テノリライオン
06-12-09
最終更新:
corelli
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#blognavi
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つまみ食い。
小説新潮別冊 yom yomというものを見つけたので買ってみました。
まっ赤な表紙に新潮文庫のマスコットキャラ、Yonda?パンダがどかーんと本を読んでいる。 他には何らのアオリ文句も説明もなし。
何じゃこりゃ、と思ってパラリとめくってみると、雑多(失礼)な作家さんの短編やら掌編のようなものがぎっしりつまっていまして。
……えーと、文芸雑誌?
まっ赤な表紙に新潮文庫のマスコットキャラ、Yonda?パンダがどかーんと本を読んでいる。 他には何らのアオリ文句も説明もなし。
何じゃこりゃ、と思ってパラリとめくってみると、雑多(失礼)な作家さんの短編やら掌編のようなものがぎっしりつまっていまして。
……えーと、文芸雑誌?
ていうか私、何だかんだでこれまで文芸雑誌というものに手を出したことがありませんで。
例外的にファウストを買っていますが、あれはなんつーかいわゆる「ブンゲイ誌」とはちょっと趣が異なるような気がしているので、私の中ではノーカウント扱いだったりします。
でまぁ、そのお堅い「ブンゲイ誌」の匂いが、どうもここからはあまりしてこない。
訝しむようにしばらくぱらぱらとめくってみて、「……これはあれだ、いろんな作家さんの掌編を載せていろんな人に触れてもらおうという、そんな感じのコンセプトでできた雑誌に違いない」と判断し、ちょっと興を覚えたのでレジまで持っていきました。
例外的にファウストを買っていますが、あれはなんつーかいわゆる「ブンゲイ誌」とはちょっと趣が異なるような気がしているので、私の中ではノーカウント扱いだったりします。
でまぁ、そのお堅い「ブンゲイ誌」の匂いが、どうもここからはあまりしてこない。
訝しむようにしばらくぱらぱらとめくってみて、「……これはあれだ、いろんな作家さんの掌編を載せていろんな人に触れてもらおうという、そんな感じのコンセプトでできた雑誌に違いない」と判断し、ちょっと興を覚えたのでレジまで持っていきました。
結論。 大正解。
本というものを買うに当たり、私はどちらかと言うと「作者買い」をしてしまう方なので、知らない作家さんの作品に親しむにはそれなりの「きっかけ」が必要で。 誰かに勧められるとか、すごい話題になるとか。 いや、あんまり話題になると私もひねくれものですから「流行になんか乗ってやらないぷー」とばかりに意味なくスルーしてしまうという悪癖も持っているのですが(笑)
でまぁそんなわたくしにとって、これはとても有り難いというか、興味深い雑誌でした。
何の気ない数行の立ち読みで運命的決定的に魅入られる本というのも経験上勿論あるのですが、やはり「ぱらり」だけで最低600円前後の出費を決意させてくれる本というのはそうそうなく。
これなら読めそうかな、というレベルの本をほいほい買っていく勇気も、こちらには残念ながらなく。 っていうかその勇気を許したら速攻で財布がからっけつになるし。
何の気ない数行の立ち読みで運命的決定的に魅入られる本というのも経験上勿論あるのですが、やはり「ぱらり」だけで最低600円前後の出費を決意させてくれる本というのはそうそうなく。
これなら読めそうかな、というレベルの本をほいほい買っていく勇気も、こちらには残念ながらなく。 っていうかその勇気を許したら速攻で財布がからっけつになるし。
創刊号だからというのもあるのでしょうが、重松清、角田光代、江國香織など、寄稿している作家陣もなかなかに振るっておりまして。
中でも私の愛する梨木香歩の、更に愛する家守綺譚の追加章が載っていたのがとてもよかった。
ものすごいお得感。 っていうか680円どころじゃない価値があります個人的に。
中でも私の愛する梨木香歩の、更に愛する家守綺譚の追加章が載っていたのがとてもよかった。
ものすごいお得感。 っていうか680円どころじゃない価値があります個人的に。
これで新しい作家さんの発掘ができたら儲けものだなと思いつつ。
ナイス企画、新潮社。
ナイス企画、新潮社。
カテゴリ: [読書] - &trackback() - 2006年12月09日 23:58:19