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ゲスト |
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CV |
石川由依 |
年齢 |
23 |
性別 |
女 |
種族 |
人間 |
職業 |
魔法使い |
異名 |
翠玉の魔法使い、星を掴む者 月蝕のエルメラ |
誕生日 |
5月1日 |
血液型 |
B型 |
身長 / 体重 |
163cm / (※黒く塗り潰されている) |
好物 |
おつまみ類 |
苦手 |
(たくさんある) |
武器 |
箒星、拳銃 |
Theme♪ |
魔法使いの夜明け
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「そこの世紀末にいるような若者諸君 『魔法』はいかがかな?
今なら死ぬ気も失せるシュネッケンを二袋オマケして2割引きしとくよ」
人物
『
僕らの物語』のみに登場するオリジナルキャラクター。
本名、「
ベール・ティルチャオス」(Veil・Tirchaos)。「魔法使い」を自称する謎多き少女。
艶やかな翡翠のロングヘアー(前髪はぱっつん)に翠玉色(エメラルド)の瞳を持つ細身の美少女。
魔女を彷彿させる黒い鍔折れ帽子とローブ衣装、ブーツを身に纏っている。
人前では極度に帽子を脱ぐことを拒み、取ろうものなら噛みついて反撃してくる程。
職業においても「魔法使い」を自称し、人々に「魔法」を売って生計を立てている。
彼女を知る者たちからは「
翠玉の魔法使い」と呼ばれており、何故か政府からもA級犯罪者として指名手配されている。
可憐な見た目からは信じられないほど罵詈雑言を平然と吐き捨てたり常識外れの奇行に走ったりと
言動行動すべてにおいて何かと問題だらけの少女であり、そんな自分を自嘲気味に「イリーガール」と呼んでいる。
一人称は「あたし」、二人称は「君」(年上には「貴方」、ちょっとでも怒りを表した時は「テメー」になる)。
実際は心優しく、ふとしたところでさりげなく助け船を出したりする。
狡猾な性格を生かした商売上手で稼ぐことには秀でている。
下ネタが好きで異性相手でも何食わぬ顔で揶揄うが、上記の一面から常に動き回って転倒することもしばしばあり、
その度に意図せずあられもない格好を披露して赤面するなど一応女性らしい羞恥心もある。
苦手分野も多くあるが中でも料理は最低レベルであり、かの優木せつ菜に匹敵するほどの恐ろしいものを自信満々に作り上げる。
高所恐怖症であったり閉所恐怖症であったり先端恐怖症であったりと、数え出したらキリがないほどの様々な恐怖症を患っているらしく、
中には相槌恐怖症(打ち過ぎて首を痛めたが故)やマリオ〇ート恐怖症(ボロ負けしかしてこなかったが故)、
蚊取り線香恐怖症(臭いで体調不良になったが故)など、例を見ない意味不明なものまである。
基本的に神出鬼没な自由人の為なかなか本心が掴めない。
魔法使いでありながら、「魔法」に対しては何処か否定的な感情を持っているようだが…
同時に、護身用に拳銃を携帯していることから機械や科学に対して抵抗心は全くないようである。
「おいおい勘弁してくれよー、こう見えてあたし純情な乙女なんだよー
…なによその目、目薬代わりにワサビぶちこんでやろーかアーン?」
本編での活躍
『
僕らの物語』・「第3章」より登場。
とある目的で夜中に
恣慰ヶ丘学園へと侵入し、以降は自らの目的の為に学園探索していた。
学園祭当日、学園へ赴いた
「あなた」一行に目を付け密かに尾行していたが、
その行為に誰よりも気が付き不快に感じていた
ヒカリに詰め寄られて本性を明かす。
学園で起こる様々な事件の黒幕として疑われるも、あえて否定することなく思わせぶりな発言をしたことでヒカリの怒りを買い、
彼女とそれを追ってきた
ヒロの二人を相手に交戦する。
類稀なる魔術を披露して彼らを圧倒する中、ヒロに対してその過去について言及。
彼に辛辣な言葉を突きつけて精神的に追い込むが、そこに現れた
門矢士こと仮面ライダーディケイドに阻まれる。
士の発言から、ここで
ベールもまた特異点であることが判明。
分が悪いと感じ一度撤退するが、不発に終わった禁術の副作用により逃亡先で気絶したところ、偶然通りかかった
メディに介護される。
目覚めた後は密かにヒロたちの後を付けるように行動し、学園に隠された真相を突き止めた彼らに加担するように戦いに身を投じる。
学園での事件後、スネークに意味深な発言を残して
「あなた」たちと別れる。
「第4章」冒頭にて
「あなた」たちと早い再会を果たし、魔法で白玉楼へ転送する。
以降はちゃっかり一向に同行しながら、異変解決のためにヒロたちと行動。
西行寺幽々子の化けの皮を剝がすように追い詰めて一戦を交えた後、和解する。
「第5章」では、裸の付き合いをしたヒカリ / ホムラを救出するためにサイボーグ忍者に変装して月の国へ侵入。
月待塔にて
「あなた」たちと二度目の再会とついでにクラウスとの全面対決に臨む。
「誰もがみんな、本当の自分を隠して生きている
笑った"偽面"の内側で哭きながら―――」
過去
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エムロード王国・マジルカにて生まれ育ち、
魔法使いの両親、そして最愛の妹である「 シントリー」の四人家族で生活していた(当時11才)。
当時はベールではなく本名の『 エルメラ・エスポワール』であった。
しかし12年前(2021年時点)にてマジルカの魔素衰退に伴う影響によって父は殉職、母は病死してしまい、
孤児となった妹と二人で宛てもなく彷徨う羽目となる。
寒空の下で国王のシロルとクロルに命を拾われ、王家に集められた孤児たちと共に最適な環境下で「魔女」(魔法少女)となるために勉学に努めることとなる。
偉大な魔女になることが夢だった姉妹にとっては奇跡のような幸福に恵まれ、王の元で魔術の勉学や習得に励むことを望む。
だが実際に蓋を開けてみれば姉妹を含め孤児たちはその当時王に憑依していたマカオとジョマが画策した
「魔法少女育成計画」の実験体として強制的に魔法少女(魔女)しての適正を身に付けさせられてしまう。
生死にかかわる度の越えた虐待的行為の中で妹を庇いながら、それでも魔術の習得を強いられ、
僅か数週間で妹共に魔法少女としての適性を得ることとなる。
このように望んだ夢が皮肉な形で叶ってしまったことが原因で現在でも魔法に対して苦い感情を抱いている。
魔法少女育成計画の最終段階として「 賢者の石」のエネルギー源として魔力を抽出される人柱に妹たちと共に選ばれ、
最初は自ら死を受け入れようとするも妹・シントリーの悲痛な姿に居たたまれなくなり、
自身の魔法で抗ったことによって賢者の石による抽出を撥ね退けることに成功する。
しかしこのことが原因で賢者の石の魔力がエルメラを除く人柱の魔法少女たち、即ち妹も含めた全員に流れ込んでしまい、少女たちはグールと呼ばれる怪人に変貌を遂げる
(後に『ワルプルギスの血祭』と呼ばれる事件)。
辛うじて怪人化の兆しを見せていたもののその運命を避けられないシントリーを前に挫折するも、賢者の石を拾っていた妹からそれを受け取る。
その後、エスポワール家に伝わる禁術魔法“命の螺旋”を発動したシントリーによって、
彼女の僅かな生命力と引き換えに度重なる虐待で満身創痍だった自分の身体が完治。
妹の遺言を受け入れて彼女の分まで「 生き続ける」ことを誓い、賢者の石をその身に呑み込んで王国を脱走した。
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マジルカを抜け出して遠い地法にあたる マイテイ国まで逃亡した頃、
体力の限界によって力尽きたところを「 ヴィナミス」に拾われる。
王に裏切られたことが原因で人を信じることができなくなっていたため、最初はヴィナミスと距離を置いていたが、
彼の嘘偽りのない優しさに触れてしばらく共にいる方針が決まる。
その際、ヴィナミスの命名によってここで初めて『 ベール』の名を貰った。
エルメラという名前を捨てて「ベール」になってから寄宿舎へ移住し、
そこでピカチュウ(お兄さん)やカービィ(b)、せんべいリンクをはじめとする愉快な住人たちと触れ合うこととなる。
最初はカオスな日常を繰り広げる彼らに困惑を示すも、
そこにはマジルカでは決して味わうことのなかったあたたかな日々があり、その暮らしの中で徐々に彼らに心を開いていくようになる。
やがてヴィナミスに本心を尋ねられた際に「ずっとここにいたい」という強い気持ちを伝えると、
彼から『 ティルク』の姓を授かり、『 ベール・ティルク・カオス』という
事実上カオスマスターの「娘」として彼らと生涯を過ごすことを選んだ。
しかしエムロード王国で起きた「ワルプルギスの血祭」の一件で全国指名手配されていたことが発覚し
(エルメラ(ベール)に濡れ衣を着せたシロルとクロル(マカオとジョマ)によるもの)、
その情報が寄宿舎にまで広がった事実に焦燥感を募らせる。
様々な人物から疑いの眼差しを向けられる中でヴィナミスはその疑いを晴らそうとするも、
自分のせいで彼らを巻き込みかねないと悟ったことで寄宿舎をも飛び出してしまった。
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寄宿舎を抜け出してから数年の時を経て成人し、
ヴィナミスから授かった名前を捩り『 ベール・ティルチャオス』という現在の名前となる。
そんな逃亡生活を繰り返していたある日のこと、
絶体絶命の窮地を救ってくれた謎の男・鳴滝によって自身が『 特異点』となりうる可能性を秘めた存在だと告げられる。
遍く世界を渡り歩くことのできる特異点の力を利用して過去の世界、正確には可能性を秘めた並行世界へと移動し、
そこで幼き日に戻ることで妹をはじめ両親などの家族全員が生息しているという、自身にとって幸せな世界線へと降り立った。
しかし特異点自身の因果は変わらないという世界の掟によって、
どう足掻いても自分を除く家族全員が悲惨な目に遭う最悪な運命に帰依してしまう。
微かな可能性を信じて幾多の並行世界を移り同じ毎日を繰り返すも、その度に死亡する妹の姿に耐え切れず
自身の身体に眠る賢者の石がついに覚醒してしまい、そんな並行世界のすべてを破壊してしまう。
受け入れられない運命に自閉する中で渚カヲルと出会い、特異点の本当の意味を教えられる。
その中で、自身と同じ運命を辿りながらも前に進み続ける ヒロの生き様を見せつけられ、
自分自身の新たな生き方のヒントを得る為にカヲルの推奨によって「あなた」一行と旅をするヒロの世界に飛び込んだ。
以降は「第3章」の舞台である 恣慰ヶ丘学園で初めての邂逅を果たす彼らを試すために
学園七不思議なるものを自分ででっちあげて試練を与え、学園祭の事件を通じてヒロたちの考えや"想い"に触れていく。
カヲルの導きによって「あなた」一行の行く末を見守ることで自身の新たな生き方を見出し、
特異点として覚醒した自身の キーブレードを受け取り、『 ベール』としての長い長い旅路に出るのであった。
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「"人を惑わす掟" ―― それが『魔法』って奴のホントの意味
まるで理不尽なルールに縛られたこの世界そのものね
それでも君は、そんな『魔法』に夢見るっていうの?」
能力
魔法使いを自称するだけの実力と魔力を兼ね備え、高等魔術を扱える。
基本的にすべての魔法は詠唱を必要とするが破棄することも可能であり、その際は本来の3分の1まで弱体化する。
飛行する際に使用する魔法の箒「箒星」以外には特別な装飾品はあまりくなく、体一つで魔法を顕現できる。
ただし先述の様々な恐怖症が障害となっており、空を自在に飛べるのにもかかわらず高度3mという低いところばかり飛行したり、
山をも吹き飛ばす火力を持ちながら蠟燭に火を灯す程度の小さな火球を出したりと、
本当に優秀な魔法使いなのか疑ってしまうレベルである。
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魔法一覧 |
- 瞬き落る星《 フォールアウト 》 あの子もこの子も星の子も、みんな仲良く踊り舞え
星型魔弾を空より落として攻撃する魔術。
詠唱によって魔力を溜めることで更に大きく破壊力のある魔弾を落とすことができる。
- 燃え尽る星《 バーンアウト 》 燃ゆる涙は泉にて水泡に消え、深き底で藍の目に染まれ
扇状に広がる灼熱の火炎を放つ火炎魔術。
生み出した火炎を練り上げて小さな火炎弾や隕石の如き巨大火球など形作ることも可能。
星が散らばる閃光を直線状に解き放つ。
任意の箇所にマーキングとなる点を幾つか施すことにより、
解き放たれた閃光が点から点へと移動するようにその軌道が屈折するため攻撃範囲をさらに拡大できる。
その真価が発揮されるのは術者の技量や計算能力に委ねられる。
- 巡り廻る星《 ロールアウト 》 悲壮しみに俯く宙の涙を啜り、大地を仰いで来世に祈りを込めよ
星に働く重力を意のままに操り、その力のベクトルを自在に変化させる魔術。
壁や天井などを歩く移動術や、特定範囲の重力を強めて範囲内にいる相手の動きを封じる拘束術としても応用できる。
- 移り変る星《 スワップアウト 》 流転がる石は大海の底へ沈み、波行く先のままに大地へと還れ
人や物などのあらゆる対象の位置転換を促す魔術。
- 透り滴る星《 ドロップアウト 》 母なる海から産まれし恵みの雨の子よ、汚れなき産声で乾いた身心を潤せ
相手の魔力やエーテルエネルギー、生命力の一切をそぎ落とす特殊な雨を降らせる魔術。
異空間から無数の鎖を放ち、対象を強く拘束する魔術。
拘束した相手から魔力やエーテルエネルギーを吸収し術者のものとして還元することもできる。
突風の如き追い風を吹かせることで高速移動を促す魔術。
同時に相手には向かい風となるため、一方的な速さで翻弄することができる。
特定の場所へ瞬間移動する転移魔術。
足元に魔方陣を展開し、陣内にいる者をまとめて移動することができる。
特定の人物に変装する魔術。
数枚の多角形型障壁を展開し、衝撃を防ぐ防御魔術。
- 遥か遠い星《 フレームアウト 》 色褪せる憧憬に踵を廻らせ、幾何の時を越えて巡り会え
手でフレームをつくり、枠内に捉えた対象をその空間ごと切り取って現実世界から隔絶させる魔術。
隔絶した対象及びその空間は自身が構築した異空間へと飛ばされ、
以降その拘束、消滅、解放は術者の生殺与奪に委ねられる。
- 未だ見ぬ星 《 スタートアウト 》 月の寝床より落ちたる星の子よ、天の川に流されゆめゆめ醒めることなかれ
- 惹き寄る星《 テイクアウト 》 右も左も巻き呑む空腹の風、軈て竜巻となりて更地に帰れ
展開した魔法陣から、自身が構築する異空間に格納したあらゆるものを取り出す魔術。
武器や遮蔽物などの戦闘に特化した物から、衣服や食料などの生活必需品まで幅広く取り寄せる。
- 揺れ動く星《 ノックアウト 》 終焉に恋焦がれた浮草よ、砕ける地に枕し震えて眠れ
箒で地面を強く突くと地表及び地中に向けて強大な衝撃波を放ち、大地を震撼させる魔術。
地面を突くたびに振動を重ねることができ、10回以上ともなれば大都市を鎮めるほどの大地震を巻き起こせる。
掌に練り込んだ魔力を光の槍として解き放ち、対象を突貫する魔術。
灰色に燃える灼熱の業火で対象を焼き尽くす魔術。
身体に纏い強烈な打撃技として繰り出す派生もある。
- 白く糾す星《 ホワイトアウト 》 揺籃の胎児は墓場の髑髏へ還り、輪廻点鐘の音に真白な布に包み孵れ
体力や状態異常などを完治させる回復魔術。
本人曰く、ゲームで例えるところのリセット機能のようなものであり、
魔法の実態は回復ではなく、5分前の状態に巻き戻すというものである。
一度発動すると30分以上のインターバルが発生するため、以下に挙げる“黒く歪む星”同様多発できない。
黎明に告げる背反の喇叭、黄昏に淀む孤独の閑古鳥、白夜に俯く飢饉の月食
流転する蛇は尾を喰らい、水平線の狭間に赤い泪を落とせ
万物を無に帰する禁断魔術。
あらゆる対象を黒く塗り潰すことで瞬く間に「消す」ことができるが、
それ相応の魔力を必要とすることや発動後の術者自身への負担もすさまじく、安易に多発できない。
また発動前における予備動作の時点でも相当の負担がかかるため、術者は使いどころを見極める必要がある。
本人曰く、この力を使い幾つもの並行世界を消してきたようだが…
- 奇に跡る星《 ベイルアウト 》 雨天駆ける孤児の彗星、幾億の彼方から契を経て翔び立て
グレムリン戦でのみ披露した一世一代の大技。
遥か上空まで飛び上がった後に地上に向けて箒星を蹴り飛ばし、自身もまた遠心力を付けた飛び蹴りで急降下。
先に飛来する箒星に追いつくと同時にその先端部を蹴り込み、
空中に幾つも展開された無数の魔方陣を箒星と共に潜り抜けながら地上の敵に墜落突撃しそのまま突貫する。
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最終更新:2025年01月09日 00:27