追憶の塔・参 過去ログ

大変お手数ですが、真下から閲覧してください。


戻る


続き


マリオ「ピ シ ャ (ルイージの返り血が頬やオーバーオールに手袋、そして自慢の髭に付着した)…ィー…ジ… ………――――――――――ルイィィィーージィィィイイイイーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!! 」


ビ シ ャ ァ ッ ! ! ! ! (塔内に血液が飛び散った)


あまりにも一瞬の出来事に戦士たちは唖然とした。そして気がついたころには絶望感が瞬く間に奇襲した。そう――――――――" ル イ ー ジ の 体 は 弾 け 飛 び 、 跡 形 も 無 く 消 え て し ま っ た の だ " 」


―――――――――― パ  ァ  ン  ッ ――――――――――


マリオ「…い、今行く…待ってろルイージッ!!!!(一目散にルイージのもとへ駆けだし、手を伸ばす) 」

ケビン「(その様子を見て絶句し槍が手から滑り落ちる)────!? 」

ルイージ「……ぅ゛…っ…あ゛ッ……!!…あ゛あ゛ああぁぁ…ッ…!!!…に゛…に゛ぃざ……にぃざ……あ…ッ…あ…!!!!(激痛に苦しむ中でマリオに手を伸ばそうとする) 」

アオ「―――ッ…ル、イージ…さん……ッ!?(ルイージの様子を見て背筋が凍る) 」



ナナ「ルイージ君、早く逃げて…ッ!!逃げ―――――――(吐血した彼を見て絶望感に浸った表情になる) 」

????(黒長髪・黒衣)「…何が起こった。(声‐置鮎龍太郎) 」


ドュグドュグドュグドュグドュグドュグドュグドュグ…(ルイージの皮膚全体が凸凹になってうねりを上げるかのように激しく揺れる)


マリオ「――――――――!!!……ルイー…ジ……??……ルイージ…ッ!!!??(表情が青く一変する) 」

霞夜「やっぱり、あの時何かされたのね・・・!(詠唱を続ける) 」

ルイージ「……ぁ…ぁ、あ……ッ…!(恐る恐る、退きながら立ち上がる)……!!に、兄さ―――――ゴフ…ッ…!!?(全身に激痛が迸る)」


―――― ド   ッ   ク   ン   ッ   !   !   ! ――――(ルイージの身体に大きな異変が発生する)


サングル「………。(微動だにせず、ただ、ルイージの一点を見つめている) 」

マリオ「チッ…!厄介だな…あの能力…!なんとか手を討たないと―――――ッ!!(サングルの視線の先がルイージだということに逸早く察知する)こっちに来い、ルイージ!! 」

????(黒長髪・黒衣)「……まだ息があったか。これは。(声‐置鮎龍太郎) 」

アオ「そんなっ―――(大鎌がサングルに変化し驚愕する)ルイージさんッ!立ってッッ!!(焦りも見える切羽詰まった表情で声を張る) 」

ケビン「(眉を潜め苦笑いし冷汗が首を伝う)勘弁してくれよ…俺スライムとランデヴー決め込む趣味はねーんだからさ…!(槍を構え直す)マシロ…タイミングを見計らって黒魔法に切り替えろ、良いな…! 」

霞夜「・・・やっぱり、まだ終わりじゃなかったみたいね・・・!(詠唱はまだ終わっておらず、遅さにチィッと舌打ちをする) 」

ナナ「(土煙が治まると周囲を確認する)……!!うそ…(大鎌がサングルに変化したのを見て唖然となる) 」

大鎌→サングル「(閉ざされた瞼を開くと全身が痙攣し、平然と身構える)……。(戦士たちを一人ずつ一瞥し、最後にルイージを視界にとらえる)) 」


――――――ガンッ ヒュンヒュンヒュン……ザキィンッ!!! ゴプッ…!! ドプドプドプ…ッ…!!(先程の衝撃のせいか、天井に突き刺さっていたサングルの大鎌が落下して地面に突き刺さる。そして――――――大鎌は突然見る見ると姿を変えて、サングルになった)


ルイージ「すまない…兄さん…。(しゅんとなる)は、はぁ…終わった…んだよね…。(ぺたんと尻もちをつく) 」

霞夜「・・・確証が、持てない・・・。(詠唱は続行したまま、ただ待機する) 」

アオ「入った…! スタッ(着地し、動かなくなったサングルを凝視し、それから周囲を見る) (しかし、さすがに強者揃いだな…咄嗟の呼吸も合わせることが出来るなんて―――)…ぅっ、げほっげほっ…!すごい土煙っ…!(土煙にむせる) さすがにもう立てないだろうね…(広がっている血だまりを見て) 」

サングルがいたと思われる場所には、もはや動く気配のない血だまりが広がっていた 」

マリオ「わっつ…!(土煙をスーパーマントで払う)……ふぅ…どうやら俺の出る幕はなかったみたいだな。お前ら強すぎって。(笑) 」

ナナ「形勢逆転…かな!?…ッ…!!(鉄球による衝撃に耐え、土煙にのまれる) 」

ケビン「はは、まぁそう叱ってやるなよ、生きてればそれで上出来ってやつだ!軽く手を叩き拍手しながらサングルを見上げる)終わった…のか? 」

ドドドドドドドドドドドドドッッ!!!!!!!!!(多くの鉄球が雨の如くサングルに降り注ぎ、塔内全域に土煙が巻き起こった)


????(黒長髪・黒衣)「(そして…)……ハァァァァァァァァ......(何やら、精神統一で気を高めはじめた)(声‐置鮎龍太郎) 」

霞夜「あの、『一瞬の接触』・・・何か引っかかるわね、まだ倒せたとは思えないわ・・・。(詠唱を続ける) 」

ケビン「GOOD、一瞬ヒヤッとしたが…九死に一生を得たな…そして!(指を鳴らす、それを合図に先程投げた鉄球達が四方八方からバンドし、サングルの立つ一点に向かって襲いかかる)テメーに待つのは死だ 」

ナナ「すごく息の合ったコンビネーションだね…! 」

マリオ「攻撃を当てられたからといって浮かれるな!もしものことが起きたら…手遅れになるんだぞ。(ルイージに説教しながらアオたちを見ている) 」

サングル「ザッ、キィィィィィンンッ!!(斬り上げられ天井に激突して落下する)ズグッ!! ……!!!(うつ伏せに倒れ込み起き上がろうとしたところをアオの投げた蒼い剣が背中に見事突き刺さり、ぐったりとして動かなくなった) 」

アオ「ッ!! あぁあ゛ッッ!!!(高く跳躍し、頂点へ達し落下時に勢いをつけてサングルへ蒼い剣をぶん投げる。続いてゼネア戦で生み出した白い剣も発現させる) 」

霞夜「間一髪・・・と、はあまり言えないかもしれないわね・・・!(再び、詠唱を始める) 」

????(黒長髪・黒衣)「──────動くな! ザッ、キィィィィィンンッ!!キィィィン...、キィィィン...、ィィン...(怒鳴りと同時に、サングルに斬り上げを行う。そして斬撃の余韻が響き渡る)(声‐置鮎龍太郎) 」

サングル「パキパキパキィ…ッ…!! …!!!(アイシクルが手に被弾し腕が凍結する) 」

ルイージ「え――――――(ナナの声に反応し背後へ振り返ろうとした途端)うわぁッ!!(マリオに引っ張られサングルの魔の手から逃れる)はぁ…はぁ…!はぁ…はぁ…!た、助かったよ兄さん……。 」


――――――― パ シ … (サングルの手がルイージに触れた)


マリオ「―――――ッ!!(ルイージを背後から掴んで引き寄せる)」

霞夜「切れたらかけ直すだけだけれど、さっきので知っての通り、かなり長いから・・・(????に返答)・・・これは、、、ッ!(急遽詠唱を変更、『アイシクル』を撃ち出しサングルの手を阻もうとする) 」

サングル「(集結した血液に色が塗り足されていく)――――― ス… (ルイージの身体に触れようとする) 」

ケビン「喧嘩第二幕来るな…構え解くんじゃねーぞ…マシロ、嬢ちゃんの防御解くんじゃねーぞ 」

マリオ「油断するなルイージッ!!相手は能力者だぞ!!! 」

????(黒長髪・黒衣)「理解した。限りのある時間の中で、微塵の無駄もない、迅速な動きが要求される。(霞夜に呼応)(声‐置鮎龍太郎) 」

ナナ「―――――!!(千里眼の能力でサングルの位置を察知する)ルイージ君、後ろッ!!! 」


…ドプッ…ドップン、ドププッ…プッ…!! (飛び散った血液が集束し、元の人型を形成させていく)


アオ「…!さすが、助かるね…!(霞夜のサポートを見て) ―――!(液体化して飛び散った様子を見て身構える)違う…これは……! 」

霞夜「効果はそこまで持続はしないから、気をつけて。(再び別の魔法の詠唱を開始する) 」

????(黒長髪・黒衣)「…随分と呆気ないものだな。或いは………(眼を鋭くする。元々鋭いような目つきではあったが)(声‐置鮎龍太郎) 」

ルイージ「 や…やった…!一撃で倒しちゃった…!! 」

ナナ「すごい…力が漲ってくる…!(あふれ出る力に驚愕する) 攻撃が効いてる…!!これなら…! 」

マリオ「 ……!!(あいつら…結構強えな…!)(????やケビンを見て) 」

????(黒長髪・黒衣)「…! この全身からあふれ出るほどの、力はいったい……とりあえずは好機と見ておくべきか。(声‐置鮎龍太郎) 」

サングル「ザクンッ!!(フォークを地面に"斜め"に突き刺すことで????の衝撃波を天井にへと誘導させ回避する)スンッ!!!……!!(ケビンの渾身の一閃を直に受けよろめく)……!!!――――ドプンッ!! (そしてファイアーボールが被弾した途端、体が液体化し地面に飛び散った) 」

霞夜「・・・お待たせしたわね、いくわよ・・・『シャープネス・ロング』!(味方全員にシャープネス・ロングをかけ、攻撃力を七倍に引き上げる) 」

ケビン「チ…イィッ!いい加減ッ…引き際を弁えやがれってんだッ!(所持している鉄球全てを、蹴りが来る直前にサングルではなく背後の壁へ向かって投げつけ、槍をサングルに向かって力任せに真一文字に振り抜く) 」

アオ「うぉッ―――ドッ、ドン!ドドンッ!!(咄嗟に両腕で身を庇うが、乱打される蹴りの衝撃は腕から全身へと響き渡っていく)(重、てぇッ…!)(ルイージのファイアーボール、そして???の衝撃波を視界に捉える) 」

????(黒長髪・黒衣)「まずは、一手……はぁっ!(長刀を振るい、サングルのほうに凄まじい衝撃波を送る)(声‐置鮎龍太郎) 」

ルイージ「兄さん…!(くそっ…僕だって…)やる時はやるんだああぁぁぁーーーーッ!!!!(サングルにめがけファイアーボールを投げつける) 」

サングル「シュンッ!! ガキィンッ!! ザンッ、ザンッ!! ガキィンッ、ザンッ!!!(荒々しくも正確に攻撃を与えている中で、目の動きだけは全く異なり、必ず戦士たち全員の様子を一瞬の速度で把握しているように見えた)…ダンッ!! ザグンッ!!(跳躍し、天井に大鎌を刺して降りると同時にアオとケビンに蹴りの乱打を浴びせる) 」

ケビン「えぇィッ!やっかましいぞジジイ黙ってろっえ!(槍を風車のように回転させ猛攻を受け流そうとするが三箇所を切り裂かれ防戦一方) 」

霞夜「本が・・・喋ってるなんて、何かの魔法かしら・・・?とにかく、わかったわ・・・!(詠唱続行) 」

マシロ「ワシに命ずるとは巧妙になりおったな貴様ァ!(零夜を中心に球体上のバリアを発生させ猛攻を防ぐ)小娘!遠慮はいらんぞ、大船に乗ったつもりで集中して居るがいい!(魔道書が喋っている、しかも浮遊して老人の声で) 」

ナナ「(いきなり能力を駆使することはないみたい…でもこの動き…千里眼をもってしても避けきれるかどうか…!)…ん…ッ!(ビームソードで防ぐが軽く吹き飛ばされる) 」

????(黒長髪・黒衣)「…相手は鎌やら三叉の槍、あらゆる武具で圧倒している。もしもどこかに、穴があるとするならばそれは………(声‐置鮎龍太郎) 」

アオ「つッ……くッ…!!(剣でサングルの猛攻を受け流し続けている)(攻撃が激しい…一分の隙も見当たらないぞ…ッ!!) 」

マリオ「―――ッ!(フォークが頬を掠り、一線から血が出る)敵の攻撃が激しくなったぞ!!(汗) 」

霞夜「なっ・・・ッ、私のフォークを・・・!(とにかく後方へと下がり、詠唱を開始する) 」

ケビン「ッ……!(本を背後の零夜に投げつける)マシロ!その嬢ちゃんを守ってろッ!(直様飛び上がり天上に槍を突き立てて張り付き高い位置で攻撃をやり過ごす) 」

サングル「パシッ(霞夜のフォークをキャッチし、大鎌による斬撃、フォークによる突きの猛攻で戦士たちを圧倒する) 」

霞夜「くっ・・・!詠唱の邪魔を・・・!(鎌を伏せて回避し、フォークを投擲して離れる) 」

????(黒長髪・黒衣)「むう…。まずは相手の動き、パターンを見ておくべきか。(声‐置鮎龍太郎) 」

ナナ「―――――ッ!(千里眼の能力で行動を先読みし、退行して間一髪回避する) 」

アオ「(正面から……!) ッ!!(ドッジロールでサングルの脇を通り抜けて薙ぎ払いを回避する) 」

ルイージ 「へ―――――うっひゃあああぁ!!!(地面に伏せられる) 」

マリオ「(早い…!)ルイージッ!!(背後のルイージを庇うように共に地面に伏せる) 」

サングル「―――――ダンッ!!(地面を蹴って勢いよく駆け出し、真っ向から戦士たちを大鎌で六文字に薙ぎ払う)」


VS 混沌神下七神衆【サングル】





慰月「・・・血、ねぇ、目に悪いし悪趣味だわ・・・全部凍らせてやろうかしら。(サングルを視界に捉える) 」

????(黒長髪・黒衣)「…たとえ相手が何者であれ、俺の前に立ちはだかるものは、何人(なんぴと)たりとも容赦はしない。(声‐置鮎龍太郎) 」

ケビン「やーっぱこいつか、血の七神…!(ちと分が悪いが…やむを得ねーな…!) 」

ナナ「……!(何処かで見た事あると思えば…キルビス君にそっくりだ…!でも、本人とはかなりかけ離れている感じだね。もはや別人と言ってもいいくらいに…。)…ヴヴン…ッ!!(ブラッドと呼ばれる赤いビームソードを構える) 」

ルイージ「あわわ…わわ…っ…!ひっ、血が…人に…!あっ、あの大きな鎌怖すぎだよぉ~~!!(涙目)(マリオの背後へ逃げる) 」

アオ「…君が相手か……!(アルセム国で一戦交えた記憶がフラッシュバックする) 」

マリオ「Mamma Mia…!!…へっ、やってやろうじゃないか…。(帽子を深くかぶり直してサングルを睨む) 」

サングル「シ ュ ゥ ゥ ゥ ン …(人の形を模した赤い液体に色が塗り足されていく。キルビスと瓜二つの赤髪の青年だった)―――――――― カ ッ (目がかっと開き、戦士たちを見まわす。そして…)ドプッ、ドプドプドプ…ッ…!!―――――ジャジャジャジャキンッ!!!(掌から出した血液が棒状に伸び、固形化すると同時に棒の身から無数の醜悪な刃が一斉に飛び出した)ブンブンブンブンブン……ッ!! ズオンッ…!!!(もはや大鎌と呼ぶに相応しいその武器を振り回し、戦士達に構える)」




霞夜「・・・お出まし、ね・・・。(皆とは一歩引いた、後ろ側で魔法の詠唱を始める) 」

アオ「……ッ! (人型へと形成されていく赤い液体を見て目つきが鋭くなる) 」

ルイージ「血…血ぃぃい!?!?血が…血が動いている…!!?(地面に寝転んだまま) 」


………トプンッ ドプ…ッ!! …デュグデュグ…ドュググググ…ップ… …ッピュ ドプッ、ドプッ…!!!(突然、地面の滴は勢いよく広範囲に弾け、一定の形を留めていく。やがてそれは…人型へと形成されていった)


????(黒長髪・黒衣)「……気を抜くな。……──────来るぞ!(長刀を抜き、構える)(声‐置鮎龍太郎) 」

ケビン「(刃が枝と水平になっている剣のような槍を構える)血…じゃねーのかアレ…ていうと、お相手は… 」

ナナ「ピク…(滴の落ちた音を聞き取って思わず身が竦んだ)…暗くて姿がよく見えないけど…確かに、"いる"…!すぐ、目の前に…。 」

アオ「―――!!(雫の音を聞き、ドライブによって発現させている剣を構える)…水音……? 」

霞夜「・・・あの雫、赤いわね・・・何かしら。(杖を前に出し、詠唱準備する) 」


ルイージ「あだぁっ!(落とされる)いててて……酷いや兄さん…。(泣) 」

マリオ「おぉ…見事に暗いな…………!!(辺りを見渡していると雫の音を聞き取り、身構える。その際ルイージを落としてしまった) 」


―――――――ピ チ ョ ン … (塔内の天井から、一滴の赤い滴が地面に落ちた)


アオ「……!(耳打ちされ、目を丸くする)ナナちゃん…用意周到っていうか、さすがだなぁ…(塔の中へ入る) 」

????(黒長髪・黒衣)「……このようなところがあったとは。どうやらこの世界には、俺の知りえないものがあるようだ。(腰に長刀を携え、あとから遅れて入ってくる)(声‐置鮎龍太郎) 」

霞夜「藪を突いて、出てくるのは何かしら・・・?(塔の中に入っていく) 」

ナナ「(…こんなこともあろうかと…強力な助っ人を二人呼んでおいてあげたから。たぶん、すぐに駆けつけに来てくれると思うよ。)(アオに耳打ちし、塔の中へ入る) 」

ケビン「冷凍庫の中かよ、音だけ聞いてブルドーザーだと理解できるぐらいハッキリと凄味が伝わってくるな 」

ルイージ「ぜぇ…はぁ…ぜぇ…はぁ…!も、もう疲れたよぉ~!帰ろうよ~って、わあああぁぁぁあーーー!!!やめてぇぇー!!行きたくないよぉぉ~~!!!(号泣)(連れて行かれる) 」

マリオ「ぜぇ……ここかぁ…。…でけぇな…。それに、中は暗そうだ。ま、ここまで来ちまったもんは仕方ねえ。いくぞルイージ~♪(ルイージを担いで塔の中へ入っていく)」

アオ「……ゼネアみたく、これまでとは比じゃなく強い奴がまだまだ待ち受けてるなんて…考えたくないな……(邪気を感じ、一瞬たじろぐ) 」

ナナ「そっ、本物だよ~。(ふふん、とケビンに)こ、ここね… …中からすごい威圧感を感じる…。(冷や汗が垂れ) 」

霞夜「・・・想像以上に、不気味ね・・・まるで肝試しスポットだわ。(肝が据わっている) 」


ォ   ォ   ォ   ォ   ォ   ォ   !   !   !   (機械の残骸で造られたその塔から、只ならぬ邪気が漂う)


~追憶の塔・参~


ケビン「すげーな嬢ちゃん、噂に聞く千里眼とか何かって奴かね はは、まぁ一戦やらかす前だからな、ここにいる全員に気配りぐらいはしてるさ ああ、お互いな…くたばんじゃねーぞ、骨拾う趣味はねーからな(けらけら) どれ、一戦殺ってくるか 」

ルイージ「えっ、えええぇぇぇ~~~!?!?!?! もうっ!?ま、まだ心の準備が…って待って兄さぁぁ~~ん!!(マリオたちを追いかける) 」

霞夜「・・・さて、行こうかしら。(スタートの姿勢になってから、一気に走り抜けていく) 」

アオ「(今の"間"は…いや、考え過ぎか)そっか…よろしくね、一緒に頑張ろう(微笑し、ケビンに) …うん、これからどんなに酷いことが起きるのか想像もつかない…ただ、俺達は全員で勝つんだ(笑って鳳凰に) い、いや。全然そんなことないさ!(苦笑して霞夜に) もう始まってる…!?―――あぁッ!!(ナナに続き、廃墟を駆け抜けて塔へ向かっていく) 」

真庭鳳凰「ははは、そこまで見られていたとは・・・、む!?(ナナにそういった後、戦いの気配を感じ取る) 」

マリオ「……そうだな、怖気づいちゃいられねえ…! ほら、ルイージ!行くぞ!(塔に向かって走り出す) 」

霞夜「やらかしたわね・・・あの世で盛大に、・・・あら、私にも気遣ってくれるのね、ありがとう。(ケビンに軽いお辞儀をする)今あなた、なんだかちょっと失礼な事考えなかったかしら?(アオをじろーっと見る)・・・始まるのね、いよいよ。 」

ナナ「……。(千里眼を開放した状態で塔の方を見据える)…もう既に、2か所で戦いが起こっているみたい…!私たちはあそこに行こう!(四つに並んだ塔の内の左から二番目を指し、瓦礫や残骸を避けながら走っていく) 魔獣との戦いで、レインド君と息ぴったりだったのが印象に残ってるよ。その鮮やかな衣装も、ね…♪(鳳凰にウインク)」

真庭鳳凰「(気のせい、というレベルでここまで的確に。あなどれんな)何やら不穏な空気だな。アオよ。 」

アオ「簡単なんて、とんでもないよ。『気のせい』で済むレベルだったんだから…たまたまさ(苦笑して鳳凰に) ……そうだね、もうここでじっとしている暇はないし。……俺の知らないところで、もう戦いが始まってるかもしれないのか…無事で居てくれよ……(ぽつりとつぶやく) ……あぁ!(なんだ、キツい性格の人なんだと思ったけど……ちゃんと笑えるんじゃないか。)(霞夜に言われて微笑する) …大丈夫、俺やみんなもついてる。それに怖いのは俺だって同じさ(苦笑してマリオに) 」

ケビン「うん、なんかやらかしたんじゃね……ま、いいや…回復しれくるのはありがたいんだけど…なんだ、自分の回復とかも忘れずにな おいおい大丈夫かよこのヒゲのオニーサン…ま、大丈夫…だよな、うん、やればできるタイプなんだきっと(自己解決) 印象的…ねぇ、俺もまァ…(正義の霊長の顔がチラつく)…印象的だったからよく覚えてるな んじゃ、こっちもおっ始めるのかね、これから 」

真庭鳳凰「む?我の事をしっておったか?(ナナに) 」

マリオ「ヒーローって…まあ、否定はしねえが。(つられて笑みを零す)…気を引き締めなきゃいけねえな…。何せ、こう見えて身震いが尋常じゃなくてね……! 」

ナナ「あっ!貴方は、あの時の忍…!(新時代編 永久に眠れ古き混沌編のラスボス戦がフラッシュバックされる) 」

霞夜「まあ、できるのは回復程度よ、あまり被弾はし過ぎないでね?魔力がなくなっちゃうし。(ルイージにすがられ、やれやれといった表情になる。)あら、じゃあ頼りにされちゃうわ。(アオに、一瞬だけ微笑む) 」

ナナ「…じゃあ…行こう。きっと、私たち以外にもここに誘われた人はたくさんいる…。もしかしたらもう既に、戦いを始めているのかもしれないしね…。 」

真庭鳳凰「さすがは稀代の英雄・・・簡単に我を勘ぐったか。(出てくる) 」

アオ「少しだけ、ね。印象的だったから記憶に残ってたんだ(ケビンに) うん、きっと俺一人じゃあどうにもならない敵だ…ありがとう、本当に助かるよ…!さすがはヒーロー兄弟だ(不敵に笑い返し、嬉しそうにマリオとルイージに) (キセル、って言うのか……)…そう、ヤツは…キセルはそう言ってたんだ。 ………?そこにいるのは…?(鳳凰の気配を微かに感じ取る) あぁ、頼りにさせてもらうからね、サポート!(霞夜に) 」

ルイージ「助かるよぉぉ~!!!(涙目で霞夜にすがる) 」

霞夜「安心しなさい、貴方達は私がサポートしてあげるわ、死なせはしない。(木の杖で地を突く)・・・私ってそんなに目立った行動しちゃったかしら・・・あ、してるわね。(ケビンの話を聞き、思い当たる節があって顔に手を当てる) 」

真庭鳳凰「ふむ・・・・。(隠れながら聞いてた) 」

ナナ「アオ君…。……ありがとう。 今、アオ君の記憶を少しだけ読ませてもらったよ。(自分のオッドアイを指しながら)七神衆のキセルが、『第二の女神』の正体…いえ、それ以上の存在だったということね。そして、残りの七神衆を倒すことで…この世界にまつわる全ての謎を、教えると…。(…でも、創造神以外にこの歴史を知る者なんていないはずなのに…。キセル、彼は一体…。) 」

ルイージ「ちょ、兄さん!……はぁ…仕方ないね。兄さんがそういうなら、僕だって…!(拳を掲げる、が、下半身はかなり震えている) 」

マリオ「…さっきここで起こった戦いといい、一体お前の身に何があったのかは知らないが… どうやらお前、そーとー強大な敵を前にしていたようだな。……よし、わかった、そういうことなら俺も協力してやらあ。バシッ(拳を構え、アオに不敵に笑む) 」

ケビン「んまー裏世界とか行き来してるとそれなりに腕の立つ輩の名前とか情報入ってくるだけって話なんだけどな!実際は知ってるってほどでもないかな(ケラケラ) よー…また、か…確かに随分呼ばれてんのな…俺の場合手違いか何かだろーがな ああ…確かー…夏も休暇の時だったかな、あんたとは実際に言葉交わしたっけな」

アオ「……!(ケビンとその手紙を見て目を丸くする)…久し振りだね、顔を覚えているよ(ケビンに) うん、戦おう。ナナちゃんの言う通り…今回だって一人も欠けずに、みんなで笑うんだ。 あぁ…戦って、真実を知るためだよ。女神いや―――万物を超越する者は、この世界において…重大な謎の答えを握っている(マリオ、ルイージ、そして皆に聞こえる声で) 」

ルイージ「元気になってよかったよ~!(アオに)ぎょえっ!?また誰か来たみたいだ!(仰天)えっ、戦う…?これから誰かと戦うの!?ちょ、聞いていないよそんな…!! 」

霞夜「知ってるといっても一方的、なのね・・・(心なし安心する) 」

マリオ「あの建物か…(四つの建物を見渡し顎を摩る)…あそこに、敵がいるのか?いやそれ以前に、俺たちは戦うためにここに呼ばれたのか…? 」

ナナ「こうしてアオ君とまた会うことができたのは、それまで私たちが"戦い続けてきた"から…!大好きなこの星のために、戦って、戦って…時には誰かが傷つくことも恐れた。でも、みんなが協力し合ってきたからこそ…ここまで誰も失わずに生きてこられたもの。だから、今回も戦う。今度こそ、再会を喜びあうために…!(4つの建物を見据える) 」

ケビン「(霞夜の後ろから顔を覗かせる)俺ァー一方的に知ってるよー、つってもここの面子全員…顔と名前だけなら知ってる面子だけどなー(へらへら笑いながら手紙をひらひらと覗かせる)……遅刻ギリギリ…って奴かね 」

アオ「……そう、だね。そんなこと、よく分かっていた筈なのに…よろしくね、生きて帰ろう(微笑し、霧夜に) ("X"……彼女もかつて、七神衆を従えていた女神だったんだよな…でも。)……。(ナナの言葉の続きを待つ) それはー……七神衆は、あの建物へ入っていったけど…(4つの建物を見渡し、マリオに) 」

霞夜「全く、臆病さんね・・・。(フッ、と笑う)・・・あら、もしかして私を知っている人は誰もいない・・・?これは、『蚊帳の外』といったヤツかしら・・・? 」

マリオ「あの時…あの時…あの時っていつだぁ??(ほげー(完全に忘れている模様) 元気出たみたいだな。さて、ここに来たのはいいが…これからどうすりらあいいんだ? 」

ナナ「マリオも久しぶりだね。兄弟一緒に会うのはあの時(闇の再来編 ラスボス戦)以来かな。 久しぶり、また会えて嬉しいよ。…でも、悠長に喜んでいられる暇(いとま)はなさそうね。…私も、誰かの声に誘われて此処に来た…勿論、これから何が起こるのかも、なんとなく予想はつくよ。また…こんな形でアオ君と再会を果たすのは正直心が痛むよ。でも…。 」

霞夜「色眼鏡で他人を見たらダメよ、特に人間以外は・・・ね。(アオの前に人差し指を立てて拳を出し、チッチッチと鳴らす) 」

アオ「………うん(ルイージの発言を聞き、廃墟と化したエッグマン本拠地を見渡す) これは…ウルトラキノコ!?こんなに嬉しい差し入れはないよ!ありがとう、いただくね(差し出されたウルトラキノコを受け取って食べると、不思議と活力が漲ってくる)……よしっ! (ナナの姿を見て、懐かしいような笑顔を見せる)―――――心配してくれる君や、皆がいないと…無茶なんてできないよ。久しぶり、ナナちゃん。 ぐ、愚者ぁ!?えーっと…ま、まぁ君が只者ではないことは分かったよ…あはは…許してくれよ(汗笑 霧夜に) ……みんな、呼ばれたんだよね、ここへ。(マリオが見せる手紙を見て) 」

ルイージ「あ、ごめんなさい…あまりにもびっくりしたもんだからさ~…。(苦笑) あ、また誰か来たよ!…もしかして、さそわれたのは僕たちだけじゃないの…? 」

マリオ「っははは…最近はいろんなことがあって訳分んなくなっちまったからな。…それより、ここにお前たちがいるということは…。(手紙をひらひらさせながらアオに見せる) っとぅ、こりゃまた懐かしい…。(ナナを見て) 」

霞夜「・・・はぁぁぁぁ。(深い深いため息をつく)見た目だけで判断するのは愚者のやる事よ・・・英雄とはとても思えないわね。(やれやれ、と首を振る)そこまでリアクションされると、こっちとしても何を言えばいいのか分からないのだけど・・・。(ルイージを見て、少々困惑する) 」

ナナ「でも、いつも無茶ばかり。もう――――――心配する身にもなってよね、アオ君。(両手を後ろに回したまま歩いてくる) 」

ルイージ「じ、じゃあこのありさまは戦闘の後だったんだね…。きっとすごい戦いだったんだろうね…。(一人で感心している)あっ、そうだね!これ食べて回復しなよ。僕のとっておきだよ!(アオにウルトラキノコを差し出す)ひぎゃああぁぁぁ~~~!!!なんか出てきたあああぁぁーーーー!!!(霞夜を見て目ん玉が飛び出る)」

アオ「君は…って、子供!?(霧夜の身長を見て驚く)こ、ここは危険だ、早く帰ったほうがいい…! お、おいおいマリオさん!?まさか忘れてるなんて、大物なんだか脳天気なんだか…(汗笑) ……?この声―――。(声の方向へ振り向く) 」


―――――人のために、世界のために、日々正義を掲げて奮闘する…。やっぱり変わっていないね。(アオの背後から聞き覚えのある声が聞こえてくる)


マリオ「七神衆…どっかで聞いたっけな…。(頬を掻きながら首を傾げる。GAME OVER編等で戦ったことを忘れている模様…)とにかくその状態ではな……ルイージ、アオになんか出してやってくれ。 ……!な、なんだあいつ…空間を割って出てきやがった…。(汗) 」

霞夜「・・・ここね、全く、とんでもない事に関わってしまったわ。(裂けた空間の中から出てきたのは、霞夜だった) 」

アオ「あ、あっはは……うん、あんまりのんびりしている暇はないんだ(同じく苦笑し、マリオに) うん、再会出来て嬉しいよ。あぁ、この体は…七神衆の一人と戦ってたんだ(苦笑しながらルイージに言い、未だ流血が続く傷口を押さえる) ……?(次元の亀裂を見る) 」


グググッ・・・。(何も無い空間が裂けて、中から何かが出てくる・・・)


ルイージ「兄さんの知り合い…あっ!思い出した!アオ君じゃないか!久しぶりだね~…って、ぎゃあああぁぁー!!どうしたのその体!!?(眼球が飛び出るほど驚愕) 」

マリオ「久しぶりじゃないか!(アオのもとへ駆けつける)しばらくぶりだったけど、ずいぶん元気そうで…(アオの傷だらけの身体が視界に入る)……て、それどころじゃないみたいだな…。(苦笑) 」

アオ「マリオさん!!(険しかった表情が緩み、微笑しながらかつての戦友の名を呼ぶ)それにルイージさんまで…!そうか、あいつの言っていたことは本当だったんだね…! 」

ルイージ「 …??どうしたの兄さん。(マリオの視線の先を追うように顔を横へそらすと…)ぎゃあああぁー!!出たぁーー!!!……って、あれ?人間…? 」

マリオ「お前ちょっと黙ってろ。(汗)……。(クッパか…確かに、今までのパターンを考えればそう考えるのが妥当かもしれない。けど…なんだ、この異様な雰囲気は…。とてもじゃないが、奴がここに誘いこんだとは思えな――――)――――――!(アオの気配を感じ取り背後へ振り替える)…アオ!!(離れたアオに叫ぶ) 」

アオ「―――。(瓦礫に背を預けて座り、剣を抱えて身体を休めている)……人の気配、か…?今の声―――。(立ち上がり、マリオとルイージの視界に入る) 」

ルイージ「ま、またクッパの罠かもしれないよ…?本当はその辺に下っ端たちが隠れていたりとか…!ひぃー!(絶叫) 」

マリオ「(電気マッサージみてぇだ。)お前ちょっと離れてろ。(汗)……見たこともない場所だし、人が住んでいるようにも見えないな。(周囲を確認) 」

ルイージ「に、に、兄さん…ていうかここ、何処なの…? …僕怖いよ…!!(マリオの肩につかまって震えている) 」

マリオ「(エッグマン本拠地に赴く)…送り主は不明、か。(手紙をひらひらさせながら怪訝そうに見つめる) 」


~エッグマン本拠地(現廃墟)~


前へ

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2014年06月07日 19:07