茅場晶彦「――――……ゼインドライバーが二度も撃破されるとは想定外だな…。(監視カメラのログから異端児とオムニロイドの戦闘記録を見返していた) 」
ジョージ・狩崎「No way…どうやら『相手』もゼインへの対抗策を講じてきているようだね。どうするつもりだい、Mr.茅場? 」
――――――――― " システムエンジニア " 『 ジョージ・狩崎 』
茅場晶彦「…皮肉なものだな、狩崎。このような輩に対策するために可決されたプロジェクト「Z.E.I.N.」が、よりにもよってその輩により足元から瓦解しようとしている。ライダーシステムの基盤をほぼ完璧な状態まで仕上げてくれた君には申し訳ない気持ちだ。 」
ジョージ・狩崎「Never mind.謝ることはないさ、Mr.茅場。システムにはアップデートが付き物さ。最初からパーフェクトなものなんてない。しかし…そうと決まればシステムの改修の見直しが必要だね。 」
茅場晶彦「ゼインドライバー本体の再調整は私が行おう。完了次第直ちに後続の量産機用ドライバーとも同期を行う。侵入者の接続クリスタルへのハッキング対策については引き続き粛正班《デバッガー》に対処させる。 」
ジョージ・狩崎「Wait!なら私にグッドアイデアがある。ちょうど、知人のサイエンティストから珍しい「素体」を二体確保したんだ。譲り受けた「その素体」に、私の開発したライダーシステムを取り入れた実験も試したい。ここは私に任せてくれないか?その間、Mr.茅場はゼインドライバーの調整作業に集中できるだろう? 」
茅場晶彦「お気遣い感謝する。お言葉に甘えるとしよう。 」
ジョージ・狩崎「悪を懲らしめるには…――――――『 正義のスーパーヒーロー 』が必要なのさ♪ 」
― 幻影の巨塔・某フロア・ダクト ―
AI染惣OS助「――――――……間もなく、三か所目となる接続クリスタルの設置地点だ。(その頃、異端児集団の後方にて拘束椅子を静かに移動させながら目的地へと向かっていた) 」
ガレア「………見たところこれまでの様に奴らが待ち構えるようには見えないが…(遠方に見える接続クリスタル。その周囲に何者の気配もないことを確認しつつ、依然として前衛としての陣形を崩すことなく先頭に立って進んでいる) 」
――――― ゥ ン … ッ … ズ ゥ ン … ッ … … ズ ズ ゥ ン ッ … … ! (一行が目的地へとその距離を近づける毎に、何処からともなく地響きが発生。その規模は最初は微かなものだったが、次第に何物にも容易に感じ取れる程に強大化していた)
ノイン「……!警戒、未確認物体の接近を感知――――!(地響きに敏感に反応し周囲に警鐘を鳴らしつつ辺りを見渡す) 」
ズ ズ ゥ ン ッ … ズ ズ ゥ ン ッ … … ――――――― ズ ギ ャ ア ア ア ァ ァ ア ア ン ッ ! ! ! (徐々に近づく「何か」。やがて強くなる振動の果てに、彼らの前方、その天井が盛大に粉砕され、そこから「黒い何か」が落下。落下物は不運にも、前衛として先頭に立っていたガレア、エリィ、桐島の三名を巻き込み、更に深部へと沈んでいくのだった――――!)
ガレア「な ッ ――――― ! ? (天井を叩き割って現れた落下物に巻き込まれ、その正体を拝む間もなく崩壊した地面の底へと更に落ちてしまう) 」
キコ「――――!!ガレアちゃんッ!?(落下していく彼らを慌てて追いかけようとするが―――) 」
ガ ラ ガ ラ ガ ラ ッ … ―――――― ズ シ ャ ア ア ア ア ア ァ ァ ァ ァ ァ ン ッ ! ! ! (立て続けに遥か羽状層から落下してきた謎の物体の影響によるものか、穴の開いた天井から瓦礫が滝のように降り注ぎ…それらは落下物に巻き込まれずに済んだ一行の行く手を阻むように積もり、完全に進路を遮ってしまったのだった―――)
滅「――――! エリィッ!宏明ッ!! (瓦礫と共に沈んでいく身内に驚愕し追跡しようと試みるが、瓦礫に覆われた進路に進路を断たれてしまったことで急停止する) 」
五十鈴大智「不味い……三人が落ちてしまった…!おまけに進路も絶たれてしまった…!接続クリスタルまですぐ目の前だったというのに…なんてことが……! 」
Dr.エッグマン「ええいッ、これもオムニバスの仕業か…!?小賢しい真似をしてくれるわい…! 」
うちはオビト「 」
プラチサイア「……え?エリちゃんと桐島くん落ちてったんだけど。大丈夫そ?あの子たち弱……(ぽけーと口を開けて、片手で杖を握り締めながら) 」
うちはオビト「ッッッ!!(これ以上なく焦った様子で、万華鏡写輪眼を発動。強引に瓦礫を吸い込んで退けようとする) 」
プラチサイア「待ていオビちゃん。それやろうとするとアンタの眼が先にイカれる(オビトの肩を掴み、その無茶を制止する) 」
うちはオビト「ッ、だ、だが……!! 」
AI染惣OS助「………落下した三人のバイタルに依然変わりはない。少なくとも無事だ。2つの未確認物体が傍にいるようだが…(眼下に視線を落とし、その瞳を介して透過した下層部の状況を口にする)………救護班と制圧班に別れよう。前者は三人のもとへ。後者はこのまま私と共に迂回して接続クリスタルの制圧へ向かう。 」
プラチサイア「さんせーい。あの子たちも別に戦力にならないってわけでもないでしょ 」
イペリ「どっちもめんどくせーけど…まあがれらの奴ならしぶとく生き残りそうだし大丈夫でしょていうことであたしは制圧の方に向かいまぶh(ここでキコに押しのけられる) 」
キコ「私はガレアちゃんを助けに行く!!!!待っててね、ガレアちゃん!!お姉ちゃんが今助けに行くからね…!!! 」
うちはオビト「……オレも行く。万が一があれば、事だ 」
プラチサイア「……いっつもはあんな態度取ってるけど、エリィちゃんのこと大切にしてるよね、オビトくん 」
滅「それはオビトの人柄の良さだ。分かった、そちらは任せる。こちらはそのまま制圧に向かう。 」
うちはオビト「当然だ!!……子供が死ぬなんて事があれば胸糞悪い。オレの生きていた時代とは訳が違うんだ。……あの二人はまだ死ぬような歳じゃない!! 」
その頃――――――
ガレア「―――――……ッ~~~~…… なんだ……何が、起こっている……ッ…?(後頭部に手を回し、土埃で覆われ視界の悪い中でゆっくりと起き上がる) 」
桐島・アレックス・宏明「ッッ……大丈夫か、ガレアとか言うの!!(瓦礫を掻き分け、立ち上がるように出てくる)此処は何処だ? 」
ガレア「知るか…間違いねえのは俺たち前衛だけが下の階層に落とされたってことだけだ…!ったく…ふざけたことしやがって……一体どこの誰の仕業だ…!(足元に転がっていた瓦礫を蹴飛ばす) 」
???1「―――― そこまでだ、悪党ども!(立ち込める砂塵が次第に晴れた渡っていく最中、三人の前に佇む二つの影が威勢のある声を放つ――――――) 」
???2「お前たちを成敗しにやってきた!「俺たち」は――――――― 」
???1 → ガンマ1号「 粛正班《デバッガー》所属 『 ガンマ1号 』!そして―――― (そこに立っていたのは、黄土色のスーツを着込んだ人造人間。胸元には「1」のナンバーと、赤いマントがはためていた) 」
???2 → ガンマ2号「 同じく『 ガンマ2号 』!二人合わせて――――(一方、その隣に立つ者ものまた酷似した姿をしていたが、こちらは胸元に「2」のナンバー、そして青いマントを揺らめかせていた) 」
ガンマ1号&2号『 ド ッ カ ――――― 「スーパーヒーロー」だ!!――――― ン ッ ! ! (特撮特有のカラフルな爆発をバックにキレッキレの決めポーズ)』
ガレア「………………………………… ハ゛ ァ゛ ? 」
桐島・アレックス・宏明「………………(派手な演出と共に登場したガンマ兄弟を、ボーッと見つめて)……近くにエリィもいるはずだ!!お前も探してくれ!!(見なかったことにするようにガレアと強引に肩を組み自らの方に寄せ、すぐさま瓦礫を漁りだす) 」
ガンマ2号「ちょと待てやあ!!!(地団太を踏む)おい・・・・!スーパーヒーローを無視するな!!スーパーヒーローなんだぞ俺たちは!?あの!!スーパーヒーロー!!なんだぞ!!! 」
ガンマ1号「落ち着け、2号。敵を前に冷静さを欠くな。 お前たちが報告に上がっていた侵入者たちだな。狩崎博士から受けた作戦を実行に移し、お前たちの勢力を分断させることに成功した。お前たちは驚異的な力を持っているようだが、戦力を削いで確実に仕留めてやる。覚悟しろ。 」
ガレア「(宏明を退かし踵を返す様に人造人間二体を睥睨する)………舐められたもんだな。だが分断した相手が間違っていたのが貴様等の誤算だ…!貴様等がらくた人形など…―――― ガ ギ ィ ン ッ ! ! (大太刀型ガジェットを鞘から振り抜いた) 俺一人で十分だからだッ!!! 」
桐島・アレックス・宏明「っあーー……やっぱ戦うしかないか。やるぞガレア!!あんまり逸るなよ、こいつら相当強そうだ!!(クラウチングスタート。鎧の重量を乗せた突進を、屈んだ状態から走りだす) 」
ガンマ2号「あいつ(ガレア)、な~んか生意気だね。痛い目見せてあげないと黙りそうにないかも。1号、アイツはボクが片付けるよ。そっちは頼んだよ。 」
ガンマ1号「わかった。そっちはお前に任せる。油断するなよ。(そう言うと桐島を標的にするように彼を睨む) 」
ガンマ1号&2号『 行 く ぞ ッ ! ! (二人のスーパーヒーローが、ついに飛び出してそれぞれが定めた相手へと殴り掛かる)』
――― Vs. 粛正班《 デバッガー 》 『 ガンマ1号&2号 』 ―――
ガレア「言われなくてもやってやるッ…!こいつらまとめて――――スクラップだァツ!!( ズ ガ ァ ン ッ ! ! )(宏明と共に爆発的な曲力で駆け出し、対峙する2号へ肉薄する) ず ェ ァ ッ ! ! (下から振り上げるように豪快に刃で切り裂かんとする) 」
ガンマ2号「おっとと―――――!(接近の最中、寸での所でガレアの斬撃を上半身を反らせることで受け流す。その鋭い余波がコンクリート壁に直撃し、砂塵が立ちこめる)グルンッ―――― い よ ッ ! ! (マンと共に身を翻しながら屈んだ態勢へ。そこからガレアの懐へ渾身のストレートパンチを繰り出しながら飛び出した) 」
ガンマ1号「―――― は ぁ ぁ あ あ あ ッ !! (接近を経て、鋭い聖拳突きを桐島へと繰り出す) 」
ガレア「 チ ッ ――――― ゴ ブ ッ … … ! ? (斬撃を受け流される。その反動は大きく、好きを晒したところに腹部に重い一撃を受けて微かに唾液が吐き散らかされる) 舐めんじゃ――――ねェッ!! (拳がめり込み「く」の字に曲がった態勢からニーキックよる反撃を繰り出し、続けざまに横一文字に薙ぎ払う) 」
ガンマ2号「あぶねッ―――― ド ゥ ッ ! (咄嗟に交差した腕でガレアの膝蹴りを受け止めつつ滑るように後退) ぃ よ っ ――― ブ ォ ン ッ ! (振り抜かれた斬撃をバク転回避で鮮やかに受け流す) へへっ、どうしたの。荒々しくて隙だらけじゃない?(挑発に笑みを零しながらワンツーパンチ→ミドルキック→身を翻してからの回し蹴りの連撃を叩き込んでいく) 」
桐島・アレックス・宏明「っシャあっ!!(土煙を上げながら高速でガンマ1号へ接近。正拳突きを確認した瞬間それを鎧の表面で滑らせながら飛びつき)もらったァ!!(そのまま正拳突きで差し出された腕に飛びつき、そのまま地面に向けて投げ飛ばす) 」
ガレア「ッ゛……ッ!!(刀身で殴打を受け止めるがミドルキックによって体勢を崩され、そこに繰り出された回し蹴りを叩き込まれて横転。しかしすぐに受け身を取って態勢を直すと同時に地を蹴り上げて飛び出し――)――― 減らず口がッ!!今すぐ黙らせてやるッ!!(――― ブ オ ォ ン ッ ! ! )(脳天からかち割る勢いで大太刀を盛大に振り下ろした) 」
ガンマ1号「むッ――――― パ シ ン ッ ! (飛び疲れた腕を逆手に投げ飛ばされるも空中でその身を逆転させて新体操さながらの華麗な着地で受け身を取る) ギ ュ ル リ ッ ―――― ズザザザァーッ!!(低姿勢からの回転、勢いを殺さない接近からスライディングを繰り出して桐島の足元を駆け抜けて横転を狙う) ッハ!! (そこから間髪入れず背後に立つ桐島へ肘打ちを繰り出そうとする) 」
ガンマ2号「おー…怖い怖い―――――っと!( ズ ガ ア ア ア ァ ァ ァ ァ ア ン ッ ! ! )(ガレアの斬撃を飛び退く様に回避) クルルルルルルッ――――― パ シ ッ (越本のホルダーから光線銃を手中で回転させながら手に取り、その銃口をガレアへと突きつけると―――)―――― バギュンッ、バギュンッ、バギュンッ!!(着弾ヵ所に凄まじい爆撃を伴う光弾を連射した) 」
ガレア「 チ ィ゛ ッ゛ ―――― ! ! (ガギィンッ、ガギャンッ、ズガァァァアアンッ!!!)(大太刀を縦横無尽に振り回して光弾を叩き斬ろうと試みるが、最後の一発が被弾。その全身が黒煙に覆われてしまう―――――) 」
桐島・アレックス・宏明「っ!!(咄嗟に踏みつぶそうとして床を踏み抜く。後ろに回ったガンマ一号に対し、自らも肘打ちを放ち突き合わせる。金属の鋭い音が空気を揺らす)冷静になれ!!こいつら、本当に強い!!(そのまま膝を突き出し、同時に肘を突き下ろして挟み込もうとする) 」
ガンマ1号「……!( ガ バ ッ ! )(桐島の意図を瞬時に見抜いたのか、互いに肘を打ち合わせた状態から飛び退いて挟み込みを回避する) 当然だ。我々『 粛正班《デバッガー》 』はその為に鍛えられている!悪を粉砕するため…この力を行使する!はぁァッ!!(シュドドドドッ、ガッ、ドガガッ、バギィッ!!!)(桐島へ再び迫ると、今度は真っ向から殴打と蹴りを巧みに織り込んだラッシュを畳み込んで圧倒していく) 」
ガンマ2号「もう終わりぃ~?てんで相手にならなかったな~! 」
ガレア「――――― ボ フ ン ッ ! ! (しかしそこへ、有頂天を晒した2号の首を落とす様に黒煙を切り裂くように飛び出した)どいつもこいつも、ごちゃごちゃと…―――――― う る せ えん だ よ ッ ! ! (ガギョンッ、ガチャンッ!!)(接近の最中、大太刀型ガジェットが急変形を遂げ、屈折した武器が大鎌形態へと切り替わった)――― ずぅぉぉぉらあああああッ!!!( ズ ッ バ ァ ン ッ ! ! ! )(空間をも断裂する勢いの苛烈な一閃を、繰り出す) 」
ガンマ2号「い゛っ゛―――――― ! ! ? (突発的な再起動を果たしたガレア、彼が手にした武器が急変形を遂げたことも相まった驚愕から慌てて飛び退き、その凄まじい断裂の回避を間一髪成功。しかし…)……っ……すげえ馬鹿力じゃん……?(ふと背後へ一瞥を与えると、そこにはガレアの一閃によって深い爪跡を残された壁が崩落していた) 」
桐島・アレックス・宏明「ぐッ!!(無数の打撃が鎧を歪ませる。身を固めてそれを受け、振り払うように腕を広げ)ッ!!(振りかぶりの少ない短いパンチを、その腹部に叩き込む) 」
ガレア「 ガ ッ ―――― ド ヒ ュ ル ル ル ル ゥ ッ ! ! (足元へ突き立てた大鎌の刃に自らの右足を踏み込ませ、もう片方の足で地面を擦り減らす勢いで後方へと振り抜く。その行動を起点に全身が横軸回転を帯びて弧を描く様に2号へと迫る―――)――――― ず え ぁ あ ッ ! ! (遠心力を掛けた回転斬りを叩きこまんとする) 」
ガンマ1号「―-―― ド グ ウ ン ッ ! ! (桐島の殴打を腹部に受ける。しかし、助走をつけなかったことに加え、人造人間特有の頑丈さも相まって、その攻撃に手ごたえを感じないかのように頭を挙げると―――)――― ガ ッ ! (その胸倉、正確には鎧の間隙に指先を食い込ませて重量感のある桐島を持ち上げると) うおおおおぉぉぉーーーッ!! ( ブ オ ォ ゥン ッ ! ! )(壁の方角へと背負い投げた) 」
ガンマ2号「ちょッ――――!!(防御姿勢…では、苛烈な斬撃を受け止めるのは困難を極める。瞬時に判断した結果、右方向へ緊急側転することでガレアの回転斬りを辛うじて避けきる) そんな危ないもん振り回しちゃ――――ダメでしょーがッ!! (すかさず鋭い跳び蹴りを繰り出そうとする) 」
ガレア「 ド グ ゥ ッ ッ ! ! (2号の飛び蹴りが脇腹へ盛大に炸裂する―――――が ) シュゥゥゥゥ…ッ……! (よく見ると寸での所で掌でその先端をがっしりと掴み込んで受け止めていた) づぇぇぇぁぁああああッ!!! (ズガッシャアアァァァアアアンッ!!!)(自身の何倍もの重量感を誇る人造人間を片腕のみで振り上げ、向かい側へと盛大に叩きつける)ガチョン、ガキンッ―――― ぬ゛ぇ゛あ゛ッ゛!!!(地面へめり込んだ2号に向け、再び急変形させで元の大太刀型へ戻したところでその刃を振り下ろした) 」
ガンマ2号「―――!?(こいつ――――!?) が…ッ…!? (あの態勢から受け止められるなど予想だにしなかったのか、驚愕に目を丸くしたのも束の間…気が付けば脳天から地面へとめり込んで仰向けに倒される)――――ッ!!(瞬きした次の瞬間には目と鼻の先に大太刀の刃が迫っており、すぐにその身を転がして間一髪のところで免れた)バッ、バッ――――シュタン……!(鮮やかなバク転を繰り返してようやくガレアと距離を離す)……人間ちゃんのくせに、やるねぇ…!だけどその力は脅威だ…野放しにはできないね…! 」
桐島・アレックス・宏明「ッ!!(入りが浅い!!)ッチィ!!(咄嗟に脚をハンマーの如く振るって回し蹴りでガンマ1号の頭部を打ち抜く。が、それも虚しく持ち上げられ、勢いよく投げ飛ばされて重量感のある衝撃を周囲に逃がしながら壁と地面に激突する)まだ……まだァ!! 」
ガンマ1号「………(頭部に撃ち抜かれた蹴りの衝撃に応えるように、45度に曲げられた首を垂直にゴキンと音を立てて戻す) ……悪党にしては威勢がいい。だが!俺は2号と違って侮りはしない!!(クルルルルルッ――――チャキリッ!)(立ち上がろうとする桐島に対し、ホルスターから引き抜いた光線銃の銃口を突き出す)――――これで仕留めるッ!(その引き金に指を掛けようとするが―――) 」
桐島・アレックス・宏明「うおア!!(撃たれる前にッ!!)(彼のいた場所が爆発する。強烈な踏み込み。ガンマ1号に向けて一直線、最短距離、神速のタックルを放つ) 」
ガンマ1号「なにッ――――― が ふ ッ ! ? (公団が放たれるよりも先に、自らを解き放った桐島の目にも留まらぬタックルが全身に盛大に炸裂。全身を屈折させながら水平に吹き飛び―――)――――がぁッ…!!(ズガッシャアアァァアアアンッ!!!)(壁へ大の字にめり込んだ) 」
桐島・アレックス・宏明「うお!!(しかし、彼も無茶をしたゆえか、タックルをかました勢いのまま体勢を崩し、転んで床を滑る)ハァ、ハァ……破れかぶれだったが、効いてる……!!格上の相手だがなんとか戦えてる!!俺はやれる!! 」
ガレア「ゼェ…ぜぇ……!うるせえっつてんだろ…ッ!テメェを相手にしているとどうにもイラつきが収まらねえと思えば……その耳障りな「声」…ッ…!「俺の嫌いな野郎」にそっくりだ…ッ…!ウゼェんだよッ!!木っ端微塵に解体してやる…ッ…! 」
ガンマ1号「…ぐッ……なかなかの手練れだ… 2号!お前も大丈夫か…!?……くッ…止むを得ない… ここは狩崎博士に渡された「あのドライバー」の力を借りるしかなさそうだ…! 」
ガンマ2号「ンンええっ!?なにそれ…んなこと言われても知らないんだけど…!?😨(ガレアに) もう使っちゃうのか…だけど、こっちも出せる力は出し切った…頼るしかないか……!(意を決すると二人同時に並び立つ) 」
ガレア「………(ドライバー……あのゼインとか言う奴になるつもりか……!?) 」
ガンマ1号&2号『 ザ ッ ―――――― \\ サイクロトロンドライバー ! // (並び立つ二人がコートのボタンに手をかけ、外されて曝け出された内側にて装着された謎のドライバー。しかしそれはゼインドライバーではなく近未来を彷彿とさせるシンプルな構造をした変身ベルトであった) カ チ ャ リ (二人同時に各々ドライバーの側面を押し込むと、大手を振って変身ポーズを行う―――――)』
ガンマ1号&2号『――――― 変 身 ――――――』
ガンマ1号&2号 → 仮面ライダーセンチュリー「 \\ センチュリー ! ! // (二人の人造人間の心と体が一つとなり、未来へ駆け抜ける戦士――――仮面ライダー『センチュリー』へと変身を果たしたのだった―――!!) 」
桐島・アレックス・宏明「……合体した!? 」
ジョージ・狩崎「GREAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAT!!!!!これこそが私の最高傑作!!仮面ライダー「センチュリー」!50年以上と続いた、我が仮面ライダー愛が築き上げた至高の一作!!その力、存分に振るいたまえ!!(監視カメラを通じ、自身の研究室にて仮面ライダーセンチュリーの爆誕に大歓喜していた) 」
桐島・アレックス・宏明「合体戦士のパワーは合体元に依存する。それに、ただ二人を足しただけじゃなく大幅アップとも……しかもあのベルトにあの姿、多分機能は装着車を融合させるだけじゃない。……これを隊長たち無しで相手するってのかよ、冗談きついぜ……!! 」
ガレア「……ひとつになったか…ちょうどいい…まとめて潰すには手っ取り早いからなァ…!!(依然として鋭い眼光を露わに武器を構える) 」
仮面ライダーセンチュリー「 俺は、仮面ライダー『センチュリー』!未来永劫、この世界の平和と安寧を守り抜くスーパーヒーローだ!! (変身者である1号と2号、両者の声が重なって無機質なダクト内に響き渡る。ヒーローの象徴である赤いマフラーが靡く。今、新たなヒーローに変身を遂げたゼインとは異なる"善意"が、立ち上がろうとしていた――――!) 」
桐島・アレックス・宏明「……ま、そうとも言えるな……(再び中腰で構える。いつでも駆け出せる姿勢で)二対一だから取れる戦術もあるしな!! 」
桐島・アレックス・宏明「俺が突っ込む。お前は俺ごとでいいからアイツをぶった斬れ。大丈夫だ、止まりはしねぇよ!!(地面が爆発する。中腰の姿勢から手を広げ、高速タックルの姿勢で、強烈な踏み込みを持ってセンチュリーに突っ込む!) 」
ガレア「なッ……俺に指図するんじゃねェ!!(先んじて突撃する宏明に呆気取られながらも、続く様に大太刀を背に飛び出す) づぇぁああッ!! (言われた通り、宏明ごとセンチュリーを断裂する勢いで強靭な刃を一文字に振り抜いた) 」
仮面ライダーセンチュリー「――――― ド グ ァ゛ ア゛ ン゛ ッ゛ ! ! ! (真正面からタックルを敢行してきた桐島を全身で受け止めにかかる。双脚がコンクリートの地面を抉りだしながら、それでも受け止めた衝撃の反動を解消するために態勢一つ変えず水平後退していく) グ グ ッ ―――――― ム ゥ ン ッ ! ! (そして、完全にタックルの勢いを押し殺したことで桐島を右方向へと投げ飛ばした) ハ ァ ッ ! ! ( ド ォ ゥ ン ッ ! ! )(続けて迫るガレアの斬撃を回し蹴りをぶつけることで衝突。稲妻が迸る中、そのままガレアを蹴り抜けた) 」
桐島・アレックス・宏明「がッ!!(渾身のタックルだったが、受け止められた。そのまま受け流されるように横に投げ飛ばされ、金属音を鳴らしながら転がる。だが、その勢いを利用して地面に手を付け、腕の力だけで飛び上がって起き上がり、壁を蹴って再びセンチュリーへ突進)ずりゃッ!!(勢いを乗せた質量攻撃。ショルダータックルでガレアを蹴り飛ばした後のセンチュリーに横合いから襲い掛かる) 」
ガレア「ぐッ……!(回し蹴りを受けて横転しつつも受け身を取り立ちあがると同時に再び身を乗り出す) 」
仮面ライダーセンチュリー「なにッ――― ぐゥッ!!(―――― ド ォ ゥ ン ッ ! ! )(しかし、蹴り飛ばしたガレアという死角から再度攻撃を仕掛けてきた桐島への反応が遅れ、防御姿勢を取る間もなく突き飛ばされる) クルルルルルッ――― シ ュ タ ン ッ … ! (低空を水平に吹き飛ばされる最中その身を丸くし回転しながら華麗に着地する) 」
仮面ライダーセンチュリー「 ならば…これでどうだ…――――― ッ ハ ! (ギャリンギャリンギャリンッ―――― ギュルルルルルルァッ!!)(両腕を広げると左右それぞれに鋭利な刃を備えた巨大なチャクラム型エネルギーが出現。腕を交差するように振り抜くとチャクラムは互いに交錯しながら空間を駆け抜け、途中点在する石柱を切断しつつ、両者に向かって襲い掛かった) 」
ガレア「ここでテメェなんぞに構ってる暇はねェんだよッ…!一気に片を付けてやるッ!!ダ ッ ――― ギ ャ リ ギ ャ リ ギ ャ リ ィ ィ イ イ ッ ! ! (眼前に迫ったチャクラムを寸での所で身を反って受け流しつつ、大太刀の表面を刃部に当てながら致命傷を免れつつ、そのまま突破してセンチュリーへと飛び込む)―――― ェ゛ エ゛ ア゛ ッ゛ ! ! (一回転を加えた強烈な横薙ぎを叩き込む) 」
桐島・アレックス・宏明「ッ!!(スライディング。足から屈むようにセンチュリーの攻撃を躱しながら背後に回り込み)これでどうだッ!!(そのままセンチュリーに飛びつくように襲い掛かり、腕と腕を絡めて羽交い絞めにする) 」
仮面ライダーセンチュリー「 なんだとッ―――― ぐ ゥ ッ ! ? (桐島に羽交い絞めにされ一瞬の隙を曝け出してしまう) グ ア ア ァ ァ ッ ! ! (そこに、ガレアの横薙ぎを受けて火花を散らしながら横転していく) ッ……この程度で…「スーパーヒーロー」は屈しないッ!悪をこの手で滅するまで――――― ハ ァ ッ ! ! ( \ ライダーパンチ ! / )(ドライバーを押し込むとその右拳に疾風を纏うような螺旋状のエネルギーが纏われ、強烈なパンチを地面に向けて炸裂させると、衝撃波がドーム状に広がり二人を吹き飛ばそうと襲い掛かる) 」
ガレア「善だの悪だのほざいている内は俺に敵いやしねェ。何故ならな ―――(押し寄せる衝撃波。それを天井すれすれまで高く跳び上がることで回避すると)――― んなモンは"強さ"に依存しねェからだ ッ !! (衝撃波の自然消滅直後を狙った落下から、センチュリーに向けて大太刀を勢い良く振り下ろす) 」
桐島・アレックス・宏明「ああ、そうだとも。負けるわけにはいかない理由がある―――(衝撃波の中、嵐を突っ切るように真っ向から突っ込んでいく。鎧が悲鳴を上げながらも、彼自身はまるで止まらない)―――誇りという"強さ"があるのは、こっちも同じだッ!!(勢いに乗せて、その全身を砲弾として叩き込む) 」
仮面ライダーセンチュリー「 ぐふゥッ―― ヌグゥァ……!? (桐島の強烈な突撃に装甲が拉げながら大きく後退、そこへ畳みかけるようにガレアの斬撃が全身を縦一文字に切り裂いて更に退けられる) が…ァッ……!それでも……ッ…! 「正義」は必ず勝つッ!! ( \ ライダーキック ! / )(ドライバーを勢いよく押し込むと天高く跳躍。その右足に疾風を纏うような螺旋状の超エネルギーを収束させ―――)――――― ッハァァァァアアアアアアアアアーーーーーーー!!!!(最後の大どんでん返しに賭けた、全身全霊のライダーキックを二人に向けて繰り出さんと急加速で迫る―――!) 」
ガレア「……『あの野郎』とそっくりなその声に吐き気がする。だが、そのお陰でハッキリと目を覚ました―――――(低姿勢の状態で大太刀を納刀。その柄を握りしめ居合抜きの態勢へ―――――) 」
―― ⚠RELEASABLE⚠ ―― (ガレアが手繰るガジェットの表面に「解除可能」のアラートが表示され、その武装が赤い光に包まれていく――――)
ガレア「―――――― あの野郎《 テメェ 》をぜってェーぶった斬ってやるってなァ゛ッ゛!!!(刹那の最中に真っ赤に染まったその太刀を手に、頭上のセンチュリーへ鬼神が如き眼光が閃く―――――)――――― ッ゛ エ゛ ア゛ ァ゛ ! ! ! (疾風さえも断裂する鋭さの限界点を越えた居合抜刀を、振り抜いた―――) 」
桐島・アレックス・宏明「突っ込むッ!!(ゆっくりと左拳を握り締める。鋭く鎧が輝いて、熱を帯びる。それは炎のように、いや炎すら超えて、純粋な光を纏って周囲の水分を蒸発させながら、音の壁を、光の壁を突き破って加速する。その瞬間に質量が無限に増大する。ブラックホールが生まれうる一撃。その圧力を自らの拳の中だけに抑え込む) 」
カ ッ
桐島・アレックス・宏明「――――――穿ち抜く、隊長の、ように!!(輝きが止まらない。彼の拳から放たれる光が眩く周りを照らし、純粋なる閃光を纏って……)―――――― は ッッッ!!!(銀の弾丸として、目の前の相手を撃ち抜く) 」
仮面ライダーセンチュリー「――――――― ズ ガ ッ ア ア ア ァ ァ ァ ア ア ア ン ッ ! ! (対に繰り出された互いの一撃が衝突し合う。確固な絆を持つ2つの意志と、派閥故の交わらぬ双つの意思。しかし、どちらにも譲れないものがある。意地と意地のぶつかりの果てに、それを押し負かしたのは――――)――――――― ガ ア゛ ア゛ ァ゛ ッ゛ ! ! ? (――――善も悪も超越した異端児。彼らの交わらないはずの一撃が人造人間の絆を見事に打ち砕き、その身が貫かれてしまった) 」
仮面ライダーセンチュリー「……ァ……もうし、わけ……ドクター……ヘド…… しかし……ッ、「スーパーヒーロー」は……永久に…ッ、不…滅……――――――― う ぐ あ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ あ あ あ あ あ あ あ あ ッ ! ! ! (全身を大きく広げながらその身が大爆発。「スーパーヒーロー」は敗北を喫しながらもその存在を誇張するように盛大な最期を迎えたのだった――――――) 」
ガレア「 シ ュ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ … ッ … … ――――― シ ャ キ ン ッ (爆ぜる人影を背後に、爆風で髪が大きく靡く中で赤熱した大太刀が鎮まる。冷却によって元の色味を取り戻した刃を納刀した)…………(ここで宏明の方へ一瞥を与える。賞賛するでも罵るでもない、ただ無言を貫いていたが…)…………邪魔者は始末した。戻るぞ。 」
桐島・アレックス・宏明「爆発したッ!?(爆風を受けて、大きくのけぞって尻餅をつき)……あ、ああ。そういやエリィは何処だ?この辺に埋まってると思うんだが……(一旦地面に寝転んでから、グルンと空中に転がり出すようにして起き上がる) 」
キコ「――――― ガレアちゃ~~~~~~~んっ…!!(騒動が落ちついたその後、救護部隊のメンバーがガレアたちを目撃し現場へと駆けつける。キコに至っては涙目でガレアへ抱き着きにかかった)お゛姉゛ぢゃ゛ん゛じん゛ぱい゛しだんだよ゛ぉ゛~~~~~(´;ω;`)ブワッ(過剰なくらい強く抱きしめてワシワシ撫で回す) 」
ガレア「うぜぇ離れろ(不機嫌な表情を出しながらもなされるがままにされる) 」
うちはオビト「良かった!!無事か!?無事っぽ…… 」
五十鈴大智「……この荒れ模様…ここへ駆けつけてくる道中でも激しい揺れを感じたが、誰かと交戦していたのかい…?まさか、『運営』の……!(現場へ赴くや否や眼鏡をくいっと上げて損傷したフィールドを見渡している) 」
桐島・アレックス・宏明「エリィが!!エリィが居ねえんだ!!多分どっかに埋まってると思うんだが…… 」
キコ「………?でも、私たちがここに来る時には誰もいなくて…ガレアちゃんと宏明くんの二人しかいなかったわ…よ…?(ガレアの頭を撫でまわしながら周囲を見渡す) 」
ガレア「離れろつってんだろ() 」
うちはオビト「……この瓦礫の中だからな。探すのも手間だが……今それに人手を割いてる余裕はオレたちにはない 」
桐島・アレックス・宏明「んじゃあ見捨てていくってんですか!?俺たちの事は探しに来たくせに、そんな無慈悲な事言うようなオビト隊長じゃあ…… 」
うちはオビト「勘違いするな。アイツは見つける。ただ、「オレ一人で」だ。(瓦礫に手を突っ込む。神威の力を使い、瓦礫をすり抜けているのだ)この通りオレは物体を透過できる。最低限視界は欲しいがな。木遁も使えるから瓦礫を退かすのも簡単だ。写輪眼を使えばチャクラの探知だって出来なくはない。だからエリィの捜索はオレ一人でやる 」
桐島・アレックス・宏明「お、オビト隊長一人でって…… 」
AI染惣OS助「 キ コ キ コ キ コ … ―――― (そんな時、先に接続クリスタルの制圧に向かったメンバーが一同のもとへ遅れて駆けつけてきた)………今しがた、三か所目を制圧してきたところだ。そちらは…エリィ・スピリアが行方不明のようだな。先の落石の衝撃によるものか、彼女に持たせていた位置端末が故障したらしい。残念ながら、彼女が今どこにいるのかは私にも特定はできない。しかし、まだ遠くへは向かっていないはずだ。 」
うちはオビト「何度も言わせるな。オレたちは今ただでさえお前達を迎えに来るために二手に分かれている。これ以上戦力を分散させる余裕はない。オレたちみんなで、アイツ一人の為にここら一帯掘り起こすような時間の余裕もな。だから一人で充分なアイツの捜索はオレ一人で。お前達は本来の任務を進める。いいな? 」
滅「……オビト、いくのか。忍であるお前なら暗躍行動に右に出る者はいないことは分かっているつもりだが、ここは敵陣のど真ん中。
オラクルですら全貌が掴めぬ魔境だ。本当に、一人で大丈夫だな…? 」
桐島・アレックス・宏明「っ……(駆けつけてくるAI染たちを見て、オビトの発言を噛み締める)……分かりました。オレは本隊に合流します。……オビト隊長…… 」
Dr.エッグマン「まったく…小娘一人に手を煩わせる… …………すぐに見つけだして戻ってこい。(他人事のように振舞いながらも、一人娘を持つ父親として通じるものがあるのか、自分なりにオビトへ気遣いのある言葉をなげた) 」
うちはオビト「ああ。オレたちに人手を遊ばせる余裕はない。指示には従え、桐島。ルールを守らないような奴はクズだ。言われたことも守れずに落ちぶれた奴をオレは何人も知ってる 」
桐島・アレックス・宏明「……………… 」
ノイン「状況把握。我々本体は従来通り任務を遂行。武運を、祈る。(ベクターと共にオビトへ敬礼を送る) 」
うちはオビト「…………だが、仲間を大切にしないような奴はそれ以上のクズだ。安心しろ。オレはこれ以上クズにはなりたくない。……必ず見つける、信じて行け 」
セージ「……『仲間』…… とてもいい響きね、お父さん…(オビトの言葉に胸を撃たれたかのように、隣にいたエッグマンを見上げた) 」
Dr.エッグマン「……『仲間』、か… ワシには縁のないものだと思っていた。じゃが…それに近しい『家族』を持ってしまった今、それが尊いものであることはわからなくもない。あの忌々しいハリネズミ共がそうだったように、な……(まるで独り言のように呟く) 」
桐島・アレックス・宏明「……はい!!(……んだよ、一瞬疑ったオレが憎い。馬鹿みたいじゃないか、オレは……この人が仲間を見捨てるわけがない)行きましょう。いつまでもここに留まってはいられない(鎧の奥の瞳からは迷いが消えた。上司の言葉を信じる。この人は、信頼できる人だ) 」
AI染惣OS助「………うちはオビト、君の意見を尊重しよう。我々はこのまま進む。エリィ・スピリアの件は頼んだぞ。さあ、行こう。時間は有限なのだから。(オビトの離脱を承諾したように小さく頷くと椅子ごと踵を返していく) 」
滅「……わかった。オビト、エリィを頼んだぞ。 」
ガレア「………(少し前、見ず知らずの自分に明るく声をかけてくれたエリィの顔が脳裏にチラついた)……… チ ッ ……後味悪いことだけにはなるなよ。 」
最終更新:2025年05月15日 21:28