フォーカルプレンシャッター
フィルム面(感光面・像面)の直近を覆う、幕状スライド式シャッター。カメラ本体内部に搭載するため
レンズシャッターより設計上の自由度は低下するが、2枚の幕状シャッターを微妙に異なったタイミングでスライドさせて、その時間差(※注)で実質的なシャッター速度を決定する性格ゆえ、レンズシャッターに比べて遥かに高速でシャッターを切れるメリットがある。又、フィルム面を直近で完全にカバー出来るためレンズ交換式カメラに適しており、今日では殆どの一眼レフ・レンズ交換式カメラが本方式を採用している。
幕の材質は布幕(ペンタックスSP、ヤシカFFT等)や金属幕(キャノンP等)、金属製鎧戸シャッター(一部コンタックス)、金属板を複数組合わせたもの(ヤシカTLエレクトロX等。今日の一般的形式)。
ヤシカ製品においては、一眼レフ以外では旧ニッカ製品の系統(Lマウント機)、コンタックスGシリーズで採用されている。
(採用されているカメラ)
殆どの一眼レフ、ライカ等
(※注)
2枚のシャッター幕を走らせる時間差により微妙な隙間が発生して感光する。この時間差を縮めると隙間は狭まり、結果として高速でシャッターを切ったのと同じ効果が得られる。ブラウン管TVに向かってフォーカルプレンシャッターを様々な速度で切ってみると、速度に応じて隙間が縮まる様を観察できるので、同TVはシャッター速度を知る簡易テスターとしても使える。
最終更新:2009年12月03日 10:48