LaSt wAr【光明】編 第5話 過去ログ

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ダークメタナイト「檻が開いていたので…“取りあえず”出てみた。ポタ…ポタ…(黒いマスターソードの刃から、赤い液体が滴る) 」
白鬼「なっ…貴様、どうやって抜け出したんだ――――があぁぁっ!!……ドサァ(血飛沫を上げながら仰向けに倒れ込む) 」

ダークメタナイト「(桃鬼を斬り裂いた張本人)…行かさんぞ。 」

白鬼「(桃鬼の声を聞いて振り返る)おい、どうした―――――ッ!! 」
桃鬼「わ、分かった…!では――――――ぐああぁぁっ!!?…ドサァ(突如背後を切り裂かれた音が響き、ぐらりとうつ伏せに倒れ込む) 」
白鬼「とにかく、閻魔ディガロ様へ報告を!俺はフロア2の監視室へ報告しに行く!(駈け出す) 」
桃鬼「馬鹿な…この地獄へ余所者が侵入するなどありえん。いや、過去に一度…その事例があったな…。 」
白鬼「目的は分からないが…先程の小娘とコートの男は何者だ?囚人服を着ていないとみると…まさか侵入者か…? 」
桃鬼「だがあいつ等…フロア2へ逃げ込んだぞ。一体どういうつもりだ…?脱獄を望んでいたのではないのか? 」
白鬼「タッタッタッタッ……くそっ、逃げられたか。 」

ルイージ「怖いな怖いよ怖いです僕帰りmマァァァァァンマミーアァァァ!!!(穴に落下) 」
サカキ「ふん、ならば好きにしろ…。来い、ドンカラス。ボムッ!!(モンスターボールからドンカラスを出し、背中に乗って穴へ飛び込む) 」
おバカトリオ『ぎえぇぇええ~~~っ!!!(泣(飛び込む) 」
スカーフィ「…えいっ!(躊躇いもなく飛びこむ) 」
ルイージ「 簡潔に言えば死んだからさ、それ以外の理由は無い~(男の癖に女のスカーフィの真後ろに着く) 」
ゲラコビッツ「あそこだ!あそこに飛び込むであーるる!(穴を指差し、何処からともなく吸い取りマシーンを取り出して頭に癒着させ、ジェット噴射でゆっくり降りていく) 」
アシュナード「フン、我に後退の文字はない。…が、致し方ない。(武器がないため鬼達を倒したりすることもできないのでスカーフィ一行と共に) 」

逃走するスカーフィたちの前方に、巨大な穴が姿を現す。穴の周辺には「↓フロア2↓」と乱暴に刻まれた字の木製看板が立っていた。

グレートルイージ「お前何度も見てきただろうがよ。(汗)(逃走) 」
ママルイージ「なんで同胞がここにぃ―っ!?(汗(ルイージを見ながら逃走) 」
ルイージ「地獄を歩く僕ら地獄探検隊~僕らが歩けば地獄は潤う誰もが潤う僕の財布もウッハウッハ!ヘルザへヴン!(地獄で) 」
ようつべマリオ「ぎゃああーー!鬼だぁー!!(泣)(逃走) 」
アシュナード「ククク…構わぬ。(彼の強面で極悪そうな顔は恐らく元々そういう顔だからであってそういう顔をしているわけではないのだろう) 」
スカーフィ「ぅ、うん…っ!一先ず逃げよう!(駆けだす) 」
ルイージ「 (ゲームオーバーで死亡して地獄のご一行にどさくさ紛れに付いて行く) 」
ゲラコビッツ「んげ!?もう時間が切れたのであるるか…!?こ、こっちであるる!(急いで血の池の周辺から離れていく) 」
スカーフィ「…うん、勿論いいよ♪でも、その前にボクの用事を終えてからね。(申し訳なさそうにアシュナードに) 」
桃鬼「応援に駆けつけてきたぞ。脱獄囚はあそこかぁっ!?(遠くから駆け出してくる) 」
アシュナード「なんだと?…フン、本当ならば貴様らを始末しているところだが今の我には武力(武器)がない。…ではついでだ、我をそこへ案内せよ。 」
白鬼「(鈍い状態から解除される)ぜぇ…ぜぇ……待てぇー、脱獄囚共ぉ!絶対に逃がさんぞぉ! 」
サカキ「我々は囚人だから分かる事だが、貴様もここへ来て把握しているはずだ。此処を抜け出すのは安易な事ではない。そんなに地上へ行きたければ一人でいけばいい。私は、こ奴等と共に時間をかけて地上へ帰る。」
スカーフィ「ち、地上…?かぅ……ごめんなさい、ボクたちが行きたいのはその逆の…フロア8っていうところなの。それに、ボクもここに初めて来たばかりだから…どうやって地上へ戻るか分からないし…かぅ…。」
ゲラコビッツ「……!(奴は確か、『狂王』の異名を持つという、デイン王国の国王…アシュナード!?これは…また凄い癖者に出逢ったであーるる…。) 」

??????→アシュナード「…我のことはよい。それよりも、地上へ導いてもらおう 」

スカーフィ「あしゅ…なーど?(首を傾げ) 」
??????「クックック…恐れ、震えあがるがいい。我が名は…アシュナード。 」
グレートルイージ「…お前は…誰だ…?(?に) 」
??????「我を、楽しませてもらおうではないか。(強面でとても極悪そうな顔) 」
ゲラコビッツ「わわわ分かったであるる。少し落ち着くであるる。ふるる……。(ま、まあいい…たとえ誰が味方に着こうが…ワレの計画はより一層勝機が見えてくるであーるる。)」
スカーフィ「…かう?(笑い声に釣られて振り返る)」
??????「クックック…実に面白き余興だ。(スカーフィ達のところに誰かが)」
スカーフィ「ありがと、サカキ♪…ね、早く案内してよぉ。(ゲラコビッツを揺さ振る)」
ゲラコビッツ「……。(あんな軍勢を揃えておいて“皆無”なのか…!?この男…一体何を見据えているのであるるか…。) 」
サカキ「…ああ、気にしなくていい。とにかく、地獄を抜け出すまで…お前たちに手を貸そう。」
スカーフィ「……?(サカキの言っていることがいまいち理解できず)」
サカキ「…忝い。(檻から抜け出す)無論私もここでの生活に飽いてきた。私と、私の創り上げた組織の存在を改めて考え直し…それが所詮“皆無”だということに気が付いた。それに気が付けばもう十分だ。ならばここにいて何かを考えることも意味が無い。皆無と分かったのならば新たな時代へ駆けてみたくてしょうがなかった。」
スカーフィ「うん、いいよ♪一緒にいこっ。(微笑む)」
ゲラコビッツ「…!!(なぬぅーっ!?あれはまさか…ロケット団のボス、サカキ!?ダークマスター様から聞いた覚えのある名だが…奴の統べる組織は全世界をほぼ統一させたほどの行動力の高いと言われる…。人々の心を掴み取った奴の存在には注意を払えと――――――まさか、その当の本人が、ワレと同じフロアに幽閉されていただなんて…!)」

×××→サカキ「私の名は…サカキ。私も連れて行ってはくれないか?それなりに使えると思うぞ。(首を傾げて不敵に笑む) 」

スカーフィ「……?だ、誰…?(檻の方へ振り返り) 」
×××「――――――――待て、私も連れて行け。(檻の中から声をかける) 」

黒「 …何処までも陽気な奴だ… 」
スカーフィ「かぅ♪よーし、この調子でどんどん進んでいくよ。 」
黒「 コイツ等も引き入れるのか…まぁいい鍵は必要ない…と思ったが、用意がいいな… 」
おバカトリオ『うっほほーい♪ やったぁ!ありがとうー! ふん、まさかかつての敵に助けられるとは…な。 」
ゲラコビッツ「鍵なら我が持っているであーるる。(面倒臭い連中に絡まれたであーるる。ま、利用価値はある…。)(檻に鍵を差し込み、解放する) 」
スカーフィ「あ、うん。味方は多い方がいいかも。 」
黒「 ………で、アレは連れて行くのか? 」
スカーフィ「……あぁーっ!!キミたちは亜空間の…!(当時の戦いがフラッシュバックされる)……でも、いいよ♪キミたちとは敵だったけど、なんか面白かったし。でも、鍵がないや…かぅ…。 」

三人組→おバカトリオ(ようつべマリオ・ママルイージ・グレートルイージ)『僕たちも連れて行ってー!! き、きっと…な、何か役に立つよ…?よ…?(ようつべマリオ) ここで会ったが運命!久しぶりだね、お譲ちゃん。(ママルイージ) 俺達も脱獄してえ。協力してやるから檻から出しなよ。(グレートルイージ) 」

黒「 囚人はおしゃべりが好きなようだな…それも大勢ときた 」
スカーフィ「協力してくれるのなら…何だっていいよ。(元の表情に戻る)うん、行こ……?(声を聞いて) 」
黒「 …俺はただアンタに協力するよう言われただけだ………俺はアンタの友達を助ける気はない……いいな…(遠回しにただ護衛しにきましたよということ) 」
三人組『待ったぁっ!!!(檻の中からスカーフィたちに) 」

ゲラコビッツ「そう言ったであるる。さあ、着いてこいであーるる。 」
スカーフィ「下らなくなんかないもん!!(目に涙を浮かべ、キッと睨む)氷冬が…氷冬の命がかかっているんだもの…やるしかなかったの! ……本当?協力してくれるの…? 」
ゲラコビッツ「むぐっ…(そ、そうだ…。今晴れて我は脱獄に成功しているのでーあるる。ここはこ奴等を利用し、カオスソードを手に入れ…そしてそれを使い地獄を抜け出す。うお、我の計画完成であーるる!すばらしい計画なのであーるる!)……いいだろう、ならば協力してやるであーるる。フロア8と言ったな?我についてこいであーるる! 」
黒「 ………下らない、そんな理由で自らの命を投げ捨てるようなことをしようとしてるのか…? 」
スカーフィ「黒……ボクの友達が、知らない人に捕まったんだ。その人の要求をのみ、友達の命と引き換えに…カオスソードを取りに行くことになったんだ。この地獄へ…。 ……?(ゲラコビッツを見て) 」
黒「 ………どうせ表に出た所で…また捕まるんだ……協力しろ 」
ゲラコビッツ「ん…?(カオスソード…?確か、カオス界の至る所に点在するという光の剣だと聞いたことがあるであーるるな。…それに確か、それ一つ売れば国が一つ買えるほどの価値があると…そんなことも聞いたであーるる。…そんなヤバいモノが地獄の底にあるとは……いや、ここは…。) 」
スカーフィ「お願い!本当に、そこへ行きたいの!カオスソードZEROっていうのがそこにあって…それを収集するようにって言われているの! 」
ゲラコビッツ「囚人じゃないのであーるるか―――――はぁ!?フロア8!?おま……馬鹿であーるるか!?ただでさえ下の階へ行けば行くほど危険なこの地獄。フロア8なんて死んでも行きたくないであーるる!(死んでるけど) 」
黒「 …(無言の承諾 」
スカーフィ「ご、ごめん黒!後でゆっくり教えるからぁ。 僕たちは囚人じゃないよ。ねえねえ、フロア8ってどうやっていくの?ボクたちそこへ行きたいんだけど…。 」
ゲラコビッツ「うわっ!?背後からも鬼が…って、何だただの囚人か。脅かすでないであーるる。」
×××「……随分と騒がしいな。(檻の中からスカーフィ達を確認する) 」
黒「 ……便利な銃だ…悪さをした奴が集まる場所というのもわかる……それよりスカーフィ……俺達は何の為に此処にきた……いや、聞く必要もないか…?(ゆっくり歩いて) 」
スカーフィ「あっ、そうだ!おーいっ!(ゲラコビッツへ駆け寄る) 」
白鬼「(光線を浴びる)ま~~~~ぁ~~~~~て~~~~ぇ~~~~~(行動が鈍くなる) 」

ゲラコビッツ「おのれ…我の脱走計画がこんなことで水の泡になってたまるものか。ジャキンッ…(怪しい光線銃を取り出す)“ノロノロビィーム”!(怪しい光線を白鬼に向けて放つ) 」
ルイージ「 という訳でして僕は地獄で必要不可欠の人間国宝クラスのすばらしい存在になるのですから手荒なまねはグェ(青鬼の下敷になる) 」
黒「 …他の囚人のようだな……俺等は逃げなくてもよさげだな 」
青鬼「 ムキムキッ(通常のがスクワット青鬼に巨大化)ドンッ! 」
白鬼「青鬼、この男を任せる!(ルイージを指して)待て、ゲラコビッツー! 」
ルイージ「 怪しい者じゃないですよ?ほら見てください鮮やかな緑色をつまり僕は眼に良い男で荒れた地獄を癒すリラクゼーション効果がありまして僕が居れば地獄の皆さんも将来安泰ですよハイ(白鬼に) 」
スカーフィ「え…?あ、うん。それじゃ逃げ…あれ?(ゲラコビッツを見て)…どうやらボクたちの方じゃないみたい。 」

ゲラコビッツ「ひええぇー!何でこうなったのであるかっ!?(白鬼から逃走している)」

黒「この”任務”の依頼はアンタに下されたものだ…俺はアンタに同行させてもらうぞ…で、逃げるのか…? 」
スカーフィ「…??そ、そうなんだぁ―――――ビクッ!?やば…もしかして、もう気づかれちゃったのかな…?(白鬼に気づき) 」
白鬼「脱獄囚だぁ~!取り押さえろぉー!!(スカーフィ達から少し離れた地点から)」

黒「 ……俺が聞きたい……気づけば薄い空気が周りを漂って、居たはずの猫(マオ)がきえていた…… 」
スカーフィ「かぅー……あ、そう言えば、何で黒があそこにいたの? 」
黒「地獄……なるほど、確かに……地獄という言葉がそのまま似合っている場所だ… 」
スカーフィ「かぅ~……(よろよろと立ち上がる)あ、着いた…。ここが……地獄…! 」
黒「 ……(気絶してるスカーフィの横に立ち尽くしている)血の池があるのか……(屈んでスカーフィの耳元に口を近づける)起きろ…危険な位置にいるかもしれない… 」
スカーフィ「きゅ~☆(フロア1に落下し、目を☆にして気絶してる) 」


~地獄・フロア1“血の池地獄”~


デビモーレ「幸運を祈るぜ、お譲ちゃんたちよぉ。シェーヘッヘッヘッ!!(不敵な笑いと共に扉を消滅させる)」
黒 「 ………本来なら断るところだが……いいだろう、アンタの誘いに乗ってやる…(スカーフィを追い掛ける様に扉に飛び込む) 」
デビモーレ「あの譲ちゃんの為だと思ってやれば、訳ないだろう?(不敵に笑み) 」
スカーフィ「アイツ等って―――――え…わ、うわああぁぁぁ~~ん…っ!!!(扉の先へ落ちていく)」
黒「 協力……何故俺がそんなことを… 」
デビモーレ「黙れビチクソ野郎っ!!泣いている暇があったらとっとと行ってこいやぁっ!!(扉を開き、スカーフィをその中へ蹴飛ばす)…おっ、さっきの譲ちゃんの仲間か何かか?ちょうどいい、アンタも協力してやってはこれんかね?」
黒「 ……(すがりつかれて軽く癒そうな表情)アイツ等が戦う理由、わかるか…? 」
スカーフィ「あ、黒~!(泣(黒に縋りつく) 」
黒「 どうやら状況を飲めていないのは俺だけではなかったようだな……(スカーフィの隣でコートを着用してたっている) 」
スカーフィ「そんな無茶苦茶だよぉ~!どうせなら初めに一辺に言ってくれないとボク困るよぉ~!!(泣)」
デビモーレ「道中で会う囚人たちから情報でも集めて、何とか辿りついて見せな。おっと、これも言い忘れそうになったが…道中で会うのが囚人共だけだと思うな。閻魔の直下である鬼や死神共が徘徊していて…侵入者であるお前を脱獄囚と勘違いして襲ってくるかもしれないからな。」
スカーフィ「……???(泣(もはや何から突っ込んだらいいか分からずパニックに陥ってる)」
デビモーレ「つべこべ言うなぁっ!!うるさいなぁっ!!とにかくお前はさっさとフロア8へ行ってZEROを取りに行け!おっと、言い忘れそうになったぜ……元々地獄にはフロア8なんて存在しないらしい。」
スカーフィ「地獄って…そんなにフロアがあるんだね。…って、なんでボク一人で行かなくちゃいけないのぉ~!?(泣)」
デビモーレ「誰がそんなことを言った?この扉をくぐれば行き着く先はフロア1の“血の池地獄”。カオスソードZEROがあるのはフロア8だ。」
スカーフィ「え…っ!?な、なんで!案内してくれるんじゃないの!?(汗)」
デビモーレ「感心している場合か?ここから先はお前一人で行くんだぞ。」
スカーフィ「わっ…凄い、幻でできた扉…。」
デビモーレ「迷信だ。最も地獄で下される罰はそんな軽々しいモノじゃあない。もっと上を行く、残虐な方法で囚人たちを苦しめる。…まあそんなことはどうでもいい。行くぞ。ヴワン…ッ(目の前にホログラムを作り出すと、それはみるみると扉の形に変化していく)」
スカーフィ「閻魔様…悪い人の舌を引き抜くって話、聞いたことがあるけど…。」
デビモーレ「本来ならお前は天国へ行くことになっている。故に地獄へのに乗れば二度死ぬ。二度死なれたら困るんで…俺の作り出す扉を使い、地獄へ向かうぞ。そうすれば、地獄の支配人たる閻魔ディガロの眼も難なく潜り抜けることができるからな。」
スカーフィ「そんなことが…。(少し震えている)」
デビモーレ「……人は死ぬと、天国か地獄のどちらに行くか既に定められる。ここへたどり着き、仮に地上で悪事に手を染めた輩が天国へのエレベーターへ登ろうとした時、落雷が落ちて二度死ぬ。まあ、過去一度もそんな事例がなかったようだ…死人は、どうにも直感でそんなことが分かるようだ。」
スカーフィ「天国と地獄の狭間…ルーベン…。…え、なんで?ボクが行きたいのは地獄の方なのに。」
デビモーレ「今さっきヘルザーナから連絡が入った。礼を言うのはまだ早いが、とにかく俺たちに協力してくれてありがとな。早速だが俺と共に地獄へ来てもらう。…おっと言い忘れた。因みにここは天国と地獄の境界線、言わば狭間と言った所だが…『ルーベン』という。ここから天国、地獄へ行く為のエレベーターがあるのだが…どちらにも乗らねえからな?」

スカーフィ「貴方も…やっぱり。(カービィ族なのに人間の姿だということに疑問を抱く)」
紅色のローブの男→デビモーレ「俺の名はデビモーレ。生と死を司る擬似カービィ族だ、よろしく。」
スカーフィ「かう…!?(振り返る)あ、貴方が……。」
紅色のローブの男「おう、待っていたぜ。(背後からスカーフィに)」
スカーフィ「………はっ…(いつの間にかあの世に到着していることに驚く)こ、ここが……あの世、て言うところなのかな…?」



~天国と地獄の狭間『ルーベン』~


カズネ「(スカーフィ 絶対に 戻ってきて… 貴女の 友達の為にも)」

カズネ「そんなッ…!! あっ… (ヘルザーナに斬り払おうとするも中断) 」
ガントール「ディヒャヒャヒャッ!!作戦成功ーっ♪だぜ!(共に消える) 」
ヘルザーナ「まあな。先程はちゃんと保証があると言ったが…正直有耶無耶だ。向こうの仲間が果たして安易にあの子娘を生き返らせてくれるか…まあ、せいぜい祈り続けるといい。行くぞ、この場にもう用はない。ザッ(消える) 」
カズネ「まるで 違う姿… 変身能力 (ガントールを見て) 」
カズネ「本当に… スカーフィを 戻してくれるの 」
ガントール「けど安心しなぁ!あの子娘がちゃんとZEROを収集したからには蘇らせてやるぜ。俺じゃないから、保証はねえけどなぁ!ヒャヒャヒャッ!! 」
ヘルザーナ「当の本人を人質に取るには、流石の我らでも不可能に近かった。何せ奴はかなりの腕を持つ剣士。故に、ガントールの変身能力を利用させてもらった訳だ。 」
カズネ「…!? スカーフィの 友達じゃない… 貴方… 騙したって言うの… 」

氷冬(?)→ガントール「ビリィビリィ…ッ(黒いテープを難なく引きちぎって立ち上がる)ふぅ~……人質の振りすんのしんどいわぁ~。肩こったわ。(顔に手を触れるとローブ服を着たヘルザーナと瓜二つの姿になる) 」
カズネ「貴方にとっては つまらない… でも スカーフィにとっては…」
カズネ「心臓を一突き… 体が 致命傷を負っても 戻れるっていうの… 」

スカーフィ「かぅ…♪――――――ズブシャァッ!!!(突き刺された後、ぐらりとその体が傾き、倒れた) 」
カズネ「…! 急所を… 一撃で… 」
ヘルザーナ「契約は成立された。――――バサァ…ッ!!(背中から黒い翼を片方だけ生やすと、先端の羽が刃のように鋭く尖る)――――友の為に剣を取りに行け、スカーフィ。……ズブシャァッ!!!(そのまま羽でスカーフィの心臓を突き刺す) 」
カズネ「(偽りの笑顔…) うん 私 信じる… 絶対に 戻ってきて 貴女の友達の 為にも… 」
スカーフィ「(カズネの手を優しく取る)大丈夫…ボク、一人で頑張るから…。(こんな状況に陥っても尚、笑顔を作る)……そうだね…。(立ち上がり、男の前に立つ) 」
カズネ「…そう 絶対に… 戻して もし 戻らなかったら 貴方を 敵として見る 」
ヘルザーナ「逝かさず。元よりこれはスカーフィだけに与えた要求…。貴様のような若き芽には荷が思い。 案ずるな、貴様は絶対に戻してやる。それに、そうでなければ…この人実の存在が皆無であろう?大事な友を救う為ならば。 」
カズネ「(地獄 私 覚えがある 幾つもの 拷問のような部屋が ある 本当の地獄…) 」
スカーフィ「……本当に、貴方の言う通りにすれば……。 」
カズネ「スカーフィ…  私も逝く この目で 見る為に… 」
ヘルザーナ「…よかろう。後の事は、向こうにいる俺の仲間の指示通りに動け。 奴はあの世とこの世を行き来することができる能力者だ。無論、約束通り役目を終えたらそいつの手でここへ戻してくれるだろう。 」
スカーフィ「……!そんなことが…でも……(ふと視界に横たわった氷冬が映る)…ううん、やる。逝くよ、地獄でも…何処でも。(覚悟を決めたような、険しい表情で) 」
カズネ「死… そんな…! 本当に 戻れる 保障はあるの… 」
ヘルザーナ「そこの子娘(カズネ)の言う通り、生きたまま地獄へ行くのは不可能。だからスカーフィ、貴様には一度死んでもらう。だが安心しろ、向こうに私の仲間がいる。そ奴の手にかかれば…死して尚、この場へ舞い戻ることができる。 」
スカーフィ「………え…?(地獄と聞いて) 」
カズネ「地獄… 生きて どうやって… 」
ヘルザーナ「だが安易な事ではない。それは――――“地獄”にある。 」
スカーフィ「で、でも……氷冬を放っておく訳には…かぅ、いかないよ…。(小声で) 」
カズネ「(殺戮 戦争じゃなかっただけ まだ良い…かな) 」
スカーフィ「(カオスソード…氷冬が前に話してくれた、たくさんあるって言われた物。)…そ、それを探し出したらいいんだね…? 」
カズネ「始まりの カオスソードの 原型…? 」
カズネ「スカーフィ 向こうは こんな用意をするほどの事 何か とても 悪い予感がする 」
ヘルザーナ「私は今…各世界の至る所に点在する…世界最高峰の武器を収集している。その中の一つ…混沌の名を持つ白銀に輝く、“始まりの剣(つるぎ)”と称された――――カオスソード『ZERO』が欲しい。 」
スカーフィ「……。(唾を飲み込み、男から視線を逸らさない) 」
カズネ「…そう 哀れな人 」
ヘルザーナ「何とでも言え。これが大人の在るべき姿だ。 ほお、潔いな。よかろう、では今から口にすることをよく脳裏に刻んでおけ。 」
カズネ「どんな 要求を… いやな予感がする」
スカーフィ「……要求?…やる、やってあげる…!だから氷冬を…っ!(何の躊躇いもなく男に縋りつく) 」
カズネ「酷い事をする… スカーフィの 掛け替えの無い友達を… 利用するなんて 」
ヘルザーナ「私には求めるモノがある。それが手の内になるのであれば…どんな愚劣な手段も選ばない。否、我ら大人には…当たり前過ぎる事か。 」
ヘルザーナ「私の要求に応えるのならば、友の命を救ってやってもいい。……どうだ? 」
カズネ「卑怯な手を 使うつもりなの… (ヘルザーナを睨む様に) 」
スカーフィ「……なんで…なんで、こんなことを…っ!?(キッと睨み上げる) 」
ヘルザーナ「子娘、よく気がついたな。その通り、これはただの代物ではない。拘束するモノを意のままに操る…『パペレータ』と言ったとこか。 」
カズネ「このテープ 普通じゃない… 何か 闇に近い力で 拘束されている…(テープに触れ) 」
ヘルザーナ「案ずるな、気を失っているだけだ。見ての通り、この小娘の命は私が預かった。このテープで拘束されている限り、この小娘は私の意のままに殺すことができる。 」
カズネ「…! 酷い 縛り方…」
氷冬「……ドサァ(突き飛ばされ、二人の間に倒れ込む。黒く禍々しいテープのような物で拘束されていて、気を失っている) 」
カズネ「そう 英雄に… 預かった 人質…?」
ヘルザーナ「お前の良く知る人物だ…。(背後にいた人物を前へ突き飛ばす)
スカーフィ「人質…?(ヘルザーナの背後に気づく)」
ヘルザーナ「―――――人質を預かった。」
スカーフィ「かぅ…何か用なの…?」
ヘルザーナ「まあ自己紹介はこんなものでいいだろう。擬似カービィ族の事は、いずれよく知れ渡ることになる。…ああ、小さな英雄の一人と呼ばれたこの子娘に他でもない用がある。 」
カズネ「人間の姿に なる薬も無く… それでも カービィ族なのね 」
スカーフィ「カービィ…族?なのに、人間の姿をしてる…。(不思議そうに男を見つめ) 」

ローブの男→ヘルザーナ「私の名はヘルザーナ。ガンノロイドという…貴様たちで分かるように言えば、『擬似カービィ族』だ。(外見の等身大は人間そのもの) 」
カズネ「スカーフィに 何か用が… あるの(ローブの男の方向を向き) 」
スカーフィ「(首を左右に振る)ううん…知らない。ボクも初めて会った…。(汗)……?(男を見て) 」
ローブの男「唐突すまない。貴様がスカーフィ本人であるか確かめたかったのだが…どうやら間違いは無いらしい。 」
カズネ「この人は 知り合いなの…? (スカーフィの傍へ) 」
スカーフィ「あわ…カズネも…。(この状況で苦笑いだが、カズネに軽くぎこちなく手を振る) 」
スカーフィ「Σビクゥ!?(いきなりだったので飛び上がり、顔を男の元へ向ける)…だ、だぁれ…? 」
カズネ「あ スカーフィ…?(ローブの男とスカーフィが対面している状況に出くわす) 」
ローブの男「――――貴様がスカーフィ…だな?(何処からともなく現れ、唐突に彼女に声をかける) 」

カズネ「ふぅ… ふぁぁっ…(暫くして起き、欠伸をする) 」
スカーフィ「最近みんなと会ってないなぁ……もしゃもしゃ… どうしてるだろ…。(空を見上げ) 」
カズネ「すぅ… すぅ… (座ったまま、寝息も静か) 」
スカーフィ「かーぅー……(鯛焼きをもしゃもしゃと食す) 」

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最終更新:2012年12月09日 22:40