アットウィキロゴ
戦国BASARA/エロパロ保管庫
掲示板 掲示板 ページ検索 ページ検索 メニュー メニュー

戦国BASARA/エロパロ保管庫

小十郎×いつき 4

最終更新:

7743

- view
メンバー限定 登録/ログイン
夕日が空を紅く染めあげている。
深く陰影のついたいつきの顔を小十郎は見下ろした。
随分前に泣きやんでは居たが、いつきはまだ小十郎の胸にもたれかかったままだった。

「辛いか?」
小十郎がそう言うといつきは少し驚いたように此方を見上げた。
「……『連れて行って』くれるだか?」
「お前が望むなら……な。」

覚えていたのかと思う。
だが覚えているだろう事も分かっていた。
戸惑うようにいつきの瞳が揺らぐ。
「でも…迷惑じゃないだか?」
「おめえ一人くらいなら変わらねえよ。」
「でも、き……」
「き?」
「おらのこと、気味悪くないだか?」
「……そう見えんのか?」
思わず眉間の皺を深くする。
いつきがそう言った事に腹が立った訳じゃない。
いつきこんなことを口にしてしまうような、そんな状況に追い込んだ村人に腹が立った。

「あはは…。」
力無い声でいつきは笑って小十郎の眉間に手を伸ばした。
咎めるようにその手を払うと「おらのために怒ってくれるんだな。」といつきは言った。

複雑そうな笑みが夕日に染まっている。
何度目かと思いながら頭を撫でてやると。

こじゅうろうさん

と小さな唇が形を作った。
囁くようなその声に、気が付けば小十郎は自分の唇を重ねていた。
ただ触れ合うだけ口付けではあったが、離れて顔を見るといつきはこの紅い風景の中でも分かるほど真っ赤になってうつ向いた。

「連れてってけろ…。」
いつきはまるで悪い事をしているかのようにそう答えた。
「いいんだな?」
頬を撫でこちらを向かせる。
「ああ…。」
「そうか。」
恥ずかしそうに目をそらすいつきの瞼に口付ける。
困惑した表情でいつきは小十郎を見上げた。

「小十郎さん……おら……。」
「ああ……分かってる。」
その細い腰を抱き寄せ、もう一度、今度は強く唇を重ね合わせる。
始めは所在無くしていた両腕が恐る恐る首に回される頃には、閉じていた唇はほどけ深く重なりあっていた。

先程、次第に紅くなっていく風景を見ながら、腕の中で泣くいつきを見ながら、小十郎はぼんやりと考えていた。
今日再会してから、いつきが自分をどう見ているのかは直ぐに分かった。
見た目は育ってもいつきは以前と変わらないのだ自分に言い聞かせていた。
だが、話を聞くうちに気持ちが揺らぐ。
この腕の中でしか泣けないのなら、頼る者がもう自分しか居ないと言うのなら、答えてやりたいと。

最近更新されたスレッド
ウィキ募集バナー