七坂七美
■キャラクター名:七坂 七美(ななさか ななみ)
■性別:女性
キャラクター設定
巨大企業グループ『七坂グループ』の中心会社『七坂銃匠』のCEOにして、七坂家の現当主。20歳。
長い黒髪に白磁の肌を持ち、美しくも揺るがない表情の合間に時折憂いの差す様は、さながら夜の女神である。
生来の病弱のため、細身。身長も平均よりやや低いくらい。
車椅子を常用しているが、足に障害はなく、単に体力不足のため。
本人に戦闘力は皆無。敢えて言うなら七坂グループの商品にまつわる知識が武器。
七坂グループは大会社から町工場まで一万を超える関連会社を持ち、現代日本の携行武器・兵器については、
事実上ほぼ全ての生産、流通に関わっていると言っても良い。
グループの中心となる『七坂銃匠』の社長は世襲制だが、当初は七美の双子の兄、七鬼が後継になると見込まれていた。
しかし先代社長、七史が七鬼ではなく七美を指名した事で、グループ内は動乱。
現在の七坂グループは先代の流れを汲む七美派とそれを不服とする七鬼派に二分され、経営にも悪影響が出ている。
当の七鬼が現状を良しとし、七美の守護に徹しているため、正面衝突には至っていないが、
どうにか七美を排除して七鬼を祭り上げようとする動きは絶えない。
C2バトルには七美が自ら身を投じる。
七坂グループの商品の優秀さを改めて世に知らしめ、七坂グループの躍進のために『全国民の武装義務化』を実現すること。
そしてその実績を以て動乱するグループを収める事が目的となる。
優勝の暁に得られる最強の称号すら、七美個人のものではなく、七坂グループへの称号となるだろう。
全ては七坂グループの更なる躍進のためであり、それだけが七坂家当主たる七坂七美の、最大の望みである。
――表向きは。
●特別武装群:七つの美徳
七坂グループが技術の粋を結集して作り上げた最高の武装。
全て七坂七美のための専用品であり、生産系魔人能力もその過程に関わっているため、物理的常識は通用しない。
七美はC2バトルにおいて、七種の中でも最強とされる『セブン』を全ての戦闘に、
残る六種を『重大な四戦』で一度ずつ用いる事を経営陣に宣言している。
1:???…忠義を司る。
2:???…寛容を司る。
3:???…勇気を司る。
4:???…慈愛を司る。
5:???…忍耐を司る。
6:???…叡智を司る。
7:『セブン』…純潔を司る、肘までを覆う一対の優美な黒手袋。あらゆるダメージを無効化する。
●七坂七鬼
七坂七美の双子の兄にして、ボディガード。身長2m近い、屈強な偉丈夫。
幼い時から身体を鍛え、あらゆる武道を身につけ、あらゆる武器に習熟してきた、七坂財閥の最高戦力。
(七鬼派は彼こそがC2カードを持つのに相応しいと主張している)
武力に長けた七名から成る七坂銃匠CEO特殊護衛非魔人部隊『セブンカード』の隊長でもある。
魔人能力『七転七移』により、七分間だけ身体能力を他人と入れ替える事ができる。
七秒間相手の手を握り続ける事が発動条件。これが成立した場合、相手は効果を拒否できない。
多くの場合、突然の身体能力の変化に思考や反射が追いつかず、相手は高い身体能力に振り回されるだけで終わる。
例外は、七鬼の身体能力を移譲される事を想定した訓練を積んだセブンカード構成員と、七坂七海のみである。
特殊能力『七欲七聞』
他人の欲望をテレパシーのように聞き取る事ができる。
一瞬だと対象のもっとも大きな欲望しか聞き取れないが、三秒程度集中できれば、対象の欲望をほとんど精確に理解する事ができる。
特筆すべきは効果範囲で、本人の望むままに、歩く程度の速度で広げたり狭めたりする事ができる。
また、一時的なシャットアウトや再起動は瞬時に行う事ができる。
ただし、最大対象数は七名までに限られており、これ以上対象が増えると、
脳に負担がかかって強い頭痛をもたらし、ノイズが走って正確に聞き取れなくなる。
聞き取るには、対象が言語能力を有している必要がある。
プロローグSS
試合SS
最終更新:2016年10月02日 00:36