カズマたんの指をチュッパチュッパ!保管庫

キング×佳主馬 お風呂も一緒寝るのも(ry

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chupa2

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だれでも歓迎! 編集
822 名前:キングカズマ×佳主馬 1 投稿日:2009/09/26(土) 02:59:41 ???

―ふわ、ふわ。
頭、さっきから誰かが撫でてる…。
朦朧とした意識が段々と覚醒してゆく。

―ふわ、ふわ。
目がさめると、枕もとに姿勢正しく正座したキングカズマがいた。


OZのアバター達が画面から飛び出て、三次元に現れた。
TVでは、どの番組も朝からずっと原因解析という名のつまんない特番を放送している。
それらの番組によると、原因は…まぁいろいろ複雑みたい。

マーガリンを塗ったトーストをかじりながら、横目で隣にピッタリと座っているキングを盗み見る。
じい、とこちらを見つめていた。
なんだか変な気分。
「…食べたいの?」
トーストを少しちぎって差し出してみた。
キングは不思議なものを見るような目つきで、ボクの指につままれたトーストを見つめる。
ぱくっ。
「わ、わ、指まで食べるなってば」
びっくりして指を引っ込めると、キングはごめんね、とでも言うように、己がかぶりついたボクの指をチロチロと舐めてきた。
…かわいい。
必死でボクの指に舌を這わせるキングの頭を撫でてみる。
ふわふわだ…。
キングは嬉しそうに目を細めた。
指にはうっすらとキングの歯型がついていた。


823 名前:キングカズマ×佳主馬 2 投稿日:2009/09/26(土) 03:00:39 ???

キングを連れて外を出歩くわけにはいかないし、昼間は家でじっとしてた。
キングはずっとボクの側にいて離れない。
買い物から帰ってきた母さんによると、外は様々なアバターで溢れてるらしい。
そんな光景は想像し難くて外に見に行きたかったけど、キングが寂しそうな顔をするからやめた。
一日一緒にいて気がついたけど、キングはボクを抱き抱えるのが好きみたいだ。
ボクも気持ちいいし楽だから別に文句はない。
ノートPCでアバターが消えたOZの様子を眺めていると、ボクを後ろから抱きすくめたキングがボクの髪の毛に顔を押し当ててきた。
すんすん、と鼻を鳴らす。
かまってほしいのかなぁ、と思いながらもそのまま放っておいたら、タンクトップの隙間から手を忍ばせて脇腹をさすられた。
「わあああっ!ちょっと、やだっ、くすぐったい、キング!」
思わず素っ頓狂な声をあげて身体を捻れば、キングの嬉々とした表情が目に入った。
毛がもふもふしてっ、くすぐったい!
「あ、あはははっ!キングっ、あ…んっ、やだってばぁ!もうだめえ!」
騒いでいたら母さんに怒られてしまった。
キングが悪いんだ。
キッ、と睨むと、よく分かってないのか、ほっぺたをペろりと舐められた。
なんだか脱力。
もう時間も遅いし、お風呂に入ろう。


824 名前:キングカズマ×佳主馬 投稿日:2009/09/26(土) 03:01:21 ???

下着とパジャマを持ってお風呂場に向かうと、キングも当たり前のように後をついてきた。
「一緒に入る?」
首を縦にふる。
お風呂ってなんだか分かってるのかな。
うさぎってお湯に入れて大丈夫なのだろうか…まぁいいかキングだし。
多分大丈夫だよね。
タンクトップとハーフパンツを脱ぎ捨てれば、キングに下着を下ろされたので、代わりに真っ赤なダウンベストを脱がしてあげた。
服も脱げるんだ。
真っ裸なキングはなんだか新鮮。
肌触りのよい毛に覆われたお腹に手を当てれば、しなやかな筋肉を感じる。
本当に現実世界に生きているみたい…。
キングは石鹸の泡が気に入ったみたいで、ボクが頭を洗っている間ずっと泡立てていた。
頭からお湯を被ってコンディショナーを洗い流す。
「身体洗うから、石鹸貸して」
手を伸ばしたら、その腕にキングが一所懸命立てた泡を塗り付けられた。
仕方がないから、そのまま身体を洗わせてあげる。


825 名前:キングカズマ×佳主馬 4 投稿日:2009/09/26(土) 03:02:26 ???

たちまち泡だらけになったボクの手足を、キングの大きな手の平が何遍も行き来する。
手のこうからするすると上がっていって、腋を執拗に摩る。
なに、もしかしてボク、臭かったの…。
ちょっぴりショックを受けつつ、キングの真剣な瞳を見つめた。
手の平が、腋から真正面に移動し、薄っぺらな胸板を撫でる。
指が何回も乳首を掠めてくすぐったい。
下がってぺったんこなお腹を洗われ、あろうことかおちんち(ryを、きゅっ掴まれた。
「わ、キング、そんなとこいいってば…」
今だに毛が生えてこないから気にしてるのに…。
つるつるの下半身をキングの指が這う。
恥ずかしい…。
隅々まで綺麗にされたボクを、これまたご丁寧にお湯で洗いながして、
ボクを抱き抱えて湯舟に浸かって嬉しそうにしてたけど、のぼせたからすぐに出てきちゃった。


827 名前:キングカズマ×佳主馬 5 投稿日:2009/09/26(土) 03:03:28 ???

夜はボクのベッドで一緒に寝付いた。
イイニオイがしてふわふわな毛が気持ちよくって、
ぎゅうと抱きしめるとまた頭をふわふわと撫でてくれた。
こんな抱きまくらがちょうど欲しかったんだ…毎晩こうやって寝たいなぁ、て思ったのが最後。
なんだかキングがボクの背中やらお腹やらを撫で回してるみたいだったけど、後は寝ちゃったから覚えてない。
次の日の朝、目が覚めると、キングはもういなかった。
世界は正常に戻っていて、TVでもいつも通りの番組が放送されていた。
拍子抜け。
いったいなんだったんだろう、なんて思いながらノートPCを開けば、
そこにはいつものようにキングカズマがいた。
少しほっとする。

「おはよう、キングカズマ」

画面越しのキングカズマが微かに微笑んだような気がしたのは、たぶんただの気のせい。


終わり

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