キャラクター概要
Fシリーズの主人公、双葉刹那の幼馴染である女性。自称「特攻隊」隊長。名前の読みは「すずき ルナ」。
刹那は大学に通っているが、月は留年を繰り返しており、未だに高校生。
年齢は「時の冒険者F」では20歳、「時の冒険者 After F」では推定21歳。
同級生の山田星・佐藤海(どちらも18歳であり、月と違い留年はしていない)と共に「特攻隊」を組織している。
星や海からは「お姉さま」と呼ばれ、一応慕われてはいるのだが、海には毒づかれる場面も多い。
「空手を極めた」と豪語する使い手だが、幼少期に空手を教わった相手である刹那には実力で劣る。
補導歴がつく事を恐れる、電車の中で騒ぐ人間を叱責するなどあまり不良らしくない面も目立つ。
また、サンタの存在を信じているという純朴な一面も持っている。
刹那に対しては、普段は張り合うような態度で接しており「刹那」と呼び捨てにしている。
しかし、いざ刹那の身に危険が迫ると動揺し、非常に弱弱しい性格になる(この時は刹那のことを「せっちゃん」と呼ぶ)。
刹那によれば、昔の月に不良ぶった所はなかったらしく、この弱気な性格が月本来の性格であると思われる。
判明している範囲では、刹那ともっとも古い付き合いのある登場人物なのだが、
話の本筋にはほとんど関係ないキャラであるため「刹那の後を追いかける」という形で出番が作られる事が多い。
関連人物
双葉刹那
「時の冒険者F」シリーズの主人公で、大学生。鈴木月の幼馴染であり、幼少期の月に空手を教えた人物。
山田星
イケメン好きの女子高生。特攻隊の副隊長。
海よりは月に対して従順。しかし、抜けた所が多い月に対しては度々ツッコミを入れている。
佐藤海
冷めた性格の女子高生。特攻隊の副隊長その2。
なんだかんだで月に付き従ってはいるが、堂々と月の事を馬鹿にする場面も多い。
ジム・コロシモ
夢幻世界で活動するギャング集団「フーリガン」のリーダー。部下からの人望が微妙なのは月と同じ。
実は、月の無意識にあたる部分から生まれた「心象体」と呼ばれる存在。
本編での活躍
初登場は「時の冒険者F Stage.5 日常 -Daily life-」。
大学に向かう最中の刹那の前に現れ喧嘩を売るが、
刹那に「小さい頃にやらかした恥ずかしい秘密」をばらすと暗に脅され、逃げ出した。
「時の冒険者F Stage.7 贈物 -Present-」では、またも刹那の前に登場。
前回の刹那の脅しを「ハッタリ」と決めてかかり、星・海とともに刹那に攻撃を仕掛けるが、簡単に回避される。
なおも追撃を仕掛けようとしたが、騒ぎを聞きつけた婦警が到着すると、補導歴がつく事を恐れ逃げ出した。
「時の冒険者F Stage.8 課題 -Assignment-」では、地下鉄内部で刹那・英蘭・刻龍と偶然遭遇。
刻龍からナンパされた際はまったく甘い顔を見せず、「変態野郎」と刻龍を罵ったうえ殴りつけた。
その後、補講のため古代遺跡に向かった刹那をこっそり追いかける。
古代遺跡では、左目の痛みに苦しむ刹那を見て激しく動揺してしまい、その様子を見た星や海から
「月は刹那の事が好きで、今まで刹那を追いかけていたのも構ってほしかっただけ」と看破された。
「時の冒険者F Stage.9 目覚め -Awake-」では動揺が収まり、不良の性格に戻っている。
しかし「時の冒険者F Stage.10 困惑 -Confuse-」では、刹那が昏倒した際、また弱弱しい性格になってしまった。
Stage.10から一週間ほど経過した「時の冒険者F Stage.11 召喚 -Summon-」では、刹那たちと別行動を取っていた。
地下鉄駅前でいつものように刹那(と伊邪那美)に絡むが、いつものようにあしらわれている。
その後はこっそりと刹那の後をつけるが、古代遺跡前で四凶に襲われ危機に陥った刹那を見て、たまらず飛び出してしまう。
幸い、この時は四凶が本来の目的である「伊邪那美の確保」を終えていた為、危害を加えられる事はなかった。
「時の冒険者F Stage.12 融合 -Fusion-」では、刹那が伊邪那美を失い落ち込んでしまったため、
月も連鎖的に気弱な性格になってしまい、終始この性格のままだった。
この回では、現実世界の人間が夢幻世界の「もう一人の自分」と融合を果たす事になるのだが、
月に対応する人物はジム・コロシモという名のおっさん(38歳)だったため、露骨に難色を示していた。
「時の冒険者F Stage.13 創造主 -S-」では不良の性格に戻るが、ジム・コロシモと融合してしまった事を心底から嫌がっていた。
「時の冒険者F Stage.14 略奪 -Plunder-」では、英蘭・刻龍・星・海・ルパートと共に四凶と対決。
ジムとの融合によって魔力を手に入れており、人数の優位もあったとはいえ、四凶を相手に互角以上に渡り合った。
四凶が連携し、究極魔術「凶魔死怨の印」を放った際には、他の仲間と共に刹那に力を与え「絆の力」によって四凶を打ち破った。
「時の冒険者F Stage.15 欲望 -Desire-」では、珍しく不良の性格のまま刹那のことを心配していた。
「時の冒険者F Stage Final 新境地 -Frontier-」では、仲間たちと共に事象確率変動空間でアーチボルドと戦った。
この戦いの中で、創造主Sの力によってジム・コロシモと分離。月とジムはそれぞれが独立した存在となった。
(Sの計らいにより、月を含む現実世界の人間は魔力を有したままとなっている)
戦いが終わった後は「いつでも相手になってやるから首を洗って待ってろよ」といつもの調子で刹那に語りかけ、その場を後にした。
「時の冒険者 After F」でも高校を卒業できておらず、引き続き不良女子高生をやっている
(星と海は無事高校を卒業しているが、月に合わせてわざわざ制服を着ている)
「時の冒険者 After F 第1話 あれ!?刹那さんがいない!?」では、地下鉄を利用して町を出る伊邪那美の後をこっそりとつける。
伊邪那美を追って辿り着いたハンターギルドでは、暴れていたジム・コロシモらフーリガンを叱責。
力ずくで退治しようとするが、その直後ギルドが謎の怪物(まつろわぬ怨霊)に攻撃を受けたため、戦いは中断された。
「時の冒険者 After F 第5話 俺はまたアイツを助けられないのか…」まで引き続き登場するが、目立った活躍は無い。
5話から数日が経過した「時の冒険者 After F 第6話 この力は、神憑りなのか!?」では、ハンターギルドを離れている。
「時の冒険者 After F 第11話 ノアの方舟計画の真実」で再登場。
ゼノンによって改竄された記憶が刹那によって修復されたため「刹那が生きていた」という事実を思い出す。
その後、刹那たちが集まっていたアーチボルドの研究室に、星と海を伴って訪れ一行に合流した。
この回では次回予告も担当している。
「時の冒険者 After F 第12話 あたいたちが帰る場所を守る!!」では、仲間たちと共に擬似的古代空間に到達。
そこで遭遇した「まつろわぬ怨霊」の大群を、自分たち特攻隊とフーリガンで足止めする事を刹那に提案した。
(この回のタイトル「あたいたちが帰る場所を守る!!」は、その場面において劇中で月が発した台詞である)
「時の冒険者 After F 最終話 無限の闇を光に変えて」では、戦いが終わった一か月後、刹那と伊邪那美の結婚式に出席。
伊邪那美が消滅した際には「SFの力を使えば伊邪那美だって簡単に生き返らせられるはず」と刹那に食ってかかったが、
刹那からは「それ(死んだ者を生き返すこと)は今を生きる者のこれからの人生の大きな妨げになるんだ」と否定された。
「Burst of Illusion」には鈴木月は登場しないため、これが本編中で最後の出番となる。
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