探索
作戦
◆ダンボールのセンサーと歩兵の目視により複数の視点により捜索できる
◆犬・犬妖精の野性的な感覚能力により、周囲と異なる場所の発見が行いやすい
◆科学的な捜索だけでなく、ダウジングなども併用して捜索する
◆ダンボールの土木用装備により規模の大きな作業も行える
◆土木用の性能に優れたダンボールを使用する事により、効率的に発掘作業を行うことが可能である
◆地下での土木作業については細心の注意を払って行う
(崩落などの危険性には十分に配慮する)
◆掘削する地盤などの感触を確認しながら発掘する
◆歩兵が掘削面などを確認しながらダンボールでの機械作業を行う
◆周囲と異なる地盤は歩兵の手で細かく調査を行いながら発掘する
◆元来土木作業の細かいところは人力で行わざるを得ないため、ダンボールにはそのための装備も充実している
◆歩兵の誘導により、ダンボールでも細かい作業が可能である
◆犬・犬妖精の野性的な感覚能力により、周囲と異なる場所の発見が行いやすい
◆科学的な捜索だけでなく、ダウジングなども併用して捜索する
◆ダンボールの土木用装備により規模の大きな作業も行える
◆土木用の性能に優れたダンボールを使用する事により、効率的に発掘作業を行うことが可能である
◆地下での土木作業については細心の注意を払って行う
(崩落などの危険性には十分に配慮する)
◆掘削する地盤などの感触を確認しながら発掘する
◆歩兵が掘削面などを確認しながらダンボールでの機械作業を行う
◆周囲と異なる地盤は歩兵の手で細かく調査を行いながら発掘する
◆元来土木作業の細かいところは人力で行わざるを得ないため、ダンボールにはそのための装備も充実している
◆歩兵の誘導により、ダンボールでも細かい作業が可能である
SS
SS1
カツン、カツンと整備士の手が岩盤をたたいてまわる。できるだけ優しくしかし大胆に岩を叩き音を響かせていく。
「うーん、ここか?」
何度かポイントを絞りつつ複数の岩をたたく。どこの岩も似たような音だ。
(だめだ、さっぱりわからん。こういうときは何をするんだったか。)
師匠の教えを思い出せ、そう自分に言い聞かせる。
医者が触診で患者を見分けるように整備士にだってI=Dの様子を触るだけで理解してみせるんだ。音を頼りに、昔は機械なんかに頼らずに整備していた、それはI=Dと整備士の心が通うから。思いは届く。
そう熱っぽくいっていたのは…、主和は大きく息を吸い込んだ。遺跡のカビ臭い空気が肺に満たされる。少しいつもの冷静さが戻ってきた。
外からI=Dの不具合を見てアタリをつけたときのことを思い出す。
大事なのは音の質の違いと反響。そうだ。
「よし…集中だ、集中」
自分の耳と感覚を信じろ、そう思って、再度作業を開始する。かすかな微妙な音の違いも聞き漏らすまいとし、少しづつ少しづつ調べる範囲を狭めていくのだ。
自分の精神との孤独な戦い、1つの道を極めた男の生きざまであった。
「うーん、ここか?」
何度かポイントを絞りつつ複数の岩をたたく。どこの岩も似たような音だ。
(だめだ、さっぱりわからん。こういうときは何をするんだったか。)
師匠の教えを思い出せ、そう自分に言い聞かせる。
医者が触診で患者を見分けるように整備士にだってI=Dの様子を触るだけで理解してみせるんだ。音を頼りに、昔は機械なんかに頼らずに整備していた、それはI=Dと整備士の心が通うから。思いは届く。
そう熱っぽくいっていたのは…、主和は大きく息を吸い込んだ。遺跡のカビ臭い空気が肺に満たされる。少しいつもの冷静さが戻ってきた。
外からI=Dの不具合を見てアタリをつけたときのことを思い出す。
大事なのは音の質の違いと反響。そうだ。
「よし…集中だ、集中」
自分の耳と感覚を信じろ、そう思って、再度作業を開始する。かすかな微妙な音の違いも聞き漏らすまいとし、少しづつ少しづつ調べる範囲を狭めていくのだ。
自分の精神との孤独な戦い、1つの道を極めた男の生きざまであった。
一方ダンボール内部では、遺跡内部の様子についての相談が行われていた。
「遺跡の中身は?」
「古いね。うーんともうちょっと知力があれば内容もつかめるんだが」
「そうだねー、なんかこう土偶のかけてる部分を直したり、ケシゴムつかえば
道開けたりしてー」
数人いる分こっちはわりと平和な空気である。そのうちお菓子の交換と
アメの交換までおこなわれそうだ。
「遺跡の中身は?」
「古いね。うーんともうちょっと知力があれば内容もつかめるんだが」
「そうだねー、なんかこう土偶のかけてる部分を直したり、ケシゴムつかえば
道開けたりしてー」
数人いる分こっちはわりと平和な空気である。そのうちお菓子の交換と
アメの交換までおこなわれそうだ。
その時シュワは複数の岩と、遺跡の構造から本来の目的がありそうな場所、
不自然な空洞がある場所を探り当てる。
「ここか!」
そこには、不連続な反響音と、不自然な空気の流れがあった。
「よし、掘れ、ここだ!っておまえらー」
振り向くとダンボールが立ち止ってあさっての方向を探している。
「え?」
「あ」
「ああ」
「ゴメン」
「いやーうっかり」
「さぁて発掘発掘ー」
気を取り直すようにI=Dが動き出す。重機と呼ばれるにふさわしいI=Dがその真価を発揮する時間がきたようだった。
その喜びを表すように機体は音を立て、周囲の岩と壁を削る。
この瞬間、この地の支配者は間違いなくこのI=Dであった。
不自然な空洞がある場所を探り当てる。
「ここか!」
そこには、不連続な反響音と、不自然な空気の流れがあった。
「よし、掘れ、ここだ!っておまえらー」
振り向くとダンボールが立ち止ってあさっての方向を探している。
「え?」
「あ」
「ああ」
「ゴメン」
「いやーうっかり」
「さぁて発掘発掘ー」
気を取り直すようにI=Dが動き出す。重機と呼ばれるにふさわしいI=Dがその真価を発揮する時間がきたようだった。
その喜びを表すように機体は音を立て、周囲の岩と壁を削る。
この瞬間、この地の支配者は間違いなくこのI=Dであった。
(あさぎ)
SS2
ザクッザクッ
地下に若い作業員がスコップで土を掘る音が響く。
発掘作業が未だ完了しておらぬ地下遺跡、暗い地下を機械的な照明が照らす中、機械掘削により荒らされた表面の土を人の手で避け、地盤を確認しながらの遺跡内の掘削が行われる。
「よーし、もう10cmだけ掘ってみてくれ!」
スコップでの掘削面を確認し終えた作業責任者が機械に乗るものに合図を送る。
その声により機械は再びエンジン音をあげて動き出し、掘削を再開する。
「もうちょい、右!そう!そこ!そのままそーっとツメを立てて・・・ストーップ!よし、その深さでもう一度この面をさらってみてくれ!」
作業責任者の誘導により機械は遺跡などでの微細な掘削作業が可能になりるのである。
人力だけでは行えない作業も、機械的な掘削を行うことにより可能になり、掘削を大幅に効率化できるのである。
地下に若い作業員がスコップで土を掘る音が響く。
発掘作業が未だ完了しておらぬ地下遺跡、暗い地下を機械的な照明が照らす中、機械掘削により荒らされた表面の土を人の手で避け、地盤を確認しながらの遺跡内の掘削が行われる。
「よーし、もう10cmだけ掘ってみてくれ!」
スコップでの掘削面を確認し終えた作業責任者が機械に乗るものに合図を送る。
その声により機械は再びエンジン音をあげて動き出し、掘削を再開する。
「もうちょい、右!そう!そこ!そのままそーっとツメを立てて・・・ストーップ!よし、その深さでもう一度この面をさらってみてくれ!」
作業責任者の誘導により機械は遺跡などでの微細な掘削作業が可能になりるのである。
人力だけでは行えない作業も、機械的な掘削を行うことにより可能になり、掘削を大幅に効率化できるのである。
指定範囲の機械掘削が終わったあとは、汗だくになりながらの人力掘削が再開される。
「センセイ!ここには何もないんじゃないかな?」
「もう少しだけお願いします。他の掘削場所の状況から見るとここに何かしらのものがある可能性が高いと思われるんです」
現場作業責任者と遺跡発掘の担当となった考古学者とのやりとりが行われる。
考古学者は他の掘削場所で得られたデータで遺跡全体の予測図を作成し、それにより発掘ヶ所を決めているのであった。
「センセイ!ここには何もないんじゃないかな?」
「もう少しだけお願いします。他の掘削場所の状況から見るとここに何かしらのものがある可能性が高いと思われるんです」
現場作業責任者と遺跡発掘の担当となった考古学者とのやりとりが行われる。
考古学者は他の掘削場所で得られたデータで遺跡全体の予測図を作成し、それにより発掘ヶ所を決めているのであった。
カツン
スコップの先から今までと違う響きの音が聞こえる。
「お!何かあるぞ!ちょっくら周りを掘って形を出してみろ!」
「し、慎重にお願いしますよ!ここはこの遺跡の最重要ヶ所と思われているんです!」
掘削作業の責任者と考古学者のやり取りが行われる。
「はいよー!よし!この辺はスコップで荒れた土をどけたらしばらくはハンドスコップで細かくやっていこう」
考古学者は責任者のその声で調査用の道具一式を抱えると急いでその場所に向かった。
何が出るか楽しみで仕方がないのであろう。
スコップの先から今までと違う響きの音が聞こえる。
「お!何かあるぞ!ちょっくら周りを掘って形を出してみろ!」
「し、慎重にお願いしますよ!ここはこの遺跡の最重要ヶ所と思われているんです!」
掘削作業の責任者と考古学者のやり取りが行われる。
「はいよー!よし!この辺はスコップで荒れた土をどけたらしばらくはハンドスコップで細かくやっていこう」
考古学者は責任者のその声で調査用の道具一式を抱えると急いでその場所に向かった。
何が出るか楽しみで仕方がないのであろう。
若い作業員は考古学者の嬉しそうな声を聞きながら細かい掘削作業を始めた。
『世間一般ではこの考古学者のセンセイの発見になるんだろうが、本当に最初に人の目で見るのはボクなんだ』
若い作業員は内心でそう思いながら慎重にハンドスコップで埋まっていた何かを掘り続ける。
『世間一般ではこの考古学者のセンセイの発見になるんだろうが、本当に最初に人の目で見るのはボクなんだ』
若い作業員は内心でそう思いながら慎重にハンドスコップで埋まっていた何かを掘り続ける。
それは若者がシュワという変人に出会い、主和という名前を名乗る以前の出来事であった。
(959字:主和)
イラスト
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