曲の成り立ち
この曲はダークダックスの完全オリジナルという訳ではなく、もともとは1969年に発売された北野ルミというアイドルのレコードのB面に収録されていたものである。当時はあまり奮わず、大ヒットともいかなかった。ところが、曲を作った敏トシがダークダックスに持ち込み、カバーしたことで当時のオリコンチャートで14位、編曲を担当した服部克久は日本レコード大賞編曲賞を受賞するなど、大ヒットに至った。
音源
1970.11.10 キングレコードより
1970年に新曲として発表。B面は作詞:中村五郎、作曲:小林亜星の『うす紫のたそがれ』。編曲はそれぞれ服部克久氏と小林亜星氏。この曲が大ヒットを遂げると、しばらくはこの曲を作った敏トシとタッグを組んだ『メルヘン』シリーズを発売している。
1976.09.10 ポリドールより
10枚組『
世界の心を歌う』に収録。パクによるスキャットが歌の最後まで繰り返されているのはこの音源のみ。コーラスアレンジの変更は特にない。
1987.04.21 メルダックより
余談
このダークダックスによる花のメルヘンの特徴として、冒頭に女の子のナレーションが入るというのがある。1970年版では元東京読売巨人軍監督・水原茂の孫娘が担当したとされている。また、1987年版ではフォーク・デュオ、ブレッド&バターの岩澤幸矢の娘が担当している。
最終更新:2024年08月05日 12:28