画面の見方
さて最低限翻訳作業を始める準備ができたところで、画面の見方を説明しよう。とはいっても全然使ったことない機能がいくつもあって、それについては私もよくわからないから、分かる機能すなわち左上のメニューと、用語集、編集、参考訳文、メモ帳、複数訳文のウィンドウだけ説明する(それ以外は使わなくても翻訳に支障はない)。
前提として、OmegaTはいくつかのウィンドウで構成されている。これによってユーザーは自分が使いやすいようにその大きさを変えたり、使わないウィンドウを最小化して左下にしまっておくことができる。以下は私のOmegaTの画面、読んでいる君の画面は少し異なるかもしれないがあまり気にせず、自分が使いやすいレイアウトにすること。以下の画像から私は本当に辞書と機械翻訳、分節属性、コメント機能を全然使っていなくて、左下にしまっていることが分かるだろう。正直複数訳文とメモ帳もあんまり使っていない。実際、翻訳に必須なウィンドウは、用語集、編集、参考訳文、(まれに複数訳文)だけなのだ。
左上赤:ツールバー
おなじみのツールバー。比較的よく使うか、重要なところだけ説明する(本当は全部説明する予定だったが、ヘルプまで書き終えてページを保存しようとしたらログイン関係のエラーで記述が全部消えてしまって心が折れた、重要じゃない所まで書く気力が今の私にはない…)。
プロジェクト
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プロジェクトに関するものがまとまっている。以下のような時によく使う。
- プロジェクトを再読み込みしたい時(F5キーでもできる)
特に、翻訳中に無駄な改行が混入するなどして文章がおかしな分節化をされていた場合、原文ファイルを外部のソフトで開いて修正保存、プロジェクトを再読み込みして修正を反映するという作業が挟まるので、再読み込みと原文ファイル開きは忘れないように。
他には、翻訳がひと段落したあとは訳文ファイルを生成することになるのでそれも忘れずに(新しく訳文ファイルを生成しないと訳文ファイルに翻訳が反映されないのだ)。
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編集
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編集に関するものがまとまっている。ここにまとまっている操作は簡単なショートカットでぱっとできるものや、対応するウィンドウの上で右クリメニューを出せば一瞬でアクセスできるようなものばかりなので、慣れるとここをクリックする頻度は減る。でも慣れない頃やショートカットを忘れた時にはやっぱり助かる。
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表示
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編集ウィンドウのカスタマイズを行える。個人によってベストセッティングは異なるのと、項目がたくさんあるのと、視覚的なものなので、これについては各人実際にそれぞれ変えて試すのがいいと思う(違いが分からなければ違いが分かるまで放置しちゃっていい)。ただ、これだけだと投げやりなので、おすすめを挙げておくと、"翻訳済み文節を色付け"、"用語集の一致をマーク"、"空白文字を表示"は適用しておいた方がいい。色付けについては後述の環境設定にある配色の項目から好きな色に変更できるので、色が気に食わなければそこで変えよう。
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設定
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環境設定のウィンドウを開ける。それ以外のことはあまり考えない。環境設定については別ページで説明する(今後更新予定)。
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ヘルプ
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OmegaTの利用者ガイド(本マニュアルより有用)を見たり、更新の確認ができる。
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中央オレンジ:編集ウィンドウ
これはOmegaTで一番重要なウィンドウと言ってもいい。この画面で分節を選択し、その文節に対する訳文を入力することで翻訳は進む。
ある文節の翻訳が終わって次の分節に移りたい場合はEnterキー(環境設定で変更している場合はTab)を押すか、移りたい文節をダブルクリック。
また、表示メニューから"用語集の一致をマーク"を有効にしているなら、マークされた部分にカーソルを合わせて右クリックすれば、以下の画像の様にその部分が用語集でどの訳語が充てられているか表示してくれる。カーソルが見えないのでわかりにくいが、画像はraceの部分にカーソルを合わせて右クリックした状態。
左黒:用語ウィンドウ
ここにはGlossaryファイルに入れた用語集にある単語で、現在選択している文節に登場する単語が並ぶ。右クリックから選択範囲を編集ウィンドウの訳文入力部分に挿入することもできる。
右緑:参考訳文ウィンドウ
ここは過去に翻訳した文節で現在の分節と類似しているものを類似している順に表示してくれるウィンドウだ。参考訳文の上にカーソルを置いて右クリックすれば、その参考訳文を挿入したり置き換えたりできる(参考訳文の一部分を範囲選択していればその部分だけ挿入/置き換え可能)。参考訳文の下にある3つの%は参考訳文と現在の分節の一致率である。3つの一致率はそれぞれその算出法が異なるが、基本的には左と中央を見ればいい(詳しくは
OmegaT取扱説明書の記述を参照せよ)。
また、"現在の原文に存在しない文節"でなければ、その参考訳文の分節に飛ぶこともできる。この機能は実はかなり有用で、参考訳文として過去に訳したものが時間をおいて出てくると、当時気づかなかった誤字や誤訳に気づくことがある。その場合の修正がこの機能のおかげで爆速になるのだ。私はこれで自身の過去の数百のミスを発見して修正してきた。
参考訳文の使いまわしは非常に便利だが、漫然と使うと参考訳文と現在の分節の差異を見逃し、結果として訳抜けや、その文節にない内容が混入したりする。とにかく、参考訳文の内容を挿入/置き換えで使いまわす時は気を付けよう。できれば文章比較が行えるサイトを利用するのがいい。
とにかく、参考訳文は誤訳発生の機会も与えるし、その発見修正の機会も与える。気を付けて使おう。
左青1:メモ帳ウィンドウ
文節が一癖あったりして、後で確認する時のためにメモを残したいこともあるだろう。その場合はこのメモ帳の部分に書き込めば、後でその文節に再び取り掛かった時にメモを確認できる。
左青2:複数訳文ウィンドウ
基本的に、過去に翻訳した文節と完全一致する文節はOmegaTが自動でその訳文を挿入してくれる。しかし時には全く同じ内容でも文脈が異なったりして別の訳文を充てたいことがある。その場合は文節を編集ウィンドウで右クリメニューから例外訳文として登録することで、その文節を例外として扱うことができる。この複数翻訳ウィンドウは現在の分節と同内容のものの中にそのような例外訳文があればそれを表示してくれる。逆にそういう例外訳文がなければ何も表示しない。
最終更新:2025年11月19日 16:57