浩史が先輩の世田に最近同じ内容の夢を見るという相談をしていた。浩史はスピリチュアルなものは全否定しているようだが、世田は
過去に体験したことがあるので信じているらしい。浩史が自宅に帰ると、兄の崇史以外、祖母の危篤により誰もいないようだった。浩史はその晩も前と同じ夢を見て、内容は「男が泣きながら誤り続ける」という内容だった。翌日、浩史は夢のせいであまり快適には眠れなかった。崇史にそのことを話すと、
親友が夢のせいで死んだこともあって夢を気にしないように言う。一方、神崎姉妹は、夢乃は
過去に好きな人が死んでしまったことにより食べる事すらろくにできず薬を飲みながら生活しており、姉の雪乃はそんな夢乃を支えながら生活していた。そのころ、浩史は世田に夢の事を相談しており薬を使うことを進められる。仕事の最中、世田が運転する車で寝てしまう。浩史は再び夢を見て、内容は男が泣きながら「俺のせいでバラバラになったあいつらを…」といっているものだった。浩史が夢から覚めると世田に先ほど見た夢の内容を伝える。このままでは浩史が仕事ができないということで、世田が浩史の家まで送り、崇史に夢の件を話した。翌日、浩史は薬のおかげで快適に眠れたようであり、崇史が真の写真を見せると夢で泣いていた男は真であることが発覚した。崇史、雪乃、夢乃が真の実家に行き、真の本当の名は実であり兄の真が死んでから真と名乗るようになったことを聞いた。崇史達は真の墓参りをし、これから毎年することを約束した。浩史はそれ以来あの夢を見なくなった。
