| 854 名前:戸板一枚[sage] 投稿日:2009/09/14(月) 02:10:48 ID:??? |
突発、電波SS化。
推敲もろくにしてませんしエロいシーンまで書ききれてませんので
全裸待機しないでくださいw
推敲もろくにしてませんしエロいシーンまで書ききれてませんので
全裸待機しないでくださいw
「さあ、今夜はお祭りだよ!
世界を救った陣内家の新しい婿殿に乾杯!」
世界を救った陣内家の新しい婿殿に乾杯!」
「え、あ、いや…それほどでも……
ていうか、婿殿ってまだ決まったわけじゃ……」
ていうか、婿殿ってまだ決まったわけじゃ……」
僕の返事もそこそこにもうあちらこちらで乱痴気騒ぎが始まっている。
陣内家親族総出の酒盛りはそれまでの規模をはるかに超えていた。
師匠こと、万助さんはやっぱり陣内家の武勲を語りだしたし、
大人っぽいと思ってた理一さんも完全に飲み、騒いでいる。
頼彦さん、邦彦さん、克彦さんの消防三兄弟は肩を組み合って飲んでるし、
翔太さんは少し拗ねた顔して一人黙々と飲んでいる。
翔太さんは夏希先輩先輩のこと気にしてたみたいだし少し悪いことしちゃったかな…
陣内家親族総出の酒盛りはそれまでの規模をはるかに超えていた。
師匠こと、万助さんはやっぱり陣内家の武勲を語りだしたし、
大人っぽいと思ってた理一さんも完全に飲み、騒いでいる。
頼彦さん、邦彦さん、克彦さんの消防三兄弟は肩を組み合って飲んでるし、
翔太さんは少し拗ねた顔して一人黙々と飲んでいる。
翔太さんは夏希先輩先輩のこと気にしてたみたいだし少し悪いことしちゃったかな…
でも、あれだけ大きな事件だったし、いろいろなことがあったけどやっぱりいつも通りが一番。
こうやってみんなで飲んで騒ぐのが陣内家の「いつも通り」なんだろう。
こうやってみんなで飲んで騒ぐのが陣内家の「いつも通り」なんだろう。
ふと、部屋の隅に目をやると佳主馬くんの元気が無い。
うずくまったまま動こうとしてない。
ちょっとの間、見ていると佳主馬くんも僕が彼を見てることに気が付いたのか
ふいっと目をそらして部屋を出て行こうとする。
うずくまったまま動こうとしてない。
ちょっとの間、見ていると佳主馬くんも僕が彼を見てることに気が付いたのか
ふいっと目をそらして部屋を出て行こうとする。
なにか嫌われるようなことしたのかな……と冷や汗を流して済むだけのはずだったんだ。
あのとき、佳主馬くんがこちらを見た表情がすごく気になって……
あのとき、佳主馬くんがこちらを見た表情がすごく気になって……
「あ、すいません!ちょ、ちょっとお手洗いに行ってきます!!」
我ながら素っ頓狂な声で佳主馬くんを追うように部屋を出る。
行き先は分かってる。
部屋を出た後、長い廊下のつきあたりすぐ隣の物置部屋だ。
行き先は分かってる。
部屋を出た後、長い廊下のつきあたりすぐ隣の物置部屋だ。
どうしてだろう。彼の表情がすごく気になる。
少しだけ拗ねたような、何かを言いたいような、でも何も言えないような、そんな表情。
佳主馬くんを追いかけて僕は一体どうしたいんだろう?何を言いたいんだろう?
少しだけ拗ねたような、何かを言いたいような、でも何も言えないような、そんな表情。
佳主馬くんを追いかけて僕は一体どうしたいんだろう?何を言いたいんだろう?
| 855 名前:戸板一枚2[sage] 投稿日:2009/09/14(月) 02:11:41 ID:??? |
「佳主馬くん!」
「お、お兄さん……っ!?
……んっ、放してよ。痛いよ。」
……んっ、放してよ。痛いよ。」
物置部屋に入ろうとする佳主馬くんの手を掴んで振り向かせる。
つい、力が入りすぎてしまった。
彼の声を聞いて慌てて手を放した。
つい、力が入りすぎてしまった。
彼の声を聞いて慌てて手を放した。
「……で、なに。いきなり後ろから追いかけてきたりしてさ。」
「あ、いや。佳主馬くんの顔見てたらなんか追いかけなきゃって思ってさ…
もしかしたら何か話があるのかなーって。
へ、変だよね…ごめんね。そんなはずないのにね。」
もしかしたら何か話があるのかなーって。
へ、変だよね…ごめんね。そんなはずないのにね。」
佳主馬くんが僕に掴まれた手首をぷらぷらさせながらこちらを睨む。
よく考えたら全部僕の想像なのにいきなり追いかけて手首を掴んで振り向かせるなんて無茶なことしちゃったな…
もしかしたら佳主馬くんはああいう場がイヤで出て行っただけかもしれないのに。
よく考えたら全部僕の想像なのにいきなり追いかけて手首を掴んで振り向かせるなんて無茶なことしちゃったな…
もしかしたら佳主馬くんはああいう場がイヤで出て行っただけかもしれないのに。
「……あるよ。話、ある。」
「へ…!?」
予想外の彼の台詞にまた素っ頓狂な声が出てしまう。
今度は佳主馬くんに引っ張られるように物置部屋に入って話を聞く。
今度は佳主馬くんに引っ張られるように物置部屋に入って話を聞く。
「…・・・お兄さんはもうすぐ東京に帰っちゃうんでしょ?」
「そりゃそうだけど…
で、でもすぐに戻ってくるよ!来年の夏でも……いや、今年の年末にでも!!」
で、でもすぐに戻ってくるよ!来年の夏でも……いや、今年の年末にでも!!」
「でも、でもそれは夏希お姉ちゃんのお婿さん候補としてじゃないか……っ!!
これからどんなにお兄さんと会うことがあってもお兄さんは夏希お姉ちゃんのもので……
お兄さんは男なのに…くそ…っ!何を言ってるんだ僕は……」
これからどんなにお兄さんと会うことがあってもお兄さんは夏希お姉ちゃんのもので……
お兄さんは男なのに…くそ…っ!何を言ってるんだ僕は……」
突然の佳主馬くんの台詞に頭が混乱してどうしていいか分からない。
え?つまり…え?
でも、佳主馬くんの頬を伝う涙を見てると、自然と彼を抱きしめて押し倒している僕がいた。
え?つまり…え?
でも、佳主馬くんの頬を伝う涙を見てると、自然と彼を抱きしめて押し倒している僕がいた。