テノリライオン

07-07-22

最終更新:

corelli

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つづき。


の前に、新作「灯り草 1」収録しました。
2はこちら。このサイトで発表が終わり次第順次こっちの書庫に入れていく予定。
つーか他の作品のあとがきがずっとほっぽらかしじゃねーかという噂が。

でまぁ、先日の続きですが。
何故に唐突にほぼ日手帳なんぞに手を出したかと言うとですね。
この手帳、異様なことに「1日1ページ」となっておりまして。
えー、いわゆる普通のスケジュール手帳というものは大抵

年間→月間→週間

みたくページが降りていくのですが、この手帳は

年間→月間→日間

になっておるのです。
つまり、一日に与えられた書き込みスペースがやらたとデカい。
こんな感じに。


何かブレたけど気にしない。左右それぞれが1日です。縦に24時間の時間軸がある。
で、この造りが何を実現するかと言うと、

「何を書いてもいい」

という事を実現するわけです。

え、手帳ってもんはそもそも何を書いてもいいもんだろ?
いやまぁ仰る通りなんですが。
でも例えばですね、いわゆる「今週一週間」の見開きページの手帳あったとしましょう。中でも一番広くスペースが使えそうな、左ページが月曜~日曜の7コマ分割、右ページがフリーメモという体裁とします。
そこにちょこっと予定を書き込んだり、逃したくない発売日や放送日なんかをメモしたりしますね。するとまぁ、時間は一週間あるわけですから。びっしりとは行かなくとも、少々マメにやれば何かしらボールペンの跡はつくものだと思います。
となるとですね、そういう風にいつなんどき書き込む必要が生じるかわからない貴重なページに、

「ダニエル=ラドクリフ、少年と言うには育ち切っちゃったけどそれはそれで」

とか

「宗教 科学教 自己修復」

とか

「緩(む、める)」

とか

「こなたが嫁を飛び越えて姑になったら」

とか、そういう一歩間違えば電波臭すらただよう、もはや書いた本人にしか判らない思い付きの殴り書きでスペースを消費するのはつい躊躇われるわけですよ。
地図だとか絵だとかもなかなか描けない。

その点、これが1日1ページなら。
何を書いてもそうそう一杯にはならないだろうと。もちろん毎日のようにそんな「思い付き」がある訳ではないから、何も書き込みのない日が山ほど出来ます。だから、なんならそこに後から落書きしたっていい。

ただ単にアイデアの走り書き、覚え書きをしたいだけなら、むしろMoleskineを使えばいいでしょう。ついこないだまで私もそう考えていたし、まさにそういう用途の為にMoleskineはあるのだし、品質も折り紙付きだし(※1)。
でもその場合、当然ですが「書かなければページは埋まらない」のです。

この手帳の下段には何故か、ちょっとユルい金言集やネタなどが毎日、365日分載っています。
つまり私が書き込まなくても、そのページが「白紙」でなくて済むわけですな。何かしら読む所がある。
これが何と言うか、つらつらと読んで楽しめるのと同時に、何も書いていない事による罪悪感とか虚無感とかダメダメ感(笑)を何となく軽減してくれたりします。

そしてもう一つ注目したいのが、その装丁。
厚さも含め、完全文庫本サイズです。薄くて丈夫な紙を採用しているので、トータル400ページほどあっても同ページ数の文庫本と全く同じ厚さ。
それはもうこんな感じに。表紙の事は気にするな。


そしてノリではなく糸で綴じてあるので、柔らかくパタンと開きます。机に置いてもにょろーんと勝手に閉じません。これがなんとなくイイ。

てなわけで。
人によって使い方は様々ですが、

  • 日記
  • メモ・覚え書き
  • 妄想・アイデア
  • スケジュール
  • ちょっと遊び心

の全部が、1つの手帳を埋めるほどではないけど少しずつある、という方には、このほぼ日手帳は向いているのではないかなぁと思った次第でございます。
別に埋まらなくてもいいんだよ。埋まらなかった事も記録の一つさ、と後から見てしみじみしたいと思います。

ただ上記の妄言以外にも「18:30 電コイ」とか「Fate/Zero vol.3 発売」とか、早くも人様に見せられないような書き込みで汚れ始めているのもまた問題な気がしないでもない。


※1
Moleskineは少し前に製造工場を中国にしたらしく、表紙が割れるだの臭いがひどいだの綴じが荒くなっただのと品質劣化が取り沙汰されたので、残念だけどちょっと見送ってみた。
中国は今いろいろとアレだしね、うん。


カテゴリ: [雑記] - &trackback() - 2007年07月22日 19:17:45
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