XAGNO(カイアギノ)-ザ・エクソダス・オブ・ヤデト- > ヤデト文明関係設定資料

ここではXAGNO(カイアギノ)-ザ・エクソダス・オブ・ヤデト-に関する設定の内「ヤデト文明関係」に限って解説する。
某グループが発表している資料等との矛盾点が存在するがこれは「某グループが発表している資料はその某グループ側に都合のいい資料であるため」ということを頭においてもらいたい。

ヤデト文明
所謂「プロ●カ●チャー」的存在。現在進行形で地球侵略中のGNOと呼ばれる存在によって滅ぼされたという
時空転移技術などを保有していることから技術力などは高いようであるのだが、ストロンティアのような開拓惑星の存在からある程度の人口増加への対応策がとられていたと考えられる。
そのGNO共からは「当時の生活圏は腐敗しきっていた」などといわれていたようだが、腐敗の度合いは「腐敗しきっていた」とGNO側の資料にそう記載されているだけで実際のところどこまで腐敗していたのか、テロリストらの活動はあったのか、軍がクーデターを画策していたのかは不明である。
もっともGNOの祖先とやっちまった挙句スラムの浮浪者にまでやらせてGNOを生ませ、「自分達だけの楽園を作ることを通してストロンティアをヤデトの支配から解放する」という約束を交わした「科学者志望の思想的テロリストのヤデト人大学生」の思想を受け継いだGNOが作った資料なため、GNO側が正義と取れる情報に差し替えられていると思われる。
その後その「ヤデト人大学生」らをマスメディア等を利用し社会的抹殺を図るも、その後の調査で彼らがGNOを用いて何かしろ国家転覆を図ることが判明し、重い腰を上げてGNOの鎮圧に取り掛かるも失敗したために政府は「このまま奴等と戦っても恐らく我々に勝ち目はないだろう」とかなりネガティブな理由でGNO移民受け入れを進めてしまった。
しかしマスメディア等でGNOに強いネガティブイメージを植えつけすぎたために、この移民受け入れの理由に社会は反発を起こし、特に移住GNOが就労するであろう業務を行う会社やそこに勤務する労働者達はこぞって市場から武器を購入し作業ポッドや作業艇、輸送船を武装化し、軍から「払い下げ」という形で兵器を提供されるなどして戦力を整え、さらに憲兵団や軍による対GNO戦訓練の講習を受けて練度を蓄えた武装集団となってGNOを武力で排除しようとし、憲兵団や軍もそれに同調するなどし、その後政権交代が行われるも、幕僚はほとんどが文民とはいえ軍の息かけ等が行われ、GNO殲滅の為の戦争を行うのを躊躇しないレベルの反GNO政権となった。
そして彼ら主導で「全球大惨事」と呼ばれる戦争は開戦する。
しかしGNOとの戦争の果てにヤデト正規軍は大敗、さらにGNOと結託した「裏切り者」らによるヤデト文明構成惑星国家蹂躙等により文明は事実上崩壊した。

しかし、文明の崩壊時に、ヤデト文明が存在する恒星圏からの脱出に成功した船団の存在は某GNO勢力の資料には記載されていない。
そう、その脱出船団に乗り込み、脱出に成功した者達こそ本グループメンバーの面々らであるのだ。
時空転移によってたどり着いた新天地である地球圏は彼らの新たな安住の地となり、そこでかけがえのない新たな友と出会うことになる。
しかし、その新たな安住の地も彼らの、そしてかけがえのない新たな友にとっても敵の魔の手が迫っていた

惑星ヤデト
ヤデト文明の中心地であり、首都星とも言える存在。
ヤデト文明の中心地ということもあってか、一番栄えていたようであり、さまざまな機関や組織の本部もこの惑星に置かれていた。
人口および天体サイズは不明。ヤデト文明崩壊後はどうなったかは知らないがストロンティアのようにGNOの楽園として再開拓されていると考えられる。

惑星ストロンティア
ヤデト文明が存在した恒星系の惑星で、ヤデト文明を構成する惑星のひとつ。
生物の生存に適した大気と気候が存在しており、移住対象としての開拓が進められており、コロニーとしていくつかの都市が存在していた。
しかし、単に移住すれば容易に達成可能であったであろう「植民惑星の文明化」のために後にGNOを生み出すことになる有機的機械生命体の投入が行われたことがヤデト文明の崩壊、そして今日における地球上でのGNOとの戦争の原因となった。
現在ではGNOの楽園として再開拓されており、嘗てのヤデト文明が作り上げたコロニー都市は戦闘の余波で廃墟化したがGNOに抵抗するレジスタンスが密かに管理・維持しているようである。


ヤデト中央技術研究所
ヤデト文明の研究機関の一つであり、ヤデト文明圏首星である惑星ヤデトに存在した研究機関
「中央」と付くだけあり、ヤデト文明に存在した研究機関の中核をなしていたと考えれる。
GNOが移民としてヤデト文明構成惑星国家へ浸透して以降、それに反発する勢力、特にヤデト正規軍のタカ派や本グループメンバーの面々のような派閥と協力し対GNO戦を想定した兵器の開発に着手。
また「全球大惨事」勃発後はGNOの戦闘能力が想定の範囲外だったため、GNOを改造した生物兵器の製造に着手。そしてそれを隠れ蓑にGNOの戦闘能力に対抗可能な機動兵器の開発を行っている。

しかし、「全球大惨事」末期にGNOと結託した「裏切り者」らによるヤデト文明構成惑星国家蹂躙の被害を受け壊滅し、GNOの戦闘能力に対抗可能な機動兵器もまた開発計画ごと闇に葬られた…と彼らは思い込んでいる。
なぜならば、その機動兵器の開発データ、機材、技術者は脱出船団とともにヤデト文明が存在する恒星圏から脱出、施設にはわざと残されたコピー済みの低機密の資料しかないことは彼らの知るところではない。

ヤデト正規軍特別憲兵団
ヤデト正規軍内部に存在する治安維持部隊。警察との共同任務などに就き、主に警察や警察系特殊部隊では対処できない事態に対応する。
GNO鎮圧に投入されたのもそのため。GNO鎮圧作戦に失敗して以降は今までの治安維持任務とは別に、「自警組織への講習会」という名目でGNOへの武力的排除を行うグループの支援なども行っている。
また、そうしたグループの対GNO戦闘行動を「自警行為」として黙認し、時に治安維持支援として援護する部隊が出るなど、事実上対GNOへの敵意は強かった。
「全球大惨事」においては憲兵隊らしく、治安維持任務を主軸に、民間人の避難所の防衛や支援物資輸送護衛などを行っており、脱出船団への避難民誘導とGNO紛れ込み阻止などを行った。

ヤデト正規軍
ヤデト文明に置ける正規軍。各惑星や資源衛星などで活動する陸軍や海軍と航空宇宙軍、治安維持専門部隊として特別憲兵団で構成されている。
本来は外敵との戦闘などに備えた軍隊であったが、ヤデト文明内部にて発生したGNOという「敵」と交戦することになる。
ネガティブな理由でGNOの移民受け入れを政府が表明すると軍はタカ派、ハト派ともに反発し、軍の主導権はタカ派にきわめて平和的に譲る形でハト派は民兵支援などに回っていくことになる。
タカ派も「タガ」が外れたかのように暴走気味に軍拡を初め、対GNO兵器の開発を主導、来るべきGNOとの生存権戦争…後にGNO側資料に「全球大惨事」と明記された戦争に備えることになる。
「全球大惨事」末期にGNOと結託した「裏切り者」らによるヤデト文明構成惑星国家蹂躙の際には脱出船団とその護衛に回った艦隊や部隊が「裏切り者」に狙われるのを阻止すべく残った部隊が存在している。

民兵宇宙軍
ヤデト正規軍からそう呼ばれる、武装宇宙船や武装作業艇、さらには戦闘用艦艇等で武装した民兵集団。憲兵団や警察からは「武装自警団」扱いとしてお目こぼしされているが、GNOからは宇宙海賊やテロリスト、ゲリラと見られている。
元々はGNOの移民および労働者受け入れに反発した宇宙鉱山などの資源採掘業や造船ドック、工廠プラントといった工業系施設の運営企業とその労働組合や宇宙港関係の労働組合、そしてそれらで働く労働者が企業や組合単位で結成した武装集団である。
結成当時、ストロンティアから移民としてGNOを受け入れる決定を行ったヤデトの各国政府の公認というお題目の下鎮圧から逃れられたGNO関係者の手で移民船の運行やGNO居住区の建設が相次いでいた。
憲兵団も鎮圧失敗による発言力低下で動くことも出来ず、かといって武装した企業や労働組合の取り締まりをすれば政府寄りと言われてしまうため、取り締まらず、しかも「武装自警団」ということにして対GNO戦を想定した訓練を施すなどの超法規的行為を行い、さらに正規軍も払い下げという名目でそういった企業や労働組合に兵器を流している。
また誕生経緯から非武装の宇宙船や作業艇の武装化や払い下げられた兵器の改造だけでなく、独自に兵器を開発し、それで武装している。
こうした「自称武装自警団」はGNOを運ぶ移民船という名の「害獣輸送船」や居住区という名の「害獣繁殖場」への武力攻撃を行い、さらにそれを取り締まるべき組織が取り締まらずに支援しているという有様であった。
しかし、それを支持する動きは多く、そうした動きが「全球大惨事」勃発の一因とされ、「全球大惨事」においてはフットワークの軽さを生かしGNOに対し局地的な大打撃を与え続けた。
「全球大惨事」の末期においては脱出船団と合流したグループが多かったが正規軍と同調しGNOに抵抗するレジスタンスとして活動するグループもいたという。
ちなみに民兵宇宙軍が運用している兵器の一部はヤデト正規軍にも配備されている。

「全球大惨事」
ヤデト文明崩壊のきっかけとされる大規模戦争。
GNOとヤデト正規軍および民兵宇宙軍との戦争であり、当初はGNOの殲滅という形で早期終結すると思われたが当初の予測に反しGNOとの戦争は泥沼化していった。
個々の戦力の高さで勝るGNOに対し正規軍および民兵宇宙軍はGNO側の移動ルートの封鎖や対GNO兵器の投入、ゲリラ戦術などで対抗。
しかし、GNOに対し次第に正規軍と民兵宇宙軍は次第に劣勢に追い込まれていった。さらにそこに対GNOに改良された「BGNO」の制御コードがGNO側に奪われ、BGNOがGNO側に寝返るという非常事態に陥る。
それでもなお抵抗を続けたヤデト正規軍および民兵宇宙軍であるが、ついには正規軍は敗北、さらに挙句の果てにGNOと結託した「裏切り者」らによるヤデト文明構成惑星国家蹂躙が発生するという形で終戦。

正規軍、民兵宇宙軍の大半は脱出船団とともにヤデト文明が存在した恒星圏から脱出、残った正規軍と民兵宇宙軍は独自に廃墟化都市や宇宙鉱山等に潜伏しているようである。

ヤデト人
ヤデト文明、そしてその発祥である惑星ヤデトで誕生した人類。
地球人類と大差ない見た目の人類種である。

ゲルノーヴェン
ヤデト中央技術研究所が開発した生物兵器。同研究所が製造した生物兵器ではあるがとある巨大幽霊船から得られたデータから作り出された有機生命体である。
ヤデト文明最初で最後の「人為的に作り出された戦闘用有機生命体」であり、GNO側からは「非GNO種」と認識される。
巨大幽霊船から得られたデータを基に製造されたため、宇宙の真空中でも生身で短時間活動な個体が出るほどの強靭な肉体を持つ他10m級の巨人サイズで、特殊機材を用いれば地球人サイズに縮小可能である。
また基本的にはクローニングによる「製造」がメインだが、戦後の復興やその後の定住を見越して生殖能力の付与が行われている他、ベースとなったデータ、ひいてはその大元となった「異星人」が文化的なことへの免疫的耐性が無いことから
ある程度の「文化的行為に対する免疫力」が付与されている。
それだけでなくやはり、その「異星人」同様いくつかのタイプに分けられている他、専用の兵器が用意されている。
「全球大惨事」勃発以前より対GNO戦を想定した兵器であり、「全球大惨事」においてはヤデト正規軍の戦力としてGNOと交戦、そして多数のそれが戦場で命を散らしたとされる。

なお、脱出船団にも護衛などでそこそこの戦力が残されている。


脱出船団
「全球大惨事」末期におけるヤデト文明崩壊時、ヤデト中央政府ら一部の人々はヤデト文明の維持と生存のためにヤデト文明が存在した恒星圏から外宇宙、そして他の星へと脱出する計画を立て、それを実行した。
脱出する人々とそれを支える物資、自分達のルーツである文化財…さまざまな荷物を船団の中核となる巨大な都市船に積み込んでいく。
さらに外敵…例えば敵対的な異星生物や宇宙海賊、果てには可能性は低いとはいえ、自分達を追撃し、殲滅しに来るであろうGNO等の敵に対抗するための戦力としての護衛戦力…残存する正規軍や民兵宇宙軍らも必要である。
幸いにも正規軍や民兵宇宙軍は二つ返事で了承、護衛戦力も整い、名実ともに「船団」として、未知なる宇宙への脱出を行うことにした。
通常航行での脱出ではGNOや「裏切り者」に察知され、追撃される恐れがあるためにGNOの手に渡らなかったシンボル「銀の鍵」とその複製による時空転移航法での脱出を行ったのである。
巨大な都市船とそれの護衛戦力で構成されたこの脱出船団は滅び行くヤデト文明の維持こそするが再興などは目的ではない。
もし脱出先に文明圏があるなら?郷に入っては郷に従うが道理だし、脱出先の文明・文化をないがしろにしてはいけない。
ただ彼らはGNO無き世界で慎ましく生きること、自らの種を細々と継いで行くこと、それだけを考えていたのだ。

時空転移航行の末、到達した青い星「地球」。そこにはさまざまな文化文明が存在し、その周囲にはスペースコロニーや宇宙基地、自分達と同様に外宇宙から来訪した大型都市船などが浮かぶ
ある種の宇宙の特異点。
しかし、ヤデト文明が産み落としてしまった悪しき種がこの星を狙っていたとは、到達したときの彼らにも、そして彼らとであった「友」も知らなかった。
なお、時空転移で脱出しているため、脱出船団メンバーの年齢は、ヤデト文明崩壊時から時間が経っていないようである。

BGNO(バグノ)
ヤデト中央技術研究所がヤデト正規軍タカ派に依頼されて開発したGNOを改造した生物兵器の総称。
基本的には制御コードによって稼動するまさしく「有機的機械生命体」らしい存在で、基本的には大型の個体が多く、それらの外見は怪物じみたものでまさに兵器といえる。
しかしながら戦局が進むにつれ制御コードを柑橘軍構成GNO祖先種に書き換えられたり、制御コードを消去され自意識の発現の際の刷り込みで柑橘軍構成GNO祖先種側に付いた個体も多く、それらは後に柑橘軍構成GNO、特にニュールーマニア帝国構成員の血統として受け継がれており
ニュールーマニア帝国のGNOが機動兵器サイズの怪物への変身能力の獲得は祖先であるBGNOの存在があってこそである。


最終更新:2020年05月23日 03:19