ワンダーランド(ダイブ界)を本気で作ろうと思っているまとめ
ワンダーランド(ダイブ界)とは、自分の意識の中に作り上げる空想上の異世界です。
このページでは、ダイブ界の作り方とその利用方法について情報をまとめます。ダイブはカムラッドの基本技ともなります。
もくじ
ダイブとは何か?
まず、ダイブについて説明します。ダイブとは英語の潜る(dive)を意味する言葉で、ここでは自分の意識の中へ潜る行為をいいます。
本来はスキューバダイビングの用語で、海中へ潜ることになぞらえたものになります。飛び込むという意味合いもあるため、スカイダイビングもそうだと言えます。
実際、人間の意識は海や空のように広く無限の可能性が秘められた場所・・・いや、宇宙のように広大な世界です。
自分の意識の中へ潜るとは、具体的には幽体離脱と逆のような現象になります。幽体離脱は体の外側に心(=自分の魂、霊体)が分離する現象ですが、ダイブは体の内側へ心が分離する感じとなります。離人症と似たような状態です。
もっと、わかりやすく説明すると、起きている状態で「夢」を見る行為となります。
つまり、ダイブで毎回同じ夢を見れるように練習すれば、同じダイブ界へ行くことができるようになります。
起きている状態で見る夢を、一般的には白昼夢と呼びますが、毎回同じ夢を見れるようにコントロールすることから、白昼夢の明晰夢と言えます。
このため、ダイブを白昼明晰夢とも呼びます。専門的には「変性意識」と呼ばれる意識状態になることをいいます。変性意識については
変性意識道場でくわしく説明してあります。
ダイブ界はどんな感じのする場所なの?
人間の意識は「顕在(けんざい)意識」と「深層意識」の二つの領域に分かれています。
通常の日常生活において、人間は顕在意識にある記憶で考えて行動して生きています。顕在意識は浅い意識の領域であるため、そこにある記憶はすぐに思い出すことができます。
一方、深層意識は深い意識の領域であり、遠い過去の忘れていたような思い出や本能など、無意識の記憶がたくさん眠っています。このため、深層意識にある記憶は自覚できませんし思い出すことがむつかしいです。
しかし、唯一、深層意識の記憶にさわることのできる時があります。眠っている間に見る「夢」です。夢は深層意識にある記憶で作られています。
つまり、夢を見ている時は、あなたは深層意識と呼ばれる、深い意識の中を潜っている状態だといえます。
これを起きている時にやろうとするのがダイブという訳ですが、ダイブによって見ることのできる夢の世界がダイブ界となります。
ダイブ界の利用目的について
カムラッドとしてのダイブ界の利用目的と活用方法は以下の通りです。
- 気軽に異世界体験をして楽しむ。
- イマジナリーフレンドを作り出すためには、その発生源となる心の世界が必要となるため(ダイブ界はその代わりとなる)。
- 人工精霊やタルパの自動化を進めるため(爆発的な勢いで勝手に実現する)
何か訳があり人工精霊やタルパと離れて暮らしたくなったら、ダイブ界に移住してもらうのもありです
どうやってダイブするの?
まず、普通の白昼夢を見る訓練からはじめましょう。白昼夢を見ることができないとダイブできません。
訓練といっても特別なことをする必要は何もありません。かんたんです。自分の満足感を満たす空想をして遊ぶだけです。
具体的には・・・
- 現実世界で夢を実現させていたり、成功した自分の活躍の様子を妄想する。
- 欲しい物をたくさん手に入れたり、大好きな物に囲まれて生活する妄想もいいですね。
- 勇者となり異世界で冒険する妄想もおすすめです。
- 趣味性は悪いと思いますが、一番効果的なのは惚気です。好きな人とデートする妄想でもして楽しみましょう。
自分の心の中での話に過ぎません。ためらうことなく思う存分に自由な空想をして遊びましょう。
ただし、普通に空想しているだけでは、顕在意識での思考に過ぎません。空想を白昼夢化するには、次のような条件で空想をする必要があります。
- できるだけ一人になれる落ち着いた環境でやる。
- 空想をはじめる前に、深呼吸を2~3回して、全身から力をゆっくり抜いて行く。最後は完全に脱力状態となる。
- 白昼夢は起きた状態で見る夢となるため、最後まで目は開けた状態を保つ。
- 最初は何も考えず無心になり、視界が狭まってきたり、白いモヤのようなものが見えて来るまで待つ。
- 適度な眠気を感じはじめたら空想を開始しよう。この時点から、深層意識での思考となり、夢の中での思考に変わります。
- あまり考え込まず、思考の回数を減らしていく。思うがまま、感じるがまま空想して行くことで、空想も半分自動的なものに変わり、本当に夢を見ているようになります。
- 自然な着想は思考と思考の間から生まれます。思考の回数を減らし、思考の間隔を伸ばすしていくのが、白昼夢を見るコツです。
ただし、あっという間に時間が過ぎていくので、スマホ等でタイマーをセットしてアラームを鳴らすようにしよう。
白昼夢から目覚めたら、軽い体操をして体を現実世界にならしましょう。ダイブは催眠の一種です。中途半端な意識状態でいると思考力も低下し危険です。
目を閉じたり横の姿勢でやっても問題ありませんが、本当に眠り込んでしまう恐れがあるでのおすすめしません。ただし、夜寝る前、布団の中でダイブしたいならそのようなやり方でも良いでしょう。
とりあえず、白昼夢を意図的に見れるようにする訓練を行います。ダイブ界を作る方法とは、白昼夢を明晰夢化する方法となります。
ここの説明内容は自分がダイブ界へ行くような感覚、全身ダイブと呼ばれるものになります。
一方、依り代などを使用した遠視的なダイブ、ダイブ界にいるイマジナリーフレンドとテレビ電話でもするかのようなコミュニケーションも可能です。
この場合、浅め目の変性意識状態となるので、通勤通学中の電車やバスの中でもできます(乗り過ごしに注意)。ただし、本格的なダイブ界開発は難しいため、ダイブ界作りは自宅など落ち着ける環境での全身ダイブをおすすめします。
ダイブが上手くできない、失敗する原因
軽い眠気を誘発させるため、ダイブしようとしたらそのまま寝落ちしてしまうのは珍しくありません。逆に目がさえ過ぎてまったくダイブできないこともあります。
まず、どうしても上手く行かない時は無理にやり続けないです。しばらく時間をおいて再挑戦です。ダイブは自然な流れでスーッと入って行く感じのものとなるため、変な意識や力が働くと上手くできなくなります。
意図的に変性意識状態になろうとするよりは、事前に考えておいたシナリオ、空想を純粋に楽しもう・・・そう言うあり方でお願いします。
昼間に挑戦する場合、ダイブする直前にコーヒーを軽く一杯飲むと良いかもしれません。カフェインは遅行的に体内に吸収されるため(カフェインの効果は15~30分後くらいに出ると言われている)、寝落ち防止の効果に期待が持てるかも。
夜寝る前に楽しみたいなら少し興奮を誘う内容(冒険、戦闘、惚気)をしたシナリオを用いて見ると良いかもしれません。
目がさえ過ぎている場合は、逆に目を瞑った方が良いかもしれません。
ダイブ界の作り方
ダイブ界を作る方法について説明します。白昼夢を明晰夢化することでダイブ界が作れます。
そのための訓練を行いますが・・・これもかんたんです。訓練というほどのものではありません。テーブルトークRPGで遊んだり、夢小説を創作するような感覚で楽しみながらやります。
ダイブ界を作るための手順は以下のとおりです。
- ダイブ界の設定を決めます。具体的には、ダイブ界の世界観(統一的な世界のイメージ)や住人(人間、動物、獣人なんでもあり)などを考えます。
- ダイブ界の設定にもとづくシナリオを作ります。飽きるとダイブの効果が薄れてくるので、たくさんのシナリオを用意しましょう。
- ダイブして白昼夢が見える状態になります。その時、事前に作成したシナリオを空想します。
ただ、これだけです。
尚、ダイブ界そのもののイメージを作り上げるためのダイブも事前にしておくと良いかもしれません。
- ダイブして白昼夢が見える状態になったら、とりあえず、ダイブ界の設定で決めた世界観にもとづく景色、光景を見て楽しみます。
- ダイブ界の空を飛んだり、ダイブ界の大地を歩くといった基本的な空想をするだけです。
- シナリオは事前にしっかり作られた舞台の上で活かされます。
ただ、すべてのシナリオが一つの世界観でしっかり統一されていれば、シナリオの空想をしているだけでも、ダイブ界そのものは自然と作られて行きます。
ただし、シナリオ<世界観となるのは言うまでもないと思います。シナリオが世界観を超えるようなことはあってはなりません。
ダイブ界を作るためのコツとして⋯
- ダイブ界の設定は、よく考えて決めましょう。後で大きな変更をするのはむつかしいです。
- シナリオの主人公はあなた自身です。シナリオの内容は冒険、恋愛、成功など楽しいストーリーに仕上げます。
- 手順3を毎日空き時間を利用する形で楽しみます。いろいろなシナリオを空想して遊びましょう。
白昼夢にシナリオを被せていくことで、事前に決めた内容が自然と再現されて行く感じになります。設定やシナリオなど、事前にいろいろ考えておくことで、ダイブ中の思考回数も減らすことができ、より深く潜れるようになります。
もちろん、明晰夢ですから、自由に思う存分、夢の世界を楽しみたいところです・・・しかし、寝ている時に見るような明晰夢とちがい、起きた状態で見る明晰夢は解除されやすいです。できるだけ、脳に刺激を与えないようにするのがコツです。
そのためにも、自発的に考える行為はなるべく少なくして、テーブルトークRPGのような選択的場面でのみ考え、物語全体を自然と流して行くような感じにしましょう。
そのうち、シナリオとシナリオの間から別の話が自然と生まれるようになります。シナリオ自体にも変化があらわれてきます。このような現象をタルパの自動化になぞらえ、ダイブ界の自律化と呼んでおります。
ただの空想は漠然と思考を続けている状態に過ぎません。
タルパ界隈における内界とのちがい
タルパ界隈にも内界と呼ばれるダイブ界があります。基本的にはこのウィキで説明するものと同じです。ただし、カムラッド界隈のものとは大きく異なります。
◆タルパ界隈のダイブ界
- ひとつの閉じられた世界で、多くの場合、部屋のような場所である。
- 基本的に自分とタルパだけの居場所となる。
- タルパとまるで生身の人間と接しているようなリアルな交流をするのが目的である。
わかりやすく例えるなら、ドラゴンボールの「精神と時の部屋」のような場所だと言えます。
◆カムラッド界隈のダイブ界
- 広大な異世界である。最大で惑星サイズまで作成可能。
- そこには文明や文化があり、多くの存在(モブキャラクター)が住んでいる。タルパの生まれ故郷や移住先という設定になる。
- 出会いという形で新しいタルパを作り出したり、タルパと一緒にセカンドライフ的なものを楽しむ場所になる。
わかりやすく例えるなら、シムシティやA列車のようなシミュレーション的な世界だと言えます。
ダイブ界の構造と種類
タルパ界隈における内界としてのダイブ界は、多くは部屋のようなもので、立方体の閉じられた空間をデザインするだけです(外側はあまり意識されない)。しかし、カムラッド界隈のダイブ界は広大な異世界です。
カムラッド界隈のダイブ界の見本は以下のような感じになります。
◆平面型ダイブ界
- 都市開発・街づくりシミュレーションゲームのようなダイブ界となる。
- 正方形または円盤形の平面地球的な世界となる。
- ダイブ界の外側は深く考えなくて良い。シムシティやA列車のように、外側から人や物資が無限やって来る謎設定にする。
- イメージ的にはシムシティ、シティーズ、A列車で行こう、ネオアトラス、大航海時代。
謎設定で都合よくサクサク作れるが、チートみたいなものなので飽きやすいデメリットがある。
◆惑星型ダイブ界
- SFのアニメやゲームの見るようなダイブ界となる。
- 架空の惑星系(月のような衛星や土星のような輪もあると面白い)となる。
- ガンダムのようなシリアスな世界がお好きな方はおすすめ。もちろん、架空の国もたくさん作れる。
- イメージ的にはファイナルファンタジー、エースコンバットのストレンジリアル。現実の地球をそのままパラレルワールド化するのも手。
細かな設定を求めるならコレ。ただし、全体的なバランスを保ちながら作り上げて行くのはむつかしい。上級者向けのダイブ界となる。
◆拠点型ダイブ界
- ラピュタやスペースコロニーのような閉じられたダイブ界も可能である。
- 天空や宇宙などに浮いている世界となる。反対に地下世界という設定も可能といえば可能。
- 外部との連携まで考えたくない、関わりを気にしたくないという人向けになる。
- イメージ的にはラピュタ、ガンダムのスペースノイド、マクロスの宇宙船団、シドニアの騎士、東京アンダーグラウンド。
内界を広くしただけのような感じとなるので、ファイナルファンタジーやドラクエのような壮大な世界での冒険は体験できない。
◆ミクロダイブ界
- ジオラマのような小さなダイブ界。借りぐらしのアリエッティにみるような世界観をしたダイブ界。
- 現実空間をそのままダイブ界にしてしまうの手ですが、現実空間の隠れた場所、見えない部分(床下、天井裏)にそうしたダイブ界を作るのも面白いでしょう。
- 引っ越ししても新しい住まいから依り代を通じての再アクセスは可能(別に前の家の中に取り残される訳じゃない)。
- イメージ的には不思議の国アリス、童話の世界。
子供の頃にこうした小さな世界を創造して遊んでいた人も多いと思います。
初心者がいきなり惑星型ダイブ界を作るのはむつかしい。最初は、惑星上にあると想定した平面型ダイブ界を作り、大航海時代やネオアトラスのような感覚で広げていき、惑星型ダイブ界に仕上げて行くのが良い。
それかラグナロクオンラインのようなMMORPGの感覚でマップを作り込み、つなぎ合わせて拡張して行くやり方でも良いでしょう。
将来的に惑星型ダイブ界へ発展させることを想定した平面型ダイブを作りたいなら、角錐を逆さまにして、角錐の頂点を惑星の中心、角錐の底を空に見立ててやると良いでしょう。
角錐の適当な位置の面を大地にします。角錐にする理由は、四角い面で東西南北を意識しやすくするためです。
ただし、ここに書いてある内容は例に過ぎません。自分がやりやすいと感じたものが一番です。
現実世界をパラレルワールド化させたダイブ界を作っている人も多いです。ダイブ界は何もゼロベースで作り上げる必要はありません。
地名は重要な要素
ダイブ界には地名を付けて行きましょう。人工精霊やタルパを作った際、名前を付けるのと同じです。
要所となる部分には必ず地名や施設名のようなものを付けましょう。シナリオを作り込んで行く上での基準にもなります。
海や山、川や湖にも名前を付けましょう。
また、ダイブ界も大きなものに成長して来ると、地方や国のような感じのものも出来上がって来ると思います。〇〇県や△△州と言ったものも考えましょう。
ダイブ界に対する愛着も増して、より生きた世界として感じられるようになります。
ダイブ用の依り代を導入する
依り代は人工精霊としてのタルパを作る際に使用するものですが、ダイブ界を作る時にも導入ができます。
タルパの場合、依り代はタルパの住処となり、必要に応じて呼び出したり、中へ戻すことができるものとなります。ダイブ界の場合、ダイブ界へ行くための「鍵」のようなものとなります。
白昼夢は日常的に誰もが体験する普通の現象です。ボーっとしている時、気がついたら夢のような光景を見ている時があると思います。
ダイブ界を持っている人が不意に白昼夢を見てしまうと、うっかりダイブしかねません。授業中や会議中に眠気がさしてダイブしまったらいけませんね。
そこで、依り代を見つめたり握りしめないと、ダイブできない条件付けをしておきましょう。具体的には、ダイブ界の作り方の【手順3】をやる時に、そうするだけでOKです。一度決めたらそれを続けます。
タルパを作る時との違いは以下の通りです。
- ダイブ用の依り代は、破損したり紛失しても、また新しいものを買ってくれば復元できる(依り代の中にダイブ界がある訳でない)。
- ダイブ用の依り代は、複数個の導入が可能である。ただし、多過ぎてはいけない。2~3個にしよう。
- ダイブ用の依り代は、定期的に浄化した方が良い。浄化方法は依り代の取扱説明書に説明してあるやり方でOK。
ダイブ用の依り代は必須ではありませんが、導入することを強くおすすめします。
ダイブ用の依り代は、人工精霊のものと比べ、それほど慎重に取り扱う必要はありません。あくまでも、ダイブという技を発現させるための補助アイテムとなります。
ダイブ界の設定
ダイブ界の世界観(統一的な世界のイメージ)や住人(人間、動物、獣人なんでもあり)について考えてみたいと思います。
まず、ダイブ界における世界観とは何かについて説明します。
- ダイブ界全体を統一的に見ながら、個別の要素を考えて行く感覚です。
- 個別の要素とは・・・シナリオの登場人物、町や村などの舞台となる場所、その世界におけるさまざな出来事、いろいろな産物などです。
- ダイブ界全体を統一的に見るためのは、時代設定が特に重要な設定項目となります。
少なくとも、一つの時代的な感覚にまとめ、現在、過去、未来が混在するダイブ界を作るはやめましょう。
好きなアニメやゲームの世界観を、そのままダイブ界の世界観に設定してしまうのが、一番作りやすく安定性も抜群であるため、おすすめなやり方となります。
◆ダイブ界の自然環境
- 時間は現実世界側と同じにする。惑星側ダイブ界を作るなら、その主要な活動拠点は日本と同じ経度に設定する。
- 季節も現実世界側と同じにするのが望ましい。常夏のダイブ界を作りたいならそうしてもかまわないが、イメージが崩れやすいためおすすめしない。
- 動植物、産物などのアクセサリー的な要素は、最初から全部そろえない方が良い。ダイブ界を探検するように少しづつ付け足していくのが良い。
ダイブ界は空想の世界になりますが、極端に現実離れしているとイメージを維持するのがむつかしくなります。
◆ダイブ界の社会と住人
- 上でも述べた通り、好きなゲームやアニメの世界を再現するのが一番手っ取り早い。すでに頭の中でイメージも固まっている状態であるため。
- 住人は現実と同じにしなくてもOKです。人間を中心に、エルフや獣人などが混在していると面白いでしょう。
- 経済的な要素も取り入れるとリアルさも増してきます。ギルでもゴールドでも何でも良いので貨幣や通貨の設定も導入しましょう。
ダイブ界を生きた世界に仕上げて行くためにも、すでに発展した文明があり、多くの存在が暮らしている設定にします。
◆ダイブ界のローカルルール
- きちんとした政府も作りましょう。必要な省庁はそろえておきましょう。ダイブ界で発生した問題を解決するための象徴となります。
- 気分的な問題かもしれませんが、ダイブ界の秩序を保つため、警察や軍隊のような組織も決めましょう。
- 法律や条例も作ることを楽しみましょう。
ダイブ界も現実の国と同じです。省庁のようなものはシムシティの行政機構を参考にすると良いでしょう。
ダイブ界を作る場合、欲張って複数作ってはいけません。一つだけに絞りましょう。
複数のダイブ界を作ると、シナリオも別々に用意しなければならなくなります。一つのダイブ界に専念した方がより深いダイブが楽しめます。ダイブ界作りは二兎追うものは一兎も得ずです。
一つのダイブ界に多くのシナリオがあった方が良いです。
ダイブ界を生きた世界にするためのコツ
モブキャラクターたちの動き、生活を象徴する要素を強調して行くことで、ダイブ界を生きた世界へ仕上げて行くことができます。
- 道路や鉄道、空港や港、運河などの交通網を整備して動きのある世界を演出する。
- スタジアムや商業施設、遊園地や動物園、公園など、ダイブ界の住人であるモブキャラクターたちがたくさん集まる場所を作る。
- ダイブ界の住人であるモブキャラクターたちに国民性のようなものを設定する(タルパで言うところの性格設定)。方向性のようなものが出て来るのでダイブ界を発展させやすくなる。
- ダイブ界に特産品を設定してこわだりを持たせる。特産品はダイブ界の住人たちの結束力の象徴、希望、証となりダイブ界が安定的に発展して行く。
- ダイブ界に目標のようなものを設けて、それに向かって開発させて行く。具体的な目的がないと自律的に発展して行かない。例)宇宙軌道エレベーター建設、コロニー建造
ほとんとシムシティと同じノリですわ。
ダイブ界作りは楽しい技術と知識の無駄遣い
ダイブ界を作る際、以下の技術と知識が大いに役立ちます。
- 建設工学、土木工学、海洋工学、航空宇宙工学
- 経済学、経営学、政治学、法学、行政学
- 気象学、水文学、環境工学、農学、生態学、天文学、地質学
ダイブ界作りをきっかけにこれらの分野に興味を持ち、知識を深めると良いでしょう。
ダイブ界で行政組織を整備したり、会社を立てて遊ぶと良いでしょう。
ダイブ界作りに役立つ情報源、知識・・・
知識吸収欲が旺盛な若者なら講談社のブルーバックスを読もう。
現実世界とダイブ界の中間(準ダイブ界)について
ダイブ界を作るためには、いろいろな設定を決めなければいけません。世界観を考えるだけで時間がかかります。
先にタルパ界隈的なダイブ界、内界を作ってしまうのも良いでしょう。規模こそはちがいますが、同じダイブ界ですしダイブの練習をするには良い土台となります。
本格的なダイブ界を作るための前線基地的なものにすると良いでしょう。感覚的には現実世界とこれから作りたいと考えているダイブ界の中間に位置する精神的な空間となります。ここではそれを準ダイブ界と呼びます。
準ダイブは部屋のような空間にすると良いでしょう。壁にドアでも設けて、そこをダイブ界につながる出入り口にすると良いでしょう。
フィクトセクシュアル目的でイマジナリーフレンドを楽しみたい場合、誰の邪魔も入らない準ダイブ界でイチャイチャすると良いかもしれません。
オカルト的な話となりますが、現実とダイブ界を直結させると、外部から思わぬ霊的存在(動物霊や浮遊霊)がダイブ界に混入して来ないとも限りません。準ダイブ界は霊的な干渉地帯としても機能します。
ダイブ体も作ろう
最後にダイブ体について語ろうと思います。ダイブ体とはダイブ界での仮の姿となります。
ダイブ界へ全身ダイブする際、どのような姿でダイブしますか?多くの人は現実の自分自身の姿でなんとなく挑戦していると思います。別に現実と同じでなくても構いません。
ちょっとした変身願望も満たせます。理想とする将来の自分自身の姿にすると良いでしょう。現実でもいろいろ目標を持っている人はいると思います。
将来、夢を実現させて成長した自分自身の姿を思い描いていると思います。
それです!その姿をダイブ体に設定してダイブを楽しむと良いでしょう。自信がついて本当に現実でその方向で成長が促されます。
ただし、あまり現実と乖離し過ぎた姿にするのはおすすめできません。ダイブは離人症のような感覚に近いですから、自己同一感を消失させることによる心理的な悪影響が心配されます。
性同一性障害に悩む人は性転換させたダイブ体で楽しんでかまいませんが・・・そう言った心の問題、悩みは外部に向けて発散(現実で女装して遊ぶとか)することで、自分らしさが維持できるような気がします。
タルパ界隈のダイブ方式
参考まで、タルパ界隈で一般的に行われているダイブの方法についても補足しておきます。
- 瞑想により意識状態を通常意識から変性意識へ徐々に切り替えていきます。
- 楽な姿勢でいっさい何も考えず、浮遊感が感じられるようになるまで無心となり続けます。
- 瞑想をはじめると、ある時点から浮遊感のようなものを感じはじめます。そうなったら前へ進む(あるいは落ちていく)ような感覚を意識します。
- 次に特定のイメージを重ねていきます。具体的には、長い廊下や通路のような場所をイメージして前へ進みます。深い穴のような場所をゆっくり落ちていくイメージでもOK。
- そうやって徐々に変性意識状態を強めていき、最後に出口のようなところを抜け出たら、そこがダイブ界となります。
- 最後の状態でダイブ界の創造もできますし、事前に考えておいたダイブ界を再現することも可能です。
瞑想は通常、無心になることで迷いの心を取り払うものとなりますが、特定のイメージに集中して、それをリアルに再現することも可能となります。
ただし、瞑想で強い変性意識状態を得るのは意外とむつかしく。その日の体調や気分でできたりできなかったりします。再現性が確実でない上、あまり楽しくない方法なのでおすすめしません。
空想から入るやり方でも、そこそこ強い変性意識になれます。今日において瞑想による導入的なやり方は効率的でないと考えます。
ちなみに、上の手順4でイメージする廊下や通路のような場所を、現実の自宅内の廊下や階段とダブらせることで、ダイブ界と現実空間をつなぐ霊道が作れます。
そうすることでタルパは所持者の力を借りずに自力でダイブ界と現実空間を行き来できるようになります。
クローゼットや押入れなどをダイブ界と現実空間をつなぐゲートに見立ている方もいるようです。
ダイブが提唱された悲しい裏話
カムラッドではダイブを必須の前提条件としております。また、従来のタルパ界隈に見られるようなダイブ界と異なり壮大な異世界となります。
なぜ、このようなものが提唱されたのか?その裏には二つの理由があります。
まず、一つ目はタルパの消去に関する是非です。タルパは完遂させたら原則として消すことはできません。
訳あってどうしてもタルパと離れなくてはいけない状況になった時、消すことはできませんが深層意識の世界に築いた異世界へ帰す、移住させる形で別れることができます。
そこには多くの仲間も暮らしています。一人ぼっちで寂しい思いをすることはないでしょう。これなら残酷な方法(タルパを殺すような消去方法が一部で模索されている)も回避できます。
二つ目はメンヘラ対策です。タルパ界隈が荒れる最大の原因であり、排除すべき新興勢力(タルパ戦争以降、病み系界隈から流入)と言えます。
メンヘラは意図的に変性意識を喚起できないので、ダイブを必須の前提条件とすることで思念体の世界から追放できます。
最終更新:2024年07月13日 11:51