魔教室フレイムクラス
- 【炎の射撃練習】BOSS:フレイムバレット/アカリウムx2/ミドリウム/ピカリウム
- 銃に込めるのはそれぞれの想い。打ち抜くのもそれぞれの想い。たった一発、されど一発、その一発に込めた想いがもう一つの想いを打ち抜いた時、残された想いはそのままの想いでいられるのだろうか。それこそが銃へとかけた想いの重さなのである。
- 【炎の射撃演習】BOSS:フレイミングブル/フレイムタン/ウィンドピア
- ごめんね。さよなら。ありがとう。さよなら。いつか会う日まで。さよなら。別れの度に強くなる想い。人差し指が引き金を引く度に、後戻り出来なくなる想い。かけるのは自己正当という暗示。振り向いてしまった時、その全ては崩れ去ってしまう。
- 【炎の執行練習】BOSS:炎刑者フレイムタン
- 仕事だから。決まりだから。そうやって自分を言い聞かせる。じゃあ、何の為に。悪が存在するのは、正義が存在するから。では、正義が存在しなければ、悪は存在しないのか。だとしたら、正義という存在こそが、悪を生み出すのではないだろうか。
- 【炎の執行演習】BOSS:ヒメヅル
- 誰にでも愛する人がいる。家族、恋人、友達、それは全ての命に与えられた存在。残された人の気持ちはどうなる。そんなの関係ない。残された人は泣いている。そんなの関係ない。ただ、そう言い聞かせるしかなかった。そう、歩みを止めない為にも。
- 【炎魔将の教え】BOSS:炎魔将ヒメヅル
- 友達と命を奪い合うことになったら、友達を友達と呼べるのだろうか。炎魔将の教えはこうだった。それは決して友達と呼べない。でも、友達だった過去を消すことは出来ない。君達が消したいのは、友達だった人かな、それとも、友達だった過去かな。
魔教室アクアクラス
- 【水の射撃練習】BOSS:アクアバレット/アカリウムx3/ヤミリウム
- 思春期の少年達には夢があった。その夢は人を不幸にする夢だった。だけど、それでも少年達の夢には違いなかった。果たしてそれを夢と呼べるのだろうか。引き金は世界を壊す。壊し続ける。それでも少年達は必死だった。世界の欠片は涙に変わる。
- 【水の射撃演習】BOSS:アクアプス/アイスブランド/フレイムタン
- 壊れた世界の欠片は涙に変わり、壊した少年達は涙を流すことはなかった。僕達は何も間違っていない。それは片一方の世界の見解。もう一方の世界の見解はどうだろうか。決して少年達を許してはいけない。正しい世界の角度など、存在しないのだ。
- 【水の執行練習】BOSS:氷刑者アイスブランド
- 罪を負った者は、それを罪だと認識するのに時間が必要だった。なぜなら罪というのは裁く存在がいて初めて成立するものだから。では、裁く存在は完璧なのだろうか。答えは違う。だから、僕達が存在しているんだよ。それが少年達の下す判決だった。
- 【水の執行演習】BOSS:ムラサメ
- 罪人は、何をもって罪を償ったと言えるのか。一度でも罪を犯した者は必ずもう一度罪を犯す。それはこの長い歴史が物語っていた。何人が一度も罪を背負わずにいられるのか。罪とは実に曖昧な存在であり、だからこそ処刑する必要があったのだ。
- 【水魔将の教え】BOSS:水魔将ムラサメ
- 罪人が許しを乞う時、それは許すべき時なのだろうか。水魔将の教えはこうだった。罪を許すというのは、その罪を受け入れ、代わりに背負うということ。あなた達に、その罪を一生背負う覚悟があるのなら、許しなさい。そうでなければ、殺しなさい。
魔教室ウィンドクラス
- 【風の射撃練習】BOSS:ウィンドバレット/ミドリウムx2/アオリウム/ムリウム
- 戦場では風の流れを読んだ者こそが勝者となる。そんな言葉が残されていた。一人の英雄は言った。それは弾道だと。一人の悪雄は言った。それは戦況だと。戦場に吹き荒れる数多の風、それは兵の心を揺さぶるのに十分な存在でもあったのだった。
- 【風の射撃演習】BOSS:ウィンドベクター/ウィンドピア/アイスブランド
- 狙うのは頭。それは個の話でもあり、輪の話でもあった。戦場では誰もが兵士という単位でしかなく、命の器でしかない。僅かな銃弾で続く痛みを最小限に抑え、そして犠牲を少なくする為に頭を狙う。それは実に効率的であり、人道的なのであった。
- 【風の執行練習】BOSS:風刑者ウィンドピア
- 流れる血と汗と涙。彼は必死に戦ったんだよ。そんな慰めの言葉。命をかけ、そして戦場に赴くからには、そこに美学などは存在しない。生きるか、死ぬか、その二択なのだ。何故、敗者を美化する。それは、戦場で散った兵への侮辱にも似ていた。
- 【風の執行演習】BOSS:ヤスツナ
- 風は教えてくれる。戦況の全てを教えてくれる。風は知っている。戦況の流れを知っている。だから皆、耳を澄ます。小さな風でも、それはやがて大きな風になる。だから、どんな時でも耳を澄ます。自分が風に消えてしまう、その時まで、ずっと。
- 【風魔将の教え】BOSS:風魔将ヤスツナ
- 戦場で追い風が吹いた時、それは、攻め時なのだろうか。そんなに風は都合よく吹くのだろうか。また、向かい風が吹いた時、それは逃げるべきなのだろうか。逃げる事は、罪ではないのだろうか。風魔将の教えはこうだった。あぁ、風に聞いてくれ。
魔教室ライトクラス
- 【光の射撃練習】BOSS:ライトバレット/ピカリウムx2/ヤミリウム/アカリウム
- 誰が一番背が高いか、誰が一番勉強出来るか、誰が一番運動出来るか、そんなこと、彼らにとってはどうでもよかった。ただ、たった一人、三人の輪を乱す発言をした。俺が一番モテる。そんな帰れない日を懐かしんでいると、授業の終了の鐘が鳴った。
- 【光の射撃演習】BOSS:ライトイーグル/ライトブレード/フレイムタン
- 敗者が存在すれば、当然勝者が存在する。勝者が存在すれば、当然敗者も存在する。表裏一体の勝ちと負け。多くの勝ちが負けを生み、多くの負けが勝ちを生む。そしていつか気付く時が来るだろう。勝者は敗者のおかげで、勝者でいられることに。
- 【光の執行練習】BOSS:光刑者ライトブレード
- 今日は負けってことにしといてやるよ。敗者はそう言った。そうやって、今日も逃げるんですね。勝者はそう言った。もう、喧嘩しないの。傍観者はそう言った。これじゃあ、勝っても嬉しくないんです。そう、勝者はいつも勝たされていたのだった。
- 【光の執行演習】BOSS:ライキリ
- 何故そんな、勝ち負けにこだわる必要があるのでしょうか。それはいつも勝者だからこその言葉。いや、少しだけ違った。いつも勝たされていたからこその言葉。僕は、もしかしたら、負けたかったのかもしれません。そう、彼は負けを知りたかった。
- 【光魔将の教え】BOSS:光魔将ライキリ
- 勝負に負けそうでも、試合に勝てそうだとしたら、その時は迷わずに試合に勝ちに行くべきなのでしょうか。光魔将の教えはこうだった。それでも僕なら、試合に勝ちに行きます。勝負に勝つなど、ただの綺麗事です。美学が残すのは、思い出だけです。
魔教室ダーククラス
- 【闇の射撃練習】BOSS:ダークバレット/ヤミリウムx2/ピカリウム/アオリウム
- 命あるもの、いつか死を迎える。生の終着点が死であることに違いない。だったら、さっさとゴールさせてあげましょう。それが射撃練習で教えられたことだった。じゃあ何故、先生はゴールしないんですか。物事には、過程が大切なこともあるんです。
- 【闇の射撃演習】BOSS:ダークスパス/ダークサイズ/アイスブランド
- 終わりが始まりだとしたら、死は生なのだろうか。確かに始まりなのかもしれない。では、全員が始まりを求めるのか。それは決して違う。それならば、死とは誰もが望むことではない、という結論が導き出される。また一つ、矛盾は解消された。
- 【闇の執行練習】BOSS:闇刑者ダークサイズ
- ふと、暖かさを感じた。それは、幼い頃からずっと一緒にいた暖かさだった。あぁ、これでやっと終われるんだね。述べたのは感謝の言葉。ありがとう、本当にありがとう。そして男は世界を去った。執行完了。それは救いの行為でもあったのだった。
- 【闇の執行演習】BOSS:ムラマサ
- 一つの命は終わりを迎えた。だが、それはそうなることを望んでいた命だった。私達にとって、好都合ね。でも、一つだけ私からお願いがある。どうか、散った命を覚えていてあげて。その言葉の真意とは。そうすれば、もう一度殺すことが出来るのよ。
- 【闇魔将の教え】BOSS:闇魔将ムラマサ
- 死にたがっている罪人がいたとしたら、それは殺してあげるべきなのでしょうか。闇魔将の教えはこうだった。そうするのが私達の仕事よ。でも、それだと罪から逃げることになるのよ。だからね、生きてもらいましょう。代わりに、社会から殺すのよ。
魔教室ノーンクラス
- 【無の射撃練習】BOSS:ノーンバレット/ムリウム/ピカリウム/ヤミリウム/ミドリウム
- 長い戦いの中、勝負は時に一瞬で決まる。いや、そうではない。勝負が決まる時はいつも一瞬なのだ。勝者の証も、敗者の烙印も、その二択を決するのはいつも一瞬なのだ。その過程に、優勢劣勢があったとしても、最後の結果こそが全てなのだった。
- 【無の射撃演習】BOSS:ノーンマラティオ/ムミョウガタナ/ウィンドピア
- 時間は残酷である。かけた時間が長ければ長いほど、その時間を失った時の敗北感は強くなる。だが、時間は平等ではない。だから、可能な限り、一撃で仕留める。少ない時間、少ない弾数で終わらせるのは、相手の為であり、自分の為でもあった。
- 【無の執行練習】BOSS:無刑者ムミョウガタナ
- 執行を完了すると、対象は無に帰すことになる。それは一つの命の完全な終わりを意味している。だが、その命には、繋がりが存在している。その繋がりを絶った時に初めて、執行が完了と言えるだろう。姿形を無くした者へも、執行は続くのであった。
- 【無の執行演習】BOSS:ナキリ
- 最後の仕上げは、時間が代わりにしてくれる。それは風化という、長い歴史の中で避けることの出来ない現象だった。いつか人は忘れられる。その時に、もう一度死ぬという。だが、ふとした時に思い出した時、それは生き返ったことになるのだろうか。
- 【無魔将の教え】BOSS:無魔将ナキリ
- 時間が解決してしまったら、それは罪を償ったとは言えないのではないでしょうか。無魔将の教えはこうだった。誰かに忘れられる、誰の心にも残らない、それは存在の否定だ。この世界で誰の心にも留めてもらえない、それ以上の悲しみがあんのかよ。
魔教室ユナイトクラス
- 【復習:悪について】BOSS:炎魔将ヒメヅル
- 友達だった存在を消すのか、友達だった過去を消すのか、それは似ているようで、まったく異なる意味だった。先生、どういう意味でしょうか。当然の質問。その答えがわかった時、きっと君達は大切な何かを失う。それでもね、前へ進んで欲しいんだ。
- 【復習:罪について】BOSS:水魔将ムラサメ
- 何故、罪を許すことが、代わりに罪を背負うことになるのか。生徒の理解は追いついていなかった。何故、こんな簡単なことがわからない。じゃあ、その罪人を憎んでいた人はどうなる。誰を憎めばいい。憎まれる覚悟はあるのか。そう、罪は連鎖する。
- 【復習:負について】BOSS:光魔将ライキリ
- 試合に勝つことだけが、全てじゃないと思います。なんて言い出す生徒に先生は現実を突きつけた。いくら記憶に残ったとしても、それは記録には残らない。記憶に、思い出に縋るようじゃ、前に進めない。それは自分に言い聞かせている様でもあった。
- 【復習:死について】BOSS:闇魔将ムラマサ
- 先生、死とはいったい何なのでしょうか。死にはね、いくつかの種類があるのよ。命が尽きた時に、死は訪れる。だけど、生かされている者は、それは死んでいるも同然なのよ。だからね、生かしてあげれば良いのよ、そう、残酷に、美しく、その手で。
- 【復習:時について】BOSS:無魔将ナキリ
- 質問です。先生は、忘れたくても忘れられないことがあるんでしょうか。さぁ、どうだったかな。俺も歳のせいか、物覚えが悪くてな。でもよ、俺が人生の先輩として教えてやるよ。忘れたくないのに、忘れてしまうこと、そういう想いもあるんだよ。
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最終更新:2015年06月28日 20:49