概要
2001年発売、結成50周年記念として制作。新曲『
アダージォ』『
北上川讃歌』ほか、本邦初公開のロシア民謡4曲が収録されている。
曲目
番号 |
曲目 |
作詞・訳詞 |
作曲 |
編曲 |
1 |
アダージォ |
なかにし礼 |
小林亜星 |
白石哲也 |
2 |
北上川讃歌 |
三好京三 |
小林亜星 |
白石哲也 |
3 |
慕情 |
Samny Fain |
Paul Farancis Webster |
鈴木宏昌 |
4 |
ラブ・ミー・テンダーⒶ |
Elvis Presley |
Vera maston |
高見澤宏 |
5 |
つる |
ガムザートフ 中村五郎 |
ヤ・フレンケリ |
山中紀昌 |
6 |
灯(ともしび) |
イサコフスキー 楽団カチューシャ |
ロシア民謡 |
白石哲也 |
7 |
合唱組曲『ガラスのうさぎ』 より 序章 |
※杉 紀彦 |
服部克久 |
服部克久 |
8 |
合唱組曲『サーブ・愛の物語』 より 愛のテーマ |
※杉 紀彦 |
服部克久 |
服部克久 |
9 |
城ヶ島の雨 |
北原白秋 |
梁田 貞 |
ダークダックス |
10 |
波浮の港 |
野口雨情 |
中山晋平 |
ダークダックス |
11 |
芭蕉布 |
吉川安一 |
普久原恒勇 |
白石哲也 |
12 |
ムーロムの小径 |
岡田冨美子 |
ロシア民謡 |
Alexandr Balashov |
13 |
愛のこだま |
Robert Rozhdestvenskii |
Yevgenii Ptichkin |
Andrei Shlyachkov |
14 |
甘い苺 |
Robert Rozhdestvenskii |
Yevgenii Ptichkin |
Andrei Shlyachkov |
15 |
冬の別れ |
岡田冨美子 |
ロシア民謡 |
Alexandr Balashov |
※・・・杉は作詞・構成を担当、『ガラスのうさぎ』では原作を高木敏子のもと、『サーブ・愛の物語』では文を手島悠介が担当している。太字は新録音、Ⓐはアカペラ
12~15に参加した音楽家
ドムラ:ヴィクトル・カリンスキー
ドムラーアルト:ミハイル・バジローフスキー
バラライカ:アンドレイ・シュリャチコーフ
バヤン:ヴィクトル・スモーリィ
ピアノ:ナターリャ・ゴース
バス・ギター:ニコライ・テニィコフ
パーカッション:アルクサンドル・ホドゥネフ
解説
- アルバム名、及び曲名の『アダージォ』の意味はゆっくり・のんびり・優雅にである。
- 本邦初公開の4曲はロシア人音楽家による演奏、モスクワのスタジオにて録音された。
新曲『アダージォ』
2001年、ダークダックスは50周年を迎えると共に、年間テーマ・「アダージォ」を掲げた。管弦楽では、第二楽章はアダージォと指定されている。ダークダックスも、ついに第二楽章へと突入したのだ。
それに合わせて、なかにし礼作詞・小林亜星作曲のもと、熟年の男女の恋を描いた「アダージォ」が発表された。ガラス細工のような壊れやすい恋だからゆっくり行こう、などと曲の内容はまさに『アダージォ』なのである。
本邦初公開!~ダークの新・ロシア民謡~
1999年、ロシアより「ロシア国立放送バラライカ民族楽器オーケストラ」という65名編成の大・オーケストラが来日。全国11都市の公演にダークダックスも参加した。
その際に、指揮を執った元人民芸術家・ネクラーソフ氏に選曲を依頼し、ダークに向いているロシアの抒情歌4曲をロシア人に編曲を委嘱したものがこの4曲である。
その裏には、これまでにダークダックスはロシア民謡において大変な好評を貰っていたが、それに甘えず今一度ロシアの歌を見直そうという決心があった。
最終更新:2024年06月09日 00:26