テノリライオン
07-07-29
最終更新:
corelli
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#blognavi
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閃きか論理か。
そして「Fate/Zero vol.3」読了。
多少駆け足になってきているような雰囲気はあるけれど、相変わらずの面白さ。頭が下がるというか頭を抱えるというか。
多少駆け足になってきているような雰囲気はあるけれど、相変わらずの面白さ。頭が下がるというか頭を抱えるというか。
「えっ、そこでそう来るの!?」とか「まさかそれをそんな風に!?」とか、いわゆる展開の意外性というものを生み出すには、その状況にくっつけてもよい要素・事柄をどれだけ多く筆者が蓄積しているか、引き出せるかという事に尽きる。
それがなければ、少なくとも「自然な驚き」は演出できないはずだ。
こうしたら面白いかも、という稚拙な思い付きだけで転がっていく物語に読者の歓心は得られない。例え荒唐無稽でも、一本「筋」が通っていなければならないのだ。
曰く「世界観」、曰く「設定」。それらにしっかりと命綱を結んだ上で、どこまで遠くへ行けるか。どれだけ華麗に跳べるか。
それが物語の面白さの一面だろうと常々思っている。
それがなければ、少なくとも「自然な驚き」は演出できないはずだ。
こうしたら面白いかも、という稚拙な思い付きだけで転がっていく物語に読者の歓心は得られない。例え荒唐無稽でも、一本「筋」が通っていなければならないのだ。
曰く「世界観」、曰く「設定」。それらにしっかりと命綱を結んだ上で、どこまで遠くへ行けるか。どれだけ華麗に跳べるか。
それが物語の面白さの一面だろうと常々思っている。
そして虚淵氏は、その「跳び方」が格段に上手いのだ。
外すのはルールではなく予想。裏切るのは期待ではなく常識。
その展開にどんなに度肝を抜かれ吹き飛ばされても、周到に結ばれた命綱が読者を舞台に引き止める。
外すのはルールではなく予想。裏切るのは期待ではなく常識。
その展開にどんなに度肝を抜かれ吹き飛ばされても、周到に結ばれた命綱が読者を舞台に引き止める。
今回もまた最後の引きが見事で、続きが気になる事この上ない。
しかし泣いても笑っても(いや結末としては絶対に泣く事になってるんだけど)次巻で最終巻。
もうちょっとやってくれと言いたい。マジで。
しかし泣いても笑っても(いや結末としては絶対に泣く事になってるんだけど)次巻で最終巻。
もうちょっとやってくれと言いたい。マジで。
カテゴリ: [読書] - &trackback() - 2007年07月29日 02:51:47