黒き尖兵 ◆5.S3rXuLvg
彼は群の1だった。
彼も群の1だった。
彼は黒き姿だった
彼も黒き姿だった。
彼は無個性であった。
彼も無個性であった。
彼は兵隊だった。
彼も兵隊だった。
彼は道具だった。
彼も道具だった。
彼は忠実なる者だった。
彼も忠実なる者だった。
そして彼らが相対した時――起こることは決まっていた。
******
端的な説明の後、飛ばされた参加者達。
島中では恐らく参加者達の呟きが、思いがあり、ある者は交錯し、ある者は衝突し、そしてある者は消えているかもしれない。
これはそんな中の1つである。
島中では恐らく参加者達の呟きが、思いがあり、ある者は交錯し、ある者は衝突し、そしてある者は消えているかもしれない。
これはそんな中の1つである。
2人の黒き兵隊。
その邂逅はあっさりと訪れた。
その邂逅はあっさりと訪れた。
森の中、その中を歩いていた黒い影。歩くその姿を、見つけたのもまた黒い影。
その姿は樹上。まるで猿のように器用に枝の上に体を留めている。
その姿は樹上。まるで猿のように器用に枝の上に体を留めている。
だがしかし、それは猿では絶対無かった。
灰色のスーツに赤いネクタイ。ベストも灰でスーツも灰。
タキシードの様相を呈するそれの襟元にそれだけ金色で目立つ羽根のような紋章。
これだけならどこの執事かと思う姿だ。
タキシードの様相を呈するそれの襟元にそれだけ金色で目立つ羽根のような紋章。
これだけならどこの執事かと思う姿だ。
首から上が、黒山羊の頭でなければ。
彼は人間ではない。
とある魔女の家具、それ以下の劣兵のような存在だ。
一山いくらでも存在し、気軽に召喚され魔女に使役されるのみ。
特別な名前もなく、魔女もどの山羊を区別するとかはない。というかきっと区別はついていないだろう。
とある魔女の家具、それ以下の劣兵のような存在だ。
一山いくらでも存在し、気軽に召喚され魔女に使役されるのみ。
特別な名前もなく、魔女もどの山羊を区別するとかはない。というかきっと区別はついていないだろう。
そんな多の中に埋もれる1でしかない彼が、こんなところに呼び出されてしまった。
殺し合い。
殺さなければ帰れないという。
殺し合い。
殺さなければ帰れないという。
はっきり言ってしまえば、ここで彼が帰る意味は正直あまりない。
彼が帰れようが帰れまいが、魔女の行うゲームにさしたる支障はないだろう。
魔女には彼のような雑兵以上に強力な家具がいくつも存在するのだから。
彼が帰れようが帰れまいが、魔女の行うゲームにさしたる支障はないだろう。
魔女には彼のような雑兵以上に強力な家具がいくつも存在するのだから。
だが、彼はそうではなかった。
彼は帰りたかった。
彼には帰りたいある理由があった。
それに、彼にも兵隊としての意地がある。
こんな、主人である魔女と関係の無い場所で倒れたくなど無い。
せめて死ぬなら魔女のゲーム上で魔女の手駒として死にたい。
彼は帰りたかった。
彼には帰りたいある理由があった。
それに、彼にも兵隊としての意地がある。
こんな、主人である魔女と関係の無い場所で倒れたくなど無い。
せめて死ぬなら魔女のゲーム上で魔女の手駒として死にたい。
そんな彼にとって、目の前の人間の命など塵芥に等しい価値だ。
守る価値なし、救う価値なし。魔女の兵隊にそんなものがあるはずがない。
守る価値なし、救う価値なし。魔女の兵隊にそんなものがあるはずがない。
「――――――!!」
それはまるで山羊ではなく狼の唸り声。
そんな威嚇の声と共に、山羊は樹上から飛び降りた。
その腕に紫の光の剣が発生する。幾何学な模様を描いた不思議な刃。だがその魔力満ちる刃の切れ味は十分。
下にいる人間の首くらいあっさり切り取ることができるだろう。
山羊はそのまま刃を眼下の影目掛け突き刺そうとする。とった。山羊はそう確信した。
そんな威嚇の声と共に、山羊は樹上から飛び降りた。
その腕に紫の光の剣が発生する。幾何学な模様を描いた不思議な刃。だがその魔力満ちる刃の切れ味は十分。
下にいる人間の首くらいあっさり切り取ることができるだろう。
山羊はそのまま刃を眼下の影目掛け突き刺そうとする。とった。山羊はそう確信した。
目の前の影が突然消え去るまでは。
「!?」
腕の刃が地面に突き刺さる。同時に山羊は地面に着地した。
何が起こった。
奴は一体何処に。
何が起こった。
奴は一体何処に。
それは人外としての直感か。人外としての超越した五感故か。
山羊は突き刺さっていた刃を力任せに引き抜き、右に向けてそれを振り上げた。
山羊は突き刺さっていた刃を力任せに引き抜き、右に向けてそれを振り上げた。
甲高い激突音。一瞬散る火花。
魔の結晶たる刃と衝突した何か。それを山羊は完全に視認した。
魔の結晶たる刃と衝突した何か。それを山羊は完全に視認した。
そしてそれを持つ――黒い人影。それは紛れもなく山羊が殺そうとした相手であった。
頭から足までタイツで包まれたその異様さ。
体の部分には肋骨のような白イラスト。
腰には鷲のエンブレムが中央にあるベルト。
額にも似たマークがあり、そして両目と口だけが露出している。
体の部分には肋骨のような白イラスト。
腰には鷲のエンブレムが中央にあるベルト。
額にも似たマークがあり、そして両目と口だけが露出している。
彼もまた名など無い存在。あったとしても、もう呼ばれることは無い。
そんな彼は、剣を跳ね返されるとアクロバットのような動きで着地した。
そして――まるで自己紹介をするように叫ぶ。
そんな彼は、剣を跳ね返されるとアクロバットのような動きで着地した。
そして――まるで自己紹介をするように叫ぶ。
それは鳴き声のようで、自分を主張するような声でもあった。
自分が兵隊であると主張するような。
自分が兵隊であると主張するような。
「イーッ!!」
******
ショッカーという組織がある。
改造人間を作り出し、世界を征服しようとしている組織である。
その兵隊が、彼らショッカー戦闘員である。
改造された人間ではあるが、蜘蛛男や蝙蝠男など、個別のサンプルが存在する者よりスペックは劣る。
その分かなり多くの存在があり、そしてその多くがショッカーに敵対する仮面ライダーとの戦いで散っていく。
改造人間を作り出し、世界を征服しようとしている組織である。
その兵隊が、彼らショッカー戦闘員である。
改造された人間ではあるが、蜘蛛男や蝙蝠男など、個別のサンプルが存在する者よりスペックは劣る。
その分かなり多くの存在があり、そしてその多くがショッカーに敵対する仮面ライダーとの戦いで散っていく。
彼もそうなるであろう1人であった。それがこんなところに呼ばれてしまった。
正直彼にも帰る意味はあまりない。彼1人増えた所で、仮面ライダーを倒せるとは思えない。
組織の方も彼1人など忘れてしまうだろう。
正直彼にも帰る意味はあまりない。彼1人増えた所で、仮面ライダーを倒せるとは思えない。
組織の方も彼1人など忘れてしまうだろう。
だが、彼にはショッカーへの忠誠心が根付いていた。もっともそれはほぼ間違いなく洗脳によるものだが。
それでも彼にとっては今やショッカーがすべてだ。
ショッカーの為に生き、ショッカーの為に死ぬ。彼の中にある全てはそれだ。他にはもう何もない。
過去も、名前も、親も、友達も。改造され、戦闘員という無個性なレッテルを貼られた彼には他に何も残っていない。
それでも彼にとっては今やショッカーがすべてだ。
ショッカーの為に生き、ショッカーの為に死ぬ。彼の中にある全てはそれだ。他にはもう何もない。
過去も、名前も、親も、友達も。改造され、戦闘員という無個性なレッテルを貼られた彼には他に何も残っていない。
だからこそ、彼がここでやることは決まっている。
例え無意味であろうと、例え自分の力が役に立たないとしても。
ショッカーの為に生きるには――帰るしかない。ここにいる者を全員殺してでも。
それが彼の全てだった。
例え無意味であろうと、例え自分の力が役に立たないとしても。
ショッカーの為に生きるには――帰るしかない。ここにいる者を全員殺してでも。
それが彼の全てだった。
襲撃に気づけたのは曲がりなりにも改造人間であるが故か。頭上の殺気に気づくことができた。
そしてすかさず斬りかかったが、それは謎の刃で防がれた。
一旦距離をとった戦闘員は自分を襲った相手を見て一瞬動きを止めた。
そしてすかさず斬りかかったが、それは謎の刃で防がれた。
一旦距離をとった戦闘員は自分を襲った相手を見て一瞬動きを止めた。
山羊の頭にタキシード。山羊頭さえなければ大柄な執事くらいにしか思わないだろう。
それは自分達の上官に当たる改造人間を思わせる風貌だった。
一瞬敬礼をしそうになる自分の本能を封じる。
アレは、違う。それを認識する。
ショッカーの改造人間にはそれを表すエンブレムがあるはずだ。だがこの山羊男(仮称)にはそれがない。
つまり相手はショッカーの改造人間ではない。さっきの衝突からして並みの人間ではないのは確実だが、それだけはわかる。
それは自分達の上官に当たる改造人間を思わせる風貌だった。
一瞬敬礼をしそうになる自分の本能を封じる。
アレは、違う。それを認識する。
ショッカーの改造人間にはそれを表すエンブレムがあるはずだ。だがこの山羊男(仮称)にはそれがない。
つまり相手はショッカーの改造人間ではない。さっきの衝突からして並みの人間ではないのは確実だが、それだけはわかる。
ならば、自分が戦う事を躊躇う理由は皆無だと戦闘員は判断した。
「――――!!」
「イーッ!」
「イーッ!」
山羊男がうなり声と涎を滴らせながら戦闘員向けて駆け出した。
戦闘員はそれをナイフを構えて迎撃の用意をした。
戦闘員はそれをナイフを構えて迎撃の用意をした。
「―――!!」
山羊男が刃を勢いよく振う。風切音は速く、ビュウ、という音を戦闘員は聞いた。
「イーッ!!」
だが戦闘員は身軽に刃をかわし、その空いた胴目掛けてナイフを突き出す。
「―――!!」
それを山羊が足を振り上げることで防ぐ。
ナイフがわずかに足を掠るが、大したダメージは無い。
動きを止めた戦闘員向けて山羊は空振りした刃を翻した。
ナイフがわずかに足を掠るが、大したダメージは無い。
動きを止めた戦闘員向けて山羊は空振りした刃を翻した。
「イッ!!」
戦闘員もさすがに長く叫べず、すかさずバックステップで距離をとった。
だが、わずかに間に合わなかったのか、額のショッカーマークが横一文字に切られ、そこから僅かに血が流れた。
皮一枚といったところか。だが彼にとっては忠誠を誓うショッカーマークが切られた事は何にも勝る恥であり屈辱であった。
体制を整え此方の様子を伺う山羊男に怒りの視線を向ける。
だが、わずかに間に合わなかったのか、額のショッカーマークが横一文字に切られ、そこから僅かに血が流れた。
皮一枚といったところか。だが彼にとっては忠誠を誓うショッカーマークが切られた事は何にも勝る恥であり屈辱であった。
体制を整え此方の様子を伺う山羊男に怒りの視線を向ける。
大柄で腕の刃を勢いよく振う山羊。
小柄でスピーディな動きで翻弄する戦闘員。
小柄でスピーディな動きで翻弄する戦闘員。
双方ともその上の存在にとっては雑魚であり雑兵であるというのは間違いない。
ではなぜそんな存在がここまで戦う事ができるのか。
まず比較対象が規格外なだけであり、双方とも常人を越える存在であることは文句がない。
特定条件下では一般人にも敗れることもあるが。
そして双方とも互いの理由のため特別必死というのがある。
複数で攻めることが多い彼らにとって、1対1というのは是が非でも緊張せざるを得ない。
その緊張と本気。それが雑兵である彼らに力をもたらしていた。
ではなぜそんな存在がここまで戦う事ができるのか。
まず比較対象が規格外なだけであり、双方とも常人を越える存在であることは文句がない。
特定条件下では一般人にも敗れることもあるが。
そして双方とも互いの理由のため特別必死というのがある。
複数で攻めることが多い彼らにとって、1対1というのは是が非でも緊張せざるを得ない。
その緊張と本気。それが雑兵である彼らに力をもたらしていた。
まだ互いに傷は痛みわけ。しかも重度ではない。
まだ、いける。山羊も戦闘員もそう思った。
まだ、いける。山羊も戦闘員もそう思った。
そこに第3の登場人物が現れるまでは。
「光弾槍ーーーーー!」
何かが2人の間に着弾したと思った瞬間、視界を光が包んだ。
*****
「…………あれ?いつもより威力低くない?」
激しい音と共に、地面に穴をいくつも開けた張本人たる彼女は得物である槍を振ってそうぼやいた。
胸を布でつつんだ程度の露出の高い上半身。
全体的に軽装な印象の服に、金色の長髪。
その髪に刺さった幾つもの謎の筒。なんとも不思議な雰囲気の少女だった。
全体的に軽装な印象の服に、金色の長髪。
その髪に刺さった幾つもの謎の筒。なんとも不思議な雰囲気の少女だった。
彼女、イムはある世界で過ごす者だ。
まあ、その『過ごす』には色んな意味があるのだが。
いつのまにかある一族の因縁問題に関わっていたり、いつのまにか妖精と人間の対立戦争に関わっていたり、いつのまにか竜の復活につき合わされていたりetc
どこか行くたびに大なり小なりトラブルに出くわしてそれを解決する運命にある、そんな不思議な少女であった。
まあ、その『過ごす』には色んな意味があるのだが。
いつのまにかある一族の因縁問題に関わっていたり、いつのまにか妖精と人間の対立戦争に関わっていたり、いつのまにか竜の復活につき合わされていたりetc
どこか行くたびに大なり小なりトラブルに出くわしてそれを解決する運命にある、そんな不思議な少女であった。
で、そんな彼女がまたしても巻き込まれてしまったトラブル。今度は『ばとるろわいある』であった。
大抵当事者に頼まれたり強引に引きずりこまれることが多い彼女なだけに、今回は微妙に勝手が違った。
一応頼まれてはいる。ただしそれは一方的なものであり、いくら受動的な彼女もそれを『→はい』で選択するわけにはいかない。
彼女はこれでも世界の存亡を担うこともあったりするのだ。流石にそれくらいの良心はある。
大抵当事者に頼まれたり強引に引きずりこまれることが多い彼女なだけに、今回は微妙に勝手が違った。
一応頼まれてはいる。ただしそれは一方的なものであり、いくら受動的な彼女もそれを『→はい』で選択するわけにはいかない。
彼女はこれでも世界の存亡を担うこともあったりするのだ。流石にそれくらいの良心はある。
ひとまず人を捜してみようと思って歩いていた所――見つけたのは、モンスター2体であった。
なんかちょっと違うような気もしたが、1方は二本足で立つ山羊男。亜人種であるポロンの亜種、もしくは獣人だろう。
後1体はなんか大きいが、不定生物系のシャドウゼロだろう。黒い体だし。
後1体はなんか大きいが、不定生物系のシャドウゼロだろう。黒い体だし。
(まさかモンスターまで放たれてたなんてなー………ま、いいか。一先ず襲われたりする前にジェムとかお金とか集めとこう)
ジェムというのは彼女らにとっての経験値である。それを集めればレベルが上がる。
モンスターを倒せばそれらやお金、アイテムが手に入る。
モンスターを倒せばそれらやお金、アイテムが手に入る。
ちなみに彼女はモンスターに対しては問答無用である。だって基本襲ってくるんだもの。
そういうわけで――彼女が先制1番、デイパックにあった武器にあった技を使ったのは仕方ないといえる。
そういうわけで――彼女が先制1番、デイパックにあった武器にあった技を使ったのは仕方ないといえる。
彼女のはなった光弾槍は、空中に飛び上がり槍からエネルギー弾を3発前方に放つ小範囲攻撃技だ。
今回の相手は2体。複数を相手するには結構いい技なわけだ。
今回の相手は2体。複数を相手するには結構いい技なわけだ。
そんなわけだったのだが――爆発が晴れた後には、ジェムもお金も転がってはいなかった。
ましてや敵の姿も。
ましてや敵の姿も。
「もしかして、逃げた? うーん。でも逃げるモンスターなんて珍しいなー。ていうか初めてだ、うん」
至って暢気に彼女は当たりを見回す。
人影も気配もない。山羊頭もシャドウゼロも見当たらない。
人影も気配もない。山羊頭もシャドウゼロも見当たらない。
「ま、いーか。とりあえず今ので誰か来るかもしれないし……話ができたらその人と話をしてみよ。
そうすれば、私が何をしたらいいのかわかるかもしれないし」
そうすれば、私が何をしたらいいのかわかるかもしれないし」
彼女の脳裏に、ツンケンした珠蘇や剣士の青年、ドラグーンの男が浮かんだ。
自分を色々巻き込んできた連中である。果たして彼女が次に遭遇するのは彼らのような存在か。
それともただの災厄か。
自分を色々巻き込んできた連中である。果たして彼女が次に遭遇するのは彼らのような存在か。
それともただの災厄か。
それでも彼女は呑気に微妙に緊張感が無かった。
彼女には義務も使命も宿命もない。
『どんなこともでき』『どんなことにも関われる』そんな存在なのだから。
彼女には義務も使命も宿命もない。
『どんなこともでき』『どんなことにも関われる』そんな存在なのだから。
【一日目・日中/A-5 森】
【イム(主人公女)@聖剣伝説LOM】
【状態】健康
【装備】グラコスの槍@DQ
【道具】支給品一式、不明支給品0~2
【思考】
基本:殺し合いはしたくない。でも具体的にどうしよう
1:誰かと接触する。襲ってきたら迎撃。どう見てもモンスターは見的必殺
【イム(主人公女)@聖剣伝説LOM】
【状態】健康
【装備】グラコスの槍@DQ
【道具】支給品一式、不明支給品0~2
【思考】
基本:殺し合いはしたくない。でも具体的にどうしよう
1:誰かと接触する。襲ってきたら迎撃。どう見てもモンスターは見的必殺
*****
2人の影はまったく別方向に駆ける。
1人は東へ。1人は南へ。
2人とも突然の襲撃を回避できたのはわざわざ少女が上げた技名のお陰であった。
言語なんて理解していないものが多いモンスターならまだしも、言語理解が及ぶ彼らにとってはそれは予告に他ならない。
威力と範囲が狭まっていたこともあり、彼らは何とかその場から離脱できた。
言語なんて理解していないものが多いモンスターならまだしも、言語理解が及ぶ彼らにとってはそれは予告に他ならない。
威力と範囲が狭まっていたこともあり、彼らは何とかその場から離脱できた。
互いに互いを追うつもりは無かった。今はただあの襲撃者から逃げるのみ。
あんな広範囲攻撃から観て、相手の実力は自分よりも上だと双方判断した。
あんな広範囲攻撃から観て、相手の実力は自分よりも上だと双方判断した。
よって直ちに離脱の道を選ぶ。
戦闘員は走る。
ショッカーへと帰るため。その為には武器が欲しい。
爆撃のような攻撃をできるものを倒せる、もっと強力な武器が。
それを求めて彼は走る。
ショッカーへと帰るため。その為には武器が欲しい。
爆撃のような攻撃をできるものを倒せる、もっと強力な武器が。
それを求めて彼は走る。
全てはショッカーの為に。
【一日目・日中/A-4 森】
【ショッカー戦闘員@仮面ライダー】
【状態】健康 額にかすり傷
【装備】ミスリルナイフ@FINAL FANTASY、ショッカー戦闘員スーツ@仮面ライダー
【道具】支給品一式、不明支給品0~2(強力なものは無い?)
【思考】
基本:イーッ!(ショッカーへ帰還する)
1:イーッ!(参加者を殺す)
2:イーッ!(武器を探す)
【ショッカー戦闘員@仮面ライダー】
【状態】健康 額にかすり傷
【装備】ミスリルナイフ@FINAL FANTASY、ショッカー戦闘員スーツ@仮面ライダー
【道具】支給品一式、不明支給品0~2(強力なものは無い?)
【思考】
基本:イーッ!(ショッカーへ帰還する)
1:イーッ!(参加者を殺す)
2:イーッ!(武器を探す)
山羊も走る。
魔女の下へ帰る為。その為には準備が必要だ。
自分にはデフォルトの武器がある。デイパックを紛失しても十分戦える。しかし、刃を出している間疲労感を感じた。
あまり多用はできないだろう。ならばまだ確認していない荷物の点検が必要だ。
まずは休める場所を探したい。
彼は帰らねばならない。帰りたいのだ。
魔女の下へ帰る為。その為には準備が必要だ。
自分にはデフォルトの武器がある。デイパックを紛失しても十分戦える。しかし、刃を出している間疲労感を感じた。
あまり多用はできないだろう。ならばまだ確認していない荷物の点検が必要だ。
まずは休める場所を探したい。
彼は帰らねばならない。帰りたいのだ。
なぜなら
彼は今回の仕事を終えたら故郷の妹や兄のところに帰って幼馴染と結婚するはずなのだから――
【一日目・日中/B-5 森】
【山羊さん@うみねこのなく頃に】
【状態】健康、足にかすり傷
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品1~3
【思考】
基本:魔女の下へ帰還する。あと俺、その後の仕事を終えたら故郷に帰って結婚(ry
1:参加者を皆殺しにする。
2:休憩し、荷物を点検する。
※腕から魔力の刃を発生することができます。
【山羊さん@うみねこのなく頃に】
【状態】健康、足にかすり傷
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品1~3
【思考】
基本:魔女の下へ帰還する。あと俺、その後の仕事を終えたら故郷に帰って結婚(ry
1:参加者を皆殺しにする。
2:休憩し、荷物を点検する。
※腕から魔力の刃を発生することができます。
彼がピンポーンという音を聞いたかどうかは定かではない。
【残り人数31人+α】
005:とある天使の隠れ歌 | 投下順 | 007:希望、見えた先に。 |
005:とある天使の隠れ歌 | 時系列順 | 007:希望、見えた先に。 |
初登場! | イム | 046:My Love's Sold |
初登場! | ショッカー戦闘員 | 032:赤の怪物、黒の超人 |
初登場! | 山羊さん | 044:Tarot No.XX |