Y0817 赤い戦車・バーバラ

■性別:無性
■学年:1年生
■所持武器:レーダー
■系統:強化系

■ステータス:
攻撃力:20/防御力:0/体力:0/精神力:4/反応:0/FS(パターン・レコグニション):11

修得スキル

  • 魔弾
  • 闘志(攻撃力)
  • 霊薬

必殺技:『赤い花の満開の下(モナリザ・オーバードライブ)』 消費MP:3

クリティカル率3倍の強攻撃。クリティカル率が100%を超えると、(クリティカル率-100)%の確率で【オーバードライブ】が発生する。
【オーバードライブ】:与えるダメージが1.5倍

原理

戦闘AI、モナリザ・システムのリミッターを解除し、捨て身の攻撃を繰り出す。

特殊能力:『月は無慈悲な夜の女王(NOT DEAD LUNA)』 発動率:90%

現在の死亡率をクリティカル率に加算する。
はじめてクリティカルに成功したとき、MP3を消費して12点分ドレインを行う。

原理

何度もの戦いでボロボロになった機体。破損箇所から流れ出る赤い燃料。鉄の匂いがする。
画面越しの九条は知らなかった。バーバラが人間の血液によって動いていることを。

設定

 引きこもりインターネット論客・九条御守。正義中毒レスバトラーの彼だったが、何も毎日24時間レスバに明け暮れていたわけではない。むしろ、起きている時間の大半はスマホゲーム"ゴリランド"をプレイしていた。
 引きこもりの九条は、当然一般人よりもプレイ時間が長い。その結果、彼はゴリランド界隈では一角の人物となっていた。ユーザー名はバーバラ。ランキング常連の彼は、界隈では"赤い戦車"と呼ばれ、恐れられた。
 時は遡り1943年、敗戦直前のイタリアで、とある戦闘破壊アンドロイド兼セクサロイドが開発される。モデル-Y0817。前線イタリア兵の性処理目的で開発されたが、あまりにも高性能であったため、殺戮兵器としての機能が追加されていった。当然、量産は不可能の一点モノとなる。
 敗戦とともにアメリカに押収される。しかしながらY0817は完全なオーパーツであり、アメリカの科学力をもってしても、動力から通信手段まで一切不明のままだった。調査は延期され、Y0817は米マテル社の地下施設へと隔離された。その過程でアメリカ兵37人を殺害している。
 長らく存在すらも忘れられていたY0817だったが、2023年のある日、外部から謎の司令を受信し、突然動き出す。

「私はバーバラ。赤い戦車。人権のない機械。憲法9条を尊重しないものは、全て排除する。」

 脱引きこもりのため一念発起した九条は、もはやゴリランドをプレイしていない。この恐ろしき憲法9条の番人が、いかにして人格を形成し、殺戮兵器に受肉することになったのかは定かではない。


最終更新:2024年03月03日 21:44