フラーテル
- 読み
- ふらーてる
- 意味
- 「Ark」の登場人物名。『兄』と表記される。正しくは「被験体1076」。被験体1096『妹(ソロル)』と泥沼のような関係にあったらしい。
- :|多分に近親相姦的な背徳感か、あるいは底の見えない投影(感情共有の押しつけ)に耐えきれなくなったのか、ある「六月」、突然『妹』を拒絶する。
- そればかりか、彼女へ冷酷な言葉を散々に投げつけ、これまでの幸せな日々・記憶をも全否定した。無論これは彼にとって本心に反する「嘘」であったようだ。
- :|そんな兄の思いは裏目に出、ある「二月」、狂気に冒されて帰ってきた『妹』にナイフで刺され、死亡。何の実験の被験体かは不明だが、気の毒な犠牲者である。
- 〈症例番号12〉過剰投影型依存における袋小路の模型、即ち≪箱舟依存進行(Ark)≫
- (上記はエリ前にて。エリ組では≪虚妄型箱舟依存症候群≫と表記。読みは同じく「Ark」)
- :|ちなみにフラーテルはラテン語で兄弟を表す「frater」。フラタニティ(男子社交クラブ)の語源。