2013年5月

5月のわいわいサロン

5月のわいわいサロンはいつものように向津意子さんのタイチで血行をよくすることができました。新メンバー何名かをお迎えしましたが、新顔の方々も問題なく動作についていかれているようで、全員が満足のいく動きになったと思います。後半のシンクロニシティでは、テーマについてそれぞれの方々が体験談を語りあったり、そこからもう一歩進んで夢や希望へとつなげていくにはどうしたらよいのか、と和やかな雰囲気の中おしゃべりを楽しみました。

5月のセミナー

がんと共に生きる」について
NSW州 がん評議会
-がんと共に生きている人たちへのサポート
-介護者へのサポート
-カウンセラー 精神面のサポート
ヴィニーター:NSW州の保健省

ジェスさん
紹介
業務:コミュニティプログラム担当、北部シドニー担当

85歳より前にがんと診断された人は
男性 2人に一人
女性 3人に一人

がんの予防、サポートについて案内

がん評議会の主な活動内容
リサーチ(スクリーニングなど)に1年で1500万ドルを費やす
北部のサポート、情報提示、がんと診断された人へのサポート、瞑想方法の案内など
擁護 政府へ陳情 レストランの外、駅、バス停、スポーツ場でタバコが吸えなくなる
多文化エキスポに参加、話をする
ヘルプラインの設置(131120)
-放射線治療について、ソーシャルワーカー、栄養、心理面のサポートについてなど
 例)乳がんについての理解、治療方法、副作用について、術後の生活について(冊子もあり)
スマートライフ(冊子)
-がん予防について、食生活について

がんセンター
病院の中にある
NSWには13箇所、北部シドニーは1箇所
ボランティアの人が情報を提示している。そのなかにはがん経験者もいる

Cancer Connect(電話でのサポート)
 -最近がんと診断された人、治療中の人
  同じがんの経験者によって話をされる(ピア・サポート)
  「立場をわかってくれる」「話せて力になった」という声
 -ソーシャルワーカーによるサポート(同じがんの経験者)
  進行性がん、肺がん、喪失のあとのサポートなど
カウンセリングサービス
 -専門家による本人、介護者へのサポート
通訳サービス(電話、対面)
ウェブサイト cancerconnections.com.au
 -オンライン・チャットルームもあり
男性は対面が苦手、若い人はパソコンに通じている、ニックネームが使用できるのでアイデンティティを明かさずにできる
がんのあとの生活サポート
 -本人、家族、友人、介護者などへの生活の理解
	治療後、治ったとしても同じ生活をすることは不可能
	「多くのことを学びました。自分の人生で選択肢があることを学びました」
RNS (?多分Royal North Shore Hospitalのこと。忘れました)
7月6日に地元の人によって「豊かにするプログラム」が行われた
 -栄養、調理、健康的な生活を送るために、再発予防などについて
  毎週土曜日、2時間、6週間にわたって
  ジム(筋力エクササイズ用のバンド、万歩計配布)
 -仕事に戻りづらい Beyond ・・(?)・・Program
  仕事に復帰するときに、差別や気がめいるなど
  法的、経済的(スーパーについても)にアドバイス
  モーゲージチョイス(年に4回、同僚も参加可)
 -実践的サポート
  治療の費用、送迎、宿泊費
  $250 本人、介護者へ提供(食事、ガソリン代などに)
  去年は1934人に$418000が支給された
 -ローン
  $1200 利息なし、返済期間は自由に決められる
  (車の修理代、レント、交通費など)
試験的にやっている活動:
クーリンガイ(カソリックコミュニティの協力)
 -ボランティアの派遣(掃除、買い物などの手伝い)

131120 Cancer Council Help Line どんな質問でも受け付ける
131450 通訳が必要な人はまずこちらに電話する

地域の人からの支援によって成り立っている(政府からの金銭的サポートはない)
RNS、Hornsby、Manly、リレーイベント(ピンクイベント)で資金を得ている

Q&A
Q:がんの治療によって、がんのあともサポートが必要なくらいダメージを受けるのですか?
A:治療が終わって2~5年経ってもサポートは必要です。
  がんは進行性の病気であるということ、考える暇もなく治療が進んでいきます。そのあとは様々なことが変わっています。治療が終わってからやっと現実を受け入れる時間ができるということも。メンタル面のサポートも含みます。

Q:ウェブサイトはとてもいいと思います。利用価値があると思います。
A:専門看護士による看護の情報も提供している。書面を送ることも出来ます。皆さんからもらったお金をいろんな形で還元しています。

Q:がんに関するサポートはここだけですか?
A:他にもたくさんあります。特定のがん(例:前立腺がんなど)に関する特定の質問や、まれながん(例:すい臓がん、食道がん、脳腫瘍など)については優先しています。

Q:(書き取れませんでした)
A:治療についての情報、電話での精神的なことについて、治療について、副作用についてなどの情報
  3000件のサービスがデータベースにあります。
専門医、地元のがんの専門医の紹介など

Q:英語が話せない人は?
A:通訳を電話でリクエストできます。(131450にまず先にかける)
  3者対談形式。
  7ヶ国語に対応(日本語はない)。翻訳されたウェブページもあり。
  Cancer Directory に過去5年間の日本語の情報があります。
  個人情報、プライバシーの保護




マキシン・ローゼンフィールドさん
ライフ・バランスについて

 (5分間ストレッチ)

「自分自身を元に戻す」

人生は浜辺を歩いているようなもの。穏やかで、楽しくて・・・。しかし、いろいろなことが起こる。
ストレスを抱える(時間がない、など)。
それらに対処していくのですが、自分のケアしていないと問題が起こる。
疲れる、悲しい、気分が沈む、罪悪感・・・。
(がんの人-今までやってきたことを辞めなければならない。仕事を続けられない、など)
しかし些細なことで気分はよくなる。
4つのこと
 エクササイズ
体が温まる程度、軽く息が上がる程度
 リラクゼーション
お風呂、ヨガ、瞑想、音楽を聴く
 よい食事と栄養
 サポート
友人、家族、専門家

がんの人は人に言わないことが多い。
サポートを受けることが難しい。

ストレス解消のために毎日やっている3つのことは何ですか?
(隣の人と話し合い)
お茶を飲む、散歩、YouTubeでコメディを観る、マッサージ、犬を抱く、読書、瞑想、祈り、など・・・
例:お皿を割る(もともと穏やかな女性だったが、がんと診断され、感情の行き場がなくなった。チャリティーショーで購入したお皿をたまたま割ってしまった。気分が爽快になるのを感じた。それ以降、お皿を買っては割るようになる。割れた破片でモザイクを作り、売った資金をがんのサポートに役立てている)

BSR
Breathers
Sustainers
Restorers

B(毎日5秒でできること。自分の中に溜まっているエネルギーを発散する)
部屋から出て10数えてまた入ってくる
家で枕に叫ぶ
音楽を聴く
紙を破く(ダンボール箱の張ってあるところを破く)
ヘアブラシで枕などを叩く
クレヨンで何かを描く

S(1週間に一度。毎日していることと違うことを自分のためにする)
 文章を書く、絵を描く(自分の思いを書くことで自分の思いが離れていく)
 ハッピーなストーリーを書く
 映画を観る
 縫い物、編み物をする
 特別な場所へ行く

R(長い期間にわたってやること)
 太極拳
 ヨガ
 瞑想
 スピリチュアルなこと
 カウンセリング
 ライフコーチング
 日常から離れたこと

B&S 外的な要因が中に入ってくる
R 自分の中に入っていく
がんであるということからの気晴らしをするもの

栄養
がんと診断されたあと、食生活を変えなければならない。
30種類の食べ物

(昨日何を食べたか、すべての食品の材料を、各自書き出してみる)

脂肪やカロリーなどではなく、カラー、色鮮やかな食事をすること。(赤い野菜、黄色い野菜、など)
よい食生活をするとストレスレベルが下がる
特にがんの人は自分だけの時間をとる
自分のためにもなるし、家族のためにもなる
ストレスの「抵抗力」をつける。今まではストレスに「対抗する」と言っていた


Q&A

Q:がん告知から治療中のストレス、不安などわかるが、治癒したあとはなぜ必要なのか?
A:これらはがんでない人にもストレスを減らすためには善いことです。がんになったあと、治療が終わったあと、副作用は長期にわたります。

Q:もし家族や友人が理解してくれなかった場合は? 友人は避けたらいいの?
A:外見は元気そうに見えるけれど、でも、体から薬が抜けるには時間がかかります。体の中は大変であるので大事をとらないといけません。がんが再発しないために、再発するのではないか? という不安もあります。話していくことが必要。周りの人に教えていくことが必要になります。

Q:誰かがんになった人がいたら、介護者としてどんなことに気をつければいいの?
A:50年前はがんで多くの人が亡くなっています。今は治療がよくなっているということ。
 「がんの本人は、その後、変わっている」ということに気づかなければなりません。
Living Well Cancer Program
がんを経験することで、変わっていることがある

例:若い男性の例、もとは大きく強い男性だった。治療後、体は疲れている。奥さんは介護に子供の面倒などで疲れる。旦那さんに元のように生活して欲しいと思っている。でも旦那さんは身体的に疲労を抱えていて無理。
お互いが理解する必要がある。

最終更新:2013年07月13日 21:57
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