テノリライオン

書庫版あとがき--黒魔道士の一日

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corelli

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The Way Homeシリーズ初の番外編です。
「ルルヴァードの息吹」でバルト君の声が復活した記念として、とにかく彼にデカい魔法を使わせようという目的で書きました(笑)。

そこそこ冷静で頭脳明晰、でも実はただの魔法オタクで調子に乗ると止まらない、という彼の性格は「みんな愛のせいね」でも書いたつもりですが、あちらではまだ声が出せない状態だったのもあり、私としては今ひとつ消化不良ぎみだったんですね。
なので今回は、ルルヴァード後で声が出せるという設定にて思う存分やってもらいました。
しかも練習のスライム相手に(笑)。
非道。
ついでに「とことん軽いノリ」というのにも挑戦してみたつもりです。何かのはずみで閃いた「クワッ!男だらけの磯堀り大会」の一文で燃え尽きた感もありますが(笑)
やっぱり真面目にやるより面白くやる方が、書くのは数倍難しいですよね!!

また、このシリーズのキャラクター達は女性陣よりも男性陣の方が好評を博す傾向があるようでして(笑)、その人気っぽい男性3人をピックアップして絡ませてみようという試みでもあり。
まぁその人気度=私のそのキャラに対する熱の入れようでもあったので、書いていて非常に楽しかったです。
頭を絞るまでもなく、3人が3人まぁ勝手に動くこと動くこと。呪文を考えたりする以外は特に詰まったり悩むような箇所もなく、たいへん楽をさせてもらいました(笑)。

このお話の舞台にしたプルゴノルゴ島は、私のヴァナでのお気に入りロケーショントップ3に入ります。
リアルでは暑いの苦手だし薄着嫌いだし泳げないしなので、南の島という観光地には積極的な魅力を感じないわたくしなのですが、ただ光景としては本当に素晴らしいと思うので。
鮮やかな色とか光と熱のエネルギーとか、否応なしに心躍るものがありますよね。
たまに無意味に行っては波打ち際に/sitしてボーーーっとしております。

とかさわやかっぽい口舌を垂れながら、裏では「暑いと弛緩して考え事ができなくなるからイヤー」というすさまじい内向き人間っぷりを発揮したりもして。
多分私、あったかい地域に移住したら小説書けなくなります(笑)。寒いのバンザイ。おこたバンザイ。
あ、昨今新作の執筆がとんと停滞しているのをトップページの更新でごまかしているのは、単に仕事環境の変化とそれによる雑音で創作に集中できないからであって、決して南の島に引っ越した訳ではありません(笑)。
どんな言い訳だ。

ま、このあっかるいお話の裏では同時に、パーティ崩壊の危機が迫っていたりするんですけどね。
そのへんは続きの「永訣の峰、漆黒の血」で。


一見の価値あり、プルゴノルゴ島の夕日。



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