ゼレオロス帝国

ゼレオロス帝国(ていこく)() / Zeleoross 》



概要

LAST RESORT』に登場する本編の主要な舞台の一つ。
北西にある大陸「アルガンドーラ」の中央部にて五体国に取り囲まれるように存在している。
他の五大国の倍以上の面積を誇る機械帝国であり、数多の工業施設が密集している。
外敵から身を守るために城や住宅施設などの都市は地下に設けられており、
地上にあるのはその殆どが兵器開発工場で占められている。
なお海や草木などの自然環境は皆無に等しく、地上は有毒物質を含む排気ガスで充満している。

ゼレオロス帝国の主要民族である『ゼレオロス族』は人口が少なく、
帝国各地に遺構が点在する『古代ルディン文明』(下記参照)が遺した超技術により強大な軍事力を擁している。
国の在り方としては根っからの覇権主義であり、この強大な軍事力を用いて帝国周辺を征服し、
属州としながら被征服民を帝国人として採り込み、次々と国力を肥大化させていった。

鉱物資源が豊富で、兵器の生産、またエネルギー事業が進んでおり、
外国との貿易を介さずに兵器の製造、それに必要とされるエネルギーの充填を自国のみで完結させている。
上記の通り武力には優れているが、環境が劣悪なために食糧問題については重大な課題となっている。
食糧生産をする代表的な手段である農林水産業が環境に合わない劣悪な状態のため、
これらに適した環境を得るためにも他国の征服に積極的になっている。

帝国の国境は、五大国が持つ純粋魔法で膨大なエーテルより生成した強大な魔力壁「エーテルベール」で包囲されている。
そのため帝国は地上から他国を攻めることもおろか国外へ進出することが不可能である。
だが、五体国と帝国を繋ぐ「地下鉄国《アンダーホーム》」を通じてエーテルベールを脱し、
五大国の外へと抜け出せる経路を隠し持っている。
その抜け道は複数存在するため、五大国もそのすべてを把握していないのが現状である。
帝国はこの隠し経路によって外界との貿易を可能にし、
五大国に抑制されていると思われながらも、その内側でじわじわと反撃の機会を伺っている。


歴史

ゼレオロス帝国が築かれた50年前、当初は非常に貧しく五大国に戦争を仕掛けても返り討ちにされるような弱小国であった。
しかしある時、何者かの手引きによって本来入手不可能とされた古代ルディン文明が遺した超技術を獲得。
これにより、力を得た帝国が昔から現代にかけて徐々に国力を拡大させており、各国の一部地域を征服して植民地化している。
「科学」の力を持つ帝国に対し、それを取り囲むように点在する五大国は純粋な「魔法」の力に根付いていた。
ゼレオロス、そして五大国との因果関係は「古代ルディン文明」が誕生した数百万年前から続いているが…
(以降の歴史は、下記の「ルディン」を参照)。


種族

帝国には主要民族である『ゼレオロス族』が生息。
上記にも記した環境が要因で一族自体の人口は極めて少なく、被征服民を帝国人として採り込まれたものがその大半以上を占めている。
一般的には魔法に対する適性が著しく低く、エーテルのコントロールが極端に苦手。
極僅かではあるが魔法を得意とする者も例外的に存在する。
それ故に、身ひとつで魔法を自在に操る外国人を脅威だと恐れている。
しかし先述の古代ルディン文明が遺した超技術により国内の技術レベルは飛躍的に向上しており、
外付けの魔力機関を発明し、これを介して擬似的に魔法を操る術を獲得している。


軍事力

ゼレオロスには、帝国が誇る最強の軍団『七帝軍』が存在する。
七つの軍団からなる帝国軍「七帝軍」は屈強であり、兵士のみならず民衆からも絶対の支持を受けている。
上記の科学力に加えて、彼らの存在もまた帝国が他国から危険視される要因の大きな一つであり、その威光は決して衰えを知らない。
各軍団長は畏敬の念を込めて、
Ⅰ)貧狼、Ⅱ)巨門、Ⅲ)禄存、Ⅳ)文曲、Ⅴ)廉貞、Ⅵ)武曲、Ⅶ)破軍の異名で呼ばれている。
各軍団にはそれぞれ百人隊や、後述する独自の精鋭部隊などを従えている。

+ 軍団長一覧



 たんろう

唯貪欲ニ、群狼ハ喰ライ奔ル
カノ者ノ名ハ―――?

巨巌ノ如ク、門扉ハ堅牢ト成ル
カノ者ノ名ハ―――?



 こもん




 ろくそん

授リシ天禄、神ノ眼下ニ存続ス
カノ者ノ名ハ―――?

文無ノ俗界ヲ、嘲イ曲解ス
カノ者ノ名ハ―――?



 もんごく




 せんそく

廉潔ナル刃、清ク貞シク危メル
カノ者ノ名ハ―――?

武人ノ掲揚、怯者ヘ屈曲齎ス
カノ者ノ名ハ―――?



 むごく




 はぐん

法ヲ破ル銃声、紅ノ軍歌ヲ鳴ス
カノ者ノ名ハ―――?


+ 精鋭部隊一覧
詳細は専用ページを参照


+ 兵器一覧
  • 機械生命体
詳細は『LAST RESORT』・用語集を参照。

  • ゼレオロイド
ゼレオロス帝国が開発した自律稼働型戦機。
全機体に能力を二段階に飛躍させる強化システム「バーストモード」が搭載されており、発動すると全身が発光する。
レギュレイターからは「超大型機械生命体」とも呼ばれているが、実質は別物ともいえる最強兵器である。

+ 機体一覧
  • サラマンダ
「#3」に登場。
ティラノサウルス型の地上戦特化型ゼレオロイド。外見は「 こちら 」。
劇中で初めて登場し、ラステルム王国に進撃したがレギュレイター全部隊の共闘により打破された。

  • リヴァイアサン
「#4」に登場。
海豚型の水中戦特化型ゼレオロイド。外見は「 こちら 」。
マリマロン王国・アトラス突入の際に投下された。
劇中ではこの機体による戦闘が行われなかかったため詳細な兵装は不明だが、
マリマロン王国全土を焦土に変える自爆システムが搭載されている。
システムが起動するも、団長権限を行使したエクレイルの決死の作戦により
彼と共にその槍型ガジェットに封印され、海底深くへと沈んだ。

  • ニーズヘッグ
「#5」に登場。
翼竜型の空中戦特化型ゼレオロイド。外見は「 こちら 」。
ウェスター王国襲撃の際に空中からの襲撃を行おうとしたが、
レギュレロイドに搭乗したティネルに一刀両断されてしまった。





野望

ゼレオロス帝国の最終目標は「世界征服」。
全ての大陸を帝国の支配下に置くことである、と世間一般的には解釈されている。
しかし…
















+ 帝国の知られざる真実
ルディン() / Rudin 》



概要

ゼレオロス帝国の地下に存在すると言われる広大な地底国。


歴史

ルディンが存在していた数百万年前には、現在の科学技術では決して生み出すことのできない、
遥か未来を見据えたような超高度な文明が築かれていた。
その大いなる文明を持ちながらも拡大化する力を制御しきれなくなり、自壊するようにルディンは滅んだとされた。
後にその真上にゼレオロス帝国が誕生するようになったらしいが…















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最終更新:2024年07月06日 21:22