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本戦SSの感想


HDあき

さよならの練習
まずはエクスキャリバーをありがとう。
適度に設定を補完してキャラクター同士の物語を噛み合わせる、ダンゲロスのお手本のようなSSでした。

山林その2
なんだか塚側のSSなのにサヤナのストーリーが深堀されたSS。
こんなに不労所得を貰っていいんでしょうか。うれしみ。

ファッキングレート・マザーファック
うおおおおおこっちくんな!!!!
と言いたくなるSSでした。他キャラを巻き込む傲岸不遜、お見事です。
ファッキングレートマザーファック。

ガチデメデス
ダンゲロスSSは自由だと知っていましたが、私の想像をはるかに凌駕する大自在。
おみそれしました。すごい。

夜目遠目、笠の内
うぉ…いきなりすごいヴィランぶり。
美濃はかなり今大会でも好感度が高いキャラクターだと思いますが、そこに対して正面突破を仕掛けるのは並ではない胆力だと思います。

神の存在証明
まっすぐ真正面から王道のハッピーエンド。
こういうお話はなんぼあってもいいですからね。
ノリノリで爆散するマナコもすき。

孤島のケンカ祭り
両キャラの戦形の違いを際立たせたうえで、自キャラの土俵に引き込んで勝つという筋がスマートなSSという印象を受けました

Do the IDOL!
対面と比べて珊瑚のドラマに重点を置いたSSという印象です。
無人島はどちらもかなりスタンダードなSSになりましたが、それでも書き手の色が出るのが面白いと思います。

磁界のデスマシーンは肘関節技の夢を見るか?
廃工場のスタンダードなほうのSS。
このキャラクターたちの戦いに期待されるものをハイレベルにまとめて出したという印象です。お見事。

いちばんおいしい愛だけたべさせて
廃工場のトリッキーなほうのSS。
『食べたものを血肉にする』で沙機の能力を拡張するとかいう離れ業すら切り札足りえないめちゃくちゃな発想の自在さがすごい。まねできるきがしない。

花が散り枝が欠けようと君を想う
対面の書き手としてのコメントになりますが、かなり対照的になったという印象です。
城平の切り札の行方もそうですが、緋勇の黒騎士への向き合い方も逆に近いといえるでしょう。
同じキャラを見ても見出すものが違ってくるあたりがダンゲロスSSのおもしろさですね。

No monster. No black knight
自作です。
両キャラクターの共通する主題として『自認』を基盤に描いた話です。

田中まさ

僕はドラマ的な展開を好みますので、ドラマ中心の感想になります。

山林2 感想
価値が欲しいんなら、乃公が与えてやろうか?ベッドの上でな。ハハハッ!

これちょっと僕と解釈違いましたね。
克勝はゴミとか道具とやりたいか? って言ったら、多分したくない。美人としかやりたくないだろうし、なんとなくダッチワイフを使ってる奴とか見下してそうなんだよな。
まあこの場面は普通に煽るためだけに言ってそうではある。彼、たぶん試合中はショーだと思ってるし。

ちなみにこれは興味深い小話なんですけど、ダッチワイフって使い続けると顔付きが変わるらしいですよ。しかも使用者によって千差万別。

それはまるで死んだ姉妹達の魂がサヤナを後押ししてくれるように。

やっぱりそうだよねー。拳銃には何かしら宿ってるよねー。

ムナゴ=サヤナ自身が長き戦いの末の成果なのだ。
そのことを魔人闘技会の場で示し続ければいい。

そうせずにただ朽ちていくだけならば、本当に無駄になってしまう。
ならば、戦い続けることが必要なのではないだろうか?

うわぁ……。
苦しいだろうなあ……。
負けたからこういうエンドになるのはしょうがないとはいえ、本当にキツい人生になるだろうなあ。
2歳が辿り着いて良い結論じゃねえよ……。

僕はサヤナのプロローグ読んで、サヤナちゃん精神的にかなりギリギリだと思ったんだよね。自殺しようとしてたし、たまたま能力覚醒したから生きてるけど、エクスカリバー撃ったら勝っても負けても自殺するんじゃないかって。

だからサヤナが報われる未来のない戦いに身を投じるの、僕は考えられなかったけど、こういうのも辛くて良いな。


ファッキングレート・マザーファック 感想
さーて、僕の新海幸子はどうなったかなぁ~?
と思う気持ちもあるけど、作者が母親をどう見ているのか見たいんですよね僕は。
でも相手がキム・レイラだからなぁ……。

新海幸子、それは一部の界隈では言わずと知れた大人物である。
都内キリスト教系某忍術学園でトップの成績を収め、アイドルと学生の二足の草鞋!
飛び級卒業後はフランスで多国籍軍に入隊、短期除隊後には建築現場や裏格闘技の大会でも姿を見られたと言う、スーパーウーマンだ。

彼女は反省した。
息子を「自」ら「殺」めた。
寝ている彼を川へと連れ出し投げ込んだのだ。

草。
僕の新海幸子は序盤ですっかり跡形なし。
プロローグとは違いますよとちゃんと序盤で提示してくれるのはいいね。
息子と娘を作ると彼女は強化されるとはいえ、功績上げまくってるわこの母。
それに智則も幸子が殺したことになってるのわろた。

子は親の器。
ブロブ内藤幸子はそのような錯覚に陥っていた。

これなんだよね。母親って不思議だ。本当におもしろい題材だと思う。
現実でも息子を三人、東大に行かせたら塾講師の功績じゃなくて母親の功績として本が売れるんだよね。
なんでだろう?
他にも母性は本能じゃないのに、社会の要求によって何故か本能とされていたりね。
家庭環境は社会との隔たりがあるはずなのに、社会の影響を強く受けている。それがすごくおもしろい。

「出来の悪い子供であれば殺さないといけない。教えてくれたのは智則、あなただったわね——」

うわーん。ここだけはこだわったのにー泣。
母は殺すって単語を使わないよ! 反省って単語は使うよ! だから怖いんだよぉ~!
オウム真理教が人を殺すときにポア(浄化)って言葉を使ったけど、それがすっごく怖かったんだよね。
人って身内ノリで変な言葉を造って結束力を高めるの。興味深くない?
おそらく全部魔力で良いのに、気、念、霊圧、呪力とか特殊な固有名詞を使う理由に近い。

即ち幸子、店内放送娘の死亡確認!

草。
店内放送を娘とするのはまったく意味わからな過ぎてわろた。
大笑いしました。おもろすぎる。

直接口臭からパセリを食べなかったことを突き止め、彼を激烈に責めたのである。

草。こわすぎる。なんだこの母……!

息子に妻の、あんな姿を引き出されてッ、んオオッ、気持ちよくなりゅッッッッッッ!!!!

草。
意味わからねえよおおお!!!
お父さんが登場したと思ったら絶頂し始めたんだけどおおお!!
僕は何を読まされているのおおお!!!???

「私はジィジだよ〜、ユキコって誰かな〜〜?」
「マンマ!!」

????
なんじゃこのラストは……?
カッコウの瞳が四つとあるが、わからない……。
托卵で有名なカッコウを使うのだから、本当の家族じゃないってことなんだろうけど。
ジィジと呼ばれたユキコは幸子……?
幼児はレイラなのか……?
何が起こっているんだ……?
幸子のプロローグで鳥を使ったから、それが関係ある気がするけど全然わからない……!



ガチデメデス
序盤から驚きました。まさかTRPG風に物語が進行していくなんて。
こういう形もありなんだと感心しました。

ウォーニー:ふーざーけーるーなー!お前それ、相手を洗脳してほぼ確実に先手取れる上に、バトルでも上から殴れるって、お前、お前ー!

ぽこぺん:文句はこのキャラ作った人にゆーて下さい。私のキャラ紹介は以上です。

草。
母親の話が読みたかったのでしょうがない!


この話、途中途中もちゃんとおもしろい。TINチェックも笑いを誘ってくるし、説得したら幸子が服脱いで母の体で興奮するレイラの構図が地獄過ぎておもしろい。

中盤で気づき始めたけど、TRPG風にすると状況に対してツッコミが自然にできるんだね。
幸子とレイラは洗脳されてるからギャグのシーンになっても、ツッコミが差し込みづらい。
幸子ボケ、レイラツッコミのままだと、おかしい展開になってもレイラが育った環境が洗脳されてるせいで、常識が抜けるんだよな。
観客席がツッコミ入れる選択もあるだろうけど、距離が遠い。
掛け合いの最中に場面転換はしにくい。

でもこれだと随分と自然にツッコミできる。ゲームをやってるだけだから、レイラがツッコミ入れても問題ない。
僕には思いつかない方法だった。すごくいい。

わからなかったのはキーパー名が変わってること。一体何故なのだろう?
伏線になっているのかなと思ったけど、違うっぽい?


ツバで窒素が両者決め手になるのさすがにおもしろすぎますね。
あー、両者最高にきもかった。
母親の話はあまり見られなかったけど、これはこれでおもしろかったと思いますね。



夜目遠目笠の内 感想

まずタイトルいいよね。僕はむちむちなのでググりましたが、おもしろい言葉。
昔に使われた言葉らしい。最近の言葉だと、マスク美人が近いかなぁ?
良い言葉知ってるぅ~! 条件で女性の顔が実際より美しく見える。

チャンスだ。奇襲を行う。まずは接近して──。
その瞬間。
女が宙返りをするように、異形のように体ごと首を回して、こちらを見た。

このアイドル、遠目でも美しく見えねえ……。化け物じゃねえか……!

てか、弱いから過去が暗いんじゃん(笑)

草。
確かにその通りではある。
アイドルを近くでみるとめちゃくちゃ恐ろしいから、夜目遠目笠の内ってタイトルにしたのかな。
本当に恐ろしいね。化け物だ。頭潰しても復活するの、こわすぎるし。

花は、何の比喩なのだろう。

伊吹は花で、彼女を気に掛けることが花に水をやるということ。
そして最後、繭に閉じ込められた蒼海。解放されたら彼が花になり、それを踏みつける。
以下、強めの妄想です。

どうしてそんなことをしたのだろうと考えたけど、おそらく、アイドルは空想の愛、蒼海は活動的な愛の対比になっているんだと思う。

もちろん細部が違うから、作者も空想の愛と活動的な愛の対比と、僕のような整理の仕方をしてないと思うんだけど。
アイドルの愛って遠くの、多くのファンばっかり見て、相手を理解しようともしない。数が多すぎて思いやることなんてできない。そうなると身近な人間を足蹴にするって印象がある。ふふ、我ながら勝手な印象だなぁ。

対して師の言ってた愛はちゃんと身近な人間に立って、水を与えなければならない。
関係を維持しなくちゃいけない。面倒なんだよね。
そういう人間の距離感の違いなんじゃないかなと思う。近いか、遠いか。

無償の愛は、苦しみを引き受ける能力のことだと僕は思っているし、師のやっていたことも苦しみを引き受けること。

蒼海は師に憧れていたんだろうけど。
身近な人間を足蹴にする化け物ちゃんの攻撃(苦しみ)を引き受けられず、死んだのだと思う。
師を想うのは空想の愛だし、活動的な愛に注力できなかったから死んだのではないかな。

だからタイトルは、近くでの印象と遠くの印象の違いを表したものにしたのかな~?
と勝手に考えている。

まあ近景的には、彼が死んだ理由は普通にアイドルを視てたから治って、アイドルが強いから勝っただけなんだけど。

あと改行が多いから読みやすくて助かりましたね。



神の存在証明 感想

うわぁ~難しいタイトル来たなあ~! 神義論か~!!!
加えて最初に敵を愛せよで有名なルカの福音書6章27〜36節。これはどう転ぶんだろう。

聖書はあんまり知らないけど、おそらく、神義論は魂の訓練説を踏襲してるんだろうな~と思う。
苦しみがあるからこそ人は忍耐や勇気、同情ができるって説。

敵を愛せよと共通するのは忍耐。わかった、この話。忍耐の話だあ!

……と、思いましたが、読み進めると予想は微妙にあっているようで、あっていなかったかも。少なくとも神義論ではなかった。

神が示した教えが、この世界に確かにあって、それで世界が良くなっているのなら。

なるほど汝の敵を愛せよ、なんて信じてなかったけど実際に愛してくれたから応えたい。
だから感謝なのね。
直球だ。すごくまっすぐだ。もう清々しいほど真っすぐだ。
道徳的に普及した教えが神の愛かー。
確かにそういうところもあるかもしれない。日本の神道的な考えを持つ僕は、なんとなく納得しちゃうなあ。

債権の切っ掛けとなった…伊吹の父を討ち果たしたのは自分であると。

この鴉のマスクを見て、伊吹夫妻がどう思うか、美濃蒼海には全く判断が付かなかった。
罵倒するだろうか。失望するだろうか。軽蔑するだろうか。

このシーンの蒼海、すごくおもしろい。
敵を愛せよで愛されて、その感謝でコロッセオの化け物と戦ったのにこんなところで怯えてる。

ふふふ。それに結婚式中に明かすのは一番いいタイミングだよね。
一番許されそうなタイミング。かしこいっ!
でもちょっとダサい。

「やっぱり、あんたはそこまで器が小さくはなかったな!」

ものすごくいい! ダサすぎて良い!
僕は、愛は苦しみを引き受ける能力だと思う。僕の中のイエスがそう言ってる。
だから結婚式中の伊吹に苦しみを押し付けておいてこの発言はめちゃくちゃダサいと思う!!!
でも罵倒や失望や軽蔑の怯えから解放されて、気恥ずかしくなってこう言っちゃうのすごく人間味を感じる。

蒼海、二重生活で隠し事してると家族はもちろん友達とかいなさそうなんだよな。
だから妹分の伊吹とその夫が、おそらく初めての(師を考えると久しぶりの?)、何の隠し事もしていない人間関係なんじゃないかなと思う。
それがこの発言かと考えると、ダサいけど。めちゃくちゃ良いよね……。
きっと本当のことを言うことに慣れてないんだ。

ありがとうも言えんのかお前はっ!
感謝で戦ったんだろうがっ!
……そこがいいんだよ(小声)。


無人島
孤島のケンカ祭り 感想

僕はあまり乗れない。
戦闘だけでなく因果関係の変化がないと、僕は乗れない人なんですよね。
戦闘中ストーリー進まないの耐えられない……。俺は弱いっ!

もちろん因果関係の変化がないのに、めちゃくちゃおもしろいストーリーは世の中に存在するとは思う。
でも僕は読めない……ううぅ。

「【誰か】のためにって思いが強すぎれば、死ぬほど痛い目を見たときや、報われなかった時にその【誰か】のせいにしちまうことだってある。嬢ちゃんはそうならない自信があるのか?」

「『ケンカ』ってのは、なるべく自分のエゴのためにやった方がいいんだよ。所詮痛い想いや苦しい想いをするのは自分一人なんだからよ」

岩堂って僕はほんとよくわからない。

自分のためっていうなら、ケンカ、やらない方が良いんじゃないかな?
ケンカやりたいって、わからん……。こわ。

「全く、貴方の『ケンカ』に付き合ってしまったのが運の尽きでしたか……」

珊瑚、結局自分のために一撃を振るうことにしたんだね。
だから負けた。
うーむ。
戦闘の感想は他の人に任せます。




Do the IDOL! 感想

こちらも僕はあまり乗れなかった。

「そんな大層なもんじゃないさ。只全力でぶつかった、そんだけだ。

冬のためなら、死んだって死んでやらない。
死なないならなんだってやれるはずだ。

死ぬことも考えず全力でぶつかる岩堂。
死なないと決めた珊瑚

自分ために死ぬぐらい全力で。 VS 友のために死なない。

孤島のケンカ祭りとはちょっと違った性質の話だ。


僕はひねくれものなので、自分のため! と言われると、お前なあ、人は自分のために生きていられるほど強くねえんだよ。と僕の中の武田鉄矢が言ってくる。

しかし友のため! と言われると、人のために生きるなんてお前の人生どうなってるんだ? 自分を大切にしろぉ~。と僕の中の武田鉄矢が毒吐いてくる。


おそらく岩堂は僕ととても相性が悪い。
そのため両者ともあまり感想が浮かばなかった。申し訳ない。

戦闘の感想は他の人に任せます。



廃工場
磁界のデスマシーンは肘関節技の夢を見るか? 感想

お吸い物出すの良いね……。おもしろいよ。

僭称皇帝・味帝(あじみかど)。料理界の生きる不敬罪と呼ばれる重鎮だ。

草。
生きる不敬罪って、どんな重鎮なのwww

「今から、伝説を料理させていただきます」

すべての具材がそろった。
ここから、ヒミコの料理が始まる。

ここカッコイイ~!

彼女は一日三食、つねに激闘を繰り広げながら栄養を補給している!!!

草。
プロローグ読んでるときはまったく気付かなかった。
料理するときは戦いになるけど、食事を取るときはなんとなく普通に食べてるんだと思ってた。

「私はちゃんと、沙機をやれてる?」

うわーーーん!!!
愛甲が叫んだ後にこの言葉を差し込むの良すぎる~~~~~~!!!!

僕はこういう言えない想い、届かない想いっていうのがめちゃくちゃ好きなんだよね。

小声なのもグッとくる!
相手を想うからこそ開けられない箱なんだよね。
愛甲は苦痛を強いて来る親みたいな能力者なんだけど、沙機からは決して言うことができない。

彼女自身のアイデンティティのためでもあるし、愛甲のためでもある。
だから彼女が決して言うべき言葉じゃないし、言ったら双方不幸になるってわかってる。
それでも感じてしまう気持ちがあるんだよね~~~~~。
登ってくる気持ちがあるんだよね~~~~!!!!!!!!!

タイトルに電気羊を使ったのはたとえ偽物でも、他者の痛みや共感を得ることができるのなら、それは本物と何ら変わりないという電気羊の結論をそのまま使っているんだと思う。
いいよ、いいよ、わかってるよ! 伝わってるよ!!! すごくいいよ!!!

最後のスマートフォンはなんだろう。
妻の沙機かな? だとしたら投げ捨てられてちょっとかわいそう。

とにかくよかったよおおおおお!!!!



いちばんおいしい愛だけたべさせて 感想

富士山麓のとあるウズベキスタンにて。

え?
序盤の飛ばしっぷりが、どう捉えればいいのかわからない……。
知らない単語ばかり出てきて、毎回検索入れるんだけど、そのほとんどがオリジナルの単語で戦慄。

以下、全体を読んでの感想。

まてまてまて~い!!
これは難しいって~~~!!
何が起こってるの?
なんかすごいことが起こったことだけは雰囲気伝わってくるけど、わからねえっ!

出来事整理しながらコメントいきます。

1,まず最初に、ヒミコが沙機に物を喰わせようとした。

2,過去回想で、ヒミコは父に暴力(教育?)を受けていた。でも父の暴力じゃ足りなくてヒミコは父を喰った?

3,サラダを食べたことで沙機が異形の植物に変化。

4,ヒミコも化け物だからオォーーーイシィイイイイ―――・・・。

5,
『スティール愛甲』に最強を、挑ませてくれ。

挑ませて(ころして)、あげるわ

お前もかーい。ヒミコが父から虐待受けてるなと思ったら、お前も沙機に虐待(?)かーい。

6,ウミガメのスープはなんだろう。わからねえ。

7,沙機は理想の姿。本当に? とカットが入る。

干渉不能な領域に隔たれながらも引っ掻いて入り込もうとし、無理だとわかれば近くの『馳走』にむしゃぶりついてその無聊を慰める蟲毒の宴。

観客が歓声をあげた、で良いところを、この表現よ。
この人、異常に情景描写が読みにくいけど、天才の類いではあるんだろうなー。でも読みづらいよ!

8,
『沙機』の中身が、『スティール愛甲』の魔人能力によって産まれた『ナニカ』が現出する。

肘関節技の方と同じく、やっぱりこの作者も沙機の本物でないところに着目しているのか。

9,
彼女の本質は人形であり。

ここはちょっと僕とは違う言葉で区別してるなと思った。
彼女の本質は沙機だと思う。だってそのように求められて作られたんだから。

人と人形の区別(にも使われる)で、フランスの哲学者にジャン=ポール・サルトルっていう大人気なおっさんがいたんだけど、その人は「実存は本質に先立つ」って言ってたんだよね。
沙機であることを望まれて生まれる。これが本質。
物体としてただ存在すること。これが実存。

ここでは物体として存在してるのは人形。『ナニカ』とも表現されてる。
人形は実存だと思う。本質ではない。
☆以下の整理もこの理解で通します。

実存と本質。これは本当にいろんな作品で使われてて、ドラクエ11Sの勇者とか、最近だとブルアカのデカグラマトン編のアリスもこのテーマだった。
与えられた出自や役割がどんなものでも、どうありたいかは自分で選び取っていこう! という覚悟と希望の話に共通する概念だと僕は思ってる。
だから、この時点で僕は、おそらくこういう希望の話に持っていくんじゃないかな~と予想してた。

10,
感謝しますヒミコよ。
『あなた』に『ワタシ』を与えます。
『ワタシ』に存在する、『沙機』以外の全てを与えます。

『あなた』の命の苦渋ドリンクを。
『ワタシ』が『沙機』になるために。
お父さんの願いをかなえるために。お父さんを喜ばせるために。
『ワタシ』に『沙機』に足りない『欲望(ワタシ)』を。

えぇ?
何を四天王?
わかりにくいっ!!

『あなた』はヒミコで、『ワタシ』が実在の沙機。『沙機』が本質の沙機。
実在の沙機をすべてヒミコに与える?

人形である自分には欲望が足りないと自覚。ほう。

11,
『お前』の『沙機(ワタシ)』を『ワタシ』にヨコセ――――!!!!

????
急に『お前』が出てきたけど、誰のこと? ヒミコ?
実在の沙機が、ヒミコの中にある本質の沙機をよこせ、と言っているってこと?
さっきは実在の沙機をヒミコに与えるって言ってたけど、交換でもするつもりなのか?

12,
「踏み入るな!!『それ』は!!アタシの!!アタシのだ!!!」
これは暴力(りょうり)じゃない。
「アタシのお父さんをアタシの心を!!アタシの中に!!お前!!オマエが!!」
料理(ぼうりょく)として認めるわけにはいかない。

???
『それ』は何?
おそらく今までの話の流れからして、ヒミコの中にある本質の沙機のことだと思うけど……。
急にアタシが出てきたけど、これは誰だ? ……状況的にヒミコ?
アタシの一人称はここで初出なんだよなー。ヒミコの一人称私だし。全然別人の可能性もある。
アタシって単語を使った意味が何かあるのかな?

おそらく自他が入れ替わるタイミングだけど。
この大事な場面で一人称や二人称を急に変なの入れると、本当にわかりづらくなる。
何か理由があるのかな?

13,
ああ、だがこれは知らない(しってる)味だ。

草。
どっちだよ。
おそらくヒミコの中に、実在の沙機が入っていったから、ふたつの意識が混在しているということだと思う。

14,
『ワタシ』を私として見てくれる。
お父さんとの、食卓なのだから。
だったのだから。

実在の沙機をそのまま見てくれるお父さんと一緒に居たかったということか?

だったのだから。というのは、ヒミコと実在の沙機が混ざったことで、欲望が消えたということ?
あれ? さっき『ワタシ』に『沙機』に足りない『欲望(ワタシ)』を。って言ってたよね?
実は欲望あったのか?
わからん……。

【ある男が、とある海の見えるレストランで「ウミガメのスープ」を注文しました】
愛甲の傍らに佇む『沙機』は、愛甲が憧れた理想の姿のまま。

――――本当に?

今までの流れを総括すると、この『沙機』は、ヒミコの中にある本質の沙機をひっぱりだした中身も外見も、本質の沙機ということだと思う。

実在の沙機はヒミコの中に入っていったので、もう愛甲の隣にいないということかな?

本当に? っていうのは……。
よくわからなかったですね。
ヒミコがこの『沙機』の中に入ってしまったと読めたり、するのかな……。

それとも実在のない、本質のみの沙機に中身はあるのか。みたいな問いなのか。

くぅ~。とても疲れました。
もう少し、伝わるように書いて欲しい気持ちでいっぱいです。

でも読み取る時間も楽しいと思える時があるので、微妙なところです。
自分で回答を出す気持ちよさもあるし、そもそも、この特異な文章の良さがあるんですよね。おそらく、ある種の天才。

うーん、でもやっぱり何が起きているのかだけは、わかりやすくしてほしいです。
特に入れ替わる重要なときに一人称と二人称に変なの入れる、これが非常に読みづらかったです。
せっかくホーミング空中浮遊って解説役がいるのですから。使って欲しい……。
現実に何が起きているのか、解説役がとっても欲しい!

暴力と料理が入れ替わる。
本来食べられないものが食べられる。
食べられるなら血肉に出来る。
実在の沙機を食べることで、実質入れ替わる。

こういう積み重ねた理論構築は、なるほどと唸るものがあったと思いますが、それにしたってわかりにくいです。
でも他者の認識から生まれる本質の沙機を、実存の沙機と入れ替わるという発想は、本当の本当にピカイチで良いものだと思います。読み取りが間違っていたのなら、申し訳ないんですけどね。

この感想を書くのに、6時間以上使いました。
なので!!!
現実に何が起きているのか、解説役がとっても欲しい!(二回目)



花が散り枝が欠けようと君を想う 感想

戦いである以上は、すべてを救う、そんな都合の良い結末はあり得ない。
そして、緋勇自身、自分の勝利を譲る気はさらさらない。この試合には親友の行方がかかっている。
こちらだって、失敗は許されない。

僕はプロローグ感想で英雄に憧れているのがスケスケで最高♡と書いたんだけど、理想(あるいは空想?)を纏いながら、苦しい現実に対して覚悟を決めている図はとてもかっこいい……。
彼はこの時点でもう、英雄そのものだよ。英雄に憧れているだけの青年ではない。

自分のものを捧げることに。自分が犠牲を払うことに。一切の躊躇いがない。

この城平。良い状況設定だと思う。
英雄に対して、こちらも別の形の英雄を想起させてくる。うまい。

「貴方はどうしてそこまでして戦う!!」
気づいたら、叫ばずにはいられなかった。
仮面は、剥がれ落ちていた。

あち~!
このときの仮面が何を意味しているのか。理想が達成できなかったということか、あるいは素顔、本心が顔を出したということなのかな。
でも彼はもう本心からだいぶ英雄だから、おそらく理想が達成できなかった方だと思う。

「君も、人を殴るのが嫌いなんだな」

あち~~~!!
英雄byKDD愛じゃ~ん!

それでも城平は愛する人にすべてを手に入れて欲しいと願った。
幸せになってほしいと。
なら、そのために自分が失うのは道理だ。

これなんだよなぁ~。
誰かのために戦うって言うだけだとどうしても軽くなるけど、代償を支払ってると急に重みが出る。
自分のためでも、誰かのためでも。
支払うものを突き付けられると、目を逸らせない。

「こちらこそ、すまないね。やさしい少年」

えーーーーっど!! えっっっど!!!
英雄同士がお互いに譲れないものがあると確認した後の謝罪よりエロいものはないんだよ。
GKに規制されなかったの?

「であるのならば改めて名乗ろう! 我が名は烏田緋勇! この身は人々を守る盾にして、悪しきを絶つ剣! 貴殿の名は!」
「……俺は俵城平。どこにでもいる普通の父親だ」

あああ~~~~~~~~~!!
名乗り~~~~~!! お互いに事情は知らないけど察して認め合った後の名刺交換~~~!!
今後ともよろしくお願いいたします~~~!!!
相手の武術的な強さに敬意を払うのもいいが、相手を思いやる心の強さに敬意を払う方が圧倒的にいいな。俺はそう思うッッッ!

ああ、すべてを失っても、彼が憶えていてくれる。これほど嬉しいことはない。
だから、懐からそれを取り出し、指に嵌めたそれを外す。

草。
おいやめろ~!
緋勇を理由に家族失う決意してるのやめろ~!w
そういうのズルいぞ! やめろ城平!

今、緋勇の目の前にいるのは人の終点。
終わりの具現。

かっこよすぎる~!
覚醒シーンかっこよすぎる~!

理想の騎士は迫る鬼神を睨みながら、次の武装を手に取る。
尽きぬ理想を掲げて吠える。

尽きぬ理想を掲げて吠える……!!!!
あちすぎるだろ~~~~~~~~~!!!!!
太陽かお前~~~~~~~!!!
希望の道を照らせ~~~!!!

それから、どれほど撃ち合ったか。
城平には、もう、よくわからなかった。

30分の戦闘はだいぶカットするの参考になるな。
ドラマ的に中だるみしそうなところは省略するに限るよなやっぱ。
HPの削り合いは……燃えにくいッ!

そんな彼にとって最も大切なのはこの時間。
今戦っている自分自身。 
だから、
「捧げよう、俺の記憶。そのすべてを」

やばああああ~~~~~~~~!!!
メダルも指輪も記憶も全部なくなったから、今+戦ってる自身が最も大事になるのはズルだろ!!!
しかも相手を賞賛してからほぼノータイムで捧げるなよ! この英雄バカタレすぎる~~!!!

あー。もう~。やばいね。
このSSはやばい。やばいね。かっこよすぎました。



No monster. No black knight

『タワラジョウヘイ』なんて怪物は、■■■と■■には一歩も近づけさせない。

草。
守るべき存在も、その理由も、もはや自分の存在すら覚えていないのに、守るという使命感だけは覚えているの、残酷すぎて最高なんだけど~!
こいつ味が濃すぎるんだよな。
ちょっとかじっただけで、めちゃくちゃ芳醇な香り出してきやがるよ。

「人間を辞めろ城平…怪物になれ…!城平ィ…!!」

社長の邪悪さ最高だなぁ。お前がいるから香りが引き立つんだよなぁ~。

「自認がどうにかなったくらいじゃ、人間別の存在なんかにゃなりゃしねえんだよ…英雄にも黒騎士にも獣にも怪物にもならねえんだよ…!どうしていい年こいてそんなことを今更俺に説かれてんだよ…!!身を挺して俺の黒歴史を掘り返したいのか?あ゛?ふざけんなよ?」

「何度でも言ってやるぞ!人間は!人外の怪物になんかなれやしねえんだよぉーッ!!!」

うわぁ~~~~~~~~~!!!!!!!
すご~~~~~~~~~い。
花が散りの方はお互い英雄が戦っていたけど、こっちは英雄になれるわけがないと否定してる。

花が散りは、緋勇が現実を認めながらも尽きぬ理想を掲げて吠える。
No monsterは、緋勇が怪物にも黒騎士にもなれないと認めている。

同じキャラ使ってこんなにはっきり別れるもんなのかよ~~~!!!

能力を使ったとしても、等身大以上のものには成ることができないって考えなんだ。

作者の性格(性質?)出るねえ~!

黒騎士の人格を持つ鎧と烏田緋勇本人が別行動するのは、え、そんな能力だったか? と一瞬思ったけど、理想と現実は別に置いて良いんだと緋勇の中で整理ができた結果なんだと思う。

こういう改変は良いよおおおーーー!!!
誰が何と言おうと僕は肯定派だよおおおおおお!!!
心情にリンクした能力変化はどんどんするべきだよ~~~~~!!!!!!
もちろん、元が無くなるぐらいの改変やりすぎとか、何の意味もなく能力が改変されるのはどうかなと思うけどね。

理想と現実は別に置く。
それは理想を諦めているとも読める。
でも現実に絶望しているわけじゃない。

「なんとかなるだろ。家族なんだから」

楽観的な側面も持ってる。
これは良いSSだわ~~~~~~~~~~~!!!

えええ~~~~~これで投票するの難しすぎるだろ~~~~~~!!!!

ゆとりのぽこぺん

  • さよならの練習
「お前の事情なんて知るか馬鹿!クソして寝ろ!」が話の中心となっているSSは他にもありましたが、双方のキャラ設定がそのテーマと一番噛み合ってて素直に読めました。

  • 山林2
サヤナが切り札とそれに込めた思いを手放す一戦。その流れをストレートに伝えてきて、短くても心に残る話でした。

  • ファッキングレート・マザーファック
対面。こんなキャラ送ってごめんね。そして、逃げずに全要素拾い上げてガチバトルしてくれてありがとう。

  • ガチデメデス
私です。今回の話作りはウィキの規制変更から生まれました。直接的な描写が載せられなくなり、実際プロローグで一回キーパーから没を受けました。レイラが元に戻って行く描写をねっとり書けなくなったので、ぽこぺんは別角度から戦う事にしたのです。んで、最近YouTubeでTRPG見てて、このノリでやってみよと思い立ちダイス振っては書いてを繰り返しあの結末になりました。

  • 夜目遠目、笠の内
今回最も勝敗が読めず最後まで能力バトルしてた話。お前みたいなアイドルが居るか。

  • 神の存在証明
後から読んだからどちらが勝つか分かってましたが、こちらも激しく双方の力を尽くした好勝負でした。そして、素顔晒しを決着に繋げるのはこちらもなのね。結果はほぼ真逆だけど。

  • 孤島のケンカ祭り
汚くない方のアイドル。そして、デスマッチ同然の闇試合の中貴重な明るく健全な戦いアリガトナス。

  • Do the IDOL!
文体も試合の流れも勝敗も違うのに、さっきの二人とまた会えた気分。どちらも好き!

  • 磁界のデスマシーンは肘関節の夢を見るか?
一番再現大変そうなキャラをよくここまで!お見事でした!

  • いちばんおいしい愛だけたべさせて
前者がレシピ再現なら、こちらはアレンジメニュー。非常に甲乙つけがたい一番でした。

  • 花が散り枝が欠けようと君を想う
文字数を使い切り城平の思いを書き切り、彼に希望を与え、それに納得の行く着地をさせてくれて本当に嬉しかった。正直このキャラバッドエンド確定と思ってたので良い意味て裏切られました。

  • No monster. No black knight
「お前の事情なんて知るか馬鹿!クソして寝ろ!」で始まり「お前の事情なんて知るか馬鹿!クソして寝ろ!」で終わる。ただしこちらは、全力で相手を思ってのなので、また違う読後感。

XX_ouga

山林

さよならの練習
撃つまでの物語。
強いて言うなら『情緒』を得たムナゴが育成された兵士としてはあまりにもガタガタすぎるのがちょっと気になる感じ?
起承転結はしっかりしていて始めの起こりで撃つこと自体を明記してから進めるためもう少しムナゴ自身の過去エピソードを掘った方がよろしかったかもしれない。
断末魔をあげたムナゴの方のエピソードをもう少し味わいたいなと思った所存。
塚側の味変は強力に作用させていてお互い燻ぶっている者同士としての対比はよろしかったです。

山林2
キャリバーを焦点に据えるというならば意外性としてはかなり高い。
まだまだこれからも人生は続く、というお互いのままならなさを共通項に据えたのはよろしかったです。
そのあたりでエピソードをもう少し盛れたので盛るための味変が少々足りなかったかなと。

ショッピングモール

ファッキングレート・マザーファック
母親を責める描写なわけだがお互いに「こいつを肉親と思いたくねえなあ・・・」という感情がにじみ出ているように感じるのは気のせいでしょうか?
キムさんの上位互換としての性能で幸子がこう成り果てるというのはなかなか面白い調理でおじさん心配です。
原作や他キャラの小ネタも貪欲にかっ込んでいく形態はこのノリにふさわしかったと思います。

ガチデメデス
飛び道具。
こんな飛び道具を使ってくるならよお・・・!!
多少のインチキを働いてでもファンブル出した展開は入れてほしかったなあ・・・!!
TRPG準拠にすると幸子の能力が無法極まりないので順当に負けた的な感じですね。
途中で内藤のギミック使ったついでに観客がほぼ壊滅したのは雑すぎて笑いました。

住宅街

夜目遠目、笠の内
めちゃくちゃ真っ当な異能バトル。
露悪的に愛子を戦わせたのでなんならもう少し振り切った方が私好みかな?位でめちゃくちゃ完成されてると思います。
神父ソンがコンボらずに強化系の格闘者みたいな感じになったのも惜しいっちゃ惜しいけどまあまあ些事だと思います。

神の存在証明
完成度がはちゃめちゃに高い。
ある意味では空っぽで強さに理由がない愛子を鏡合わせにこれでもかと自キャラを掘り下げたガチンコ異能バトル。
能力も使い倒しキャラの性格もしっかりと把握させて住宅街という場も活かした戦い方。
隙が無いです。好き。

無人島

孤島のケンカ祭り
ヤマザキ、春の喧嘩祭り!
お互いにあまりにも応用性が効かない異能なのでまあこうなるよね、みたいな良きSS。
キャラ設定と戦場に比重を置いて熱さにウェイトを置いた真っ向勝負として仕上げたのは正解と言ってよろしいと思われます。

Do the IDOL!
くのいちの湿った感情にウェイトを置いたため少し難しかったかな?と思われるSS。
真っ向勝負を仕掛けていくバトルにせざるをえないので熱さ勝負で競り負けてはいるものの味付けの違いでこちらも負けてはおりませぬ。
難しかっんだろうなってのがメリハリ弱めな文章から非常に伝わります。頑張った!!

廃工場

磁界のデスマシーンは肘関節技の夢を見るか?
トイメン。
奇しくも同じ構えだ、といいたくなるように似たような構成要素を使った料理に仕立て上げましたねお互い。
自分が戦うプレイヤーってなんかそういうのが多い気もするけど気のせいかもしれない。
トンチキキャラが突然生えるのもメニューがフルコース気味になってるのも似てるのでここまでくると怖いかな!勝負だ!!

いちばんおいしい愛だけたべさせて
自作。
今回異能バトルできそうなマッチングが少なくなりそうなので全力で異能バトルをして、
キャンペーンの意図に沿おうと自分の色を推し出した一品と致しました。
最後にお互いがお互いを喰い、喰わせて『ゲテモノ』を喜んで喰う救いがたい狂人。
そしてそれを受け入れるコロッセオが表出するという展開を決めてました。
それを逆に肉付けしていくように作ったらなんということでしょう、ヒミコがこんなことに。
救われなかった悲惨な存在が救いがたい前向きな怪物に成り果てるのは何というかもう完全に癖ですな私の。

ホームセンター

花が散り枝が欠けようと君を想う
個人的再注目の最も自分と感性の合うキャラ、俵城平戦そのいち。
FGOかソシャゲあたりかと思うめちゃくちゃ真っ当にヒロイックで王道な戦闘でした。
ふと己の過去を振り返ってちょっと恥ずかしくなったりもします。
私には書けないタイプのSSだったなあ・・・堪能致しました。

No monster. No black knight
そのに。
こっちは王道ではないがやはりヒロイックで真っ当。
なんですか?俵をどう意外性のある人外に仕立て上げるかばかりシュミレーションしていた私への罰かなにかですかこれは?
こういうハッピーエンド成分が私には足りないのかもしれないな・・・社長が親近感あって非常に好きです。

東山ききん⭐︎

さよならの練習
 ムナゴのエクスカリバーが塚を蒸発させるという王道の話をムナゴの内面描写に力を入れることでドラマ仕立てにしているのが好感度高い。王道から逃げない強さがある。
 基本的にはかなり好印象。そのうえで、ただ、少し気になったのはキャラ描写の掘り下げ。シシムの回想のくだりは正直別になくても良かったのではと思います。塚との戦闘なのだから、特に。最後のシーンに繋げる意図は有効だと思いますが、回想自体はムナゴのプロローグの繰り返しのように感じられ、またその分割けたはずの塚の描写がやや疎かになってるような感じもある。
 自キャラも対面も、別のアプローチの方法があったんじゃないかな、とは少し感じます。でも基本的には好感度高いです。


山林2
 ムナゴに救済を用意しているのはかなり好印象。
 その上で、字数の短さゆえの不完全燃焼さが目立つ。
 これだと外道・塚の話がほとんど描けていない。
 ムナゴの話はちょっと救われていても、塚がどうなるのかとかはあんまり描けていない。そこは明確に気になるポイントでした。


ファッキングレート・マザーファック
 魔境ショッピングモールの惨劇その1。ショッピングモールは惨劇の舞台にならないといけない法律でもあるんでしょうか。
 まずもうタイトルが凄いんですよ。
 中身もそれに負けず劣らずすごい。何が何だかわからないがとにかくすごい。なんで七部ネタ放り込んだんだろう。
 少し真面目なことを書くと、観客席の動きと対戦する二人の描写はもう少し区別して書いた方がわかりやすい気はします。しかし、それをするとこのSSに込められた狂気のパトスが失われそうなんですよね。


ガチデメデス
 魔境ショッピングモールの惨劇その2。なんでこれで通るのかが意味がわからない。私の中でも通してしまっている。下ネタがダメだったのでTRPGになったという経緯も含め意味がわからなさすぎる。
 ただまあ、この試み自体が成功しているかは正直わからない。なぜなら私はTRPGのことあんまり知らないから。いや、意味がわからない前衛的な試みだというのはわかる。ただ、意味がわからなさすぎて評価の軸からは外れる。


夜目遠目、笠の内
 怖いよ!決着が怖いよ!
 最初は完全に美濃のSSかと思って読んでたよ!完全に騙されたよ!声あげかけたよ!
 どうなってんだよ!どうやったらこれを出力できるんだよ!?愛子さまが完全に悪役に振り切られており本当にすごいものを見た。
 美濃のキャラクターも能力もバッチリ描いており、大活躍でした。視線vs.コンボの能力バトルを描いたうえでのあの決着!大満足です!書いていただいてありがとうございました!


神の存在証明
 こちらは美濃のSSに求められる解を10000%全力で叩きつけたSS。ザ・直球。直球と思いきや最後にフォークで落としてきた先ほどのSSと対照的。すげえよこの試合。
 途中で鏡が出てくるのも対面とシンクロ!すげぇ!
 そして、美濃の能力で対面の動きを強制する決着手!
 変態すぎる対面の描写もかなりヴィランとして上手く描けておりとても上手い。
 そして、エピローグの美濃。ちょっとダサい。でもそれが良いんですよ。これなんですよ!このちょっとしたダサさなんですよ!美濃に求めていたものは。
 求めていたものを1000000%の熱量でお出しされて大満足です。本当にありがとうございました!


孤島のケンカ祭り
 キャラの操縦が上手い。
 コメディ描写もそこそこに、バトルも搦手と正面戦闘両方を描いており、なおかつ一心のキャラクター性を浮かび上がらせつつ勝利するという、バランス感覚に優れた逸品です。
「誰かのために戦うこと」に対する一心の想いを決着手に持っていくまでの過程が上手い。なので、あの一言が活きてくる。
 珊瑚の歪みを捉えた上で、一心のキャラクター性が上回り、なおかつエピローグでのフォローも欠かさない。全てにおいて上手い。


Do the IDOL!
 こちらも良い。限界ギリギリまで出し尽くしての決着というのは、一心のキャラプロフィールにも、珊瑚の動機面でも両方マッチしている優れた回答だと思います。そこまでの描写を、珊瑚の内面描写を中心に描いているので、安心して読める。珊瑚の想いの変遷をしっかりと描いて、それが勝因になっている、というのはやはり上手い。
 どちらのSSも、自分が握ったキャラの良さを最大限引き出すことを考えられており、とても良いマッチメイクだったと思います。



磁界のデスマシーンは肘関節技の夢を見るか?
 自作です。格闘描写を書きたかったので、格闘描写に注力してみました。
 ヒミコの能力も料理描写と格闘描写が一体なので、面白いことが出来て良かったです。
 一方で沙機の能力も格闘技の範疇でチートであることを十分描いたうえで対策できたのではないでしょうか。
 対面も、ヒミコを作った方も、沙機を作った方もありがとうございます!
 こんな感じで無難にまとめているSSですが、対面はアクセル全開でぶっちぎる大作。勝負!


いちばんおいしい愛だけたべさせて
 対面。全力を出してきましたね……!
 ヒミコも沙機も一回ドロドロに溶解して、ゴタゴタにして作り直した、調理をしたみたいな怪作。
 ネタも、真面目さも、伏線も、高尚さも全部ありのままにぶつける。そこに打算という概念はない。
 全てを内包しながら我流、そして直球勝負。
 途中から何が何だか正直わからないところとか、ヒミコと沙機の解釈の方向性はそれで良いのかとか色々ツッコミたくなるところはあるが、ハッキリ言ってそんなものは野暮です。
 問題は、ここで描こうとしている人の狂気というテーマは本当はどこに繋がっているのか。そして、どこへ繋がっているのか。
 しかしアレですね……!人であった残骸が見せる人間らしさに向ける情熱にまっすぐですね……!
 個人的に学ぶところはかなり多いと思ってます。


花が散り枝が欠けようと君を想う
 個人的に調理のバランスが難しいと思っていた俵という男を、再生の物語に繋げることでマイナスからゼロに戻した傑作。言われてみればそうなんですよね。俵はマイナスにいる人物なので、話の方向としてはマイナスからゼロに戻る話になる。
 とはいえ、ひとつ気になった点があると言えば、その2に比べて「どちらが勝ったか」の描写が曖昧なところ。確かに、騎士は跡形もなく消し去っている。が、その後のエピローグの長さも相まって、二人の勝敗自体がどちらだったとしても、このエピローグにはたどり着いたのではという感覚はある。
 これは、俵の話をマイナスからゼロに戻る話として位置付けているがゆえの現象だと思う。強さに対して、犠牲になってる部分はあると言えばある。ただ、やはりこの話特有の強みもまた活かされていると思います。


No monster. No black knight
 握ってる人の抒情性が上手く出ていてすごいなぁと感じた一作。烏田という厨二病二面性キャラを、書き手自身の持ち味で極限まで熱を入れて、そして俵にぶつけてハッピーエンド!!という感じの力作。単に力を込めているだけではなく、さまざまな技巧も盛り込まれている。
 決着手における文章のフェイントとか本当にすごい。槍が俵の体を貫くところ。あそこは読んでて普通に騙された。てっきり俵が勝つのかと。先にこっち読んでた分、余計に。

彼は怪物にならなかった。
「ほらな。やっぱりあんたは、怪物になれねえ」
 ここが好きです。

HMあんばー

さよならの練習
能力が一発特化な仕様上それでトドメ刺すのが一番盛り上がる
という点をしっかり押さえて撃つまでの過程をじっくり書くキッチリ構成
乃公サンのヴィラン味と過去追及でキャラ深堀もされてるし対照的なサヤナさんの仲間に対する決別というか離別のふんぎりみたいなものを叫んでるのがとても好き

山林2
乃公サンがだいぶサヤナさんを圧倒するSS
確かに一発限定の能力がないとスタッツが高いバニラみたいなものなので素の戦闘能力が高い乃公サン優勢で進むのも仕方なし 一応無敗だったらしいからね
ヒールよりなキャラのSSなのでこの決着も納得
最後にサヤナさんが曇るだけじゃない終わりなのでアンシン…

ファッキングレートマザーファック
勢いがすごい なんだこれは1号
とりあえず何が起こってるのか全く分からないけど最後はハッピーエンドなんだろうな
2人とっては…
ちょっとまだ啓蒙が足りてないのかもしれない

ガチデメデス
なんだこれは2号
とりあえずTRPGでやったということで、あまりにも新時代の扉過ぎて分からないよ

夜目遠目、笠の内
このアイドル変な人すぎる いやプロローグ段階でそうだったけど
それを余すところなくきっちり握って調理してるのがすごい
存在の異常性故か耐久能力まで以上にされてバケモノ扱いされてるのかわいそう
そんなことはないか()
勝利の仕方がなかなかに凄惨 あのプロローグからここにもってくるのスゴイ

神の存在証明
敵を愛せの教えについては良きサマリア人も関連付けて教えられガチ
アイドル相手だったらやっぱ歌わせたい、分かります
しっかり相手の能力看破して対策打ち出す正攻法の倒し方しててつおい
美濃さん理不尽に怒るタイプ好き そしてプロフィールで出てた相手への行動強制をうまく描いてるなとおもいますた
ラストもなんか晴れ晴れしくていいなと…
あと個人的な理由でレインメーカーの名前が出たのすごい嬉しかったです

孤島のケンカ祭り
岩堂さんのアホの子設定をガッツリ前面に押し出してた
あと珊瑚さんの情報収集能力高い描写、キッチリ書いててやらかした感がぶちあがった私です
言い訳はあるけどまた今度で…
あとやっぱりライブには来るよね 何となくシンクロしてて嬉しかったところであります…( ˘ω˘ )

磁界のデスマシーンは肘関節技の夢を見るのか
食事描写→格闘描写の展開が美味い
この手の奴で突然出てくる解説役好き
食レポも挟まるので相当な語彙力が必要なキャラだったと思うので乗りこなしてるのがすげえんだ
ところでなんで味帝君は不敬罪いわれてるんだ 衛生面?

いちばんおいしい愛だけたべさせて
ヒミコさんの過去製造と紗機さんの突然変異
血肉にするのはいいんだけどなんで植物化してるんだこれが自立機動してる能力ゆえのアレなのか
なんか周りにも被害広がってるし

花が散り枝が賭けようと君を想う
まず城平さんがおもおものおもなのでちゃんとハッピーエンドだったので双方100点満点すぎる
2人してガチバトルしてていいと思いますた 城平さんも優しかったからこうなっちゃったんだよなあつらみ そして名乗り好き お互い全力ぶつける相手だと分かったからこその挨拶みたいなネ・・・
槍出してくれたのも名前も皆様たくさん考えて下すって本当にありがてありがて
最後に差し出す俵サンの悲壮感がすごいんだけど本人はもうほとんど覚えてないのきちいよ~~
こっちの社長はだいぶ完全に折れるのが視たい感じじゃないっぽいのがまた好き

No monstar,No black knight
こっちの社長はだいぶやばいオーラがする
おっさん呼びするタイプのDKっていいよねとっても解釈一致でありがとうございます
ブチギレてんのかわいくて好き 
お父さんを前面に押し出した攻撃とか最後まで家族の思い出を守るとかほんとに…コウイウノに弱い
あと鎧との別行動は全く思慮の外でしたが読んだときに膝を打ったのでめちゃくちゃ凄い応用だと思いました 最後の一言に何だかんだ優しさにじんでそうな緋勇君がすき

朽木青葉

  • さよならの練習
 サヤナさん側のSSです。2名のことがキッチリ書かれている良い作品だと思います。
特に「ひとりの想い程度で殺せるなら、神話だなんて呼ばれてねえのさ」というセリフがかなり好きです。また、文体もテーマ性にマッチした詩的なもので素敵だと感じました。
 これは本戦の内容とはあまり関係がない話なのですが、実は幸子さんのプロローグが滅茶苦茶好きでした。息子にされてしまった被害者の無念と、幸子の閉じた世界観が能力も通してよく表されている完成されたSSだと思います。稀有な願望と価値観が示されている所もとても好みです。改めまして、素敵なお話をありがとうございます。

  • 山林2
 腐敗神話側のSSです。こちらも2名のテーマがしっかりと書かれた良い作品だと思います。
 試合内容が短いことに物足りなさを感じないと言うと嘘になってしまうのですが、短い中でもこの結末に至る過程や要因は過不足なく描写されていて説得力のある展開だと感じました。描写のされ方も含め、全体的に自分の好みのSSです。
 特にサヤナさんの落とし所がとても好きで、著者の意図と違ったら申し訳ないのですが自分は希望に満ちた良い結末だと思います。こちらも素敵なSSをありがとうございました。

  • ファッキングレート マザーファック
 キム・レイラさん側のSSで、全体的に剛腕!! しかし、その手があったか〜〜〜!!
 息子真実、正直めちゃくちゃ膝を打ちました。トンデモなく強引ですが、それを押し通す勢いとギャグ密度の暴力が素晴らしい! 全編通して爆笑しました!
 またメタ的な視点で、幸子さんだけでなくほぼ全人物蹂躙して回っている誠実さ(?)がとても良いと思います。しっくりくる表現は思いつきませんが自分は好きです。ニュアンスとしてはロックですね。ロックは良い文明。

  • ガチデメデス
 新海幸子さん側のSSでこちらはTRPG!? そ、そうきたか〜〜〜!! 内容がめちゃくちゃ面白いのは勿論、この形式でキッチリ戦闘も成立しているのが凄まじいです。ツバボンドの汎用性が改めてすごいです。対抗がママレモンなのも面白い。
 また、こちらも剛腕真実なのですが、やはりめちゃくちゃ納得してしまったので悔しい(?)です。
 こちらも型破りな内容で大変面白かったです! 両サイド共に堪能させていただきました。やはり君たちは天才だッ! やはり君たちは天才だッ! 

  • 夜目遠目、笠の内
 視線誘導標愛子さん側のSSです。そして、これが凄まじい……!!
 まず蒼海サイドの内面描写が美しい。……対面ですよね? 偶発的なマッチングでこの完成度の描写が出てくるの何事です……?
 試合も導線から戦闘、決着まで双方の視点で互いが勝利に向けて思考する姿と能力応用。説得力のある展開。前記の丁寧に描写される蒼海の思い。それらの要素をいくつもの場面転換を用いて同時に描いているにも関わらず、読みやすく仕上げている圧倒的な技量。
 そして、それ故に際立つ、それら全てを飲み込んだ無慈悲な決着。この無情。
 大変素晴らしいものを読ませていただきました。ただただ感無量です。……美しい。……これ以上の芸術作品は存在し得ないでしょう。おお、ヴァニタス……。vanitas vanitatum, et omnia vanitas.

  • 神の存在証明
 そして、美濃蒼海さん側のSSなのですが、こちらも対面に負けず劣らず凄まじいです……! この2名が同じ戦場なのマジですか!?
 こちらは聖書の引用から始まり、共感できる蒼海のテーマ性の開示と彼らの信条に基づく説得力のある試合展開。対面同様、2人の想いと戦闘の双方をキッチリ噛み合わせて同時に書き切る卓越した技量。そして、同火力だからこそ際立つ、力強い蒼海の想いと隣人への祈り。
 なにより、こちらのSSは中盤の蒼海の叫びが最高でした。それを叫べる蒼海さんだからこそ、彼にも切実に報われて欲しい。そう感じられます。頑張っている人、出来ればみんな報われてほしいですからね。アガペー好き。 
 この2作を続けて読める贅沢。大変素晴らしいものを読ませていただきました。ありがとうございます!

  • 孤島のケンカ祭り
 こちらは岩堂一心側のSSですね! 完全に自分の手を離れて動く一心くん凄い新鮮だし、とても良いです。めちゃくちゃ良い。しかも、アホの一心くん! アホの一心くんじゃないか! ありがたい!
 投げといてアレというか、だからこそというか、一心は恐らく自分だと書き切れないキャラなので、ここまで使いこなしていただき感無量です。投げてよかった! 一心くん!
 その上で解釈も完璧以上。それです。彼の根幹は間違いなくそれで、真骨頂はそこ。どのような状況でも、何を失っても折れぬが故の不屈です。……まあ、それが通らない無情もまたそれはそれでもおいしいんですけどね!(豹変)。
 総じて自分の好みの解釈かつ試合展開で最高でした! 改めまして、岩堂一心を書いていただきありがとうございます!

  • Do the IDOL!
 こちらは五月雨珊瑚さん側のSSで、著者はHMあんばーさんです。相変わらずこちらもキャラ解釈完璧です! むしろ毎回自分の方は魔改造ばかりで今回もすいません!
 かなり似た印象の両SSですが、先のモノが一心くん視点だったのに対して、こちらはガッツリ珊瑚さん視点。アイドルということで、しっかりとオリジナル歌詞を用意しているのが凄いです。
 また、これはどちらのSSもなのですが、自分は個人の主義や願望をお互いストレートにぶつけ合うかのような話が好きなので、正面からのガチンコ対決だったこの2つはどちらも大変自分好みの内容で最高でした。
 こちらも改めまして、一心くんと対戦していただきありがとうございました!

  • 磁界のデスマシーンは肘関節技の夢を見るか?
 しあわせ料理人ヒミコさん側のSSです。
 特筆すべき点として、まず完成度が凄まじい。特に料理描写がとても美味です。最強である沙機を徹底して王道。シンプルに卓越した技量で圧倒する姿として描き、これに必死に食らいつこうとするヒミコの様子が、調理シーンと戦闘シーン共に別の世界観でありながら共通する味わいとして完璧に仕上げています。
 この完成度故にメタ的にも展開の説得力が凄まじく、この丁寧さ、雑味のない表現の美しさに舌を巻くしかありません。また、沙機側の落とし所も個人的にとても好きです。
 総じて大変素晴らしい作品で、堪能させていただきました。ごちそうさまです。

  • いちばんおいしい愛だけたべさせて
 沙機さん側のSSです。こちらはオリジナル色の強い作品です。
 能力解釈、キャラ解釈共にとても豪快でかなり好みを分ける味わいに仕上がっていると感じますが、この豪快な調理そのものがテーマ性と深く結びついており、挑戦的な良い作品だと思います。
 またほんのりとビター風味な決着ですが、そこに至るまでの過程と背景に狂気への力強い肯定も感じられるのがとても好きです。
 こちらも大変味わい深い作品でした。ごちそうさまです。


  • 花が散り枝が欠けようと君を想う
 自作です。人それぞれに解釈して欲しいのであまり多くは触れません。
 あなたの感じたあなたの認識があなたの世界でこの作品じゃ、という感じでお願いします!
 それはそれとして、未熟な部分に関しては毎度申し訳ない限りです。精進します! 押忍!

  • No monster. No black knight
 そして、最後に対面の烏田緋勇くん側のSSです。
 確かに所々自作とは対照的な印象を受ける作品なのですが、そこが面白いと自分も思います。
 そんな差異の中でも、特に自分が好きなのが社長の処遇。これも毎度毎度なのですが自分はヴィランの肩を過度に持つ傾向があるので、その意味でもこの差異は大変ありがたかったです。解釈は人それぞれですが、たくさんあった方が個人的には嬉しいため。どちらもありうる(とても良い)……そんだけだ!
 また、こちらの城平さんの落としどころもやさしく、とても好きです。
 改めまして対戦ありがとうございました!

コサジ少将

どうも!俵城平を投稿して美濃蒼海を握って参戦したコサジです。
キャラも作品も割れているので、その辺りに言及した感想多くなると思います。
「この人がこんな戦法で来るなんて!」
「この人にはこういうのを期待していた」的な指摘もありますが御容赦をば。

【山林】

■さよならの練習

ヒールとしての腐敗神話の描写がノリノリ。
こういうのも書けるんだ?と驚かされました。
それでいながら「むぅん!ポエット!」と言いたくなるような表現がバンバン出てきて魅力抜群。

互いの回想を上手く盛り込んで決着に向けての助走もばっちり。


開幕と同時にエクスキャリバーを落としていたのは
「これ初手ぶっぱされたら終わっちゃうから!」
という書き手側の都合を強く感じてしまいました。
その辺りに何か理由が付いていればさらに良くなった気がします。

ただそれを差し引いても決着に至る道程が良かったですねぇ~
不敗神話の舐めプ具合が下手に描写するとただの慢心野郎なんですが、
強者を求め手を伸ばし続ける頂に立つものとしたことで負けてなお強しって感じでした。満足!



■山林2

ううむ、こちらの不敗神話も筆が乗っている。
ルフトさん、露悪MAXな台詞回し上手いね!??
ヒール全開のキャラって通常のキャンペーンではあまり握らないからか、知らない引き出しでよかったです。
舐めプの原点が徹底的な勝利というのも憎らしさと強さが噛み合ってグッド。
不敗神話の勝利SSながらサヤナの成長譚のような話にした判断も大胆ですがよかったと思います。
良かっただけに惜しむらくは文章量。やはり1万字違うと戦闘描写、心理描写への満足感が違う。
これでもう5千字くらいあったら評価は拮抗していたような気がします。



【ショッピングモール】

■ファッキングレート・マザーファック
「これレイラのッ!」
冒頭ゴブリンみてぇなガキムーブをぶち込むあたりに、
「キム・レイラに本気で取り組む!」という姿勢を見ました。
なんか解説役が板についてる老拳狐が妙に面白い。良いアイディアだなこれ。

カスみてえな変態殺人鬼のブロブ内藤にも人の子だった、親がいた時期はあるわけで。
それを回想に組み込むのか…と一瞬思ったらカス同士の因縁になってびっくりした。

されど武想剥離と呼ぶなかれ。
これこそは言うなれば聖天夢想・零!
烏田君には怒る権利があるぜマジで!!

汚いSBRパロ、大量の会員を巻き込む無法、ぽこぺんさんに寄せた悪趣味なオチ。
…ウォーニーさん、こういう土俵でやれるの???!!
想像以上の使いこなしっぷりに震えた。
素晴らしい。


■ガチデメデス
何を読ませられているのだ…?

幸子とレイラ:TINチェック?
二人が驚いてるのが妙にツボってしまった。
レイラがTINチェック把握してねぇのかよ!誰のための制度だよ!

ですが、今の貴方はブロブ内藤というオッサンの記憶は消し飛んでますので、自分の身に何が起こってるのか分かりません。
レイラ:ああっ、何か身体が熱い…!お母様の裸を見てたら…、何だかおかしくなってきた!
最悪すぎる!!
…最悪で笑ったところ引用してたらいくら時間あっても足りないくらいの最悪濃度である。



【住宅街】

■夜目遠目、笠の内
対面さんですね~
愛子についての戦術がだいぶ被った!
正直ここはありがたかったです。というのも愛子の能力が結構曖昧で解釈がどうとでも出来るタイプで…
  • 視線は全くの透明?
  • 中継越しの視線はどんな感じになる?
  • 強烈な視線そのものの殺傷力はどれくらい?
このあたりが書き手によってぶれそうですが大体一緒。
解釈の好みで評価差がつくのは好ましくないのでよかったよかった。

応用も
  • 視線が刺さることで相手の位置を把握
  • 視線を束ねて巨大装甲を構築
  • 鏡を利用した視線誤認
と被ったからこそ差異が際立った感じがしてよかったです。

美濃蒼海はプロローグ段階ではかなり好感度が高いキャラだと思うのですがそれをヴィラン全開でぶっ殺す割り切りっぷりに震えました。



■神の存在証明
自作。
美濃蒼海の能力応用については自分の方が頑張ったかな?
対面さんはSLOT3を結局使ってないし、相手に適用できるって隠し玉も使ってないし。
あと牧師要素もこっちが上手く拾った…というか向こうは丸投げしたかなって思います。
アイドルならではのライブ要素などもこちらが活用できたかなって思います。

ただ対面は愛子をヴィランとして扱う割り切りが凄まじいのでその辺りどうなるかって感じです。



【無人島】

■孤島のケンカ祭り

珊瑚が早々に情報戦してるのが良いですね。
今回のレギュだとそういうのはNGと思い込んでましたが、情報収集能力の強さのうちだが?と返されたら何も言えないです。

Q:直情型、短期決戦主軸の能力の一心相手では珊瑚の強みを発揮できないまま終わるかもしれません。どうすればいいですか?
A:一心はアホの子なので向かおうとしても迷子になって時間がかかりました

なんて理性的なアンサーだ…!

一心には腕を犠牲にした超火力があるのでその一撃を放つまでをどう盛り上げるか、と思っていたのですが
割とあっさり放って、腕を犠牲にした後平然と「まあいい。続きをやろうぜ」というのは良い描写。
珊瑚と冬の関係性は必要最低限という感じでしたが、一心の物語として欲しいものはいただけました!


■Do the IDOL!
冒頭、『リシアンサス』の面々の会話劇やってるのすげぇ~と思いました。
自分だったら面倒だから早々に投げます。でもこれは珊瑚の物語だからあったほうが絶対良いんだよ…!

こちらの珊瑚は『リシアンサス』としての矜持をもって比較的堂々とした勝負を。
一心側のSSが違和感あったわけじゃないですが比べるとこちらの方が珊瑚らしいかも。
アイドルだから歌う、というのは当然(?)ですがちゃんと能力と紐づけて意味のある物にしている点が細かくてグッドです。

戦闘の果てに珊瑚が右腕を失うという対称性も、爽やかなオチもとても良かったです。
あんばーさんのスキルツリーがキャラとしっかり噛み合ったなという印象です。




【廃工場】
■磁界のデスマシーンは肘関節技の夢を見るか?
タイトルは『電気羊はアンドロイドの夢を見るか?』のパロ。
本物かどうかを心の内に秘めていた沙機に合っています。

沙機の格がめちゃくちゃ高く設定されているのが好き。
「お、おい…あいつはまさか!?」「嘘だろ!?なんでこんなとこにいるんだよ!」「お前知らねえのかよアイツを!」
的なの、大好物。

…ヒミコの能力を扱うの、めちゃくちゃ上手いですね??

とっさの料理にしては、あまりにも繊細なバランスの上に成り立つ料理であるが故。
空中戦で振る舞うにしては、あまりにも。
プロフェッショナル。

繰り出された料理のクォリティが高い故に、とっさに繰り出された技が苦し紛れではない鍛錬の逸品と分かる。
まさに Eat it とBeat it が折り重なるからこそできる表現で感心しました。

「死なないでくださいね」
そのまま、コンクリートの床に、沙機の頭部が叩きつけられた
これは完全に喧嘩稼業パロですね。「必殺技を出すが死んでほしくない」からの肩車をした石橋戦。
思い返すと全体的な環境闘法や心理戦など全体的に喧嘩稼業っぽさがあるな…


■いちばんおいしい愛だけたべさせて
タイトルは『いちばん美味しいゴミだけ食べさせて』のパロ。
色々物議を呼んだタイトルなのでこの時点で不穏。
あ、個人的には元ネタ作品は超応援していて「ラブドールである必要がない」「男で作ってみろ」って言ってる奴らはマジで読解力ねぇなって思います。

沙機に非人間性を求め、与えた物によってどのように変節するか描くのは元ネタのイメージに非常に近くあります。

愛甲の傍らに佇む『沙機』は、愛甲が憧れた理想の姿のまま。
【しかし、彼はその「ウミガメのスープ」を一口飲んだところで止め、シェフを呼びました】
己の魔人能力から産まれ己の恩讐の道具として育て上げて練り上げた理想の姿だ。
【すみません、これは本当に人間ですか?】
あー…ウミガメのスープと合わせるのは凄く良いですね…凄く良い。
食を戦闘に持ち込むヒミコ、実在性に揺らぎのある沙機をつなぐ良いテーマだ。

なんというか、本人的には前向きに生きている化け物(巻き込まれた奴は知らん)っていうのがougaさんの癖なんだろうな。



【ショッピングモール】
自キャラ、俵城平の戦場。
まずは書き手のお二方に感謝を。俵も社長も非常においしいキャラに描いていただきました。
自分では書けなかったであろう展開に大満足です。


■花が散り枝が欠けようと君を想う


けれどそんな自分でも。もし、愛する者に何かを残すことができるのなら、
「それは、命を賭けるに値する」
それが、傍から見ればどれほど愚かで、矛盾に満ちた願いだとしても。
「君なら、分かるだろう?」
実に詩的な愚者の歩み。
こういう展開を望んでいた。朽木さんはこの手の抒情的な破滅が非常に上手い。

それでいて、もう一度二人で歩いていこうという再生の物語へ。
満足。大満足です。


■No monster. No black knight
俵を完全に自我を失うモンスターとして描き、社長をオーバーラップさせ黒騎士が救う構図。
そのうえで黒騎士自身に黒騎士を否定させる。

う~む、自分では絶対出てこない発想と流れ。
社長がだいぶハッスルした怪物になってますがこの解釈も楽しい。
なんてこった、こちらも大満足だ。

黒鼠のほうのみやびさん

さよならの練習
 サヤナを握るときに一番気を使う点である、一撃必殺の能力をどの様なプロセスで通すか問題ですが、それを小細工なしの真っ向勝負で書き上げてきた印象。
 ドラマ面の掘り下げ&消化も高水準で纏まり、総じてレベルの高いSSでした。
 戦力差マッチと言う構造上ある程度仕方ない部分ではありますが、克勝が終始舐めプ気味からのキャリバー被弾という流れは油断しすぎでは勢が発生しそうで好みが分かれるかも。

山林2
 割り切りの鬼。戦闘シーンの端折り方が大胆過ぎる。
 サヤナ戦闘後のケアに重点を置いてる辺り、ややドラマ重視のSSか。
 しかし流石に5000字未満となると色々と難しくなってしまう。もう少しボリュームが欲しかったバイク甘轢かれ案件。

ファッキングレート・マザーファック
 絵面が汚くて最高。書き手の『反省』案件。(誉め言葉)
 両者の関係性にガチ親子属性をでっち上げ因縁を発生させるのはダンゲロスSS常套手段の一つでありますが、両者のキャラクター性がブーストとなって最悪指数が上がってるのが面白い。
 エンドパートが軽くホラーテイストでヒエッとなった。

ガチデメデス
 まさかのTRPGリプレイ風SS。異次元の発想。
 ガチの出目で展開を決めているのでシナリオ運びが予測不可能。いや、ぽこぺんさんのSSって元々予測不可能だったわ。
 向こうの捏造設定がガチ親子ならこちらの捏造設定は幸子のオカマおっさん化。こちらも負けじと絵面がヤバい。暗黒金持ちがほぼ一掃される程度には。

夜目遠目、笠の内
 美濃側の掘り下げをしっかりとしていたので最後デリネーター勝利でビックリ。先手アドを活かしている。
 バトルは駆け引き重視。フィールドギミック(鏡)も利用して優勢劣勢をうまくコントロールしている印象。欲を言えば美濃がプロローグで提示した相手対象の『空の繋ぎ手』は発動させたかったか。

神の存在証明
 コサジさんのスタイルを反映してか美濃の熱量高め。
 申し合わせたわけでもなく鏡戦術が被りポイントなるのは面白い。ダンゲロスSSあるある。
 王道シチュを王道として真っ向から描き切った印象。全く隙が無い。強能力同士のチート面が逆転のきっかけとなる構造も好印象。
 美濃の物語を絶対ハッピーエンドにするぞという強い意志を感じました。

孤島のケンカ祭り
 自作。コロッセオのキャンペーンテーマが『戦闘』なので、バトル>>ドラマくらいの割合で話を組み立てることに。時間が許せばオープニングパートでリシアンサスサイドの話もぶち込みたかったけど時間切れ。ぐぬぬ。
 一般エンカウントモンスターとしてぐりずりー君を出したのはその場のノリと言う悪ふざけです。無人島なのでガトー・アイランド個体よりかは弱いんじゃないかと思われます。(こいつの能力が人喰ってパワーアップするという性質のため)

Do the IDOL!
 自分が時間の都合で拾いきれなかったリシアンサス部分を完璧に拾ってきてるので死にそうです。
 僕が選択した忍者戦型に対し、こちらの珊瑚は徒手空拳メインの格闘アイドルスタイル。魔人能力がフィジカルバフなので殴り合い対応もある程度可能なのがこのキャラの便利なところですね。
 決着時の珊瑚の損傷が岩堂と同じ右腕喪失ってのが芸術点高かったです。

磁界のデスマシーンは肘関節技の夢を見るか?
 このマッチアップで見たかったものを完璧な状態で出してきたのが凄すぎる。ヒミコの能力の扱い辛さを物ともせずバトルを成立させてるの、怖い。
 汚い味皇みたいな胡乱存在が無から発生してるところで駄目だった。くっそこんなので。
 トリッキーなステージが沙機の戦型とも嚙み合うのに目を付け、積極的に活用しているのは好印象。能力バトル部分においてはこのSSが全体でも頭一つ抜けているような印象を持った。

いちばんおいしい愛だけたべさせて
 やべえ。文圧が強すぎて危うくインド洋が消滅するところだったぜ……!
 能力の拡大解釈、周囲の被害、言葉遊びの妙味。全体的にスケールがでかい。
 完成度のききんさん、予想を超えたインパクトのougaさんて感じの異種格闘技戦になっていて面白い。勝敗を決めるのは難しいが。
 自キャラを握ったのがこの人で良かったと改めて感じましたね。

花が散り枝が欠けようと君を想う
 地獄みたいな城平のシチュからどうやってハッピーエンドにつなげていくんだろうと期待半分不安半分でしたが、想像以上に完璧でした。
『戦闘』と言うキャンペーンテーマの中、それに拘らず城平の強みであるドラマにウェイトを大きく置いたのは英断。朽木さんの得意ジャンルであることも相まって滅茶苦茶エモいSSに仕上がっている。

No monster.No black knight
 城平のSAN値が低下している!! 悲しきモンスターだ!!
 悲しきモンスターを討伐するならば黒騎士をおいて他にないという構図をナチュラルに作り上げてくるのはとてもテクニカル。
 だけどもっと凄いのは決着時にそれを黒騎士自らに否定させること。ストーリー構成に明確なビジョンが無ければこれはできない。
 この展開によってタイトル回収も同時にこなすのは強すぎる。

ウォーニー

感想

山林

塚克勝のセリフが両作品とも怖えのよ!
なんでこんなに怖くて物騒に感じるのかを考えましたけども、多分キャラ制作者本人は「相手が女だから、被造物だから」彼が横暴に振る舞っているのではなく、「自分が最強だと考えているから誰に対して横暴に振る舞ってもよい(と幼稚な感覚で信じきっている)」ものとして考えていたのかもしれませんね、これは。
とはいえ生々しくキモいタイプの塚も怖くて好きだな私は!
それはそれとして被造物相手でも人の姿をしていて意志があるなら性慾は向けても良いと思うな!!

ムナゴ=サヤナに関して
キャラ操作自体は必ずしも難しくはないとは思うのですが……
ただ、最初のキャラ感想でも書いた通り「戦場に生み落とされたクローンが」「娯楽としてのコロセウムに参加して」「仲間たちの生きた意味を魅せる」というのは微妙にテーマとして難しいとも感じていました。
剣闘士って立場としては奴隷じゃないですか。
このキャンペーンに闘技場に参加してるのは自由市民ではありますが、契約やら何やらの鎖に繋ぎ止められている訳でしょう。

勝負や駆け引きそのものを求めているタイプか、どうしても手に入れたい勝利報酬があるか、という選択肢であれば本人の自由意志を感じるのですが、ムナゴ自身のモチベーションに観客へ戦いを見せることがあると、どうしても存在意義がクローン兵士としての意義に+αした物として受け止めてしまいそうになります。
なので、そこをなんとか展開して結末に導いて欲しい、というのがこの戦場に何より期待した要素ですね。

私が山林戦の怖い塚克勝ならばエクスキャリバーの存在を知ったところで「いやいくら高威力と言ったところでそれって仲間の遺志とかじゃなくて遅発してるだけの工業事故じゃねえの……?」だなんて口走るところですからね!?


さよならの練習

性的な諸要素を希薄化させる努力を各所に感じます。
オリジナルエピソードは克勝に奥行きを与えるものでとても良い。
そりゃまあムカつきますよね、克勝だって最強自認していてもそこから成長もしますからね。
負けたら負けたでリベンジする意気のある男ですよ彼は。

ムナゴ=サヤナの方もね。
地力は劣っているようでもしっかり武装を活かしていて良いですね〜!
グレネードなんて他の参加者ならまず入手するところから大変でしょうからね〜!
スネアトラップも山林という地形ならでは!
能力を封じられたように見せかけつつ、意地やら運命やらで勝利をもぎ取るのも熱い。

生きてりゃいいってこと。
本当にそれ。
観客の目線とか気にしてなくて良かった。
この勝負は二人だけの間で交わされたお別れの儀式でしかない。
本当にそれで十分ですよ。


山林2

「価値が欲しいんなら、乃公が与えてやろうか?ベッドの上でな。ハハハッ!」
最低克勝〜〜!!
まあこれぐらいなら言うか?言うかも。
対戦相手に希望を残さないために身近な人を差し出させたって解釈は好きですね!シチュエーションがスケベデスワ!
そしてムナゴ=サヤナを蹂躙していく様子も漏れなくエッチですわ!堪りませんな!
あえて戦い続ける奴隷に身を落とす(と言うと本当に底意地が悪く聞こえるでしょうが)ことで遺志を継ぐってのも悪くないですよね。
たった一発の銃弾だけが唯一遺されたものではないというその事実も大事大事。
こちらのSSは対面のSSよりも観客(契約会員)のことを意識していますが、チャンピオンとしての克勝をサヤナのその後の道標に活用したのはマッチングの妙で本当に良かったですよね。

両者とも各キャラクターをしっかり使い切っていたと思います。


ショッピングモール

いやまあ対面相手がぽこぺんさんでなおかつ握るキャラがぽこぺんさんのキャラでなおかつドラフトも一位指名の取り合いという特殊な条件がなければあそこまでやるつもりはなかったですよ。
ここまでお膳立てされたらね、「燃えるゴミ(品性)の日っていつ(今日)だっけ」という具合に、なりますでしょう?

ガチデメデス
ちんちーん
まさか、私がSSに出演してしまうとはね!
キーパーの名前がたまに変わるけど元ネタが分からなくて申し訳ない。
改めて言語化されると本当最低のキャラクター同士のマッチングなのですが、フィーチャーマッチング投票した人たち全員にこの罪を背負ってもらいたいものです。

自分のSSでは洗脳は使いませんでしたが、存在を知ってるだけで射程とか無視して強制洗脳決めてくるうえに気に入らなかったら殺しにくる妖怪(人間)(バケモノ)怖すぎ。
都市伝説?
ブロブ内藤が一時的に記憶喪失して描写上はキムレイラ智子になってるのは多少この戦場の悍ましい雰囲気を和らげてくれているような気がします[要出典]
TINチェックあらゆるキャンペーン再利用可能な画期的な発明だと思います。
石鹸の銘柄をママレモンというネーミングから固定していくのも技アリ。こちらも全方面に汚物を撒き散らしているとはいえ、ひでえぜ!
新海幸子真実も本当ひでえぜ!
会場大量殺戮するORSはエクスカリバーより威力あるし次世代のマザーコンピュータはこの人達をクローン兵士にすることが決まりましたね。
観客もブロブも全員蘇生することができるのか闘技場スタッフは……
殺したままの方がいいと思いますよ。


ファッキングレート〜
新海幸子をドラフトで獲得できたらとりあえず幸子の母親か孫を出そうと思っていたのでその案を流用。
パセリを苦手だったのは幸子にするつもりだったけどそこは変更して流用。
気に入らない子供を反省という体で殺して捨てる人間性と気に入らないパセリを道端に捨てていく話を重ねたかった。あと好き嫌いの克服の話をしたかった。
戦闘シーンはもっとたくさん盛りたかった。
ただツバボンドが想定以上に強く、策一つ決めるたびに完全回避するか急いで特殊な抜け方をしないと一気に局面が傾くため戦闘進行の理屈付けが難しく、無念。

以上、なんでフィーチャーマッチなんだよこの戦場。


住宅街

視線誘導標愛子
キャラ感想時点で調べてなかったけどそういえば道路脇に立ってるアレのことをデリネーターって言うんだ……名前カッコ良すぎるでしょ。
しかしプロローグは汚物キャラのような扱いだったが両者扱い切れるのか。

美濃蒼海
戦闘も気になるが、やはり背景ストーリーが肝。
魅力的な設定ではありつつ、ここはある程度素直に料理しないと逆に点を落としそうで辛いぞ……!?


夜目遠目

はい試合開始即汚物。
躊躇なくていいですね。
このアイドルの技が不可視なのズルイわ〜……
とはいえ観客の興味が時間経過で削がれることで能力も弱まるバランスはいいですよね。
競技の上ではそれなりに広い戦場となっているので普通に目を離すこともありますし。
蒼海のドラマもかっちり挟み込みつつ、これを「弱者」と切り捨てる愛子の強さ。
鏡の使い方もいいけどやっぱりフィニッシュで攻撃とマスク剥がしを同時に行うのがスマートでいいですね。
タイトルは明るくて近い場所からまともに見ない方が綺麗に見える姿の表現らしいですが、ラストで相手を暴き立てて晒す部分にかけているのか、愛子の凶人性を指しているのか、何にしてもカッコいいかと。


神の存在証明

握ったキャラ(蒼海)の所信表明から話を始めて、ブレーキにライブをぶっ込んでくるのね。
愛子の能力活用が上手い。
対面の使い方も合わせると割と愛子の能力って発言の仕方は聖天武想に近いのかもしれませんね。
技名も次々に披露していて偉い……
鏡という道具の対策もしっかりしてて試合作りが上手いぞ!
しかしそれにしてもこっちの蒼海くん、あまりにも伊吹さんの善性に感じ入り過ぎていて、それまでの間どれほど暗い景色だけを見ていたんだろうという気分になってきますな!
彼らに幸せになって欲しいという思いには全力で頷きますけどね。

しかし試合運びが上手いですなあ。

話全体を通したキャラ描写として、私としては彦根も小谷父もリスクをとって試合に臨んでいたのだから借金取り連中はまだしも、闘士に過ぎない蒼海が伊吹に自分を恥じる必要性は無いだろうと考えてしまう派です。

まあ善性に焼かれた後だと諸々が恥ずかしくなるのも分かるけども……別に彼が自分を恥じることはないかと。
とはいえ蒼海をそういうキャラにするのが美味しいのも分かる!!!


両者ともええバトルでしたね〜


無人島

岩堂も珊瑚もドラマ面はプロローグ時点でこぢんまりとしているから、その辺りが衝突を通してどうなるか、ですよね〜。

孤島のケンカ祭り

微立会人が微妙に試合放棄してるか、ランダム性に脳を焼かれているってこの戦場!!
これまでも岩堂が迷っているならば二人を近くに配置するとか!!別の戦場選ぶとか!!!
ジャンケットバンクの長丁場の試合じゃないんだから闇金持ち達も三回もやられたら探索パートで飽きちゃうよ!!!会敵できて本当に良かったな!!!
山林感想であんなことを言ったけどわりとムナゴサヤナと被る戦い方をするんですね五月雨さん。
シンプルな強化能力と罠と武器を組み合わせられると相性次第で完封できるだろうしエクスカリバーより通常ならば手堅い気がする。
珊瑚さんの戦いの理由を一旦保留させるのは岩堂側の戦いの押し付け方として良かったと思います。
喧嘩の関係は戦場で処理して戦場外ではアイドルと観客の関係になってるのも岩堂ならではですね。
他のキャラだと性欲だったり、あくまでも義理で鑑賞した感じになりそうだけどこのキャラなら普通にライブを楽しみそうですし。



Do the IDOL!

戦闘中に歌い始めるとどうしても試合順のせいでデリネーターの余韻が蘇るぜ!
歌詞にリアルの心情を乗せているタイプだから電波曲とは別物とはいえ!
シンプル強化系の戦い(ケンカ)としてステゴロの意地の張り合いチックな雰囲気が強く押し出されていますね。
岩堂側の土俵でやるにあたって握ったキャラも身を削る内容でハンドリングすると。
最後のセリフも含め、五月雨珊瑚よりもリシアンサスとしての話として書かれていましたね。
メインキャラ多めに作られたキャラクターの動かし方として英断だと思います。

キャラ解釈vsキャラ描写の勝負になった気がしますね


廃工場

具体的な戦闘描写を早く見せてくれ〜の沙機vsレシピ数最大のヒミコでシンプルに期待値が高いマッチング。
二人ともフィーチャリングマッチで相手が割れるタイプのキャラですが、ちょうどいい相手と当たりましたね。

磁界のデスマシーンは肘関節技の夢を見るか

沙機の超常格闘描写を満遍なく描いてて大満足の一作。
しかしながらこれを書いているのはヒミコ側作者であり、その最強性を解体して栄養にしてしまう恐ろしさなんですね。
デスマシーンの中距離攻撃に対処するのはシンプル地形だと難易度が高すぎるので廃工場のギミック性を高めているのも面白い。

僭称皇帝・味帝(あじみかど)。料理界の生きる不敬罪と呼ばれる重鎮だ。

「料理界の生きる不敬罪と呼ばれる男がなぜここに……!」

なぜ繰り返した……?強調した?

刃牙一話の食事にハンバーガーを詰めてきたのはバトルジャンキーとジャンクフードをかけたのでしょうか?

プロローグにもあった毒がシンプルで好き。
致死毒ではなく麻痺毒な塩梅が絶妙で面白いです。
キャラ感想で一試合で終わらせずに沙機にはこれからも何度でも戦って欲しいとは書きましたが、本物沙機が存在する前提でコピー沙機の次回のデスマシーン予定を練っている愛甲を見ていると母が娘を寝取られた気分になりますね……
最後の着信の相手本物からじゃないの……?


いちばんおいしい愛だけたべさせて

沙機側がこれを書いているという事実がまず面白いですよね。
変形してるんじゃないよ!
そして料理のほとんどは想像の外を出ていてなんらかの高度な何かだ!
ヒミコ「私が口にしたのは一体……?」
スティール愛甲「当店で提供している沙機ですが」
ヒミコ「本当だな!? 目隠しして三択の中に混じっていても本当に沙機と言い切れるんだな!?」
愛甲のそっくりさん「…………」
映す価値なしカネモチ「美味しければ何でもいい!!!」(そこまでいうなら当然ORSも受け入れような)
って感じですか?よくわかりません。
筆が乗っていて読んでいて気持ちよかったです!
それが全て!


ホームセンター

重い俵田とまっすぐな緋勇くんのマッチングだけど二人とも割と背景情報多めよね

花が散り枝が欠けようと君を想う
ちゃっかり光側に転んでんじゃねえぞ社長ォー!まあ元々律儀に約束守るやつではあったけども
そして緋勇くん、最終的にハッピーエンドにしても巻き込まれの連続すぎて自ら舵を取って袋小路に入った俵より可哀想だよ!?
馬は召喚物としても特にかっこいいと思います。
全部捧げた上で策や情を持った相手を潰す勢いやよし、その分緋勇くん側のドラマが小ぢんまりした印象はないでもないですが、最初から割と取り扱いが難しそうなのでね……!!


No monster. No black knight
こちらは社長と俵をバケモノ側に置いて緋勇くんを人側の英雄、モンスタースレイヤー的な立ち位置に置いてドラマを作ったようですね。
社長の無様な慟哭は何らかの形で求められていた展開だったはず。
哀れな自己崩壊の渦を壊して修復する、そのために怪物性を欺瞞と断ずる緋勇くん側の自我を強める軸はしっかり作られていると思います。
でも、新海幸子やムナゴ=サヤナとかあの辺のことを考えると自認は存在と完全にイコールではなくても自我の一部ではあるよね!まああくまでも俵の自己放棄に対する批判であるからそれらに対してどうこういう問題ではないですけども。
基本武装の鎧をスタンドみたいに使える隠し技は沙機、塚、新海幸子、五月雨珊瑚、ヒミコあたりには対処されそうな絶妙な塩梅でいい。
この世界の社長どうなっちゃうんだろ、心配ですね。

両試合とも緋勇くん側のドラマをさらっと流したけど俵相手ならそうなるよね!が感想
でも贅沢を言うなら片方でバッドエンドを見たかった気もしなくはない!!
最終更新:2026年06月08日 00:07