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CentOS備忘録
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divadiva
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ここはCentOSがらみの備忘録ページです。
DVDドライブが使用できないがCentOSをインストールしたい
古いマシン(DL380G3とか)に最新のCentOSをインストールしたいが、マシンにDVDドライブは付いていないし、USB接続のDVDドライブからブートも出来ない、とかいった場合、ネットワークインスールを試してみましょう。
インストール先マシンにCD-ROMドライブがあることと、インストールDVDの内容を公開提供する別マシンがあることが前提です。
私の場合、別マシンのハードディスク上にCentOS DVDの内容を展開し、それをNFS共有で公開し、インストール先マシンからアクセスしました。また下記はCentOS6.2の例です。
- まず最初にブート用CDを準備します
これは、CD-Rにネットワークインストール用のブートイメージを焼きつけて用意します。6.2の場合は、CentOS-6.2-i386-netinstall.isoです。
- インストールイメージを準備します
まず通常DVDに焼きこむISOイメージを取得します。6.2の場合はCentOS-6.2-i386-bin-DVD1.isoです。
次に、ISOイメージの内容をハードディスクに展開します。次のようなコマンドでOKです。
次に、ISOイメージの内容をハードディスクに展開します。次のようなコマンドでOKです。
mount -o loop CentOS-6.2-i386-bin-DVD1.iso <NFS-DIRECTORY>
こうすると、ISOイメージの内容が<NFS-DIRECTORY>以下に展開されます。以降、アンマウントするまで、<NFS-DIRECTORY>は通常のリポジトリの代わりに使用できます。
- インストールイメージをNFSで公開
ここは通常のNFSサーバの手順です。
/etc/exportsを編集して先程の<NFS-DIRECTORY>を公開し、NFSサーバをリスタートします。
/etc/exportsを編集して先程の<NFS-DIRECTORY>を公開し、NFSサーバをリスタートします。
service restart nfs
あるいは、exportsファイルを再読み込みさせます。
exportfs -r
公開設定ができたら、下記のコマンドでNFS共有されているか確認します。
exportfs -v
- インストール先マシンをブート
最初に作成したブート用CDを使ってインストーラを起動します。
途中で「Installation Method」を聞いてくるので、「NFS directory」を選択し、NFS共有しているサーバとディレクトリを指定します。問題が無ければinstall.imgがネットワーク越しに読み込まれ、通常のインストールプロセスが開始されます。
途中で「Installation Method」を聞いてくるので、「NFS directory」を選択し、NFS共有しているサーバとディレクトリを指定します。問題が無ければinstall.imgがネットワーク越しに読み込まれ、通常のインストールプロセスが開始されます。