA/エロパロ保管庫
掲示板 掲示板 ページ検索 ページ検索 メニュー メニュー

戦国BASARA/エロパロ保管庫

花魁47

最終更新:

bsr_e

- view
メンバー限定 登録/ログイン
馬を駆る政宗殿の胸にしがみ付きながら、俺はガクガクと震えが止まらなかった。
「政宗殿…俺は…」
「あぁ、分かっている」
何を分かっていると言うのか、言葉をどう紡いだら良いのか戸惑っている俺の言葉を塞いで、政宗殿は俺を抱く腕に力を込めた。
きっと、分かっているのだろう。
何故こうなってしまったのかも、震えが止まらぬ理由が恐怖ではない事も、初めて人を斬った手に残るこの感覚も。
「あの日も…こうやって彼らは攻め入って来た…」
不意に封印されていた記憶が蘇る。
「某は…幼く…力ない存在だった…」
傷つき、倒れる家臣達。囚われる母上、兄上。彼らの顔が蘇る。
半ば攫われるように、家臣の一人にそこから連れ出された。
その家臣も、追っ手に傷つき、倒れ、そして…
「政宗殿、某には帰るべき故郷が、やはりあったようだ」
目を瞑り、政宗殿の胸に擦り寄れば、温かな熱と、安堵する心音が伝わってきた。
「出陣の間際、父上が幼い某に残してくれた…この真田源二郎信繁という名だ」
元服も遠い某に、名だけを残して出陣していった父上は、どのような心持ちだったのであろうか。
想像しただけで、子を想う親の気持ちを感じて、胸が締め付けられた。
政宗殿は、黙って聞いていらした。
目は、切る風に抗う様にうっすら細め、夜も更けた薄暗い道の先を見据えていた。
ただ、俺を支えるその腕には、徐々に力が込められて行った。

馬を走らせる事数刻、江戸に構える伊達邸へと到着した。
「政宗様…!」
夜目にも分かる程立派な門構えをくぐってすぐに、頬に傷のある大柄な女性が走りよってきた。
「どういう事なのか説明して頂けますか!色街へ攻め入った武田勢に、何故関与しに行かれたのだ!」
一人政宗殿の帰りを心配していたのだろう。まくし立てるように彼女は政宗殿を問い詰めた。
「Calm down、小十郎。武装した軍隊が江戸入りしてるってだけで大問題だろ?」
政宗殿は馬を下りながら、揶揄するように、小十郎と名を呼んだその女子に返答を返した。
「その大問題にお一人で突っ込みに行かれる方がよっぽど大問題でございます!…で、こちらは」
差し出された政宗殿の手を取りながら、続いて馬を下りる俺を、小十郎殿が怪訝そうに眺める。
改めて自分の格好を見れば、襦袢一枚を着崩して、腕にも胸にも脚にも、固まりかけた大量の血がこびり付いていた。
これを見て、怪訝に思わぬ者などおるまい。
改めて乱れた着物を正し風采を整え、軽くおじぎをして名乗った。
「某、幸…いや、真田源二郎信繁と申しまする」
「…!」
それだけで、小十郎殿の目が見開かれる。
今の世に、真田の名がそれ程までに轟いている事を、初めて知った。

最近更新されたスレッド
ウィキ募集バナー