戦国BASARA/エロパロ保管庫

恋種8

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bsr_e

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突然後ろから抱き寄せられて思いもしなかった衝撃があり、ビクッと体が震えた。
「!!」
「政宗様」
先程かけられた羽織よりも温かく大きい腕に抱き留められた。長い時間だった気がするが実際は数十秒といったところだったのだろうか。することを忘れていた呼吸を思い出し、息を吐く。
「困らせて、悪かった…、だからもう離せ!」
腕の中で政宗が身じろいで小十郎の方を向いた。二人の視線が重なる。政宗は小十郎の射るような強い視線に竦み、動けなくなった。
「もう、離しませぬ。政宗様が一番大事なのです」
ゆっくりと、政宗にも自分自身にも言い聞かせるように、小十郎は言った。政宗は驚き目を丸くしたが、すぐに元の暗い表情に戻る。政宗は小十郎の心境の変化など知る由もないのだから、当然のことだが。沈黙が答えだったのだろうと、解釈していた。
「俺に逆らえないから、なんだろ、?もういい…突き放せよ」
政宗がいい終わる前に、小十郎は政宗の手首を掴み組み敷いていた。世界が急に逆さまになり、一瞬何が起こったのかわからないような顔をした政宗が小十郎を下から見上げる。
不安にさせたことを取り除くために。愛しているということを、言葉以外で伝えるために。
何する、小十郎、と名前を呼びかけた政宗の唇を、小十郎は口付けてふさいだ。
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