「ッたく…おい、鎧脱いだらそこ座れよ」
「あいわかっ……!っ、はっ、はれんちでござる!」
鎧の留め金を外しかけた幸村は、突如むくれ顔を真っ赤に染めた。
「武装とけってののドコが破廉恥だ」
ん、と一息おいて政宗はにやにやと笑った。
「ah-…han、そーか脱がせて欲しかったのか、そりゃ気づかなくて悪かったなー、っと!」
予想通り飛んできた拳をかわし、政宗はけらけら笑った。
「Jokeに本気になるなよ。衣ならともかく、鎧を脱がすのは小姓の役目だぜ?」
「鎧を脱ぐのに人の手を借りるほど子供ではござらぬ!」
憤然としながら、幸村は証明するかのように甲冑を外した。
その仕草は慣れていて、幾多の戦場を駆けたんだよな、と改めて思わせる。
重たげな甲冑を脱いだ幸村が、ぐっと伸びをする。
晒しを巻いている、といった言葉どおり胸は平坦だったが、確かに男よりは細身の体つきだった。
「まあいい、アンタ初心そうだ。落ち着くまで普通の話でもするか」
「……お館様の話を聞きたいのでござるか?」
「オイ。それが普通の話なのかアンタ」
幸村はぬう、と唸って言葉に詰まる。
図星なのだろうが、そうとは言いたくないような顔で。
可愛いところは十分にあるんだよな、と政宗は布団の上に転がってひとりごちた。
晒しを解いて、少しは女らしい曲線を見せて、ぬううだのうおおだのと叫ばなければ、十分イイ。
困りきった幸村に向け、助け舟を出す。
「そうだな、俺に聞きたいこととかは?」
「あいわかっ……!っ、はっ、はれんちでござる!」
鎧の留め金を外しかけた幸村は、突如むくれ顔を真っ赤に染めた。
「武装とけってののドコが破廉恥だ」
ん、と一息おいて政宗はにやにやと笑った。
「ah-…han、そーか脱がせて欲しかったのか、そりゃ気づかなくて悪かったなー、っと!」
予想通り飛んできた拳をかわし、政宗はけらけら笑った。
「Jokeに本気になるなよ。衣ならともかく、鎧を脱がすのは小姓の役目だぜ?」
「鎧を脱ぐのに人の手を借りるほど子供ではござらぬ!」
憤然としながら、幸村は証明するかのように甲冑を外した。
その仕草は慣れていて、幾多の戦場を駆けたんだよな、と改めて思わせる。
重たげな甲冑を脱いだ幸村が、ぐっと伸びをする。
晒しを巻いている、といった言葉どおり胸は平坦だったが、確かに男よりは細身の体つきだった。
「まあいい、アンタ初心そうだ。落ち着くまで普通の話でもするか」
「……お館様の話を聞きたいのでござるか?」
「オイ。それが普通の話なのかアンタ」
幸村はぬう、と唸って言葉に詰まる。
図星なのだろうが、そうとは言いたくないような顔で。
可愛いところは十分にあるんだよな、と政宗は布団の上に転がってひとりごちた。
晒しを解いて、少しは女らしい曲線を見せて、ぬううだのうおおだのと叫ばなければ、十分イイ。
困りきった幸村に向け、助け舟を出す。
「そうだな、俺に聞きたいこととかは?」