まとめwiki ~ 「♀29匹のボックスに♂1匹を入れてみた」
00話 - プロローグ
最終更新:
f29m1
-
view
バトルタワー入り口前。そこでリアルorzを造って周りから注目を集めているトレーナーがいた。
40戦目で完膚なきまでに叩きのめされて、なかなか立ち上がれないでいる。
そのトレーナーボール内での会話。
40戦目で完膚なきまでに叩きのめされて、なかなか立ち上がれないでいる。
そのトレーナーボール内での会話。
ユキメノコ
「あーあ。まーた誰かさんのせいで50連勝すらできなかったわ」
チラチラと隣にいるガブリアスを見ながら憎たらしい口調で言う。
ガブリアス
「まてよ、俺のせいだって言うのか?」
ユキメノコ
「わかってるんじゃない。なら、ちゃんと働きなさいよ!」
ガブリアス
「なんだとてめえ、ちょっと調子乗りすぎじゃないか?」
どんどんと険悪な雰囲気になっていく二匹。
それを抑えようとバクフーンは二匹の間を割って入る。
それを抑えようとバクフーンは二匹の間を割って入る。
バクフーン
「ま、まあ二人とも、ここは落ち着いて……」
ユキメノコ
「部外者は引っ込んどいて!」
ガブリアス
「黙ってろ!」
バクフーン
「ひぎゃあ!!」
大きく振ったガブリアスの腕が顔に当たって勢いよく吹っ飛んだ。
遠くで壁が崩れたような音がしたが、そんなことは無視してにらみ合いを続ける二匹。
遠くで壁が崩れたような音がしたが、そんなことは無視してにらみ合いを続ける二匹。
ガブリアス
「じゃああれだ。次にこの手持ちから抜かれた方が悪いって事でどうだ?」
ユキメノコ
「あら、望むところよ」
暫く経つと、トレーナーはスッと立ちあがった。
フラフラとした足取りで歩きだす。そのままパソコンの前へ……。
フラフラとした足取りで歩きだす。そのままパソコンの前へ……。
ついに、メンバー替えの時がきた。
ピコピコとパソコンの起動音が鳴る。ボール内の空気は張り詰めた空気に変わり、全員の体が固まる。
次に手持ちから抜かれるのはどちらか……。
その時、アナウンスの声が鳴り響いた。
ピコピコとパソコンの起動音が鳴る。ボール内の空気は張り詰めた空気に変わり、全員の体が固まる。
次に手持ちから抜かれるのはどちらか……。
その時、アナウンスの声が鳴り響いた。
アナウンス
「バクフーン様。ボックスに御戻りください」
ユキメノコ
「やっぱりあんたが……、え?」
ガブリアス
「何……だと?」
バクフーン
「お、俺ぇ!?」
予想外の答えに気まずい空気が流れだす
バクフーンの視線は二匹の間を行ったり来たり。
バクフーンの視線は二匹の間を行ったり来たり。
バクフーン
「まあ、二人とも頑張ってくれよ」
ユキメノコ
「え、ええ。そうね。じゃあ、頑張りましょうか!」
ガブリアス
「そうだな。はっはっは!」
微妙な空気のまま、彼はボックスへと送られていった。
ボックスにはこう書かれていた。
【 ゆめのくに 】
ボックスにはこう書かれていた。
【 ゆめのくに 】