邂逅 -拳条朱桃-


「私が正義だ!」

叫びながら研究室にやってきたのは、ジャスティスちゃんこと拳条朱桃ちゃん。

「ジャスティスちゃんって言うな! 私には拳条朱桃っていうお父さんが付けてくれた立派な名前が……」

コーヒーでいいかしら?

「……今日は紅茶がいい」

ふふふ。

「なにがおかしい!」

あなたは気づいていないようね。あなたが毎日そうやって研究室に来ちゃうのは……

「そ、その袋に入ってる怪しげな粉のせいだというのか!? ついに正体を現したな悪め! 奇常、早く来てくれ……!」

あはははは! そんなわけないでしょー。これは砂糖だよ。ちゃんと多めに入れておくから、美味しくて毎日来ちゃうでしょ?

「くっ、またそうやってからかって……! ごちそうさまでした!」

はいはい。また明日。

……気づいているのかしら?
あなたと私の、過ごした時間に。


最終更新:2018年08月14日 11:12